プロフィール

ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

前ブログ: 『タカマサのきまぐれ時評

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

ブロとも申請フォーム

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

新型インフルエンザ騒動の怪18=原田和明「豚インフルエンザ報道を検証する 第14回 インフルエンザ脳症頻発のカラクリ

「インフルエンザ」関連記事のつづき。■前便「新型インフルエンザ騒動の怪17=原田和明「豚インフルエンザ報道を検証する 第13回」の続報。
■「豚インフルエンザ報道を検証する(第14回)」を紹介するまえに、ここ数日の報道を数件転載。

1日当たり76万人発症=新型インフルの流行時
-入院4万6400人・厚労省試算
(時事)
 厚生労働省は28日、国内における新型インフルエンザの流行について、感染者数の増加ペースなどを試算した「流行シナリオ」をまとめた。罹患(りかん)率を20%とした場合、最高で1日当たり約76万人の患者が発生するほか、ピーク時の入院患者は4万6400人に上るという。
1日当たり76万人発症

 同省は都道府県に対し、年齢構成など地域特性を加味した試算を同日付で要請。その結果を基に必要な病床数などを把握した上で、9月中旬までに医療体制の確保状況を報告するよう求めた。
 国内外の流行状況などを参考に、数理モデルを使って試算した。同省は「仮定のシナリオで実際の流行を予測したものではない。ウイルスの変化などで数値は高くなる可能性もある」としている。
 試算では、新型インフルエンザに感染、発症する罹患率を20%、入院率を1.5%、重症化率を0.15%と想定。それぞれ30%、2.5%、0.5%と高めに見積もった試算も行った。
 罹患率を20%とした場合、起算日から9週目に流行のピークが訪れ、1日当たりの新規患者は約76万人に達すると指摘。以降は減少に転じ、19週目で終息するとした。試算上、現時点は2~3週目に当たるとみられる。
 入院患者数は10週目で最多となり、全国で4万6400人に上り、罹患率30%の場合は約7万人に増える。入院患者のうち、死亡例が相次ぐ高齢者が約24%を占めた。(2009/08/28-20:13)
■『日経』の 記事は、もっとすごい あおりかた。

新型インフル、厚労省が「流行シナリオ」 感染2550万人・入院38万人も
 厚生労働省は28日、新型インフルエンザを発症する患者の割合である罹患(りかん)率から入院患者数、重症患者数を推計する国内の「流行シナリオ」を公表した。新型の罹患率を通常のインフルエンザの約2倍の「20%」として推計すると、感染者は約2550万人となり、入院患者は約38万人、重症患者は約3万8000人に達するという。
 極めて軽症で回復したり、ほとんど症状がない感染者も含めた感染率は「アジア風邪や香港風邪と同じレベルの50%程度に高まる可能性がある」と指摘、2人に1人が感染する可能性
もある。
 同省が今回の新型インフルエンザについて感染率や入院患者数の推計を出したのは初めて。同省は同日、都道府県に推計結果を伝えるとともに、増加する患者に対応できるように外来や入院体制の整備を求めた。(2009/08/28-17:57)

------------------------------------------
■ただ、これらが 「あおり」であることは、注意ぶかくよめば、すぐにわかる。6000万人が感染し、2500万人が罹患、入院患者が40万人弱で、重症が4万人ということは、どんなに最悪のシナリオをえがいても、数万人の死者で終息するということだ。■先日コメント欄で紹介したとおり、“米国では季節性インフルエンザで毎年約3万6千人が死亡”という統計数値があり、しかも悲観的なシナリオにそって、「米総人口の30~50%が感染、最悪の場合、180万人が入院する。また30万人が集中治療室(ICU)で治療を受ける可能性があり、子どもや若者を中心に3万~9万人が死亡すると予測している」報告書にそっても、スペインかぜのような、それこそ パニックは おきないはずだし、重症の肺炎など合併症で死亡しないような、基礎体力や合併症をおさえこめる抗生物質等がそろった環境で、過去のパンデミックのような惨状が再現されるとは、到底おもえない(先日の、マスク・パニックのような、人口の一定層の集団ヒステリー現象は、多発しそうだが…)。

