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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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陸上競技世界記録の意味

■膨大な記事をもたらした ウサイン・ボルトによる、世界記録更新。■偶然にも ちょうど1年まえにかいた「人類最速? 記録更新? 感動?」で、かいたことの「蛇足」みたいなもの。


【天声人語 2009/08/18】
「21歳。極致の数字をまだまだ縮めそうな、おそるべき雷光である」と、奇(く)しくも去年のきょう、小欄に書いた。雷光とは、北京五輪の男子100メートルを疾走したジャマイカのボルト選手である▼その稲妻が、1年ののちに再び駆け抜けた。ベルリンの世界陸上で出した9秒58は、途方もない世界新記録だという。2位になったライバル、ゲイ選手(米国)の談話がいい。「人間がこんなに速く走れることがわかった。残念ながら私じゃなかったが」。脱帽、ということだろう▼北京では快挙の半面、世界を残念がらせた。勝ちを確信したのか両手を広げて減速してしまったからだ。今度はゴールまで真剣だった。敗れた選手は、わずかな差が、千里を隔てたように遠く思われたに違いない▼国際陸上競技連盟ができた1912年、世界記録は10秒6だった。以来、人類は1世紀をかけて1秒余を縮めてきた。「たった」と思うか、「よくぞ」と見るか。ならせば年に約0.01秒。ともあれ、水滴が石をうがつような努力の賜(たまもの)だろう▼人類最速への興味は、車がどれだけ速くても薄れない。一編の詩が思い浮かぶ。〈ふくらはぎ 優しいなまえ 円柱のようにふくらみ静かだ その下のくるぶし 硬い果実のように丸い対偶 夢が仕掛けてあるのだ……〉(「走る人」沢口信治)。最速とは、人体の能力への、最も素朴な憧(あこが)れかもしれない▼次なる目標は9秒台の前半ということか。専門家によれば可能性はあるそうだ。人類未体験の領域に突き進む、「夢の仕掛けられた足」である。
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■何人もの ヘソまがりたちが くりかえし のべてきたことだが、「世界記録」更新に、どんな意味があるのか? ある歴史段階で 数人の世界的なアスリートが その可能性をもっているとして、そのひとりが 以前の「数値」を 「突破」したこと=「人類最速」の ぬりかえが、そんなに おめでたいことなのか?
■「人類は1世紀をかけて1秒余を縮めてきた」??? ここでの「人類」って、なに? ■運動能力の 大小にかかわらず、そして短距離走という、10進数にとらわれた特殊な競技に真剣になれない膨大な人口層が何十億人もいるだろうし、競技人口が数十億になど、絶対にならないようなマニアックな競技。そこでの「記録更新」が、世界人口にとって、どんな意味をもつ? ■「次なる目標」って、だれの? 「人類未体験の領域」って、なにをもって、どんな観点から くちばしっているのか?
■F1マシンをめぐる技術革新が 一般車道をはしる民間人の運転状況に影響をあたえる可能性ほどには、人類のダッシュに影響をあたえそうにない。「平均値」や「中央値」はもちろん、「最頻値」などにもね。■いや、サッカー選手のダッシュ力向上さえ、あやしいんじゃないか?

■もちろん、学術関連の「進歩」だって、本質的は大差ないかもしれない。しかし、「純粋数学の為にそれが永遠に誰の為にも何の役にも立たない事を祈って、乾杯!」みたいな ヘソまがりが、スポーツ関係者にいるとは、とてもおもえない。
【世界陸上】世界記録の伸び加速? 歴史変えたボルトの激走
『産経』2009.8.17 15:24

