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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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冷淡な世界 ウイグルの嘆き(朝日)

「ウイグル」関連記事の続報。

■『朝日』(2009/08/23朝刊)の「国際」面の署名記事の最終部分。

 中国当局によるウイグル弾圧を黙認する主要国を、カイサル氏はこう皮肉った。
 「我々と同じ数のパンダが死んだら、世界はこんなに冷淡ではないはずだ」

「冷淡な世界 ウイグルの嘆き」東京 林望

■つぎは、うえの「シメ」の文章をみちびく 全文。



 
 中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区で起きた騒乱から間もない7月8日。東京・元麻布の中国大使館前に在日ウイグル人らが集まり、ウルムチでの中国当局の暴力的な対応に抗議するデモ行進を始めた。
 「子供たちを殺すな」
 「我々だって人間だ」
 涙ながらに訴える人々の中に、●●●●●●●さんがいた。東京で中国語を教える●0代の●性である。
 カザフスタンとの国境線近くの街に生まれ育った。小学校から大学まで、漢族と一緒に漢語教育を受けた体制内エリートのひとりだ。胡錦濤(フーチンタオ)国家主席の出身母体である共産主義青年団にも参加した。
 しかし今回、同胞が漢族の群集に殴られ、死んでいく映像を見て身震いした。「人間扱いされていない」
 就職したウルムチの政府機関で、100人以上の職員のうちウイグル人は3人だけだと知ったときの驚き。職場の政治学習会で「ウイグル族のやつらが」と吐き捨てた漢族の同僚の表情。色んなことを思い出した。「民族の自尊心」が、これ以上踏みにじられるのに耐えられなかった。
 だが、この日のデモに参加した同胞は、たった7人。日本にはウイグル人が千人近くいるが、遠く祖国を離れてはいても、中国当局に目をつけられ故郷の家族に迫害が及ぶのを恐れているのだ。
 「自由の国にいる私たちが声を上げずに、誰がウイグルの思いを伝えるのか」。●●●●●●●さんは気丈だったが、濃いサングラス姿に隠しきれないおびえが見えた

 来日した亡命ウイグル人評論家カイサル・アブドゥルソル氏は「中国当局はウイグルの文化や誇りを守ろうとする者までもテロリストと呼び、敵に仕立ててきた」と指摘した。01年の米同時多発テロ以降、大国が「対テロ戦争」で結託したことが、そういう状況を許したという。
 ウルムチのデモでは、中国国旗を掲げたウイグルの若者たちがいたと聞く。銃弾に倒れ、連行された中にも、中国政府が敵視する「テロリスト」ではなく、●●●●●●●さんのように「漢族と平等に生きたい」と願っただけの若者もいたはずだ。
 だが、ウイグルに対する世界の関心は薄い。昨年のチベット騒乱で、欧米の首脳らが北京五輪開会式のボイコットにも言及するなど、強い中国批判をしたのとは対照的だ。「我々がイスラムだからか」
。ウイグルの人々は不信を募らせている。

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■「自由の国にいる私たちが声を上げずに、誰がウイグルの思いを伝えるのか」とは、なんと皮肉なことか?
■ (「敵の敵は味方」「共産中国は、日本の赤化・植民地化をねらっている」系の)右派系反中国主義者に くみしかねないので 気がすすまない。しかし、漢族への同化主義政策にはぐくまれた体制内エリートさえも反感をいだき民族主義者においやる独裁体制。そんな矛盾をはらんだムリな体制は、いずれ自壊するだろう(岸田秀氏がソ連の崩壊を予言したように)。しかし、それが瓦解するまでの「陣痛」をよわめ・ちぢめる 「産婆術」は必要だろう。■以前もかいたとおり、米中ロ3超大国は、世界平和のためにも解体しないといけない存在だ。「日本」という国体も解体する必要があるかもしれないが、その存在は世界全体にとって「小悪」でしかないから、優先順位は、ずっとさがる。


 中国当局によるウイグル弾圧を黙認する主要国を、カイサル氏はこう皮肉った。
 「我々と同じ数のパンダが死んだら、世界はこんなに冷淡ではないはずだ」


■これは、われわれに つきつけられた最高の批判として、肝に銘ずるべきだ。
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テーマ : これでいいのか日本 - ジャンル : 政治・経済

タグ : ナショナリズム ハイパー独裁

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コメント

中長期的には、いずれ後悔することになるはず

台湾ホテルで中国客大量キャンセル ウイグル映画問題で圧力か
2009年9月18日 中日新聞
 【台北=栗田秀之】台湾南部の高雄市で、中国からの観光客や視察団の訪問が取りやめとなり、ホテルの宿泊予約が大量にキャンセルされたことが17日、分かった。台湾紙中国時報などが伝えた。
 高雄市では10月の映画祭で亡命ウイグル人組織「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル主席を扱ったドキュメンタリー映画が上映される。8月末には、陳菊市長らの要請でチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の訪台が実現しており、中国側の報復と圧力が背景にあるとみられる。
 報道によると、キャンセル数が1000室に上ったホテルもあり、市内全体では計3000室を超えたという。



中国観光客の訪問中止続出 台湾、ウイグル映画上映計画に反発
2009.9.17 20:31

 10月の映画祭で亡命ウイグル人組織「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル主席のドキュメンタリー映画の上映を計画している台湾南部の高雄市で、同市訪問を計画した中国人観光客の予約キャンセルが相次いでいることが17日分かった。与党国民党系、中国時報などが伝えた。
 中国は主席を「祖国分裂を図る犯罪分子」と激しく批判しており、映画上映をめぐって今後、台湾側への揺さぶりを強めるとみられる。
 報道などによると、高雄市にある複数のホテルで今月、中国人団体観光客が利用する旅行会社から予約の取り消しが続出、計3千室に上った。経済的な影響を懸念する高雄の旅行業界から、市政府に上映中止を求める声も出始めているという。(共同)

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