■旧ブログで、漢字表記論の一部として いろいろ論点をかきだしてきた議論の延長戦上の問題〔旧ブログ
「人名」関連記事〕。■よくかんがえると、あたりまえだが、整理されないまま、無自覚に秩序がたもたれているという、コドモに対する命名について、言語人類学的な問題を整理しておく。
■ちなみに、これまでの議論で くりかえし のべてきたとおり、
呉智英氏が主張するような”
暴走万葉仮名”をふくめた、
難読人名が、
難読苗字と別種の
固有名詞問題として浮上している以上、もはや「常識」なる、日本列島全体を包摂できるような「原理原則」などは消失したといってもいいかもしれない。■しかし、かりに”
暴走万葉仮名”のつかいてであっても、以下にのべるような、オト・意味の選択については、かなりの程度自主規制しているとおもわれる。■地名でいう、いわゆる「
好字化」と 同質の動機がはたらくことは、当然なのだが。
■(1) いわゆる「希望」がひろがるような、縁起かつぎの形容詞・名詞・形容動詞・動詞起源が、えらばれる。
・「ひろ(い)/たか(い)/なが(い)/まさ(る)/すぐ(れ)る/(さ)と(い)/はや(い)/ゆい(いつの)/ひ(い)で(る)/ふとし」(上昇願望→せまい/ひくい/みじかい/おとる/にぶい/おそい…等々の語幹は、絶対にでてこない)
・「ちはる/ちなつ/ちあき/ちふゆ/ちづる」(長寿願望)
・「とら/たつ」(十二支系…意外に すくない。ネズミは、
ミッキーマウスぐらいでは、イメージ転換しきれないとか)
■(2) いわゆる「純正」「正統」「清純」「貞節」といった、規範上このましいと信じられている価値観を代表する、漢字音訓がえらばれる。
・「きよ(い)/ただし(い)/すみ(←すむ)/のり(←「王道」などに「のる」)」
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