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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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新型インフルエンザ騒動の怪14=原田和明「豚インフルエンザ報道を検証する 第11回 もうひとつの豚インフルエンザパニック(3)

「インフルエンザ」関連記事のつづき。■「新型インフルエンザ騒動の怪13=原田和明「豚インフルエンザ報道を検証する 第10回 もうひとつの豚インフルエンザパニック(2)」の続報。
■『産経』の先日の記事を転載。


【新型インフル】国内初の「重症」 茨城の脳症男児
2009.8.12 20:45

 厚生労働省は12日、新型インフルエンザ感染が確認されインフルエンザ脳症と診断された茨城県の4歳男児について、重症との見解を示した。国内の新型インフルエンザ患者の重症例は初めて。
 厚労省は、男児が人工呼吸器を装着し、集中治療室(ICU)で治療を受けていることから重症と判断した。男児は引き続きICUで治療を受けており、意識障害が続いているという。
 男児は9日朝からせきの症状があり、10日朝に38・5度の熱があった。同日午後に救急車で病院に搬送。けいれん発作や意識障害があり、抗けいれん薬の投与も受けた。
 インフルエンザ脳症は、インフルエンザに感染した乳幼児が突然けいれんを起こして、意識障害が急速に進行する。国内では季節性インフルエンザで年間百人程度の報告があり、死亡するケースもある。


■しかし、この時期に、こういった報道は、ちょっと疑問がのこる。インフルエンザには、重症化はつきものであり、肺炎や脳症を併発する例は、そこそこあるからだ。 ■おなじ『産経』の記事は、みだしと内容にズレがある、まさに「羊頭狗肉」状態。


【新型インフル】夏に増加なぜ?  火だねくすぶり拡大中
2009.8.12 22:39

 夏休みに入っても、新型インフルエンザの国内感染者増加に歯止めがかからない。国が自治体に全感染者の報告を求めることをやめた7月24日以降も、サマーキャンプや部活動などで集団感染が相次いで報告されている。通常なら夏には増加しないはずのインフルエンザ。専門家らは「冬を考えると、いまの状況は『流行』にはあたらない」と警告している。(蕎麦谷里志)
 一般にインフルエンザウイルスは湿気や高温に弱いとされる。例年の季節性インフルの流行も、1~2月ごろにピークを迎え、暖かくなる5月の連休明けには収束している。
 しかし、新型インフルは5月上旬に国内初の感染者が報告されて以降、兵庫、大阪両府県を中心に感染が拡大。同月下旬にいったん減少したものの、6月に入ると再び増加に転じた。
 7月24日以降は政府の方針転換で全数把握をやめたため、正確な感染者数は不明だが、国内感染は6000人に迫っていると推測されている。学校が夏休みに入ってからも、高校野球で甲子園出場を決めた天理高校(奈良県)、大阪市主催のサマーキャンプ、早稲田大応援部…。全国高校総合体育大会(インターハイ)では、岡山、埼玉、沖縄の女子バレーボール部代表が、集団感染のため欠場を余儀なくされた。
 真夏にもかかわらず、感染者の報告が減らないのはなぜか-。国立感染症研究所岡部信彦 感染症情報センター長は「増えているように見えるだけで、一般的なインフルエンザの広がり方を考えると、現在のような1週間で数千人という規模の増加は増えているうちに入らない」と指摘する。
 季節性インフルでもピーク時の感染者は1週間に100万人を超す。多くの人が免疫を持たない新型では感染者はさらに増えると想定され、「本格的な流行時と比較したら、現在の感染拡大はわずかな変化にすぎない」(岡部センター長)。北里大医学部の和田耕治助教(公衆衛生)も「現状は火種がくすぶりながら全国に広がっている状態。感染者が急増するのは秋以降だろう」と分析する。
 新型が弱毒性であることもあり、厚労省も「現状はまだ大騒ぎする事態ではない」としているが、油断は禁物だ。感染者が増えれば、それだけ重症化しやすい妊婦やぜんそくなどの基礎疾患を持つ人に感染が及ぶ可能性が高まる。11日には、茨城県の男児(4)がインフルエンザ脳症を発症し、意識不明におちいっている。
 感染研が全国5000カ所の医療機関で行っているインフルエンザの定点観測で、感染者の報告数が4週連続で増加していることも気がかりだ。7月5日までの1週間では、医療機関1カ所当たりの感染報告数は0・16人だったが、以降4週連続で増え続け、8月2日までの1週間では0・56人にまで増加。その大半が新型とみられている。
 和田助教は「本格的な流行となれば国民の10人に2人が感染し自宅待機する。企業などはそうした事態でも、通常業務を遂行できるよう備えておくことが大切だ」と呼びかけている。

