プロフィール

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

前ブログ: 『タカマサのきまぐれ時評
メール:sociologio2007@yahoo.co.jp

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統幕学校「歴史観」講義内容判明(朝日)

■先日の『朝日』の記事をとりあえず、記録しておく。


統幕学校「歴史観」講義内容判明
 講師に桜井よしこ氏ら

 

2008年11月20日1時16分
 日本の侵略を否定する論文を発表した田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長(60)が更迭された問題で、防衛省は19日、田母神氏が、自衛隊の高級幹部を育成する統合幕僚学校の学校長時代に新設した「歴史観・国家観」の講義に招いていた外部講師の名前や講義内容を明らかにした。

 ジャーナリストの桜井よしこ氏や作家の井沢元彦氏らが招かれていたほか、元海将補の坂川隆人氏や、「新しい歴史教科書をつくる会」の副会長を務める大正大学の福地惇教授らが講師を務めていた。

 講義内容は日本の歴史の特徴や節目の出来事、集団主義など日本人の価値観の特徴についてなど。「現在の日本の歴史認識は、日本人のための歴史観ではない」とする内容の講義もあった。

 防衛省は「様々に考えることに意味があり、異質なことを話したからすぐに問題だ、と言うわけではない」としつつも、来年からは「(人選や内容で)よりバランスを取っていく」としている。



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テーマ : これでいいのか日本 - ジャンル : 政治・経済

生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム42

■前便「生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム41」の続報。

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世界の環境ホットニュース[GEN] 700号 08年11月17日
        
          毒餃子事件報道を検証する【第39回】        

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 毒餃子事件報道を検証する   原田 和明

第39回 「移り香説」に対する疑問

 みかわ市民生協のホームページに日本生協連合会が分析したCOOPカップヌードルの分析値が掲載されています。苦情品ならびに同時購入品あわせて7件、14品を分析し、そのうち、以下の4品について濃度の特定まで行なっています。なお、分析したすべてのサンプルについて検出された物質はパラジクロロベンゼンのみで、濃度の単位はppmです。

 商品(賞味期限)   具   容器 ※防虫剤の混入量
 とんこつ味(080807)  58.4  1.74  4.38mg
 しょうゆ味(080928)  78.6  15.2  5.50mg 
 しょうゆ味(080928)  67.8  19.6  4.75mg
 とんこつ味(080929)  53.6  22.8  4.02mg
 (※濃度×内容量で試算。コープヌードルしょうゆ味は
  内容量70g、トンコツ味は同 75g)

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タグ : ナショナリズム 食品 安全 警察 真理省 1984年 毒餃子事件報道を検証する ハイパー独裁

生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム41

■「生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム40」ほかの続報。■シリーズで転載している「毒餃子事件報道を検証する」シリーズ(メールマガジン『世界の環境ホットニュース[GEN]』)の最新号がでてしまったので、その直前の号を一応あげないと。



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世界の環境ホットニュース[GEN] 699号 08年11月07日
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          毒餃子事件報道を検証する【第38回】        
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 毒餃子事件報道を検証する   原田 和明

第38回 カップラーメン「移り香」事件

 毒インゲン事件がどのように展開するか筋道が見えないまま、今度は防虫剤の成分が カップラーメンに混入していた ことが明らかになりました。神奈川県藤沢市で日清食品のカップヌードルからパラジクロロベンゼンが、同じ県内の横須賀市では生協が販売していたCO・OPカップラーメン(明星食品に製造委託)から、パラジクロロベンゼンとナフタレン(ともに防虫剤成分)が検出されたと発表されました。保健所は「意図的な混入の可能性」を指摘しましたが、神奈川県警は早々に、今回の防虫剤混入の原因は人為的なものではなく、流通段階か 自宅で保管の際に 防虫剤が近くにあって、揮発した防虫剤成分がカップラーメンに付着した「移り香」が原因だとの見解を表明しました。

 ところが、防虫剤が混入していたと発表された生協のカップめんは明星食品製ではなく、日清食品製であると 考えられる証拠が 見つかりました。防虫剤はほぼ同時期に日清食品製のカップめんに混入していたことになります。そして、その時期は 麻生太郎が首相に就任した頃と 重なります。早々に根拠の乏しい「移り香」原因説を警察が主張しなければならなくなった理由との因果関係は不明ですが、気になるところです。

