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Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

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政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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新型インフルエンザ騒動の怪24=原田和明「豚インフルエンザ報道を検証する 第18回 リレンザでも副作用?

「インフルエンザ」関連記事のつづき。■「新型インフルエンザ騒動の怪23=原田和明「豚インフルエンザ報道を検証する 第17回 死者続出もタミフルの副作用?(2)」の続報。



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
世界の環境ホットニュース[GEN] 729号 09年09月18日
・・・・・

      豚インフルエンザ報道を検証する(第18回)

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
第18回 リレンザでも副作用?

 沖縄で2人目(全国では 14例目)の「新型インフルエンザ患者の死亡者」が出ました。この事例の注目点は「厚生労働省によると、死亡例としては最も若く、基礎疾患がない患者の死亡は2例目」(2009.9.16 琉球新報)ということです。しかし、先に死亡した北海道の女性が「実はタミフルを服用していなかった」との追跡調査報道に続き、これまで述べてきた「タミフル原因説」に対する反論になっている点で、ワクチン推進キャンペーンの一環ではないかと推測されます。

 女性が死亡したのは 9月15日でしたが、その2日前に 浜六郎氏が、輸入ワクチンへの特例承認に反対する意見書を厚労省に提出しています。意見書は「新型インフルエンザワクチン(A/H1N1)の接種について(素案)」(9月6日開示、13日締切)の意見公募に対応するもので、浜氏はその中で「新型インフルエンザと呼ばれているものの症例死亡率は07年の3分の1に過ぎず、30歳未満の死亡例もない。沖縄もオーストラリアもピークを過ぎている」ことから公衆衛生上の緊急事態とは言えない、とした上で、重症の原因はおそらく解熱剤とタミフル」との主張を展開しています。(『薬のチェックは命のチェック』インターネット速報版 No134 2009.9.14号)

 今回の24歳女性の死亡例は、30歳未満で基礎疾患もなく、タミフルも服用していないという点で、浜氏の意見書に対してタイムリーというにはあまりにタイミングがよすぎる反論事例となっています。

 これまでの死亡例の多くは新型インフルエンザが主因ではなく、タミフルの副作用が大きく関わっていると推定されること、そして複数のケースで厚労省と地元自治体が、タミフルの副作用と死因が結びつかないように何がしかの隠蔽工作をしていた疑いがありました。そもそも、なぜ突然、タミフルではなく、リレンザ服用事例がでてきたのでしょうか?




 地元・沖縄タイムスは、全国で14例しかない死亡例のうち 沖縄では2例目という緊急事態に、大騒ぎかと思いきや、他の全国紙なみにアッサリ伝えています。
(以下引用)

 新型インフルで24歳女性が死亡 南部保健所管内

 県新型インフルエンザ対策本部は15日、南部保健所管内在住の女性
 (24)が、新型インフルエンザ発症による成人呼吸窮迫症候群などで死
 亡したと発表した。女性に基礎疾患はなかった。女性は 8月26日、発
 熱症状を訴え医療機関を受診し、簡易キットでA型陽性と判明した。そ
 の後、呼吸困難の症状も出たため、同月31日に南部医療センター・
 子ども医療センターに転院。緊急入院となり人工呼吸器や体外補助
 循環などの集中治療が行われたが症状は改善せず、15日午前11時
 すぎに死亡した。
(引用終わり)

 沖縄タイムスは、死因は「新型インフルエンザ発症による成人呼吸窮迫症候群」と伝えていますが、浜氏も直接の死因は「急性呼吸窮迫症候群(ARDS)」だと認めつつ、原因については、次のように述べています。

  「米国、メキシコで多い肺炎は細菌やウイルスが原因ではない。
  サイトカインストームによる急性呼吸窮迫症候群(ARDS)である。
  非ステロイド抗炎症剤(NSAIDs)はサイトカインストームを誘発する。
  米CDCが推奨する NSAIDsが重症化に関係している可能性が高い。」

 サイトカインとは「主に免疫を担当する細胞が分泌し他の細胞に影響を与える物質」とのことで、サイトカインストームとは、この物質が過剰に生産されることのようです。その過剰生産の原因が、タミフルや非ステロイド抗炎症剤の服用だというわけです。つまり、厚労省は非ステロイド抗炎症剤やタミフルを新型インフルエンザ対策の頼もしい味方だといい、浜氏は仇だという。

 そこへもってきて、沖縄の事例は、ことごとく浜氏への反証材料となっていて、厚労省による意見書つぶしの役割を担っていることになります。

 ところで、琉球新報(9月16日9時35分)によれば、9月15日までの 沖縄県内の重症化患者は 全部で9人。死者は2人で、残り7人のうち、2人は退院、5人は快方に向かっているとのことです。死者の1人は タミフルの副作用で亡くなった可能性がありましたが、もう1人は リレンザの副作用が疑われるということはないでしょうか?