--------------------------------------------
■要するに、冬に大流行するぞ、という おどしの記事なのだが、「夏休みに入っても、新型インフルエンザの国内感染者増加に歯止めがかからない」としながら、「いまの状況は『流行』にはあたらない」とは、矛盾している。読者を不安においこもうとして、自滅している。
■たとえば、つぎのような死亡者数動向をどう、みるのか?(「インフルエンザによる死亡者数の推移」『社会実情データ図録図録1955きれた90年代以降は、クリックによって復元


インフルエンザによる死亡者数の推移

■インフルエンザを直接の死因とみなされる死亡者数が、100人をわることは ほとんどないのであり、1000人をこえる年も、しょっちゅうだ。■まして、WHOなどが主張する、インフルエンザによる超過死亡(excess death, excess mortality)概念をみとめるなら(統計処理の方法が不明なので、過大評価でないかという疑念はぬぐえないが)、1000人をしたまわることはすくなく、ちょっとした流行で1万人をあっさりこえるような犠牲者をだしている。
■だとすれば、流行しづらい盛夏とはいえ、数人の重症者がでたことを、ことさらに強調する当局の発表のありよう、メディアのとりあげかたは、異様である。あきらかに、おどしによる不安の再加速化、そして、ふゆの流行期にかけて、タミフルなどの薬剤やワクチン接種のキャンペーンをはかろうとしているとの疑念がきえない。



■やはり、事態を冷静に把握するためには、原田さんにご登場いただこう。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
世界の環境ホットニュース[GEN] 722号 09年08月06日
……

        豚インフルエンザ報道を検証する(第11回)

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第11回 もうひとつの豚インフルエンザパニック(3)    原田 和明

 前回の豚インフルエンザ騒動では、ワクチンキャンペーンはどのような経過をたどったのでしょうか? ワクチン接種が始まって2週間で 早くも死者が続出したため、5州で予防接種中止が決定されています。(以下、○は引用)

 ○ペンシルベニア州マリゲニ郡で10月11日、スペインかぜの予防接種
 を受けた老人3人が急死したため、5州が12日、接種を中止した。3人は
 いずれも70歳台の老人(男1、女2)で、予防接種を受けてから数時間
 以内に心臓マヒで死亡した。心臓マヒの原因は不明。

 ウイスコンシン、ルイジアナ、バーモント、メーン、ニューメキシコ州はこ
 の予防接種を中止。さらに、ニューヨーク、ミシガン両州も同郡で用いら
 れたのと同種のワクチンの使用を中止した。

 この予防接種計画は、総額1億35百万ドルの予算で、米全土で行なわ
 れたが、開始2週間後に5州で中止されることになった。
 (1976.10.13朝日新聞夕刊)

 ○フォード大統領のお声がかりで始まった米国のインフルエンザ(スペ
 インかぜ)予防接種で、10月13日までに 8つの州からお年寄りなど15
 人が接種後、心臓マヒなどで死亡した事件が報告されている。米連邦
 疫学センター(ジョージア州アトランタ)は死亡と接種に因果関係がある
 かどうか調査に乗り出したが、同ワクチン使用は一部の米医学界の反
 対を押し切って決まったものだけに、大統領選でのフォード陣営にも響
 きかねないようである。

