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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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イラクで連続テロ95人死亡 米部隊撤退後も治安懸念(共同)

イラクで連続テロ95人死亡 米部隊撤退後も治安懸念

 【カイロ共同】イラクの首都バグダッド中心部にある旧米軍管理区域(通称グリーンゾーン)周辺の中央省庁近くなどで19日、爆弾や迫撃弾による連続爆発テロがあり、ロイター通信によると、95人が死亡、536人が負傷した。国際テロ組織アルカイダ系武装勢力などによるテロの可能性がある。

イラクで連続テロ95人死亡
19日、イラクの首都バグダッドで発生した爆弾の爆発で破損した自動車(ロイター=共同)


 AP通信によると今年に入ってイラクで最悪の被害。イラクでは6月末に駐留米軍部隊が都市部から撤退したが、その後もテロが頻発しており、政府中枢施設などを狙ったとみられる今回のテロで、イラク軍や警察の治安維持能力への懸念が一層高まりそうだ。

 ロイターなどによると、爆弾などによる攻撃は少なくとも6回あり、最も大きな爆発は警備が厳重な旧米軍管理区域付近にあるイラク外務省近くで発生し、政府系のビルが大きな被害を受けた。財務省近くの北部ワジリヤ地区ではトラックに積まれた爆弾が爆発、中心部カラダ地区でも爆発があった。

 旧米軍管理区域内の連邦議会の建物も窓ガラスが割れた。同区域内の在イラク日本大使館の建物などに被害はなかったという。

 バグダッドでは7月31日、イスラム教シーア派の5カ所のモスク(礼拝所)を狙った連続爆弾テロがあり、少なくとも29人が死亡するなどテロが頻発。一方でイラク政府は、バグダッド各所に設置され治安悪化の象徴だったテロ防止目的のコンクリート壁を9月中旬までに撤去することを決めている。

2009/08/20 00:29 【共同通信】

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■おさだまりの、「国際テロ組織アルカイダ系武装勢力などによるテロの可能性」という、当局発表の「公式」の タレながし。

■アメリカ政府は、治安維持が現地政府によって可能になったから、撤退するのだと、いっていたはず。■しかし、現実は、アメリカ軍が打倒したサダム・フセイン体制下ではごくわずかだっただろう、テロリズムがくりかえされのが、アメリカ軍などによる治安維持部隊の駐留期だったし、撤退したところで、破壊された秩序は、もどってきていないようだ。
■無論、「だから、日本軍もふくめて、国際社会は米軍をはじめとした多国籍軍で治安維持の責任をもつほかない」などと、いいたいのではない。■米軍が、大量破壊兵器とテロ支援という 国際者愛の害悪であると きめつけて倒壊させた政権のなきあと、出現したのは、混乱と殺傷だったという現実。一度崩壊した秩序は、容易に復旧しないという現実。破壊した張本人は、いずれにせよ「責任」など、とりようがないし、とる意思もないだろうという現実。
■実に保守的な意見になってしまうが、よかれあしかれ秩序があった、チトー大統領指導下のユーゴスラビア崩壊後の惨状が、共存による平和として「秩序復旧」にもどれるのは、いつのことか…といった、なげきと、かぶってしまう。■一見、邪悪にみえる独裁政権さえも、その後の混乱による不幸よりはマシというのが、直視するほかない事実だとしたら、どんなに それがにがい現実であることか…。


■しかし、視点をかえると、日本では、すくなくとも毎日平均100人ちかくの自殺者がでている(変死者数が操作されいているかどうかには、議論があるようだが。http://harana.blog21.fc2.com/blog-entry-878.html http://d.hatena.ne.jp/NORMAN/20090812/1250045627 http://d.hatena.ne.jp/NORMAN/20090731/1249014358)。■いずれにせよ、“10年間で30数万人が自殺~イラク戦争より犠牲者多い「自殺大国ニッポン」は長期の内戦状態にある”という指摘は、現代の日本列島という時空が、いかに他殺をはじめとした凶悪犯罪がすくない空間であろうと、異様な状況であることを、うらがきしている(「幸せはどこからやってくる?(朝日)」「上半期の自殺者1万7076人=過去最悪に迫る勢い-29都府県で増加(警察庁)」)。

■「よる 女性が ひとりあるきできる、世界にもマレな治安のいいところ」等々の風評は、以前話題にしたイタリア各地や、今度ワールドカップの開催地となる南アフリカの都市などと好対照かもしれない。■しかし、日本列島を安易に美化しない冷静な視線からみれば、この空間は、整然としてみえて、かなりクレイジーな状況がつづいている。外国人研修生をヤクザまがいの手法で搾取する工場・農場が点在するとか、過労死や実質自殺にちかい餓死・病死とかが放置されるようなね。

