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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

前ブログ: 『タカマサのきまぐれ時評

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政権交代おぼえがき

ウィキペディア「保守合同」(2009年8月3日 (月) 10:35更新版)

保守合同(ほしゅごうどう)とは、普通、1955年11月15日に日本で自由党と日本民主党の保守政党が合同して自由民主党が結成されたことを指す。これと先に行われた社会党再統一により55年体制が成立した。

自民党崩壊論

結党当初の自民党は吉田派・反吉田派、党人派・官僚派、戦前派・戦後派など複雑な人間関係、思想対立の要素が絡んでおり、決して磐石であるとはいえなかった。保守合同した当時、三木武吉は自民党について「10年持てば」と言い、松村は「30年後には崩壊する」と予想した。
だが、日本経済の急速な成長やいわゆる「政・官・財」の癒着構造、派閥などによる役職・資金配分のシステム擬似政権交代などに支えられる形で時を追うにつれてその政治的基盤は次第に強化されていった。また、緑風会は自身の保守合同への参加は断ったが、やがて会員のほとんどは自民党に移籍し、1965年に自然消滅した。参議院で一定の勢力を占めていた緑風会を事実上吸収したことで、衆参共に保守合同による一大政党が完成した。
その後、自民党は
40日抗争などの分裂危機、新自由クラブ結成、新生党・新党さきがけ・国民新党など自民党からの離党・新党結党、新自由クラブ・日本社会党・公明党との閣内連立による政権維持、1993年の下野、2007年の参議院第二党転落など様々な変化があるが、衆議院第一党としての位置は50年過ぎた現在も崩されていない。
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■議席が確定した時点から、どんどん 修正されていくだろうが、いずれにせよ、「時代のおわり」を象徴する 記述といえそうだ。■民主党は、単独過半数はおろか、史上記録となる308議席という大勝をかちとった。おそらく4年間ねばって、自民党勢力を「兵糧攻め」にするだろう。自民党が一時下野したときのように、非自民連合政権が自壊していったような構図は再現しない。官僚組織も財界も、そして事実上自民党を間接支配の道具としてきたアメリカ政府・財界でさえも、民主党と、4年間おつきあいするしかなくなるだろう。
■「来年夏に行われる参院選が、民主党を中心にした新政権を待ち受けている。自民、公明の連立与党に対する不満が、民主党の300議席超という圧勝につながったが「有権者の期待値が高いだけに、政策遂行がうまくいかない場合、参院選で大敗し、ふたたびねじれ国会に逆戻りするリスクがある」(大手銀関係者)という見方が、市場にはくすぶっている」(“民主党が圧勝、新政権で国家戦略局担当相と財務相を重視” 8月31日2時21分配信 ロイター)とはいえ(もちろん、民主党に「くらがえ」してしまわない自民党勢力は、「ねじれ国会」を出現させるべく、一所懸命 あしを ひっぱるだろうが)。

■ちなみに、自民党とは、つぎのような ネガティブキャンペーンをして はじない組織である。
ネガティブキャンペーン1
ネガティブキャンペーン2
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090830/203767/?SS=nboimgview&FD=1155106158
 ↑ 井上 理“民主勝ち過ぎ、「2大政党制」雲散霧消か”(日経BP 2009/08/31)


連立政権の時代(←ウィキペディア「自由民主党 (日本)」)
公明党とその支持母体である宗教法人創価学会の選挙協力による組織的動員(F取り)なしには選挙戦を戦えない不安定な状態になっているとの指摘があり、実際、自民民主党幹部が2008年8月に行った調査によると、創価学会と公明党の支援なしで自由民主党が総選挙に臨んだ場合、100未満の議席しか獲得できないという
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■まさか、公明党 および 支持母体の創価学会が、自民党大敗をねらって、支援をしなかったはずがあるまい。■自民党をサポートしているばあいじゃない苦境はあっただろうが。
■むしろ、国政・地方、双方で、自民党と「連立」をくむことで、全国的に「与党」であった公明党が、どううごくか? 社民・国民新党とだけ連携すると明言している以上、「およびでない」わけだから。