 予防接種は 今月初めから始まったが、12日にペンシルベニア州で3人
 死者が出たのに続き、13日になってミシガン州の3人を含め7州で計11
 人の死亡が伝えられた。(1976.10.14朝日新聞夕刊)

 ○米連邦疫学センター(CDC)は、14日現在の全米におけるスペイン
 かぜワクチン接種後の死者は37人に上っていると発表した。

 米政府疫病対策センターは15日、スペインかぜ予防接種と接種直後
 の死亡との間に因果関係はないとして、予防接種計画の実行を勧告
 した。(1976.10.16朝日新聞夕刊)


 一方、日本の対応は、

 早川 厚生大臣は10月1日の閣議後の記者会見で、「スペインかぜ
 のワクチンを百万人分(約 3億円)製造することになった。ワクチンは2
 ~3年もつので、いざというときのことを考えると、これくらいの負担は
 やむをえない」厚生相はこの冬の流行に備えて、大蔵省にワクチン製
 造費を要求していたが、「流行するかどうか わからない。国の懐も寒い
 ので・・・」と 渋っていた。
 (1976.10.13朝日新聞夕刊)


 アメリカで多数の死者が出ても、厚生省はのんびり構えています。

 ○スペインかぜの予防接種を受けた老人が相次いで米国で死亡して
 いる問題で、厚生省は15日、「米国のスペインかぜワクチンと、日本で
 製造中のワクチンの種類が違う」などの理由で冷静にうけとめている。
 (1976.10.16朝日新聞夕刊)


 なお、wikipedia「ジェラルド・R・フォード」の 項目には、フォードの大統領選の敗北原因は 1976年10月6日に行なわれたテレビ討論での失言にあるとしていて、「ワクチンキャンペーンの失敗」についてはまったく記載がありません

 さて、今からほぼ1年前にあたる7月26日、インフルエンザ研究に携わる専門家らの交流会(会長;国立病院機構仙台医療センター西村秀一氏)が「H5N1インフルエンザとプレパンデミックワクチンを考える」という臨時シンポジウムを開催したとの記事(2008.8.5日経メディカルオンライン)の中で、「1976年の豚インフルエンザワクチンの混乱」は「紛れ込み(=ワクチン接種とは無関係に偶発的に起きた死亡例)」が原因だったと紹介されています。

 このシンポジウム開催の きっかけは、厚生労働省が出した「プレパンデミックワクチンの今後の方針について」の混乱が一向に収まらないことです。

 昨年4月15日に舛添要一厚相は 1000万人分のインフルエンザワクチン(このときは「トリ」)の追加備蓄、有効性や安全性を評価する研究の実施を柱とするプレパンデミックワクチンの今後の方針について、新型インフルエンザ専門家会議に諮りました。研究によって有効性と安全性が確認されれば、医療従事者をはじめとする社会機能維持者1000万人への事前接種も検討されるという恐ろしい話まで含まれているのですが、専門家 会議は 早くも 翌日に これを了承しています。
(2008.8.5日経メディカルオンラインより以下引用)

 ○臨時シンポジウムを主催した西村氏は、プレパンデミックワクチン
 方針を巡る議論の不透明さも混乱の一因とみる。仮にこのまま一般国
 民への事前接種が始まり、もしも「紛れ込み」や副作用が多発した場合
 には過剰反応が起こりうる。その結果、国民の中にワクチンに対する不
 信感が広がり、ワクチン事業そのものが停滞してしまう。こうした最悪の
 シナリオが臨時シンポジウムの開催を急がせたようだ。西村氏による
 と、「紛れ込み」とは、大規模接種に伴って生じたが、恐らくはワクチン
 接種とは無関係に偶発的に起きた死亡例のことを指す。