■一応、プロむけの記事もはりつけておく。

新型、最大で全国民の30%が発症も―厚労
8月28日22時1分配信 医療介護CBニュース
 厚生労働省は8月28日、各都道府県に事務連絡を行い、新型インフルエンザの大規模な流行に備えた医療体制の確保を呼び掛けた。この中で「新型インフルエンザの流行シナリオ」を示し、全人口の20%から30%が発症するとの試算を明らかにした。

 流行シナリオは、通常の季節性インフルエンザのデータや、新型インフルエンザのこれまでの知見を基に作成。「発症率」「入院率」「重症化率」について、対策を推進する上で基準となる「中位推計」と、地域性による幅を加味した「高位推計」を示している。
 発症率は、通常の季節性インフルエンザの2倍程度、全国民の20%とした。最大では30%としたが、都市部ではさらに高くなる可能性があると指摘した。入院率は、6月20日-7月24日に全数調査で確認された4220人のうち、53人が入院の適応と診断されたことを踏まえ、1.5%と試算。基礎疾患を有する人に感染が拡大した場合には、さらに上昇する可能性があるとして、2.5%を高位推計とした。また、7月29日-8月18日の入院患者320人のうち、6歳未満が20.0%(64人)、6-15歳が47.5%(152人)を占めていたことから、通常のインフルエンザとは異なり、小児入院患者が多いことに留意する必要があると強調している。重症化率については、感染が高齢者にまで広がる可能性を考慮して、中位推計を0.15%とした。高位推計は、基礎疾患を有する人などに感染が広がる危険性を指摘して0.5%とした。
 これらの推計を基に流行のピーク時を想定すると、発症率が20%の場合、1日当たりの新規の発症者数は76万人、入院患者数は4万6400人になるという。

 厚労省は流行シナリオについて、現時点での情報に基づいて示すものであり、新たな知見が得られれば随時更新するとしながらも、これを参考にして、地域の実情に応じて必要な医療提供体制の確保を進めるよう求めている。


【関連記事】
「新型」超過入院の診療報酬上の取り扱いで事務連絡―厚労省
インフル定点当たり「2.47」、推計15万人―8月17-23日
「新型」治療、抗ウイルス薬のガイドラインを公表―感染研
舛添厚労相「夜間診療時間の延長」要請へ
「ハイリスク」の基礎疾患は?―ワクチン接種で意見交換会

------------------------------------------
■「真打」に ご登場ねがおう。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
世界の環境ホットニュース[GEN] 725号 09年08月28日
……

        豚インフルエンザ報道を検証する(第14回)

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

第14回 インフルエンザ脳症頻発のカラクリ

 7月22日に 厚生労働省は、新型インフルエンザに感染した 神奈川県 川崎市の小学生の男児(7歳)が、急性脳炎を発症したと 発表しました。これ以降、栃木県、大阪府と3日連続で、低学年の児童が「インフルエンザ脳症」を発症、8月になっても大阪府、茨城県で同様の発症例が報告されました。その直後に沖縄県で「国内初の死亡例」が報告され、「弱毒性と言われていた新型インフルエンザが強毒性化したのか?」との恐怖心に駆られます。しかし、これも厚生労働省の演出の疑いが濃厚です。

 まず、インフルエンザ脳症発生を伝える報道を国内5例目まで列挙します。

 《最初のケース》
  新型インフルエンザ:川崎の小学男児、国内初のインフルエンザ脳症
 ──ほぼ回復
  厚生労働省は22日、新型インフルエンザに感染した川崎市内の小学
 生男児(7)について、国内で初めてインフルエンザ脳症と診断されたと
 発表した。幻覚を見る中枢神経障害がみられたが、重症化せず、ほぼ
 回復しているという。
  厚労省によると、男児は19日に39度台の熱を出し、翌日には幻覚な
 どの症状も出た。(毎日新聞 2009年7月23日 東京朝刊)