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テーマ : これでいいのか日本 - ジャンル : 政治・経済

タグ : ナショナリズム 食品 安全 警察 真理省 1984年 毒餃子事件報道を検証する

タカ派史観と対米追従

■「侵略否定で空幕長更迭 集団的自衛権行使も要求(共同)」のつづき。
■kuronekoさんのところの『みんななかよく』の先日の記事から。

2008-11-01 10:12:36
アメリカのナショナル・ヒストリー
テーマ:ニュースとかの感想

 航空幕僚長が、先の戦争のことを「日本の侵略というのはぬれぎぬ」と発言したニュース。

 あっという間に更迭されました。

 NHKとテレビ朝日をみたけど、テレビのニュースでもやっていた。

 abi.abiさまのところ  にも魚拓があったよ。


 「報道ステーション」では、キャスターとコメンテーターが、中国と仲良くやっていかなければならないときに、何を考えているのでしょう、みたいなコメントをつけていた。

 ばっかじゃないの?

 なんで、中国がどうたらいう話に、まずなるの?

 こんなふうにマスメディアがトンチキだからネット右翼みたいのが増殖するんじゃないか。


 論文の内容はウヨさんみたいな議論だけど、これは中国や韓国、他のアジア諸国がが怒るという話じゃないよ。アメリカ合衆国の歴史観に真っ向からぶつかるんだよ。


 アメリカは中国や東南アジアに侵略した悪の枢軸国家を原爆を2個落っことして打ち負かし、専制的独裁国家を連合国として占領し、民主化した。これがアメリカの立場からの歴史
ですね。
 

 「日本はルーズベルトの仕掛けたわなにはまり真珠湾攻撃を決行した。」とか「大東亜戦争後、多くのアジア、アフリカ諸国が白人国家の支配から解放された。日露戦争、大東亜戦争を戦った日本の力によるものだ。 」とかいう歴史観が、アメリカの容認するところではないでしょ?

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テーマ : これでいいのか日本 - ジャンル : 政治・経済

タグ : 属国 同盟国 タカ派 野合 自民党

「外来語」問題を理解しない層の言語ナショナリズム

■ネット右翼は、中韓のアメリカでのロビイスト運動を有利にしているだの、「愛国者」らしい御仁(たぶん、中高年男性)の、中韓蔑視バリバリの差別的記述。■つまり、ネット右翼ぎらいなのは、無自覚な売国=反日的言動だからという観点からのみの、批判らしい。逆にいえば、愛国的な次元で機能的であれば、非倫理的もいいといいたげな論調だね(笑)。■いや、政府の外交部とかの、謀略論的発想からすれば、なんでもありなんだろうけど、それが「愛国的」ってのは、ちょっとちがう気がするんだが…。

日本文化の根底にある仏教・神道
……
 宗教という言葉も日本からそのままシナ朝鮮に取り入れられています。
「中華人民共和国一党独裁政権共産党幹部集団指導的政治経済体制」という言葉の中の中華だけは漢語であるが,ほかの言葉は全部,日本語であると、この間産経にもシナ人が書いていましたが、シナの現代用語の9割が日本語なのです。いち早く近代化した日本の用語、概念を片っ端から取り入れたわけです。しかし多くの彼らはそのことを知らないという産経記事でした。したがって、日本に来た中国人は町の表示などを見て何だ全部中国語じゃないかと思うのです。また、シナの言語は原始的で過去形も未来系もなく、てにをはが無いので、正確で複雑な事柄を現すのは無理です。したがって、魏書に水行十日、陸行三十日などと書いてあるが、船で行ってまた歩いたのか、水路と歩きの比較なのかどうでも解釈できるから、いまだに邪馬台国の位置について九州説と畿内説の対立があるのです。