 開催に至る経緯を説明した西村氏は、米国が経験した豚型インフルエ
 ンザの教訓を引き合いに出し、「日本の現状は、米国の過ちを繰り返し
 ているようにみえる」などと指摘した。

 米国の教訓とは、1976年2月に、米国 ニュージャージー州の陸軍訓練
 基地フォート・ディックスで、兵士の間で発生した豚型インフルエンザの
 集団発生のこと。このウイルスはH1N1型で、1918年に大流行し世界中
 で4000万人以上という死者を出したスペイン・インフルエンザウイルス
 と抗原性が類似していたため、スペイン・インフルエンザの再来になる
 のではと危惧された。18歳という若い兵士が死亡したこともあって、緊
 急対策の必要性を訴える声が主流となり、当時のフォード大統領は緊
 急予防接種計画を宣言。総ての米国国民に豚型インフルエンザワクチン
 の予防接種を受ける機会を提供し、それに必要なワクチンを早急に製
 造するとの対策を打ち出したのだ。しかし、結局は患者12人、死亡1人
 という集団発生で終わり大流行には至らなかった。

 だが、それだけでは済まなかった。

 1976年10月から予防接種キャンペーンが開始されたが、「紛れ込み」
 と呼ばれる接種者の死亡例があちこちで起き、それを行政が正しく説
 明できないうちにマスコミが報道したことが予防接種に対する批判を呼
 び起こした。加えて、同年11月末ぐらいから接種者の間でギラン・バレ
 ー症候群の発生が報告され始めた。このため緊急調査が行われること
 になり、その結果、接種者からのギラン・バレー症候群の発生は非接種
 者の 約7倍であることが判明。結局、同年12月には、フォード大統領が
 主導した接種キャンペーンは中止になった。
(引用終わり)

 「行政が正しく説明できないうちにマスコミが報道したことが混乱の原因」とする、この記事の中にも、米国でのギラン・バレー症候群の発生をなぜ「紛れ込み」と呼べるのかといった説明は一切ありません。専門家によるこのような強弁によって、予防接種が強行されることはないのでしょうか? そして、記事の中では「なぜ、プレパンデミックワクチンの方針に事前接種が盛り込まれたのか?」との問いに3つほど理由が述べられています。その中のひとつにはこう書かれています。(以下引用)

 
 ○原液の 有効期間。現在の 予測では 3年ほどと 見込まれている。こ
 のため、2006年度に作ったプレパンデミックワクチンは来年、廃棄しな
 ければならなくなる。せっかく作ったのだから有効に使う方法はないの
 か。その答えの1つが 事前接種だった。
(引用終わり)

 今回の豚インフルエンザ騒動の中、有効期限間近のプレパンデミックワクチンはどうなったのでしょうか? そして、今回の騒動は、タミフル耐性ウイルスが世界を席捲したことが確認された直後に起きました。簡易検査キッドの制約から、現場ではタミフルが使えなくなっていました。「(タミフルを)せっかく作ったのだからなんとか売りさばく方法はないのか。その答えの 1つが豚インフルエンザパニックだった。」ということはなかったのでしょうか?





●「インフルエンザ流行レベルマップ
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新型インフル冷静対応を…強毒化なしの見解(読売)

 新型インフルエンザによる国内初の死亡が15日、沖縄県内で確認された。

 厚生労働省は「新型インフルエンザの病原性が強毒化したものではない」との見解を示しているが、今回の場合、感染が確認されたのは患者の死亡後で、病院と自治体などとの連絡体制には課題も残した。専門家は「これを機に危機感を新たにし、感染の拡大防止に力を入れるべきだ」と指摘している。

 慢性腎不全のため透析治療中の男性(57)が、新型インフルエンザに感染して死亡したことが確認された沖縄県。15日午後5時から那覇市の同県庁で開かれた記者会見では、全国初のケースという事態に、同県の担当者たちは一様にこわばった表情だった。