 まず、発症から死亡に至る経緯をみてみます。(以下 2009年09月16日 読売新聞より全文引用)

 持病ない24歳死亡・・沖縄、新型インフル感染女性

沖縄県は15日、新型インフルエンザに感染した同県南風原(はえばる)
 町の女性(24)が死亡したと発表した。女性に持病はなく、基礎疾患の
 ない人が新型インフルエンザに感染し、重症化して死亡した初のケー
 スとみられる。厚生労働省によると、国内の死者は疑い例を含めて14
 人目で20歳代は初めて。これまでの死者は慢性腎不全などの持病が
 あったケースがほとんどだった。

 沖縄県によると、女性は 8月26日に38.8度の熱が出て、民間病院での
 簡易検査でA型と診断された。自宅で治療薬リレンザを服用して療養
 したが、呼吸困難に陥ったため、同31日に再受診。ウイルス性肺炎の
 発症が確認され、県立病院に緊急入院した。同日、PCR検査(遺伝子
 検査)で新型に感染していることが判明。集中治療室で人工呼吸器を
 装着して治療を受けたが、くも膜下出血を起こし、15日午前11時過ぎ
 に死亡した。同県医務課は、新型インフルエンザが悪化し、急性肺炎
 とくも膜下出血を併発したとみている。

  同課によると、女性は母親と弟の3人暮らし。母親と弟も 同時期に
 発症したが、タミフルを服用し回復。女性はカプセル状の薬が苦手だ
 ったため、民間病院が粉末状の吸入薬リレンザを処方したという。同
 課は「リレンザは吸入力が弱いと、十分効果が得られないリスクがあ
 る」と説明している。

  今月9日、慢性疾患や既往症がなく、新型インフルエンザに感染して
 いた大阪府四條畷市の男性(当時45歳)が死亡したが、同府は死因を
 虚血性心疾患と発表、「新型インフルエンザが直接の死因ではない」と
 している。
(引用終わり)

 沖縄の記事の最後に大阪の事例が紹介されて、「新型インフルエンザが直接の死因ではない」と言われても、すでに大方の読者には「新型インフルエンザで死んだ」という整理になっているはずです。今さらそんな訂正をされても、って感じです。

 ところで、この記事で、医師がリレンザを選択した理由が理解できました。さて気になるのは、「リレンザを服用して、呼吸困難に陥った」、そして「クモ膜下出血を起こした」が、死因は「成人呼吸窮迫症候群など」とされている点から、呼吸困難が主たる死因と考えられているようです。そもそも、インフルエンザでクモ膜下出血を起こすことがあるのでしょうか? ネットで見る限り、その関連を示す事例は見つかりませんでした。そこで、まずリレンザの副作用を確認します。リレンザの添付文書に「副作用情報」があります。(以下、患者向医薬品ガイド「リレンザ」2008年1月更新より引用)

 特にご注意いただきたい重大な副作用と、それぞれの主な自覚症状を記載しました。副作用であれば、それぞれの重大な副作用ごとに記載した主な自覚症状のうち、いくつかの症状が同じような時期にあらわれることが一般的です。

 重大な副作用 
  アナフィラキシー様症状=じんま疹、全身発赤、顔や喉の腫れ、息苦
   しい
  気管支攣縮(れんしゅく)=突然の息切れ、息がぜいぜいする
               息をするとヒューヒューと音がする。
  呼吸困難=息苦しい、息切れ
(引用終わり)

 さて、アナフィラキシー様症状とは何でしょうか? 聞きなれない言葉ですが、「様症状」というからには、アナフィラキシーというものがあるのでしょう。AllAbout「教えてドクターQ&A Vol.4 アナファラキーの知識と対処法」によれば、

 「アナフィラキシーとはアレルギーの一種で、急激に、かつ全身に動悸
 やじんましんなどの症状が起こるものです。アレルゲン(アレルギーの
 原因となる物質)に接触後、数分~数時間で動悸・息切れ・めまいに
 始まりじんましんなどのさまざまな症状が起こります。」