■まず、基本的な誤解からいうと、(1) 「原始的で過去形も未来系もなく、てにをはが無い」といった、一般化がある。■ 「てにをはが無い」のは、膠着語以外は、全部そうだ。動詞変化もふくめて、副詞などで文脈が確定できれば、時制なんぞは不要なばあいもあるって、なんできづかないんだろう? ■ある言語が原始的だったら、なんで、核兵器やら最先端の科学技術やら、文学作品とかが生産されるんだろう?■「未来系」などと、変換ミスをしているが、このての御仁は、きっと わかものの漢字表記にもうるさいはずだが、ご自分を充分にモニターすることは、不要と確信しているようだ。
■これひとつとっても、この御仁の文化論というか、言語論のあやしさが露呈してしまって、もはや まともにとりあうに あたいしないこと、当然 政治論等も信用ならないことが、推測できるが、それはおこう。■ここでは、あくまで 言語ナショナリズムのデータとして、解析に徹することにする。

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生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム40

アホな軍官僚の暴言で、予想外の騒動になっているが、品性・知性にかける懸賞論文の制度とそれに応募する自衛官という構図は、国民の水準を端的に象徴しているといえそうだ。■それはともかく、「生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム39」の続報を、前回同様、「毒餃子事件報道を検証する」(原田和明)の転載から。


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世界の環境ホットニュース[GEN] 698号 08年10月26日

          毒餃子事件報道を検証する【第37回】        

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 毒餃子事件報道を検証する   原田 和明

第37回 毒インゲン事件

 福田退陣によって、毒餃子事件は収束するとの私の予想は外れました。10月14日、東京八王子で中国製の冷凍インゲンから高濃度のジクロルボスが検出されたためです。今回の事件は、これまでの毒餃子、毒飲料事件と関係があるのか現時点では不明ですが、一連の事件で、初めて冷凍餃子に毒物が仕込まれたのもちょうど一年前、新政権発足直後の10月でしたし、そのときの毒物もジクロルボスでした。そして、問題の商品の袋には、毒餃子事件と同じく「小さな孔」も見つかりました。8月末に「中国が工場従業員の犯行と認めた」との報道の後、汚染米や、メラミン牛乳など食の安全をめぐる大事件が頻発したため、毒餃子事件への関心が薄れ掛けていた中で、それをなぞる新たな事件の発生は、まるで、「毒餃子事件を忘れるな」とのメッセージのようでもあります。

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テーマ : これでいいのか日本 - ジャンル : 政治・経済

タグ : 毒餃子事件報道を検証する ナショナリズム 食品 安全 警察

「沖縄ノート」差し止め訴訟 「真実でないことが明白になったとまでいえず」(MSN産経)

■旧ブログ以来、何度かとりあげた「沖縄ノート」関連の裁判。「【沖縄集団自決訴訟・大江氏側会見詳報】1・2(産経)」の続報。


「沖縄ノート」差し止め訴訟
 「真実でないことが明白になったとまでいえず」

2008.10.31 17:02

 大戦末期に起きた沖縄の集団自決をめぐるノーベル賞作家、大江健三郎氏(73)の著書『沖縄ノート』などの出版差し止め訴訟で31日、旧日本軍の元戦隊長と遺族の請求を1審に続いて退けた大阪高裁(小田耕治裁判長)は、判決理由で、両元隊長が住民に直接自決命令を発したとする記述について「真実でないことが明白になったとまではいえず、(元隊長らが)重大な不利益を受け続けているとは認められない」と指摘。真実性が揺らいだ現在でも出版を継続することが不法行為にあたらないと結論づけた。原告側は上告する方針。
 小田裁判長は、『沖縄ノート』などに記載された両元隊長による自決命令について、今年3月の1審判決に続いて「証拠上断定できず、真実性の証明があるとはいえない」と認定した。しかし、当時の「軍官民共生共死の一体化」の方針の下で軍が深くかかわったことは否定できず、「総体として軍の強制や命令と評価する見解もあり得る」とした。1審判決と同じく、軍命令説がかつて通説だったことも踏まえて、大江氏らが出版時、軍命令説を真実と信じる相当の理由があったとする「真実相当性」を請求棄却の根拠とした。
 判決は、憲法に定められた「表現の自由」を踏まえ、現在のように『沖縄ノート』などの記述の真実性が揺らいだ場合であっても、公共の利害に関するもので公益性がある出版を継続することは違法でないと判示。その理由として「新たな資料の出現に著者が常に意を払って記述を再考し、名誉侵害を主張する者がその度に争いを蒸し返せることになる。結局、言論を萎縮(いしゅく)させることにつながる恐れがある」とした。

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■保守的な裁判所、保守媒体でも、このようにしるすしかない経緯について、原告たちは、なにをあらそってきたんだろうか?