 宮里達也・保健衛生統括監は、持病を抱えた男性の抵抗力が弱まっていたことが病状を深刻にさせたとの見方を示し、「不安をあおることは好ましくない」と語った。

 男性が透析を受けていた沖縄県内の病院では、12日の段階で、男性が新型インフルエンザに感染した可能性があることを把握していたが、入院先の沖縄市内の総合病院が保健所に報告したのは、男性が15日午前6時54分に死亡してから約2時間後だった。

 厚生労働省は、新型インフルエンザが重症化する恐れがあるため、慢性疾患などを持つ患者に感染の疑いが出た場合、早めに保健所で確認の検査をするよう各地の医療機関に呼びかけている。この点について、宮里統括監は「県(保健所)に報告すれば結果が変わったわけではない」と述べ、「今後は病院との連絡の徹底を図りたい」と話した。

 一方、衆院選立候補予定者の応援のため沖縄入りしていた舛添厚生労働相は15日夜、記者団に対し、「ウイルスの病原性が変化したとは考えていない」と語り、冷静な対応を呼びかけた。

(2009年8月15日23時01分 読売新聞)


【新型インフル】「パニックにならないで」平静呼び掛ける沖縄県
『産経』2009.8.15 21:06

 「通常の季節性インフルエンザを超える毒性はなく、パニックにならないでほしい」
 国内で初めて新型インフルエンザの死亡者が出た15日、沖縄県が開いた緊急の記者会見で、県福祉保健部の宮里達也統括監は平静を呼び掛けた。
 宮里統括監によると、通常の季節性インフルエンザでも死亡率は約0・1%。死亡した男性(57)については「基礎疾患があり免疫力が落ちた状態で感染し死亡した」と分析。新型インフルの毒性が原因でないと強調した。ただ「ぜんそくや内臓疾患を持つ人、妊婦や乳幼児は重症化することもある」とあらためて注意を呼びかけた。
 県によると、沖縄県では新型インフルエンザが流行中。男性の感染について「8月5~6日ごろとみられるが、ルートは不明」として疫学的な調査をする方針を示した。

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■当局は冷静にとさかんにくりかえすが、ホンネは別のところにあるのではないか? ■すくなくとも、メディアは、不安をあおっていないようなフリをしつつ、あおっているとしかおもえない。わざわざ全国紙がいくつも社説をくんでいるぐらいだし。

■すくなくとも、今度の死者は、新型インフルエンザによる死亡ではないはずだ(相撲やプロレスで「押し出し」「体固め」といった「決まり手」を特別視する以上に、おかしい)。病死の大半は死因が複合的だし、インフルエンザ感染者のうちの一部が死亡したことをもって、不安をあおるのは詐欺的。わざわざ報じるこの報道体制は、ハイパー独裁としかおもえない。

■「WHOなどが主張する、インフルエンザによる超過死亡(excess death, excess mortality)概念」は、はっきりいってヤバい。インフルエンザ・ヒステリーの「温床」だ。

「アジアかぜ」なみというけど

致死率0・5%…新型インフルは意外に強力
8月18日3時4分配信 読売新聞
 新型インフルエンザが流行した米国とカナダでの致死率は0・5%程度で、1957~58年に世界で100万人以上が亡くなった当時の新型インフルエンザ「アジア風邪」並みだったことが、オランダ・ユトレヒト大学の西浦博研究員(理論疫学)らの研究で分かった。

 新型の致死率は、これまで世界保健機関(WHO)などが今年5月の流行初期にメキシコで調べた推定値(0・4%)しかなく、医療体制の不備で高めの数字になっているという指摘もあった。医療水準の高い国でも、同様の致死率が推定されたことで、秋冬の大流行に備え、改めて注意する必要がある。米科学誌に近く発表する。

 チームは、米国とカナダで今年5、6月までに新型に感染し、遺伝子診断を受けて確定した患者数と死者数を使い、独自の手法で計算。新型の致死率は、通常の季節性インフルエンザ(0・1%)より高く、世界で100万人以上が亡くなったアジア風邪(0・5%)並みと推定された。