 《国内2例目》
  栃木県は23日、新型インフルエンザに感染した県東部在住の小学生
 女児が急性脳炎(インフルエンザ脳症)を発症したと発表した。
  県によると、女児は21日から発熱やせきの症状があり、22日に医療
 機関の簡易検査で新型インフルエンザ陽性と判断されたが、症状が
 軽かったため、治療薬リレンザを投与され、自宅療養していた。22日
 夜にめまいなどの意識障害を示したため、宇都宮市内の感染症指定
 医療機関に入院した。(2009年7月23日22時30分 読売新聞)

 《国内3例目》
  大阪府は24日、新型インフルエンザに感染した同府岸和田市の小学
 2年男児(7)が急性脳炎(インフルエンザ脳症)を発症したと発表した。
 府によると、男児は20日に38.4度の発熱や倦怠感があり、21日には
 意識混濁も発症したが、22日には治療薬リレンザの投与で熱が下がり、
 快方に向かい、24日に退院した。
                   (2009年7月24日21時40分 読売新聞)

 《国内4例目》
 大阪府は4日、新型インフルエンザに感染した同府豊中市の男児(5)が
 急性脳炎を発症したと発表した。男児は1日に入院し、快方に向かって
 いるという。(2009年8月4日21時20分 読売新聞)

 《国内5例目》
  茨城県は8月11日、新型インフルエンザに感染が確認された県内の
 男児(4)が急性脳症を発症したと発表した。県によると、男児は集中治
 療室(ICU)で治療中で、呼吸状態が不安定なため人工呼吸器を装着
 している。厚生労働省によると、人工呼吸器が必要なほど重症化した
 例は初めてという。男児は9日朝から せきが出始め、10日午前に38.5
 度の熱を出した。同日午後になってけいれん発作や意識障害を起こし、
 病院へ搬送された。【秋田浩平】
                (毎日新聞 2009年8月12日 東京朝刊)

 さて、インフルエンザの流行期でもない7月下旬に、なぜ突然 このようなインフルエンザ脳症が 頻発したのでしょうか? しかも、厚生労働省が「新型インフルエンザで初の脳症」を発表したのは7月22日でしたが、その前日は 衆院本会議冒頭で解散詔書が読み上げられ、「政権選択」選挙がスタートしたばかりです。偶然にしてはできすぎていると思っていたら、やはりカラクリがありました。

 ヒントは「国内初」を伝えた産経新聞の記事です。(2009.7.22 22:05産経ニュースより以下引用)

 厚労省は同日、各自治体に全数を求めている感染者の報告について、
 24日から集団感染事例のみに切り替えると発表した。大規模流行に
 つながる集団感染を重点的に把握するための措置。10人以上の集団
 で2人以上の感染が 確認された場合が報告対象となる。
(引用終わり)

 新型インフルエンザと診断されても集団感染の疑いがない限り報告の義務がなくなったことと、脳症頻発とが何の関係があるかと思われそうですが、厚生労働省に提出する書式が変わって、症状を記載する欄が新たに設けられたのです。それまで、「新型に感染したかどうか?」を報告していたものが、「感染者はどのような症状か?」を報告するようになったのです。

 小児のインフルエンザ脳症は季節性インフルエンザでは特に珍しい症状ではないようです。朝日新聞(7.23)には次の記載があります。(以下引用)

 厚労省によると、インフルエンザ脳症は高熱や何らかの中枢神経症状
 が出るもので、季節性のインフルエンザでも毎年、数十例の報告があ
 る。今回のケースについて、厚労省結核感染症課は「新型でも脳症が
 起こる可能性を示したものといえる」としている。(引用終わり)

