プロフィール

ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

前ブログ: 『タカマサのきまぐれ時評

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たりないものは かりればいい、といっても(アメリカ大統領のばあい)

ブッシュ・ジュニアの政治家としての資質については、在任中から さんざん とりざたされきた。■しかし、共和党が かつぎだそうとする候補は、かれと大差ない人物が、かなり まぎれこんでいるような気がする。オバマ大統領とあらそった、マケイン上院議員副大統領候補として指名した、サラ・ペイリンなどは、その 最たるものだろう。

サラ・ペイリン氏:州知事を辞職 次期大統領選への布石か

 【ワシントン及川正也】昨年の米大統領選で共和党副大統領候補だったアラスカ州女性知事のサラ・ペイリン氏(45)は3日、同州ワシラの自宅で記者会見し、26日付で知事を辞職すると発表した。大統領選敗北後も共和党の草の根候補として待望論が強く、12年の次期大統領選への布石との見方が広がっている。
 ペイリン氏の任期は10年12月までで約1年半を残しての辞職となる。ペイリン氏は会見で次期知事選への不出馬を表明したうえで、「政府の外にいても前向きな変革を達成できる」と述べ、公職を離れても「変革」に取り組む考えを強調した。
 ペイリン氏は昨年大統領選で共和党大統領候補のマケイン上院議員から「改革派の新星」として副大統領候補に起用された。保守派から高い人気を得る一方、外交での経験不足がやり玉にあがり、評価は分かれている。
 ペイリン氏は12年大統領選について言及を避けたが、全国的な選挙運動を展開するには遠隔地のアラスカ州に拘束されると不利とされ、大統領選準備との見方もある。
 12年大統領選の共和党候補をめぐってはペイリン氏のほか、昨年も出馬したロムニー前マサチューセッツ州知事やポーレンティ・ミネソタ州知事らの名前が挙がっている。ポーレンティ氏も再選不出馬を表明している。

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■しかし、共和党の外部では、まえから評判がよくない。


…同性愛に関する書籍を図書館から排除したりする行為から同性愛者への偏見や差別意識を強く持っている。9月30日にCBSニュース番組で同性愛について、「アメリカ国民をセクシュアリティで判断したりしない」と見解している。しかし10月20日に同性婚を禁止するための合衆国憲法改正案への支持……。また、進化論教育問題について「(創造論と進化論を)両方教えればよい。情報を恐れる必要は無い。健全な議論が重要であり、それは学校において大事なことだ」…と述べる。
全米ライフル協会終身会員であり「銃を持つ権利」を主張、銃規制に強く反対している。
地球温暖化問題については「地理的条件により、環境変動の影響は他の州よりもアラスカにおいて大きくなるだろう。しかし私はそれが人間活動によって引き起こされたとみなすものではない…」と述べている。
(ウィキペディア「サラ・ペイリン 内政」)
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■ここあたりは、まあ 単なる右派ということで、かたづけられるかもしれないが、つぎのような言動となると、資質そのものにかかわる致命傷だとおもわれる。

国際事情に疎いとされ、「アフリカを大陸ではなく国名だと思っていた」と発言したと報道されているほか、大統領戦で争点にもなった北米自由貿易協定(NAFTA)の加盟3ヶ国(アメリカ、カナダ、メキシコ)も知らなかったことが共和党の大統領選スタッフによって選挙後に暴露された。また、「アラスカからロシアが見える」「副大統領が上院の一員」など知識不足による失言も槍玉に挙げられた。ニューズウィーク誌の編集長ファリード・ザカリアは同誌の記事の中でこれらの不適切な言動を取り上げ「ペイリンは副大統領としての準備がまったくできていない」と辛辣にこき下ろした。ワシントン・ポスト、ニューヨーク・タイムズやロサンゼルス・タイムズ等の各紙が社説でオバマ支持を表明した際も、マケイン不支持の大きな理由としてペイリンの資質を挙げ、「記憶にある主要政党の正式候補のなかで、最も不適切で無責任な人選」(ロサンゼルス・タイムズ)と酷評した。……(ウィキペディア「サラ・ペイリン 資質への疑問」)
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■実は、Youtubeなどに、その失言ぶりは、ちゃんと記録されている。