ということです。そして、アレルゲンがわかっている場合をアナファラキシー、わかっていない場合はアナファラキシー様症状と区別して呼んでいます。症状としてはどちらも同じで、顔や上半身の紅潮・熱感、皮膚のカユミ、蕁麻疹、口唇や舌・手足の痺れ感、むくみ、吐き気、顔面蒼白、手足が冷たくなる、冷や汗、息苦しさ・胸苦しさなどで、突如として現れるとのことです。

 発生頻度は非常に低いものの、以前に同じ医薬品の使用によって蕁麻疹などのアレルギーを起こしたことがある方では発生リスクが高くなります。

 リレンザの重大な副作用にアナファラキシー様症状があげられいるということは、沖縄の女性がリレンザの副作用で呼吸困難に陥った可能性が否定できないということになります。タミフルに比べ、リレンザはこれまでの使用実績が少ないために、副作用情報が少ないだけで、これから副作用情報は増えてくるのかもしれません。リレンザの副作用として次の症状も報告例があります。

 過敏症、発疹、下痢、悪心、嘔吐、嗅覚障害、失神、視力障害、喘息、
 気道出血、味覚障害、欝状態、激越、顔面浮腫、蕁麻疹、頭痛、手指
 のしびれ感、不眠症、咽喉乾燥、口渇、口内炎、舌荒れ、食欲不振など


 さて、今回の厚労省のプレスリリースには一見して、それまでの発表と異なる点があります。患者の容態と診療の記載が非常にアバウトになっている点です。以前は毎日の容態の変化や医療機関がとった処置が克明に記されていましたが、今回のプレスリリースからは、毎日の様子をうかがい知ることができなくなっています。これからの死亡事例でも踏襲されるかもしれませんが、浜氏の意見書封じのために、慌てて発表したせいかもしれません。(以下転載)

 入院までの経過
 本人は8月26日より発熱。医療機関を受診し、簡易キットで A型と診断
 された。以前よりカプセル剤の内服が困難であるため、リレンザで治療
 していたが、発熱が持続し、呼吸困難も出現したため、8月31日に医療
 機関を再度 受診した。
 ウイルス性肺炎の発症を認め、成人呼吸窮迫症候群の診断で、県立
 南部医療センターに転院、緊急入院となり、人工呼吸器による管理が
 始まった。8月31日に提出したPCR検査で新型インフルエンザ陽性が
 確認されている。

 入院後の経過
 ICUにおいて、人工呼吸器や対外補助循環器等の集中治療を行なう
 も、症状は改善せず、治療経過中、9月9日にクモ膜下出血を併発。本
 日 9月15日午前11時過ぎに死亡となりました。
(引用終わり)

 今回の 沖縄の事例は、リレンザもまた、重大な 副作用があり、その副作用が「新型インフルエンザのワクチンキャンペーン」に利用された疑いが残りました。そして浜氏が意見書を厚労省に提出したことから、厚労省は「タミフル原因説」をつぶす必要に迫られたことでしょう。厚労省は「ワクチン推進キャンペーン」のために、浜氏の意見書を今後、どのように扱うのか注目しておきたいと思います。

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■公権力には選挙前後だけでなく、常時監視が不可欠である。
■民主党政権成立によって、こういった一連の愚劣な工作が少々は解消されるだろうか?
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10年まえは、とりこんでいたらしく、全然記憶にない

ウィキペディア「921大地震」
921大地震(きゅうにいちだいじしん)は、台湾時間の1999年9月21日1時47分(日本時間9月21日2時47分、GMT時間9月20日17時47分)に、台湾中部の南投県集集鎮(北緯23度8分5秒東経120度8分2秒 )を震源として発生した(USGSM7.6、台湾中央気象局はM7.3)の地震。921大地震のほか、台湾大地震、集集大地震、台湾中部大地震、921集集大地震、台湾大震災などと呼ばれ、20世紀の台湾で一番大きな地震であった。
……
死者:2,415人
負傷者:11,306人
行方不明者:29人(台湾行政当局の発表)
特に被害が甚大だったのは震源の南投県と、南投県に隣接する台中県だが、震源から比較的離れた台北市と台北県でもビルが倒壊し多くの死傷者が出た。台湾鉄路の集集駅駅舎は倒壊(2001年に修復再建された)。台湾の成長の原動力であるハイテク産業の中心、新竹も被害を受け、この年の経済成長を下方修正せねばならなかった。
……


【関連サイト】
●「徳洲会グループの災害医療活動 台湾921大地震」
  (http://www.tokushukai.jp/user/calamity/taiwan/

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