 従って、これまで でも「新型と診断されて、脳症になった」症例は いくつもあったと推測されます。厚生労働省はこれまで症状の報告を求めなかったために表に出なかっただけで、報告を義務付けたから、症例が表に出てくるようになったということのようです。

 ちなみに、法改正によって、医師の行動は次のようになりました。

 (1)医師はインフルエンザ様症状を呈する患者を 診察した場合、当該
  患者に対する問診を行い、患者の属する施設において、新型インフル
  エンザ(A/H1N1)の集団的な発生が疑われるかどうか判断する。

(2)問診等により、集団的な発生が疑われると 判断した場合、医師は、
  直ちに次に掲げる情報を最寄の保健所に連絡する。

 「次に掲げる情報」とは、厚生労働省が定めた 報告書の 書式のことを言い、「11.症状」欄には 次の項目があり、「脳症」も含まれています。以下に項目を列挙します。

 38度以上の発熱、38度未満の発熱、鼻汁もしくは鼻閉、咽頭通、咳嗽
 (がいそう=セキ)、下痢、嘔吐、全身 倦怠感、関節痛、筋肉痛、肺炎、
 多臓器不全、脳症、意識障害、その他(    )

 さて、7月22日に都道府県と政令指定都市に 通達が出され、24日から実施された「感染症法」の一部改正ですが、その趣旨は「パンデミックの恐れがある集団感染のみを報告せよ」ということのようです。ところが、「診察した医師が集団的な発生が疑われるかどうかを判断して、該当すれば保健所に届け出る」ことになっていますが、肝心の「集団感染とは何ぞや?」という定義があいまいで、法改正の目的は別のところにあったのでは?との疑いがあります。

 法改正の経緯は厚生労働省の通達(2009.7.22)の「Q&A」にあります。(以下引用)

  6月19日に、「医療の確保、検疫、学校・保育施設 等の臨時休業の
 要請等に関する運用指針(改訂版)」が 策定され、新型インフルエンザ
 (A/H1N1)について、個々の発生例すべてを把握するのではなく、放
 置すれば大規模な流行につながる可能性のある集団発生を重点的に
 把握する旨の方針が示されました。

  これを受け、感染症法 施行規則の 一部を改正し、新型インフルエン
 ザ(A/H1N1)の患者を診断した場合であっても、その事例が集団的に
 発生しているものでなければ、感染症法第12条に基づく医師の届出を
 不要としたところです。(引用終わり)

 さて、問題は「集団感染」の定義があいまいで、実質的には、診断した医師の主観で報告するかしないかが決まることです。Q2には次の記載があります。

 Q2:「集団的な発生が 疑われるような場合」とは具体的にどのような
  場合か?

 A2:問診の結果、患者の周囲に 複数のインフルエンザ様症状を呈する
  者がいる可能性があると判断される場合や、医師が同一の施設に通
  う患者でインフルエンザ様症状を呈する者を1週間以内に2名以上診
  察した場合をいいます。

 Q3:「患者が通う施設において」とあるが、具体的に何を指すのか?
  逆にどのようなものが該当しないのか?

 A3:学校、社会福祉施設、医療施設、職場、部活、塾、寮など。
  規模の小さい家族、反復して接触することにはならないスポーツ大
 会、結婚式、祭は該当しない。

 こんなあいまいな定義しかないのです。もっとも、「新型インフルエンザ」の定義からして、「新型インフルエンザウイルスの感染による感染症である。」(7.22 通達 別紙1)なのです。これなら、かつて「新型」は「トリインフルエンザ」のことだったものが、今では「豚インフルエンザ」を指しているように、そのときどきで官僚の都合よく定義は変えられています。「季節性インフルエンザ」がちょっと変異しただけでも「新型ウイルス」と呼べなくもありません。要するに何でも「新型インフルエンザ」なのです。