●ウィキペディア「集団自決
●ウィキペディア「大江健三郎・岩波書店沖縄戦裁判
●MSN産経ニュース「沖縄集団自決」関連記事

タグ : 集団自決

生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム39

■「生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム38」の続報。■原田さんのレポートを2本まとめて転載。

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世界の環境ホットニュース[GEN] 696号 08年10月09日

          毒餃子事件報道を検証する【第35回】        

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 毒餃子事件報道を検証する   原田 和明

第35回 東アジア共同体構想(1)

 福田の辞任は政権投げ出しとの批判にさらされましたが、一連の毒餃子、毒飲料事件が福田内閣の外交姿勢に対する執拗な警告だったとすると、福田は政策変更よりも、辞任によって毒餃子事件を終わらせることを選択したとも考えられます。「外相時代、中国・韓国との関係を損ねた」とニューヨークタイムズ紙(9.25 社説)に論評されるような麻生太郎が 新首相に就任したことで、毒餃子事件は、福田内閣がテロとの戦いに敗北したという形で終わったと見られます。

 同紙は麻生新首相に対し、「日本の将来は最大の貿易相手国である中国、韓国、急速に発展する他の近隣国と政治・経済的関係の強化にかかっている」と協調姿勢をとるよう提案、麻生氏が現実主義的な政策を取れれば、首相として成功するだろう とエールを送った(9.26 産経新聞)とのことですが、それは福田前首相が実際にやろうとしていたことでした。その政策を阻止しようとの企てが毒餃子事件だったと考えられますが、さらに福田の足を引っ張ったのが日本の警察庁・マスコミの姿勢でした。この事件に関して警察庁・マスコミは、いたずらに事実関係を歪曲して中国悪者論を展開していたように見受けられます。今回はその背景について考察してみたいと思います。

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タグ : 毒ギョーザ 1984年 真理省 食品 安全 毒餃子事件報道を検証する

戦後教育の産物の一例

■右派ナショナリストのTシャツ業者らしい人物(おそらく男性)の文章【表記等にも みだれがあるが、ご愛嬌なので、そのまま転載】。

日本人が日本国を愛するのは当たり前である。自分が生まれ育った国をかけがえのないものと感じ、大切にしようと思うのは自然な感情である。教育基本法の改正論議においてもこの「愛国心」という言葉を盛り込むかどうかに焦点が当てられたが、反対をしていた人たちの意見はまったく意味がわからなかった。反対するということは住んでいるこの郷土、日本を愛さなくてもよいということか。ならばなにも地べたを憎んで生きていく必要はない。日本国籍など棄ててどこか他国にでも移住して帰化すればいい。母国、国家というように国は母であり家である。個人の自由などというものは我がままだとして叱られるのが倫理道徳として正しい。「愛国心」は、母に孝行する気持ち、家族を大切にする気持ちから来る。左翼の好む地球市民などという言葉は宇宙人と同じくらいに空虚で寒々しい。理屈で議論するものではない。また、他国を攻撃することでも民族優位という差別意識でもない。命より大事なものを知ること、愛する者を最後まで守り抜く覚悟である。皆もこのTシャツを着て日本人としての誇りを世界に示しそうではないか!


