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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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新型インフルエンザ騒動の怪28=豚インフルエンザ報道を検証する(第21回) 「新型」呼称はフェードアウト

インフル関連記事
■「新型インフルエンザ騒動の怪27=豚インフルエンザ報道を検証する(第20回) NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」【加筆あり】 」の続報。



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
世界の環境ホットニュース[GEN] 732号 09年10月07日
・・・・・・

      豚インフルエンザ報道を検証する(第21回)

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

第21回 「新型」呼称はフェードアウト 原田 和明

 この夏、新型インフルエンザ患者が死亡したとの報道が続く中、いつの間にか、スポーツ選手やタレントの感染は「A型」と紹介されるようになっていました。もともと季節性のA/H1N1型(Aソ連型)も「新型」と判定されていたことは再三述べてきましたが、ついにA/H3N2型(A香港型)までもが混同されるようになってしまいました。インフルエンザシーズンを前に、ワクチン投与の流れがほぼ固まった中で、「新型インフルエンザ騒動」の幕引きが始まったのではないかと推測されます。

 A型感染のニュースの最初は、プロ野球・北海道日本ハム・ファイターズの選手でした。

 「北海道日本ハムファイターズでは 8月16日(日)に大野奨太選手が
 A型インフルエンザを発症したのに続き、本日8月18日(火)に 金森
 敬之選手が札幌市内の病院で、福良淳一ヘッド兼打撃コーチ、宮西
 尚生選手、ターメル・スレッジ選手が旭川市内の病院でA型インフル
 エンザと診断されました。また、旭川市保健所が旭川市内の病院で
 感染が確認された3人のうち2人の検体を札幌市内の検査機関に送り
 調べたところ、新型インフルエンザの陽性という検査結果が得られま
 した。残る3人につきましても 発症時期がほぼ同じであり、同様の症状
 を訴えていることから新型インフルエンザに感染したものと考えられま
 す。」(2009.8.18 北海道日本ハムファイターズ公式ウェブサイト)

 このときはとりあえず、「新型」の確認はしたようですが、「新型かどうかの判定不要」という新たな局面に入ったのが、サッカー・Jリーグの発表です。


 「サッカーのJリーグ1部(J1)ジェフ千葉は22日、MFアレックス選手
 (26)がA型インフルエンザに感染したと発表した。新型かどうかの判定
 はしていない。Jリーグは2部(J2)を合わせて36チームあるが、選手の
 感染が確認されたのは初めて。

 アレックス選手は19日に37.5度の発熱があり、千葉市内の病院で診察
 を受けた。その際は陰性と判定されたが、20日に再検査した結果、A型
 陽性と判定された。現在は千葉市内の自宅で静養している。」(2009年
 08月22日 17:48スポニチ)


 このニュースから読み取れる新しい流れは、「新型かどうかの判定はされなかった」ということです。A型でも香港型ならば発表するまでもない季節性のインフルエンザなのに、判定をしないことで、自然と「新型」の可能性を考慮して対策を立てることになります。アレックス選手は新型か否かは不明なまま、ジェフ千葉は選手全員に予防の為タミフルを服用させる措置を執ったとのことです。(2009.8.23 サポティスタ)

 Jリーグでは、浦和レッズやガンバ大阪でも「A型感染者」が出ています。しかし、今度は感染者本人にもタミフルは投与されませんでした。「新型」判定を止めた上に、治療方法も未だ定まらずという感じです。

浦和の濱田水輝 選手は、8月31日午前、さいたま市内の内科を受診し、
A型インフルエンザ陽性と判定されました。同チームの公式発表によれ
ば、「季節性と新型のインフルエンザに、治療方法に差異はないため、
今回、遺伝子検査は予定していません。」とのことです。また、本人と
家族の希望により、タミフルは投与されませんでした。(浦和レッズ公式
ウェブサイト 2009.8.31 発表)


 タミフルを投与しない理由は、次のように発表されています。

 「本人への治療としてのタミフル投与については、現在すでに解熱して
 症状が改善していること、10歳代の未成年であることを踏まえて、チー
 ムドクターが本人、保護者とタミフル投与の必要性について相談しまし
 た。チームドクターから、タミフルを投与しないリスク、投与した場合の
 リスク、投与する場合は早期に行う必要があることを本人、保護者に
 説明しました。その結果、薬は最小限にしたいという本人、家族の希望
 を踏まえ、現時点では本人にタミフルを投与しないで経過をみることに
 しています。」(浦和レッズ公式ウェブサイト 2009.8.31 発表)