■ところで、ウィキペディアでは、いわゆる“聖域なき構造改革”を敢行した“小泉純一郎政権”が、「旧来の地方への利益分配により政党の支持基盤を磐石なものとしてきた大きな政府路線から小さな政府路線に政策を転換し」たことで、ポスト小泉歴代政権が負の遺産にツブれていたったような総括をしている。“自民党をぶっ壊す”“小泉劇場”を演出した魔術師の 予言どおりになったかのように。
■しかし、実態はことなるはず。税収があがらないのに、既得権を整理できなかった官僚組織と族議員たちが ムダづかいを くりかえしてきたツケが どうにもならなくなって、「責任政党は自民党だけ」と、依存症的にしがみついてきた保守層も、さすがに 自民党をみかぎるしなかくなったということだ。■今後は、真の抵抗勢力としての「官僚組織」と、納税者の対立がはじまるだろう。民主党は、その調整作業をどうするか?
■自民党の 知性・品性低劣なネガティブキャンペーンはともかくとして、「連合など労働組合を支持母体とする民主党に果たして公務員削減などの改革が本当にできるのか、自民党は再三、選挙戦を通じて疑問視してきた」(日経BP前掲記事)という、ヤケクソ(自爆系)の指摘は、宿命的課題といえるかもしれない(「「組合怖い」農水省ヤミ専従黙認…組織率97%(読売)」)。


■社民党が、民主党の右派部分を おさえこむだけの影響力を行使できるのなら、新自由主義的暴走には、一定のはどめがかかるだろう。社民・共産が、賛成票を投じるような法案・改革が やつぎばやにでるような ながれができれば、「抵抗勢力」のできる範囲は、かなり かぎられてくるのではないか? なにしろ、地域ボスや業界団体の利害を調整することに終始してきた族議員と官僚たちなわけで、そういった なれあいが継続することが4年間たたれるなら、官僚組織も「兵糧ぜめ」にあうことになる。あまくだり用の法人も、かなり 清算されるだろう。■「『自民党は政権に復帰できるでしょうか』。(中略)自民党議員や関係者から、そう聞かれることが多い。私の答えは決まっている。『できません。少なくともあと20年はムリです』。本当を言うと20年どころか、このまま自民党が露と消えるかもしれない、とさえ思っている」(前掲日経BP記事)と、二大政党制の危機をくちにする論者もいるが、それなら これまでの自民党による準独裁体制は、どうだったのか? そんなことより、「民主党政権の独裁が続くような事態となってしまえば、田中派勢力が、延長戦のリベンジを果たしただけ、ということになってしまう」という自民党議員の危機感の本質こそ、問題だろう。かれは、自民党の ふるい部分が復活して、政治改革がすすまない、といいたいのだろうが、田中角栄にかわいがられた小沢一郎による「院政」が民主党の本質だとするなら、これは、まさに「第二自民党」が 圧勝して、「第一自民党」を少数野党においやったにすぎないということ。

■ともあれ、「期待しすぎ」は、まずい結果をうむだろう。今回「変革」を期待した国民の「期待しすぎ」こそ、「抵抗勢力」の おもうツボだとおもう。■そして、自民党+官僚連合を監視しきれず、むしろ いいように暗躍をゆるした選挙民が、過去半世紀の経験でかしこくなったとは、到底おもえないが、すくなくとも 小泉改革の破綻ぐらいは、反省材料として、監視活動を機能させないとね。
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コメント

わたしの懸念は

政治献金などの汚職はへるとおもうんですが(もちろん、それも劇的にではなく少々へる程度でしょうが)、軍備増大は危険水準にまでいたるのではないか、ということです。
解釈改憲がすすむのはもちろんのこと、本物の改憲も現政権下でおこなわれなくもない懸念があります。それこそ、汚職がへることの効果をさしひいてあまりあるほどの害毒をもたらすのではないかと。
わたしの懸念に対して、ご意見いただければ幸甚です。