■自分のかたっている論理の射程が全然自覚できていないために、破綻が全然みえないまま、空疎な高揚感だけつたわってくる。■しかし、こういった暴論が、戦後民主主義とよばれる政治体制が維持した戦後教育の、まぎれもない産物なのである。
■この破綻した議論を、冷静に、具体的根拠をあげて論破できないような人物が、教壇にはほとんどたっていなかった。という、空疎な「思想信条の自由」の 無残な「鬼子」である。■さきほど 無残な暴論を連発して大臣を辞任した、東大でのエリート議員とやらも、戦後教育の「もうしご」のひとりだ(1943年うまれ)。

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タグ : 戦後教育 戦後民主主義 ナショナリズム

新刊『巨龍・中国がアメリカを喰らう』(早川書房)

■実におかしな現象に きづいてしまった。■以下は「hayakawa-online」という、早川書房のウェブ上のサイトにあった新刊『巨龍・中国がアメリカを喰らう』の広告記事。

巨龍・中国がアメリカを喰らう
欧米を欺く「日本式繁栄システム」の再来

In the Jaws of Dragon

エーモン・フィングルトン(著)
櫻井 祐子(訳)

ISBN:978-4-15-208961-8 刊行日:2008/09/25

〈ハヤカワ・ノンフィクション〉
結局中国は西側イデオロギーに感化されることなく易々と超大国の座に収まる。しかもその裏には米国を見捨てたい日本との親密な繋がりがあるのだ。在日政治経済学者が米国覇権時代の終焉を警告!


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■しかしである。すくなくとも きのうの『朝日』の「読書」欄の広告コピーはちがう。■最後の部分は、つぎのようになっているからだ。

結局中国は西側イデオロギーに感化されることなく易々と超大国の座に収まる。しかもその裏には米国を見捨てた日本との親密な繋がりがあるのだ。日中関係を知悉する著者が描く衝撃の新派遣地図!

中国が、アメリカを意のままに操っていた全貌、さらにそれを支える日本と中国の「見えざる協力態勢」を暴く衝撃の書!

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■後半のコピーが くいちがっているのは、媒体ゆえの くふうだろう。■しかし、「米国を見捨てたい日本」(=意思未来)と「米国を見捨てた日本」(=過去形ないし現在完了形)とは、全然ちがう。
■これは、意図してやっているのだろうか?


■いずれにせよ、注文した。よめるのは来週だが。■というか、秋山直紀『防衛疑獄』(講談社)も、入手したものの、とてもブログであつかえる状況にない(話題テンコもりゆえに、ウラとりが タイヘンすぎる(笑)。■この本も、それっぽい。

テーマ : 気になる本をチェック!! - ジャンル : 本・雑誌

生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム38

■前便の「生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム37」の続報。連射されるのかな?

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世界の環境ホットニュース[GEN] 695号 08年09月27日
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          毒餃子事件報道を検証する【第34回】        

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 毒餃子事件報道を検証する   原田 和明

第34回 メディアコントロール?

 中国政府が、7月末にわざわざ「オリンピック期間中は何もできない」と言ってきていたのだとしたら、8月末の中国公安部からの連絡は、朝日新聞が報じたような詳細なものではなく、「オリンピックが終了したので、ギョーザ事件の捜査を再開する」程度のものだったと考える方が妥当な感じがします。すると気になることがいくつも出てきます。

(1)日本政府は「知らなかった」ことを、なぜ「隠していた」という立場で 「口裏合わせ」をしたのか?
(2)中国国内での中毒事件の情報を読売新聞と朝日新聞はどうやって入手したのか?
(3)NHKニュース「中国、内部犯行説認める。」の情報源は何か?


 (1)については、積極的に「隠していたこと」を選択したわけではなく、読売に断定的に書かれた、中国も事実関係を認めた等で、早くも同日夕方には既に「今更、そんな情報は受け取っていない、知らなかったとは言えない雰囲気」になっていたのではないかと推測されます。福田首相が広島の平和祈念式典に出席する日にスクープが出たことで、官邸の対応の遅れは致命的だったことでしょう。

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タグ : 毒餃子事件報道を検証する ナショナリズム 食品 安全 警察

生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム37

■「生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム36」の続報。■なお、「08年09月15日」と銘うたれているが、26日の誤記である。


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世界の環境ホットニュース[GEN] 694号 08年09月15日
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          毒餃子事件報道を検証する【第33回】        
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 毒餃子事件報道を検証する   原田 和明