 運用指針が改定された 6月19日は現場にもかなり異変があったようです。現役検疫官木村盛世氏の ウェブサイト(6月25日)には 次の記載が あります。
(以下引用)

  6月19日今までの政府の対応ががらりと変わりました。検疫は 新型
 インフルエンザ発生前とほぼ同じ状態になり、今まで入れ替わり立ち
 替わり来ていた “応援部隊”もなくなりました。

 「今までの騒ぎはなんだったのだろう?」
 「きっとお祭りだったんだ」

  これが検疫所職員の間で交わされる言葉です。

  国内体制はといえば、今まで「一般医療機関に行かずに発熱外来へ
 !」といっていたのが「医療機関へ行きましょう」となりました。これだけ
 大きな政策の変更がある場合はその理由を明確にすべきなのですが、
 今日現在(6月25日)全く厚労省は言及していません。国内レベルもそ
 のままです。

  悪のバイブル「行動計画」も書きかえるつもりがないままですが、今
 より毒性が強まったウイルスにおなじ対策を講じれば、今まで以上の
 パニックと何兆円と言われる経済損失を生みます。
(引用終わり)

 木村氏がいう「今まで以上のパニック」を起こすことが、脳症や死亡例頻発との報道の目的なのではないかというだとすると、選挙一色のこの時期は絶好のチャンスなのかもしれません。「国内初の死亡例」となった沖縄での症例についても、政治的に利用された疑いがありました。

------------------------------------------
■ちなみに、「【新型インフル】なぜ沖縄で大流行 温暖化、エイサー、冷房…?」(2009.8.25 23:05)という、一見興味ぶかげで、実はくだらない推定記事がある。■ハラナは、一部がとなえる「米軍基地大発生温床」説に くみしたい(”感染拡大は米軍基地が原因” 2009年08月25日10時00分 / ゲンダイネット)。「国内は水際対策で検疫強化や監視態勢の徹底を促したが、米軍基地内は治外法権……空母や基地など、閉ざされた施設内で長期間過ごせば感染が広がる可能性も高く、仮に感染者が基地外の飲食店などに行けば、接触した日本人が感染するリスクも必然的に高くなるから」「基地が集中している中部地区で感染者が多い」…。
沖縄島伊江島に集中する米軍基地とは、生活環境や訓練環境がととのっているからではなくて、単に、軍事植民地として空間が独占できたという歴史的経緯と、「思いやり予算」をはじめとした、巨額の財政援助が日本政府から提供されてきたという、タカリ系の理由だけで、しがみつかれたものだ。■施政権返還後、急速にすすんだ円高もあって、アメリカ兵たちは、基地内にますます とじこもり、とりわけ「白人」たちは、冷房完備の室内に とじこめられる(あの亜熱帯の列島で、紫外線対策なんぞしたって、ヨーロッパ系の集団にとっては、無意味というもの)。いわゆる「豚インフルエンザ」が、養豚場という「豚口密集空間」なしには、おこりえなかっただろうという私見をのべておいたが、人工冷房によってひたすら「避暑空間」を確保してきた、亜熱帯下の米軍基地ほど、インフルエンザ・ウィルスの かっこうの増殖空間はなかろう。冷房によって 低温・乾燥化した半密閉空間に、人口がひしめくのだから。
■いうまでもなく、沖縄県などが公表する新型インフルエンザ感染者数や重症例は、全部、非米兵である。「沖国大米軍ヘリ墜落事件」でも再確認されたとおり、基地内はもちろん、事故現場さえも「治外法権」の沖縄島・伊江島であるから、基地内で発生した感染者の質・量を、沖縄県当局が把握させてもらえるはずがない(笑)。つまり、沖縄で「大発生」しているとされる感染者たちとは、基地労働者、および でいり業者と、その家族・友人たちなのだと、推定できる。
■現地のひとの解説によれば、たとえば基地集中地からはなれた那覇周辺には、学校に冷房がないのに、基地周辺の学校には、爆音対策とセットで冷房が完備されていると。■基地内で大発生したところに、サービス業の現地住民がはいりこみ、基地外にもちだして、学校など密閉され、ひとがつめこまれた冷房空間で、二次感染がくりかえされる…という推定だ(実際、前述したとおり、「円高」という障壁もあって、米兵が飲食店にでむいて感染者をふやすケースは、少数だろう)。さらに、米兵同様、冷房依存で建物や自家用車からでようとしない生活様式とか、てあらい(自衛)・マスク(感染拡大防止)などが全然定着していないことなども。
■正確な転写か紙面を 確認していないが、「マスクをすると、していない人たちから引いた目で見られる。ひとりだけつまはじきにされたような気がして、子どもたちはマスクをしなくなる。どうかタイムス誌面で、各学校が予防策としてマスクをするよう報道していただきたい」といった むねの投稿もあったようだ。■以前も マスクで感染拡大をへらすことはできても、自衛手段としては 有効でないのに、集団ヒステリーによる パニックにおちいっているといった指摘をくりかえしたが、マスクの疫学的な効用を冷静にみつめるなら、「マスク着用≒発症者」という、アピールになってしまう。ムラ空間としての沖縄島あたりとしては、「セキをこらえて、マスクは回避…」という戦術においこまれるのは、当然かもしれない。■おそらく 感染は、マスクとは無関係に、(米軍関係者の)鼻汁→手→ドアノブ→(基地従業員の)手→鼻腔といった経路でウィルスがバトンされているんだろう。神経質に てあらいなんぞしないだろう ウチナーンチュが、冷房空間で くりかえす「濃厚接触」は、たしかに パンデミックの温床になりかねない。