 世界陸上男子100メートルで世界新記録となる9秒58をたたき出したウサイン・ボルト(ジャマイカ)。人類初の9秒5台というこの快挙に、専門家からも「規格外」との声が上がった。
 100メートルの記録について、世界記録の変遷などを集計して「2050年までに9秒55」と予測していたのはバイオメカニクスを専門とする早稲田大学人間科学部の鈴木秀次教授。今回で残り0秒03にまで迫られた鈴木教授は「今回のレースは追い風0・9メートル。もし公認ぎりぎりの追い風2メートルだったら9秒55は出ていたでしょう」と話す。今回の世界新は、歴史の流れを40年も早める快挙だった。
 鈴木教授は世界記録更新の条件として、(1)瞬発力が高い速筋の割合が多い(2)小柄な体格(3)動物的本能で無心で走る、の3点を挙げていた。196センチ、86キロのボルトの出現は(2)の条件を覆すものとなったが、鈴木教授は(3)を重く見る。
 「空気抵抗やスタートへの反応などで大型選手は短距離に不向きとされていました。ボルトの場合、この不利な条件を野生動物の本能のような走りでカバーした。『膝から下の筋肉で加速する』という従来の走りでなく、『腰まわりで体を動かして長い足で加速する』という走りがそうです」
 短距離走の場合、走り始めは太ももの前後の筋肉が交互に収縮することでスピードを増していくが、トップスピードに乗ると「もっと早く」の意識から両方の筋肉が同時に収縮する「共縮」現象が起こってしまうという。ボルトの驚異的な加速はこの共縮を本能的に回避していることで実現していると思われ、鈴木教授は「あの朗らかで物怖じしない性格が動物的な集中力を高めているのでは」と想像する。
 人類の限界についてはこれまで、「9秒3」(筑波大の阿江通良教授)、「9秒25」(明海大の岡野進教授)、「9秒48」(スタンフォード大のマーク・デニー教授)など、数々の予測が上げられてきた。いずれも記録の伸びを統計的に加味して算出した結果だが、鈴木教授は「今回の記録で上昇曲線が少し上向いたことは間違いないでしょう」としている。(大野正利)



世界陸上 人類最速ボルト、自信に満ちあふれ 男子百決勝
8月17日11時59分配信 毎日新聞

 1年前の北京五輪の決勝レース後、世界中で論議を呼んだ「人類最速の可能性」に、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)が一つの答えを出した。自身の世界記録を0秒11も縮める9秒58。ボルトは「0秒1も速く走れるとは思わなかった。でも、私にはすべての可能性がある」と言い切った。

 追い風0.9メートルの好条件。20メートル付近でトップに立ち、そのままぐんぐん加速。終盤、右隣の5レーンを走るタイソン・ゲイ(米国)との差を横目で確認しながら、最後まで力を抜かずにゴールを駆け抜けた。電子時計が本格導入された1968年以降、男子百メートルの世界記録で0秒11も縮めた例はない。

 この1年、ボルトは世界中の科学者の関心の的だった。9秒69の世界記録で制した北京の決勝は、終盤の20メートルでスピードを緩めた。「最後まで本気で走ったらどんなタイムが出るのか」。ボルトのコーチが「9秒52」と語れば、北京の決勝で出した秒速12.2メートルの最高スピードを指標に、「追い風2メートルなら9秒56」と分析した学者も。ボルトは「北京ほどのコンディションではなかった」と振り返り、まだ伸びしろはあるといいたげだ。

 ボルトのスタートの反応時間は、北京の0秒165に対し、0秒146。苦手のスタートを大幅に改善した。さらに、ボルトが百メートルに要した歩数は、北京、ベルリンとも同じ41歩。タイム短縮は、足の回転が速くなったこともある。196センチの長身ながら、183センチのゲイと変わらぬピッチを刻み、平均2.4メートルを誇るストライドの違いで勝負は決した。【井沢真】

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■この はしゃぎぶりは、よく おぼえておこう。■つぎのような判定写真もね。
世界陸上

【世界陸上】ボルト世界新、人類は9秒48まで可能? 『産経』2009.8.17 20:36 から
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■つぎのような関心には どういった意味があるのか?

日本陸上界、ボルトに衝撃 「世界の伸びが速すぎる」

 【ベルリン共同】ベルリンで開催中の世界陸上選手権男子100メートル決勝でウサイン・ボルト(ジャマイカ)が9秒58の世界新を出した衝撃から一夜明けた17日、日本短距離のエース塚原直貴(富士通)は「世界の伸びが速すぎる。今や9秒9台でもお話にならない次元になっている」と危機感を募らせた。

 急速な世界の進歩に比べ、日本記録は伊東浩司氏(当時富士通)が1998年に10秒00を出して以来、更新されていない。日本陸連の高野進強化委員長はボルトの走りを「規格外の選手で階級が違う戦いのようだ。9秒4台まではいける」と評した上で「日本も底辺は上がっており、いずれ突き抜けるときが来る」と期待感を口にした。塚原は「日本記録が11年も変わっていない状況では世界と離れていく。何かを変える必要がある」と悩ましそうな表情を浮かべた。

2009/08/17 23:06 【共同通信】





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