“サラ・ペイリンがインタビューで馬脚を露わす”(『カナダde日本語』2008.09.29)


「独占記事」:ケイティ・クーリックがサラ・ペイリンアラスカ州知事と外交政策の経験やロシアに近接したアラスカについて語る。


Palin On Foreign Policy



クーリック:アラスカがロシアに近接していることが、知事の外交政策の経験の一部になっているとおっしゃいましたが、どういう意味ですか。

ペイリン:アラスカには外国、ロシアとの間にとても狭い海峡があります。そして、もう一つの国境はカナダとの間にあります。このようなことを言うと・・・、どうしてなのでしょう。レポーターたちによって。

クーリック:からかわれる?

ペイリン:そうです。からかわれる。それです。そうです。

クーリック:なぜ、それが、知事の外交政策の経験を高めることになるのですか。

ペイリン:それは、もちろんですよ。私たちの隣りに外国があるからです。2つの国は、私が知事である州に接しています。そして、ロシアに・・・・。

クーリック: これまでに何か交渉に携わったことがありますか。例えば、ロシア人との。

ペイリン:貿易使節が行ったり来たりしています。プーチンが頭を突っ込んで、米国の宇宙船に乗り込んでくる時、ロシアとの国家安全保障問題について考えることは、とても大切なことです。彼らはどこに行きますか。アラスカです。国境を越えたところにすぐあります。このとてもパワフルな国家、ロシアを見張るために、アラスカから貿易使節を送っているのです。なぜなら、ロシアはアラスカのすぐとなりにあるからです。


つまり、ペイリンが外交政策の経験があると言っているのは、ただ単にアラスカがロシアやカナダと隣接していて、自分はその州知事だから外交政策の経験があると言い張っている。
……
まるで、近所のおばちゃんが世間話で外交について語っているような語彙しか使わずに、とても副大統領になる人の話しには聞こえない。言っていることが意味をなしてないし、自分でも何を言っているのかわからないのではないか。

これは、サラ・ペイリンのインタビューのほんの一部で、彼女の無知は他の分野でも晒された。興味のある方は、YouTubeでもっと他のインタビューも見ることができる。

このクーリックとペイリンのインタビューの後、すぐにこのパロディが作られた。通常パロディのせりふは作られるのだが、今回は、インタビューでのペイリンの言葉をそのまま用いただけでパロディになったとのこと(笑)。The Huffington Post(SEPTEMBER 28, 2008)より。……



【動画省略】

(前略)
クーリックに扮するポーラー:外交政策について、アラスカがロシアに近接していることによって外交政策の経験があるという知事の主張をもう一度説明する機会を与えたいのですが。

ペイリンに扮するティナ・フェイ:だから、アラスカとロシアは狭い海峡によってのみ分かれているのです。(手を使って説明しながら)ここにアラスカがあるでしょう。ここに海があって、これがロシアです。だから、私たちは彼らを見張っているのです。

クーリックに扮するポーラー:じゃ、実際どうやって見張るのですか。

ペイリンに扮するティナ・フェイ:アラスカの住民が朝起きて、最初にすることが、ロシア人がその辺にうろついているかどうか外を見ることです。そして、もし、ロシア人がそこにいたら、彼らに近づいて、「ここで何しているの?」と聞きます。もし、彼らが適当な理由を述べることができなかったら、「シッシッ。ロシアに帰りなさい」と追い払うのが私たちに課せられた任務です。
(後略)