 国内でも15日に、新型による死者が初めて確認されたが、西浦研究員は「医療体制を充実させ、犠牲をできるだけ減らすことが大切」と話している。


■実際の感染者数・死者数が さほどおおくない以上、あおりとしか みえない。

詐欺的みだし

新型インフルで2人目の死者=70代後半、糖尿病の男性-神戸
8月18日17時38分配信 時事通信
 神戸市によると、新型インフルエンザに感染した市内の70代後半の男性が18日、死亡した。肺気腫と糖尿病を患っていたほか、血圧も高かった。糖尿病の影響で腎不全となり、透析治療も受けていた。2日前から新型インフルとみられる症状が出ていたという。
 新型インフルの感染者が死亡したのは、沖縄県の男性(57)に次いで2人目。 

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■「新型インフル2人目の死者」とは、一応「新型インフルエンザ感染者のなかで2人目の死者発生」という表現の略記だと いいはるだろう。■しかし、「新型インフル2人目の死者」という みだしだけよんで、そうとる人物は 少数のはず。■どうみたって、すなおによむなら、「新型インフルエンザが原因で2人目の死者発生」と うけとるだろう。

■「で」という助詞は、実にあいまいな多義的表現である。そして、それを なかば自覚的というか、意図的に あおり効果をねらって えらんだとしたら、実に悪質。そうでないにしても、記者・デスクとして失格というべきだ。■つぎのなんかは、もっと悪質かも。


神戸で新型インフル死者、透析治療中の70代男性
インフル
 神戸市は18日、新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)に感染した同市内の70歳代後半の男性が同日、市内の病院で死亡したことを明らかにした。

 男性は腎臓に持病があったといい、透析治療を受けていたという。

 新型インフルエンザに感染した患者の死亡は、沖縄県宜野湾市の男性(57)に続いて国内2例目。神戸市では今年5月、初めての国内感染が確認されている。

(2009年8月18日17時49分 読売新聞)

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■これなんかは、持病の腎臓疾患が死因の主要部分であるだろうことが、完全におおいかくされている。


新型インフル死の40代、タミフル服用せず(読売)

新型インフル死の40代、タミフル服用せず
9月4日3時2分配信 読売新聞
 新型インフルエンザに感染し、8月30日に死亡が確認された北海道・利尻島の40歳代の女性保健師が、医療機関から処方されていた抗ウイルス薬タミフルを服用していなかったことが、道の追跡調査でわかった。

 タミフルを使用しなかったため症状が悪化し、急性心不全を引き起こした可能性もあり、道は国立感染症研究所(東京)などに依頼して、採取したウイルスの病原性や変異の有無などについて詳しく調べる方針。

 道によると、保健師は先月29日午後4時頃に滞在先の稚内市内の医療機関でインフルエンザA型の感染が確認されたため、タミフルを処方された。その後、市内のホテルに宿泊したが、翌日昼過ぎに室内で死亡しているのがみつかった。部屋からは未使用のタミフルが発見されたという。

 道健康安全室では「タミフルの服用は、新型インフルエンザの早期治療に有効で、医療従事者でもある保健師がなぜ使用しなかったのかわからない」としている。保健師は、職場の定期健康診断で高血圧症と診断されており、同室では引き続き死因との関連性について調べている。

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http://harana.blog21.fc2.com/blog-entry-806.html#comment2502
 ↑ ■先日は、マスクの件をとりあげたが、うえの記事も、あやしい。「A型、B型インフルエンザウイルス(非耐性)に感染し、発症後48時間以内に投与すれば、有意に罹患期間を短縮できる」「海外臨床試験において、発症2日以内の投与によって、発熱期間を24時間、罹病期間を26時間短縮した」(ウィキペディア「オセルタミビル」)とあるとおり、発熱などの症状を短期化できるだけの薬効であって、心臓発作などを、タミフルの服用でさけられたとはおもえない。

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