 WHO自身が「タミフルが有効との臨床データはない」ことを認めている(第20回、GEN731)わけですから、やみくもに タミフルを投与されなくてよかったと思います。それにしても、新型インフルエンザ患者の死亡多発との報道の一方で、「新型と季節性インフルエンザを判別しない」という浦和レッズの方針には驚きました。新型での重症化や死者続発との報道が続く中で、サッカーチームのドクターが、季節性と新型のインフルエンザを区別しないという方針を打ち出すには、それなりの根拠があるはずです。

 9月18日発 厚生労働省 事務連絡「新型インフルエンザの診断と治療について」の中に、8月下旬に「新型」かどうかの検査は しなくてもよいという連絡をした旨の記載がありました。(以下引用)

 各都道府県・保健所設置市・特別区 衛生主管部(局)御中

 新型インフルエンザの診断と治療については、8月28日付 事務連絡
 (「新型インフルエンザ患者数の増加に向けた医療提供体制の確保等
 について
」)の中でも、簡易迅速検査やPCR検査の実施は必須
 ではなく、臨床所見や地域における感染の拡がり等の疫学情報等から
 総合的に判断した上で行なうことが可能である旨示しているところです
 が、管内医療機関に対し、再度下記について周知徹底をお願いします。
                  記

 1.臨床所見や地域における感染の拡がり等の疫学情報等から総合
 的に判断した上で、医師が抗インフルエンザウイルス薬による治療の
 開始が必要と認める場合には、治療開始にあたって、簡易迅速検査や
 PCR検査の実施は必須ではないこと。
 
 2.診療報酬上も、抗インフルエンザウイルス薬の投与にあたり簡易
 迅速検査の実施は必須でないこと。(引用終わり)


 千葉ジェフ(選手全員に「タミフル」投与)と浦和レッズ(感染者も「タミフル」を服用せず)の対応がまったく分かれた背景にはチームドクターのタミフルに対する信頼度の違いが反映されたと思われますが、「新型かどうか判別しない」との決定には、この厚労省の事務連絡があったものと推定されます。

 この流れに乗って、芸能界の感染ニュースになると、「新型」かどうかなどまったく問題にされていない感じ
です。

 人気アイドルグループ、NEWSの錦戸亮さん(24)と山下智久さん(24)
 がインフルエンザA型に感染したと、所属のジャニーズ事務所は1日、
 発表した。(2009年9月1日20時08分 読売新聞)

 「人気お笑いコンビ「オードリー」の春日俊彰(30)がインフルエンザA型
 に感染していたことが2日、分かった。

 春日はこの日、発熱したため、病院で簡易検査を受けたところ、インフル
 エンザA型の陽性反応が出た。」(2009年9月2日23時42分 朝日新聞)


 もうこうなると、「新型」かどうかなど誰も問題にしなくなるものなのでしょうか? NEWSの錦戸亮(24)とNEWSの山下智久(24)は「新型インフルエンザでダウンした」(10月5日9時20分配信デイリースポーツ)ことになってしまいました。そして、ついには、「新型ではないのに、感染者を発表」という過剰反応が起きてしまいました。

 「ロッテは8日、小林宏之投手(31)がA型インフルエンザに感染したと
 発表した。新型ではなかった。この日行われたソフトバンク戦(千葉)の
 練習前の検温で発熱が分かり、千葉県習志野市内の病院で検査を
 受けて判明した。
 球団は9日午前に選手ロッカーをアルコール消毒することを決めた」
 (2009.9.8 22:31 サンスポ)


 もともと、季節性のA/H1N1型(Aソ連型)は「新型」と発表されていましたから、「新型ではなかった」という小林投手はA/H3N2型(A香港型)に感染していたと推測されます。これまでは、簡易検査でA型陽性であっても、次のPCR検査でA/H3N2型(A香港型)だと判明すれば、「新型」ではないのですから、発表はされませんでした。それが発表される事態となっていたのです。そして、ついには、野球界も新型と季節性A型とを区別しなくなります。

 「ロッテは29日、相原勝幸投手(26)、細谷圭内野手(21)、育成選手の
 生山裕人内野手(24)の3選手がA型インフルエンザに感染したことを
 発表した」(毎日新聞 2009年9月29日 20時58分)