●Google“インフルエンザ・ヒステリー”
スポンサーサイト

テーマ : これでいいのか日本 - ジャンル : 政治・経済

タグ : 真理省 1984年 安全 ハイパー独裁 米軍基地 感染者数

<< 社説:学力テスト もっと有効な手だてを(毎日) | ホーム | 投票用紙配布ミス、全盲男性の投票無効に…大阪(読売)ほか >>


コメント

■新型インフルの流行時-入院4万6400人・厚労省試算-まずは、人ごみは避けること、そうして後はネットショッピングか?

こんにちは。厚生労働省の試算では、結構シビアな数字をだしていますね。皆さんここしばらくは、油断していたようなので、また引き締めるためにもシビアな数値を出したのだと思います。変にパニックになることはないですが、この9月、10月あたりは、ピークになるそうですから、この時期には人ごみは避けたほうがよさそうです。そうなると、ネットショッピングなどするのがいいですね。私のブログでは、日本国内の主だったネットショッピングのディレクトリーを掲載しました。詳細は是非私のブログをご覧になってください。

過去記事もふくめて、よく およみのうえ投稿ください

■「皆さんここしばらくは、油断していたようなので、また引き締めるためにもシビアな数値を出したのだと思います」といったコメントをいただくような記事をかいたおぼえはありません。■もちろん、WHOや厚生労働省など当局の「発表」を全否定するかのような 当ブログの基本姿勢を「油断」と断定するような おたちばがあることは、理解しますが、それならそれで、そう判断して当然だとする疫学的根拠をおしめしいただかないと。■もちろん、当方やギャラリーのほとんどは、医学のしろうとですから、わかりやすく。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


新型インフルエンザ 流行シナリオ

ピーク時4万6400人入院 道内でも700人 罹患率20%で厚労省推計 (08/28 20:01、08/29 07:10 更新) &lrm;22 &#26178;&#38291;&#21069;&lrm;厚生労働省は28日、新型インフルエンザの感染拡大に備え、入院患者数などを推計する際の目安となる「流行シナリオ」を?...


 BLOG TOP 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。