第33回 突出した朝日新聞のスクープ

 8月31日の全国紙の見出しを列挙します。

 読売新聞「ギョーザ事件、中国側が『国内混入の可能性』に言及」
 毎日新聞「中国が捜査方針転換、「国内混入」を追及」、
 朝日新聞「中国、工場内混入と判断。臨時工ら集中聴取」、

 中国での中毒事件を最初にスクープした読売新聞は、見出しに比べ、内容は今回かなり控えめです。(以下引用)


 中国製冷凍ギョーザによる中毒事件で、中国側が
 今月28日、日本の外務省に対し、中国国内で6月
 に中毒を引き起こしたギョーザが中国の一般市場で
 流通していなかったことを伝えてきた際、毒物が
 中国国内で混入した可能性が高いことを初めて正式
 に認めていたことがわかった。

 政府関係者が明らかにした。中国側はこれまで「中国
 で混入した可能性は極めて低い」と中国混入説を強く
 否定しており、自国内での混入に言及するのは初めて。

(引用終わり)

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タグ : 毒餃子事件報道を検証する ナショナリズム 食品 安全 警察

人身売買/臓器移植/売買春と対外イメージ

■『朝日』ほか、各紙があつかっている情報。


「闇の子供たち」タイで上映中止 人身売買の内容に反発

asahi.com(2008年9月21日0時49分)

 【バンコク=山本大輔】タイを舞台に、子どもの人身売買渡航移植の問題点を描いた映画「闇の子供たち」(阪本順治監督)が、23日開始のバンコク国際映画祭で上映中止になったことが分かった。「内容が不適切」とするタイ政府観光庁などの判断で、タイ国内の映画館での上映についても難色を示している。

 東京にある阪本監督の事務所によると、「タイ国内で無許可で撮影した」ことを理由に最近、上映は不可能だと説明された。阪本監督らは24日にもバンコクで記者会見を開く予定だという。

 当初、映画祭実行委員会は「タイ国内で撮影された外国映画」として25日に上映を計画。その後、映画の内容を知った主催者の観光庁などが、「子どもの人身売買はタイ社会にそぐわない内容で、タイの印象を著しく損ねる」と上映に反対した。

 映画は、闇ルートでの臓器密売に貧困家庭の子どもたちが巻き込まれていることを突き止めた日本人の新聞記者が、人身売買や買売春から子どもを救おうとするNGOの日本人女性とともにタイ国内で奔走する内容。梁石日(ヤン・ソギル)の同名小説が原作で、日本では8月2日から公開されている。

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■(1) 「子どもの人身売買はタイ社会にそぐわない内容」といった断定ができる根拠がわからない。というより、「そぐわない」とは、どういう意味なのか不明。■「国内で無許可で撮影した」ことを理由に上映を拒否する根拠も不明。盗撮したものなら、プライバシーや機密の侵害になるが、背景などをドキュメンタリー的にとりこむこともいかんというなら、撮影・編集・公開していい空間、いけない空間が確定しているのか?
■(2) ただし、「闇ルートでの臓器密売に貧困家庭の子どもたちが巻き込まれていることを突き止めた日本人の新聞記者が、人身売買や買売春から子どもを救おうとするNGOの日本人女性とともにタイ国内で奔走する内容」が、現地の一般的状況なのかどうか、それをえがくことが、現実の過度の一般化になり偏見を助長したりしないかについては、制作陣が責任をおっている。■なにしろ、こんな展開なら、タイ人のオトナたちは、無力か無法、日本人の一部はヒーロー/ヒロインという、あまりに対照的なあつかいだからね。


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生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム36

■「生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム35」のつづき

■原田和明さん連載の『世界の環境ホットニュース[GEN]』、シリーズ「毒餃子事件報道を検証する」の32回を転載。■あいかわらず、政府やメディアの うごきは、あまりに あやしい。

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世界の環境ホットニュース[GEN] 693号 08年09月14日
         ご意見・ご投稿 → このメールに返信

          毒餃子事件報道を検証する【第32回】        

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 毒餃子事件報道を検証する   原田 和明

第32回 中国が内部犯行と認めた?

