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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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新型インフルエンザ騒動の怪12=原田和明「豚インフルエンザ報道を検証する 第9回 もうひとつの豚インフルエンザパニック(1)

「インフルエンザ」関連記事のつづき。■「新型インフルエンザ騒動の怪11=原田和明「豚インフルエンザ報道を検証する 第8回 タミフル耐性の新型ウイルス」の続報。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
世界の環境ホットニュース[GEN] 720号 09年08月01日
……

        豚インフルエンザ報道を検証する(第9回)

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

第9回 もうひとつの豚インフルエンザパニック(1)     原田 和明

 マスコミ報道では、ほとんど紹介されなかったのではないかと思われますが、豚インフルエンザ騒動は今回が初めてではありません。前回もなかなか怪しい経過をたどっています。

Wikipedia「豚インフルエンザ」には次の記載があります。(以下引用)

 豚インフルエンザが 人へ感染した最初の発見例は、1976年2月にアメ
 リカ合衆国ニュージャージー州の 陸軍基地フォート・ディクス(en:Fort
 Dix)で死亡した19歳の二等兵の検死によるものである。同基地内で
 発病が疑われたのは数名だったが、500人以上が 感染していることが
 分かった。事態を重く見た保健衛生当局の勧告に従い、フォード大統
 領は同年10月に全国的な予防接種プログラムを開始した。予防接種の
 副作用で 500人以上がギラン・バレー症候群を発症し30人以上が死亡
 したため、12月16日にプログラムは中止されたが、それまでに約4000
 万人が予防接種を受けた。結局、この時の感染は基地内にとどまって
 外部での流行は無く、死者は兵士一人だった。
(引用終わり)

 ギラン・バレー症候群とは、急性・多発性の根神経炎の一つで、主に筋肉を動かす運動神経が障害され、四肢に力が入らなくなる病気で(Wikipedia)、インフルエンザワクチンの副作用として現れることがあります。(横浜市感染症情報センターのウェブサイト

 今回の豚インフルエンザ騒動もおかしなことがたくさんありますが、33年前の豚インフルエンザ騒動も歴史の教訓として見逃せない点が多々あるように感じます。前回の豚インフルエンザのときも弱毒性で死者は一人だけだったのに、「約4000万人が予防接種を受けた」ということからも、当時の米国がパニック状態にあったことが想像されます。「泰山鳴動してネズミ一匹」みたいな話で、「負債と訴訟だけが残った」と揶揄されています。


 また、「米軍基地内だけの感染にとどまり、外部での流行はなかった」ということは、米軍が保管していたウイルス(生物兵器?)が流出した可能性を匂わせており、タイミング的にも非常に興味をそそられます。というのは、この時期に新たな戦争の準備が密かに始められていたこととの関係が気になるのです。枯葉剤機密カルテル第61回「セベソ事件」の中で、「ベトナム戦争中、枯葉剤メーカーだったスイスのロシュ社(現在はタミフルの製造元でもある)が、孫会社であるイクメサ社(イタリア)に、1976年の初め頃から急に、枯葉剤の原料であるトリクロロフェノールの大増産をさせていて、これが 7月の爆発事故(セベソ事件)につながった。」と説明しました。この事故により、イクメサ工場の周辺はダイオキシンで汚染され、「ヨーロッパのミナマタ」と呼ばれるような惨状を呈したのでした。

 米国では1960年代まで生物兵器の開発がさかんで、88年に米国で公開された文書によると、米中西部ユタ州のダグウェー米軍基地では50年代から60年代にかけて炭疽(たんそ)菌などの生物兵器を爆弾や噴霧器で航空機から投下する実験が69回以上行われたことがわかっています。(共同通信 1999.11.07)

 1969年にニクソン政権生物兵器研究の中止を表明、1972年の生物兵器禁止条約批准へ続くわけですが、開発実験は条約発効の直前まで続けられた(共同通信 1999.11.05)とのことですから、防護機器の研究用と称して 一部のウイルスは廃棄されずに残っていた可能性は大いにありそうです。こんな情報があります。

 「米疾病対策センター(CDC)が、強力な新型インフルエンザの対策を
 研究するとの理由で、1918年に猛威を振るったスペイン風邪ウイルス
 を、遺伝子工学を用いて再現し、その後、生物兵器に転用の恐れが
 ある『指定病原体リスト』に先月登録していたことが明らかになった。
 人のインフルエンザで同リストに記載されたのは今回が初めて。」
(20
 05年11月26日12時56分 読売新聞)

