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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

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政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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なんか かんちがいしている感じの そろばんブーム

■「脳は「入力」より「出力」で覚える(池谷裕二)」とか「障害児の教育(公文)」、旧ブログ記事「「脳力トレーナー」ブームへの疑念」などと関連するニュース。


そろばん人気じわり復活 脳を活性化 成績アップ
(FujiSankei Business i. 2009/7/16)

 そろばんの人気がじわり復活してきた。計算力だけでなく、算数の成績向上につながる教え方を志向する塾が増えているのも背景にある。そろばんが脳の活性化につながるとの研究もあり、検定受検者数も増えている。

 ≪学習塾から転換も≫

 千葉県内で2つのそろばん塾を開く葛原早誉子さん(44)。4年前に1つ目の塾が定員いっぱいの100人となり、今年4月に2つ目を開き生徒数は130人に増えた。
 この塾の特徴は、そろばんによる計算力の向上のほかに、算数の文章問題や図形を使った問題などを取り入れた指導方法にある。いわば、「そろばん塾+算数塾」だ。
 そろばんによる割り算問題の後に、「ノートが25冊あります。1人に3冊ずつ分けると何人にあげられて何冊残るでしょう」などの文章題があり、自分で式を考える力を養えるという。そろばんでは、分数や小数の計算の指導もしている。
 葛原さんは「親が求めているのは、学校の算数の成績アップ。そろばんを通じて応用力や考える力を付ければ、受験にも役立ちます」と話す。
 葛原さんの塾は、塾の経営者らで作る団体「SSKCLUB」(愛知県西尾市)が開発した指導法を採用。現在、全国で約500の塾が採用し、ここ3~4年塾数が急増している。最近は、少子化で経営難になった学習塾が、そろばん塾に転換する例も出てきている。

 日本商工会議所日本珠算連盟が実施している珠算能力検定試験の受験者数は、ピーク時の1980年度には204万人だったがその後減り、2005年度には18万人まで減少した。しかし06年度からは上昇に転じ、08年度は20万人を超えた。
 同連盟の中山洋・専務理事は「ゆとり教育が続いて親が子どもの学力の低下を懸念し始めた時期が受験者増の時期に重なる。計算力や集中力などを養えるそろばんが見直された」と指摘する。
 ゲームや本などの「脳トレブーム」、「100マス計算」の流行も、脳のトレーニングの一環としてのそろばん復活の追い風になったという。

 ≪ゲームソフト好調≫

 脳トレの火付け役の川島隆太東北大教授の研究では、そろばんの玉をはじいて加減計算する「見取り算」が、脳の働きを活性化させる効果が高いとの結果が出た。特に、難易度の高い教材を使うと、より脳を活性化させることが分かった。
 ゲーム機「ニンテンドーDS」向けのそろばん練習用ソフトも販売好調だ。ソフト開発会社のフォーウィンズ(東京)は、一昨年に「そろばんDS」、昨年「いつでもそろばんDS」の2本のソフトを発売。いずれも検定試験の問題や、読み上げ算、暗算などができる内容でこれまでに計約4万本が売れている。

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■小学校のときに、珠算の経験がある(おちたが段位の受験までは到達した)ハラナとしては、そろばんの効用を否定はしない。しないが、電卓全盛時代の いまどき、時間をかけるだけの「投資効果」があるかどうかは、疑問を呈しておく。暗算をふくめて、実用性をもつだけの水準にまで達するためには、それなりに時間かかるからね(免状がてもとにないんで記憶だけだが、2か月に一度の検定で1級ずつ、すっとばしてなどして昇級していったハラナが3級にとどいたのは、入塾後8か月ぐらいだ。2級はすっと合格したが、1級など1年ぐらいかかって、エラくつらかった記憶がある)。■ハラナのl記憶では、4級までは、全然実用性がないような気がした。商業高校のおねえさんたちとかは、2級ぐらいが標準(商業科で3級は最低限で、1級はちょいエラい。段位は先生なみ…)だったような…。
■経理関係のひとの電卓の はやうちは、すごかった。レジうちの女性たちも、なかなかの熟練。珠算を わざわざやるからには、そういった そのヘンにいる熟練者たちの技量とは別次元の、+αがないとね。■だって、中学入試やってるこたちは、そろばんの盤面イメージ(ハラナは、40年ちかくまえにやめてしまったが、まだ5のタマと、1のタマ4個のイメージつかって暗算できるよ。まあ 調子がよくて、せいぜい3ケタの加減ぐらいで、安定的にできるのは2ケタまでだが)とか無関係に、高速で暗算できているじゃない? そういった「実用性」を追求し、かつ「脳力」とやらをつけたいのなら、2ケタまでのインド系の九九とか、そういった方向の方が生産的な気がする(しかし、暗算できりゃ、算数ができるってもんでもないこと。まして、数学的センスとは全然別次元ってことぐらいは、おさえて指導してほしいけどね)。 ■でもって、ハナラ個人は、以前もかいたとおり、大脳の血流量をはかっただけで、あるゲームとか計算練習とかを「脳の働きを活性化させる効果が高い」とか、きめつけてしまっている「医学者」たちに懐疑的だし、それにのってしまう大衆社会に危機感をおぼえるよ。疑似科学かもしれない学説を信じこんで、「自分もかしこくなれるかもしれない」なんて幻想(というか、妄想)にはしってしまう大衆社会の住民は、自分たちのそういった知的水準自体を相対化した方がいいとおもう。もちろん、そういった冷静な判断ができないからこそ、こういったブームができるんだろうけど…。


週刊朝日[1]は、久保田競(認知神経科学。京大霊長類研究所時代の川島の指導教官)による「(学習療法の効果を論じた川島論文は)不備な点や論理の飛躍が多く、科学的な根拠を示しているとはとても言えない」という指摘、前掲澤口による「20代の健常者を対象とした、そろばん計算などでは複雑な計算時の方が、より前頭前野の血流量が増えるという検証データもある」という指摘、東京都精神医学総合研究所・星詳子リサーチディレクターによる「単純に脳の血流量の増減だけで脳の機能を論じることは難しい」「前頭前野は習熟した行動には関与しなくなる傾向があるので、その場合は血流量の増加が認められなくなる」という指摘などを報じている。
また、理化学研究所の加藤忠史は自身の論文[2]の中で心理的ストレス、けいれん、覚醒剤投与などでも血液が増加することが報告されているのを指摘し、『「痛みで脳を活性化」、「ストレスで脳を活性化」と言われても誰も納得しないだろう』と述べている。
〔ウィキペディア「川島隆太」〕


●ウィキペディア「珠算
●ウィキペディア「電卓
●ウィキペディア「九九
●ウィキペディア「百ます計算
●ウィキペディア「陰山英男
●ウィキペディア「岸本裕史
●ウィキペディア「東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング
●ウィキペディア「脳力トレーナー
●「速読、記憶術、視力回復の川村明宏博士も偽博士か」 『波打ち際の考察』
●「「賢者の表現」と「相対的愚者の理解力」問題2
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タグ : 川島隆太 脳トレ

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