 学級閉鎖の話題でも、根拠もないのに「ほとんどが新型インフルエンザによるものと見られる」の一言で片付けられるまでになってしまいました。

 「兵庫県高砂市立高砂小(児童447人)で29日、4、5年生を中心に 全
 学年で70人が欠席。うち47人が簡易検査でA型インフルエンザと診断
 されたため、30日から10月3日まで休校となった。東播磨 2市2町での
 休校は初」(2009年9月30日(水)18:00 毎日新聞〔播磨・姫路版〕)

 「埼玉県保健体育課は29日、インフルエンザA型により休校や学年・
 学級閉鎖した公立学校(さいたま市立、国立を除く)が、21~27日の
 1週間で 82校あったと発表した。ほとんどが新型インフルエンザによる
 ものと見られる。学校数は前週比で26校減っているが、欠席者は1350
 人で前週比91人増加した」(毎日新聞 2009年9月30日 地方版)


 10月になると、スポーツ紙でA型と「新型」の混同があったり、さらには、単純に「インフルエンザに感染」と最早、A型とか新型などの表記も消えていきました。

 人気グループ、関ジャニ∞の安田章大(25)の感染は、インフルエンザA型との報道(10月5日7時52分配信サンケイスポーツ)もあれば、「新型」との報道(10月5日9時20分配信 デイリースポーツ)もあります。

 WaTの小池徹平(23)と俳優・城田優(23)の感染では、A型インフルエンザとの報道(10月5日20時31分配信 オリコン)もあれば、単に「インフルエンザに感染」(10月6日9時15分配信 デイリースポーツ)と、もう ごちゃごちゃです。

 これらの混同はスポーツ紙ばかりで、一般紙は10月に入ってから、芸能人の感染についてはまったく報道していません。

 重症患者や死者が続出というニュースで恐怖心を煽られる一方で、このような「新型」を季節性のインフルエンザと区別しないニュースが同時進行で報道されていました。

 つまり、A香港型、Aソ連型、新型を区別せずにA型と呼称を統一しようとの厚労省の作為が、マスコミの混同報道と相まって、あたかも自然現象(新型がA香港型、Aソ連型を駆逐していった結果、残った新型をA型と呼ぶ)であるかのような錯覚に陥ってしまいそうなのです。これにより、報道から「新型インフルエンザ」の文字が消え、「A型」と表記しても、世間は「新型」だと認識してくれるという都合のよい状況が生まれつつあります。

 これをダメ押しする動きもあります。東北大 大学院 医学系研究科講師の森兼啓太氏(国立感染症研究所 感染症情報センターの元 主任研究官)は、東京都内で開かれた講演会で、「新型インフルウイルスの勢いが これだけ強いと、(季節性のA香港型とAソ連型は) 駆逐される可能性がある」と指摘したとのことです。(9月7日18時29分配信 医療介護CBニュース

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■スポーツ・芸能関係の記事をちゃんとよまないこと、テレビなどみないことも原因になっているとおもうが、「新型」かどうかを報道が区別しなくなったという点には、全然きづかなかった。
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テーマ : 新型インフルエンザ - ジャンル : ヘルス・ダイエット

タグ : 真理省 1984年 ハイパー独裁 安全

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コメント

もう、ご存知かも知れませんが。

こんなものはご存知ですか?

「新型インフルエンザ」で学級・学年閉鎖など大変ですが、
 我が家はこれでずいぶんと助かっています。

You Tubeの動画サイトに商品説明のビデオがあります。

http://www.youtube.com/watch?v=aB5wmpTO_c0

あまりにも問い合わせが多いのでネット上に公開したそうです。
(公開日時と再生回数を見られたら注目度が分かります。)

多分、会社の電話はパンク状態だと思いますので、
メールかFAXで問い合わせされた方がいいかも知れません。
(ページの右上のリンクから、捜してみて下さい。)

周りの方が、早く「健康」を取り戻されますように・・・。

削除はしませんが…

広告が、どうこの記事と関係があるのか、説明いただきたいものですね。

■しかも、ご紹介いただいたビデオは、典型的な疑似科学の事例ですね。■最近の日本人が半健康人だというのは、よくいわれる「説」ですが、成人病がふえたという見解は、医学者もよくやる疑似科学的論理です。■むしろ、現在は過去にはきづかれずにいた成人病が発見され、成人病と「共存」しつつくらす人間が大量にいきのびているということ。よかれあしかれ、かりに「ねたきり」をふくめてにせよ、日本人は過去最高の長寿社会をいきています。■それなのに、「ミネラル不足が…」といった論理は、疫学的な根拠をもたない、因果関係も無視した議論です。

■まあ、この記事のギャラリーが ひっかかることは ないでしょうが、念のため。

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