 さらに、前回の騒動で、見落とせないのは、このワクチンキャンペーンの失敗が フォード大統領の 大統領選 敗北 につながったとの見方があることです。(根路銘国昭インフルエンザ大流行の謎」NHKブックス2001)

 1975年3月に 南ベトナム首都サイゴンが陥落したときの大統領がフォードでした。5月に隣国カンボジアで アメリカ商船がクメール・ルージュによって拿捕され、その際に、タイ政府が拒否したにも関わらず、米軍がタイの基地使用を強行したことからタイで反米運動に発展しています。東南アジアに次々と反米政権が誕生しそうな勢いでした。
 その中で、フォード大統領は9月に二度の 暗殺未遂事件に遭遇しています。その陰で進む戦争準備。そして翌1976年に入ってすぐ、米軍基地内だけで起きた豚インフルエンザ・・。ところが、7月の枯葉剤工場の爆発事故(セベソ事件)に、10月のギラン・バレー症候群によるワクチンキャンペーンの失敗と、不測の事態が続きました。

 これら一連の出来事と「この頃、米国の関与した戦争が起きていないこと」の因果関係はまったくわかりませんが、豚インフルエンザ騒動は実に絶妙なタイミングで発生したものです。根路銘国昭インフルエンザ大流行の謎」(NHKブックス2001)には、フォード大統領が「ワクチンキャンペーン」を決断した背景について次のように説明しています。(以下引用)

 フォード大統領の決断を急がせたのは、翌年に控えた大統領選ではな
 いかという説がある。1961年に始まったベトナム戦争は短期決戦という
 当初のシナリオに反し、泥沼化した上、1973年に米軍は撤退した。ア
 メリカは、帰還兵の精神の荒廃、犯罪の増加、経済の不況と社会全体
 が疲弊していた。フォードにとって、アメリカ国家と国民の威信を取り戻
 し、人々に自信と希望をもたらす必要があった。そのタイミングを狙って、
 インフルエンザウイルスが姿を現したのである。

 ところが、フォード大統領の目論みは木っ端微塵に砕けてしまった。一
 部のワクチン接種者にギラン・バレー症候群という副作用が出たため、
 ワクチン接種は中止された。大統領の責任問題に発展した。

 それだけではない。豚インフルエンザはその年の冬に流行する気配も
 みせず、1億3500万ドルが 泡と消えた。この責任を問われ、フォードは
 大統領選に敗北した。ウイルスが記した大統領選のシナリオであり、
 何か意思のようなウイルスの視線を感じる。
(引用終わり)

 根路銘は婉曲的な表現で、前回の騒動が自然発生的なものではなかったかもしれないことを匂わせているようでもあります。なお、当時の国防長官は若き日のラムズフェルドでした。

 私がもうひとつ気になっているのは、今回の豚インフルエンザ騒動が毒餃子事件を引き継ぐようなタイミングで発生していることです。「毒餃子事件報道を検証する」の連載は未完のまま中断していますが、昨年10月の福岡での事件を最後に事件そのものもナリを潜めています。毒餃子事件から続く一連の事件は、東アジア共同体構想に対する妨害工作ではないかと推理していますが、福岡の事件の注目点は麻生太郎内閣のときに起きていることです。そして、今年になってからは事件は起きていません。時系列で眺めると、福田康夫首相の辞任でも終わらなかった毒物混入事件が、ブッシュ米大統領の退任とともに終息し、新たに豚インフルエンザ騒動が始まったように見えます。

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■陰謀論が成立するかどうかはともかく、あやしいことが、あまりに おおすぎる不自然さだけは、あきらかだ。



●旧ブログ「インフルエンザ・ヒステリー」[2006/02/24]

●ウィキペディアhttp://ja.wikipedia.org/wiki/2009年新型インフルエンザ
●ウィキペディアhttp://ja.wikipedia.org/wiki/オセルタミビル←「タミフル
●ウィキペディアhttp://ja.wikipedia.org/wiki/ザナミビル←「リレンザ
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タグ : 真理省 ナショナリズム 1984年 安全 ハイパー独裁 毒餃子事件報道を検証する

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