 8月31日に 朝日など全国紙が一斉に「中国が、ギョーザ中毒は内部犯行の可能性が高いと認めた」と報じ、その直後に福田首相が辞任を表明しました。これには驚きました。中国が内部犯行説を認めるなどありえないことだと思っていたからです。

 これまで見て来たことから、工場で毒物を混入したという「製造段階混入説=内部犯行説」には根拠がなく、警察庁の創作に過ぎないと考えられます。そして、仙台市喜多方市の事件も含めて一連の毒餃子事件では、メタミドホス以外にも複数の毒物が使われていて、それらを食べた場合、いずれも死ぬことはないが必ず発症はする、という絶妙の混入量だったのですから、綿密な計画をたてて実行されたと考えられます。もしも労働条件に不満があって工場労働者が犯行に及んだのであれば、そのような調整をする必要はありませんし、第一、一般の工場労働者なら、そのような毒物取り扱いの知識を持っているはずもありませんまた、毒餃子事件の狙いは福田内閣の親中政策に対する攻撃だと見ていましたから、ついに福田内閣は食品テロに敗北したのかと、とにかく驚くことばかりでした。

 ところが、いくら調べても、日本国内の大々的な報道に反して、中国政府が内部犯行の可能性を認めたという事実そのものが見つからないのです。

 コトの発端は、8月28日に 北京の日本大使館に対し、毒餃子事件について中国公安部が 新たな情報を知らせてきたことに始まります。読売新聞が 8月6日に「回収された天洋食品製の餃子が再び流通して中国で中毒事件が発生した」とスクープしたのに対し、同日の外務省プレスリリースは、中国側が「毒入り餃子は市場には流通していない」との調査結果を伝えてきたことを明らかにしました。

 ところがNHKは 8月30日昼のニュースで、「中国側が『天洋食品関係者が毒物を混入した可能性が高い』と伝えてきた」と外務省発表よりも踏み込んだ報道をしました。それに対して外務省は即日、「中国政府からそのような情報提供は受けていない」とNHKのニュースを完全否定する発表をしています。しかし朝日新聞その他の全国紙は外務省の否定発表を無視して、31日朝刊で「中国、工場内混入と判断」などと一面トップで報じたのです。さらに、9月1日には地方紙にも波及し、マスコミの「中国が内部犯行の可能性を認めた」という見方が既成事実化してしまいました。

 なぜ、外務省発表とマスコミ報道はこんなに乖離しているのでしょうか? 外務省は中国側からどんな情報を得て、どう国民に伝えたのかから検証していきます。外務省のホームページに掲載された8月28日のプレスリリースは 以下の通りです。



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テーマ : これでいいのか日本 - ジャンル : 政治・経済

タグ : 毒餃子事件報道を検証する ナショナリズム 食品 安全 警察 真理省

生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム35

■「生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム34」のつづき。■『朝日』の先月末の記事。

中国「ギョーザ中毒は工場内犯行」
 臨時工を集中聴取

2008年8月31日3時0分

 【北京=峯村健司】千葉・兵庫両県で1月に発覚した中国製冷凍ギョーザの中毒事件で、中国公安当局が製造元の「天洋食品廠公司」(中国・河北省)の製造過程で農薬成分が故意に混入された内部犯行の可能性が高いとみて、同社の臨時工を集中的に事情聴取していることがわかった。中国側はこれまで「工場での混入の疑いはない」として、製造過程での混入を指摘する日本側と意見が対立していたが、中国側が捜査姿勢を一転させたことで両国の捜査協力が前進し、真相解明に向けて動き出す可能性が出てきた。

 さらに今回、6月中旬に中国内で起きたギョーザ中毒事件では、天洋食品が冷凍庫に保管していた回収品を同社の関係者が横流しし、それを食べた別の4人の同社関係者が中毒症状を起こしたことが新たに判明した。公安当局がそのギョーザを鑑定した結果、日本で中毒事件を起こした製品と同じ農薬成分「メタミドホス」が検出され、その濃度が極端に高かったことから、いずれも天洋食品の工場内で何者かが故意に混入させた疑いが濃厚と判断した。

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テーマ : これでいいのか日本 - ジャンル : 政治・経済

タグ : 毒餃子事件報道を検証する ナショナリズム 食品 安全 警察 真理省

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