本当にこのせりふ、サラ・ペイリンが言いそうだね~(汗)。

最後に、ハリウッド・スターのマット・デイモンがサラ・ペイリンが副大統領候補として選ばれたことにかなり危機感を持って語っている動画でも。



マットは、サラ・ペイリンが副大統領になったら、ご老体で病気がちなマケインが倒れ、サラ・ペイリンが大統領になる可能性は高く、経験も知識もない彼女が大統領になるのは、まるで粗悪なディズニー映画を見るようなもので、ひじょうに「Scary=恐ろしいことだ」ともろに嫌悪感を示している。この表情がさすが俳優だなって思ったけど、これって演技じゃないよね(笑)。

そして、マット・デイモンは、最後に「サラ・ペイリンが4000年前に本当に恐竜が地球に存在していたと信じているかどうか知りたい。なぜなら、彼女は、核兵器の発射ボタンを押す事になるのだから。」と真剣に訴えている。これは、サラ・ペイリンの地元の音楽教師がサラ・ペイリンと話した時にペイリンは聖書の教えを信じ、彼女が地球は6000年前に神が創造したとされる創造論を熱心に語っていたことを知った上での発言と見られる。その時、ペイリンは、地球が誕生した最初のころは、恐竜と人間が共存していたと主張していた。実際、ダーウィンの進化論では、恐竜が存在していたのは、3億年から6億年も前のことであり、6千万年前には、絶滅していたとするのが一般的で、その後、人類が誕生したのであり、6000年前に恐竜と人間が共存していたと考えるには無理がある。…


…チャーリー・ギブソンによるインタビューの前にマッケイン陣営の何人もの政治・政策アドバイザーから想定問答の訓練を受けていたそうだが、サラ・ペイリンは、トンデモ発言の嵐だった。

「外国の首脳に会ったことは?」と聞かれると、会ったこともないのに、「アラスカには国際貿易活動で、これまでにも世界中から多くのリーダーが訪れました。」とあやふやに答え、より直接的な質問をされると、やっと「首脳にお会いしたことはありません。」と答える始末。

中でもサラ・ペイリンが究極の無知をさらけだしたのが、「ブッシュ・ドクトリン」という言葉を知らなかったことだ。ギブソンから、「ブッシュ・ドクトリン」に同意するかと聞かれると、「何において?」と尋ね直し、ギブソンに「『ブッシュ・ドクトリン』をどうとらえていますか?」と聞き直されると、なんと!「ブッシュの世界観」と答えたのだ。「ブッシュ・ドクトリン」とは、「先制攻撃」のことで、「9・11」の後にブッシュがテロ指定国家やテロリストに対して、攻撃をしかけなくても、攻撃の危険性が十分あるとブッシュが判断したら、自国防衛のために先制攻撃をかけると宣言したその考え方だ。

この『ブッシュ・ドクトリン』と呼ばれる軍事思想のおかげでアフガニスタン侵攻や、イラク戦争が正当化されたわけだ。また、北朝鮮が核兵器を開発しようとしたのも、この理論が影響していると考えられる。それほどまでに影響力の大きい政治・軍事理論について、サラ・ペイリンが知らないというのは、米国民や同盟国である日本人にとっても危機感をもたらすものだ。







“アフリカが国だと思っていたペイリンと朝日新聞”(『ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記』2008-11-08)

サンケイ新聞より
http://sankei.jp.msn.com/world/america/081107/amr0811071144018-n1.htm
米FOXテレビは6日、米大統領選で敗れた共和党マケイン上院議員の陣営関係者の話として、副大統領候補だったアラスカ州知事のサラ・ペイリン氏がアフリカを大陸ではなく国名だと思っていたと伝えた。


 マケイン陣営は「副大統領に不可欠な知識」の欠落に驚き、ペイリン氏の能力に強い懸念を抱いた。
 実はブッシュも「アフリカという国」と失言してるんだ。

また、ペイリンは、北米自由貿易協定(NAFTA)の加盟3カ国(米国、カナダ、メキシコ)を知らなかったというが、ブッシュもソーシャル・セキュリティ(アメリカの公的年金)を知らなかったんだ。二人はよく似てる。

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