■少年犯罪の激増・凶悪化・低年齢化…といった、治安悪化論=デマをとばし、不安をあおる御用学者やメディアも問題だが、「世界とくらべれば…」論を結局ながし、そのスパイスとして、「ひとの不幸」ばなしをネタにするメディア体制は、やはり「ハイパー独裁」(田中宇)の温床なのだとおもう。
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テーマ : 軍事・平和 - ジャンル : 政治・経済

タグ : 安全 ハイパー独裁

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これがニュースになるという現場の惨状

イラク駐留米軍、12月は戦闘で死者なしと 作戦開始後で初
1月2日14時12分配信 CNN.co.jp
 バグダッド(CNN) イラク駐留米軍は1日、2003年3月の軍事作戦開始以降、昨年12月が戦闘行為で米兵の死者が出なかった初めての月間となったと発表した。非戦闘では3人が死亡している。

 駐留米軍のオディエルノ司令官はイラク国内で反政府武装勢力の暴力が減少していることを示す重要な証左と主張している。

 一方、戦闘などに巻き込まれたイラク民間人の犠牲者も減少基調にあるとみられ、同国内務省によると昨年は2773人、負傷者は8900人。03年以降では最も少なかった。イラク軍兵士の死者は242人、負傷者は612人だった。

 駐留米軍によると、イラク軍事作戦に踏み切って以降、戦闘での米兵の死者は累計で3477人、非戦闘では898人となっている。昨年の月間別の死者では、5月の17人が最高だった。7月以降は5人を下回る水準で推移していた。

 イラクの米軍は、08年末に締結した駐留協定に従い、昨年6月までに都市部から部隊を撤退させている。10年8月末までにイラクでの戦闘任務を終了。イラク治安部隊の訓練などにあたる残存部隊も含めて、11年末までにイラクから完全撤退の予定となっている。

 オバマ米大統領はイラク駐留軍の削減を受け、テロとの戦いの主戦場と位置付けるアフガニスタン軍事作戦に一層の兵力を差し向ける考えで、昨年12月1日に発表した新戦略では3万人の追加派兵を打ち出している。ただ、アフガンでは米軍兵士の犠牲者が増えており、「ベトナム化」を懸念する米国民の早期撤収論も根強い。

アメリカの 一貫性のなさ=無責任さ

7月のテロ死者、過去2年で最悪=米撤退控え政治空白懸念―イラク
8月1日5時31分配信 時事通信

 【カイロ時事】イラクの国防と内務、保健の各省が31日まとめた7月のテロなど暴力事件による死者数は535人となり、2008年5月以来最悪となった。AFP通信が伝えた。
 死者の内訳は、民間人396人、警官89人、兵士50人で、負傷者の数は1043人に上った。イラクでは3月の連邦議会選以降、約5カ月が経過するが、新政権発足のめどが立っておらず、駐留米軍撤退も控えて「政治空白」への懸念が生じている。 

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■アバマ政権は、イラクは安定したから、より重要なアフガニスタン対策に うってでる、みたいな、いいかたをした(2010/01/03 00:08づけの紹介記事参照)。
■しかし、イラクは、アメリカが 秩序を ぶっこわしたあと、全然 「復元」していない。おそらく、サダム=フセイン体制の方が、ずっとずっとマシだっただろう。もちろん、弾圧されていた勢力にとっては、いまは、やりたい放題かもしれないので、歓迎しているかもしれないが、そういった利害関係と全体的な 平和・秩序は、別問題だ。

■ベトナム戦争も、ベトナム人民はもとより、アメリカ兵自体に、深刻な ツメあとをのこした、どろぬまの惨劇だったわけだが、すくなくとも、南北を統一した ベトナム政府は、まがりなりにも秩序をたもってきた(少数民族への抑圧とか、難民の大量非難とか、近隣への帝国主義的進出はおく)。■しかし、イラクのばあいは、米軍が勝利し、解放軍となったはずなのに、どうみたって ベトナム戦争後のベトナム人民よりも、不幸そうな気がする。気のせいか? すくなくとも、ベトナム戦争後に、南ベトナム軍の残党が、爆弾テロとかげゲリラ戦を延々展開したなんて、きいたことがない。■それでも、アメリカ人たちは、「ベトナムでは社会主義による独裁体制がつづいたが、イラクでは民主体制が成立した」とでも、いいはるんだろうか?

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