■「
原発」関連記事の続報。
国内初プルサーマル起動…玄海3号機、高浜原発などでも計画
九州電力は5日午前、使用済み核燃料を再処理して使う国内初のプルサーマル発電に向け、玄海原子力発電所3号機(佐賀県玄海町、出力118万キロ・ワット)の原子炉を起動した。同日夜にも核分裂の連鎖反応が起きる臨界を迎え、9日から試運転による発電を開始する。プルサーマルは、資源小国日本が進める核燃料サイクル政策の柱の一つで、当初予定より10年以上遅れてスタートする。……
定期検査中の玄海3号機には、フランスで製造されたプルサーマル用のウラン・プルトニウム混合(MOX)燃料が装てんされている。この日午前11時から燃料集合体に挿入されていた制御棒を徐々に引き抜く作業が行われた。出力の制御機能などを確認して発電を開始、出力を徐々に上げながら各種装置の調整運転を行う。今後、安全性などに関する国の最終的な検査を経て、12月2日から営業運転に入る計画だ。
MOX燃料は5月に海上輸送され、燃料集合体193体のうち、16体がMOX燃料に交換された。
今後、プルサーマルは、四国電力 伊方原発、中部電力 浜岡原発、関西電力 高浜原発などで計画されている。
<解説>
プルサーマル発電は、商業原発で利用した使用済み核燃料の中に生じたプルトニウムを取り出し、ウランと混ぜたMOX燃料に加工して、再び原発で利用する。
国の本来の計画では、プルトニウムを高速増殖炉(FBR)で燃やす核燃料サイクル政策を主役にするはずだった。しかし1995年の高速増殖炉原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の事故で大幅に遅れ、当面の代替策としてプルサーマルが97年に浮上した。
本来なら99年に関西電力 高浜原発などで始まる予定だったが、MOX燃料を製造した英国の企業によるデータ改ざんが判明。東京電力でも原発の検査で不正が発覚し、大幅にずれ込んだ。
MOX燃料を使う利点は、ウラン燃料を1〜2割節約できることと、放射性廃棄物の抑制、核兵器の材料になるプルトニウムを余分に持たないことだ。
気になるのは安全性。当初の設計と違う燃料を使うわけだが、国の原子力安全委員会は「MOX燃料の割合が3分の1程度なら安全」とし、国内の原発では4分の1以下にとどめる予定だ。世界では07年12月までに約6000体使用され、大きなトラブルの報告はないが、慎重に運転し、不安を和らげるためにも情報公開を徹底する必要がある。(科学部 秦重信、竹内芳朗)
(2009年11月5日 読売新聞) <玄海原発>国内初のプルサーマル起動 9日に発電開始11月5日11時22分配信 毎日新聞
九州電力 玄海原子力発電所3号機(佐賀県玄海町、118万キロワット)が5日午前、起動し国内初のプルサーマル発電に向けた一歩を踏み出した。同日深夜にも核分裂の連鎖反応が一定になる臨界に達する見込み。9日に発電を開始して試運転を始め、12月2日から営業運転が始まる。同原発は、8月30日から定期検査のため運転を停止し、10月15〜18日にかけてMOX(プルトニウムとウランの混合酸化物)燃料が装荷(取り付け)されていた。
九電によると、原子炉の起動は午前11時、核分裂を抑える制御棒の引き抜きで始まった。発電開始後は、出力を段階的に上げ、機器の状態を検査する。
プルサーマルは通常の軽水炉でMOX燃料を燃やす発電方式。玄海原発3号機は193体の燃料集合体のうち、16体にMOX燃料を使っている。
プルサーマルは1997年、早急に開始することが必要であるとの閣議了解がされた。しかし関西電力高浜原発で使われるMOX燃料の検査データ不正が発覚し、その後、東京電力では原発のトラブル隠しが発覚。この結果、九州電力が国内初のプルサーマルを実施することになった。
【関連ニュース】
・玄海原発:MOX燃料取り付けを開始 九州電力
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・佐賀県知事:経産相にプルサーマルなど説明強化を要請
・玄海プルサーマル計画:佐賀、愛媛、静岡の団体が停止要望
・佐賀・玄海原発プルサーマル計画:3号機 国内初、きょう起動----------------------------------------
■「利点は、ウラン燃料を1〜2割節約できることと、放射性廃棄物の抑制、核兵器の材料になるプルトニウムを余分に持たないこと」とは、とってつけたようなリクツ。■安全や核開発問題の本質をそらす面の方がおおきいだろう。
■なにか、いろいろ ゴタゴタがすんで、ようやく 軌道にのったみたいな論調で記事がタレながされているが、なんのことはない、かくしごとなど、さまざまなスキャンダルまみれでないと、ことが はこべないような組織体質がつづいているということ。■こういった組織に、
原発震災対策などが、まともにできるはずもなく、というか、期待をかける方がまちがっているわけで、実におそろしいことが、はじまってしまったということだ。
■ちなみに、「国の
原子力安全委員会」とやらは、
「JR福知山線脱線事故」関連記事に 再三でてくる
国土交通省 航空・鉄道事故調査委員会(現
運輸安全委員会)同様、信用ならないだろうことは、想定内のこと。政府が「安全」なんて銘うっている組織は、「危険防止」をアリバイ的に演出していると、
『1984年』(オーウェル)的な感覚=
二重思考な語感で、とらえておいたほうがよろしい。
■ともかく、「
神学としての原発安全論」で紹介したとおり、原発は、飛行機の離着陸と同様、発電開始と停止の双方がもっとも危険なときなので、監視をつづけよう。
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それはそうと、「田ノ浦レポート」(11/5 12:30)にある、ヤズというさかなははじめて聞きました。
クレイジー・ブルさんが信仰している守護神ヤズプーみたいなものですか?(http://ladyllove.cocolog-nifty.com/blog/cat2909323/index.html)
いかん。どんどんネタに侵出もとい侵略されていく。シトに侵蝕されたアヤナミみたいになりそうだにょ[注]。
ちなみに、さかなに関しては『魚の経済学』(日本評論社)という本がおもしろかったです。
[注]シトに侵蝕されたアヤナミについては、『新コータローまかりとおる!柔道編』(蛭田達也・講談社)21巻72ページ参照
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