まあ、小沢民主党ですからね

http://tactac.blog.drecom.jp/archive/2161
・ http://harana.blog21.fc2.com/blog-entry-689.html
など、以前もふれましたが、キングメーカー小沢は、自民党のドスぐろい部分を抽出したような、角栄学校のプリンスなわけで、今後、水面下では、かなりエグい やりとりが暗躍するはずです。■しかし、これらも すべて、市民とメディアの民度次第ですよね。
■「汚職がへることの効果をさしひいてあまりあるほどの害毒をもたらすのではないかと」というご懸念については、現時点では、判断留保させていただきます。■ともかく、細川政権成立のときとは、全然異質な好機であることだけは事実でしょう。これを利用できるかどうかは、それこそ われわれ自身の民度の問題。

『ピープルズ・プラン』のバックナンバーを

すこしよんでいたのですが、40号(2007年秋号)が、ちょうど安倍自民の惨敗直後の号だったようで、民主党主導の政権で政治がどうなるかについての議論がのっています。また、「社民党・共産党はなぜ伸びなかったのか」(71~2ページ)という、今回の選挙を予見していたかのような(つーか、いつものくりかえしだけど)惨状の分析も。そういうわけで、特にこの40号は今後の政治をかんがえるうえでの指針となりそうです。

オカルトネタ

『やぶにらみ科学論』(ちくま新書)には以下のような記述があります。

科学とオカルトの違いは、科学は正しくオカルトは間違っている所にあるわけではない。私見によれば、この違いはオカルトは公共性を持たない理論体系であるが、科学は公共性を持つ理論体系である所にある。ここで言う公共性とは、単に沢山の人が信じているという意味ではない。その理論体系に基づいて一定の手続きさえ踏めば、だれがやっても同じ結果がでるということだ。(100ページ)

科学の正しさは信じることではなく、再現可能性によってとりあえず保証されている暫定的なものにすぎないのだけれども、ヒトの脳はそういうことを簡単に受け入れられるようには、きっとできていないのであろう。(104ページ)

以前にかいたことと重複するが、上記の様なオカルトに対する科学の優位とその限界をふまえつつ再度強調すべきことは、科学的な思考法や科学が得た知見をみにつけていることがエライわけではないが、科学的な思考法や知見を一切無視する人間が政治権力をにぎりつづけている状況は人権上の大問題だ、ということである。

政治と科学

もし「政治を科学する」という言葉が可能であるとするなら、それは、目の前で起きている政治的現象を、自分の利害や欲得と無関係に分析し、その本当のメカニズムを解き明かすことになるはず……
…実際にまつりごとを動かしていく人、宰相の仕事は「分析」「解明」でとどまるものではなく、その「分析」「解明」に基づいて、現実の施策を構想立案・実施完遂していく「実行力」にこそ求められねばならない…
…こう考えるなら「政治を科学する」人は、シンクタンクのヘッドあたりにいればよく、…まともにモノを考えれば、冗談にもならない宣伝文句であると言わねばならない…
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090911/204486/?P=2

…「OR(オペレーションズリサーチ)」…は、ご存知の読者も多いと思いますが、元来(直訳すれば「作戦研究」となることからも明らかなように)第2次世界大戦中期~末期に、英国を中心に発展した、軍事作戦を最適化するための数理にほかなりません。

 限られた弾薬や戦闘員、兵站など、持てる力を最大限に利用して、戦いに「勝つこと」。それが目的のテクノロジーがORの本質で、ORは自然界のメカニズムを解明する「科学」ではありません。

 目的実現のための最良手を選び出し、無駄を極力省くためのスマートな方法論。日本の新首相が学生時代に最初に学んだのは、そのような手筋…

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090911/204486/?P=3

伊東乾「「政治を科学する」という大きな誤り」(日経ビジネスオンライン 2009年9月18日)
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■ねまわし・交渉力だけが ものをいってきた自民党的体質よりは、科学に立脚した技術を軸にしようとする、理系宰相の方が、リスクがちいさそうです。■「人生いろいろ」だの、「この程度の約束を守らないのは大したことではない」とか、「今イラクのどこが非戦闘地域で、どこが戦闘地域か、そんなの私に聞かれたって分かるわけがないじゃないですか!」とかいったセリフをくちにはできないでしょう。「オペレーションズリサーチ」をまなんで、科学的な思考方法・発言方法をみにつけてしまった知識人には。■それだけでも、重大な前進だとおもいます。オバマを批判するのと、ブッシュを批判するのでは、科学や技術の動員の意味が全然異質なように。

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