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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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「メタボ対策」、今頃出てきた厚労省御用学者のEvidence報道(加藤敏明の資料室)=あやしいメタボリック症候群騒動4

■「「女性のメタボ基準緩すぎ?」(朝日)」など「メタボリック症候群」関連記事の続報。
■ひとつきまえの『読売』の記事をネタにしたブログを全文転載【原文の強調箇所などは割愛し、かってにイロ・ポイントなどをかえ、リンクも追加してある】。


「メタボ対策」、今頃出てきた厚労省御用学者のEvidence報道
<< 作成日時 : 2009/06/11 12:11 >>
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読売新聞 6月10日14時32分配信
やっぱり「ちょい太」、やせ形より7年長生き…厚労省調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090610-00000616-yom-sci

 40歳時点の体格によってその後の余命に大きな差があり、太り気味の人が最も長命であることが、厚生労働省の研究班(研究代表者=辻一郎東北大教授)の大規模調査で分かった。

 最も短命なのはやせた人で、太り気味の人より6~7歳早く死ぬという、衝撃的な結果になった。「メタボ」対策が世の中を席巻する中、行きすぎたダイエットにも警鐘を鳴らすものといえそうだ。

 研究では、宮城県内の40歳以上の住民約5万人を対象に12年間、健康状態などを調査した。過去の体格も調べ、体の太さの指標となるBMI(ボディー・マス・インデックス)ごとに40歳時点の平均余命を分析した結果、普通体重(BMIが18・5以上25未満)が男性39・94年、女性47・97年なのに対し、太り気味(同25以上30未満)は男性が41・64年、女性が48・05年と長命だった。しかし、さらに太って「肥満」(同30以上)に分類された人は男性が39・41年、女性が46・02年だった。

 一方、やせた人(同18・5未満)は男性34・54年、女性41・79年にとどまった。病気でやせている例などを統計から排除しても傾向は変わらなかった。やせた人に喫煙者が多いほか、やせていると感染症にかかりやすいという説もあり、様々な原因が考えられるという。
体形別の平均余命

 体格と寿命の因果関係は、はっきり分かっていない。このため、太り気味の人が長命という今回の結果について、研究を担当した東北大の栗山進一准教授は「無理に太れば寿命が延びるというものではない」とくぎを刺す。

 同じ研究で、医療費の負担は太っているほど重くなることも分かった。肥満の人が40歳以降にかかる医療費の総額は男性が平均1521万円、女性が同1860万円。どちらもやせた人の1・3倍かかっていたという。太っていると、生活習慣病などで治療が長期にわたる例が多く、高額な医療費がかかる脳卒中などを発症する頻度も高い可能性があるという。



【厚生労働省、これまでのメタボ対策の動き】

「メタボリック検診義務化」

国が健康保険法を改正したことで、厚生労働省は、2008年度からメタボリック・シンドロームの予防・改善を目的とする新しい健診制度を導入する計画を打ち出し、健康保険組合にメタボ対策を義務付けた。

この政策が具体的に実施されたのが、2008年4月。通称メタボ健診。正式名称は、「特定健康診査」および「特定保健指導」と呼ばれる。この健診は、企業で毎年行われる健康診断において、40歳~74歳の健康保険加入者に義務付けられた。

検査の内容としては、メタボリックの一般的な基準、腹回り、血圧、血糖値、コレステロール値が診断される。まず、重要なのが腹回りで、男性85cm以上、女性90cm以上だとまずひっかかる。これに、血圧、血糖値、コレステロールが一定以上だと、メタボ予備軍または、メタボリック症候群と診断されて、特定保健指導の対象となる。

このメタボ健診からは、しっかりとした強制の指導とした。

そしてメタボリック・シンドロームの予防対策をしていない健保組合には国からの助成が出なくなるため、また、一定期間内の減少率が国の基準に達しなかった健保に対しては、事実上の「罰金」を課すといったペナルティまで検討している。

なぜ、健康保険組合にメタボリック対策を義務付けたのか。それは、将来の医療費負担を抑えたいという狙いがあり、このままでは、医療費で国がつぶれてしまうという恐れがあるからだった。

厚生労働省:特定健康診査・特定保健指導
http://www-bm.mhlw.go.jp/bunya/shakaihosho/iryouseido01/info02a.html

【一言】

2008年4月から実施されている厚労省のメタボ対策が行われてから、今になってのこの報道。
御用新聞、御用学者の報道の裏には、何かが潜む。

当初より、厚労省のメタボ基準(男性85cm以上、女性90cm以上)にはEvidenceが無いことが多くの医師より指摘されていた。
世界的に見て、男性の胴回りが女性より低く設定されている国は日本だけである。そして厚労省のこの基準に従えば、平均寿命が短くなることを医学会では当初より、周知の事実として疑問を投げかけていた。
そしてこの頃は、多くの医師らによりその周知の事実が、テレビや雑誌に告発され始めていた。

今回のこの報道は「太り気味の人が長命」しかし「同じ研究で、医療費の負担は太っているほど重くなる」にミソがある。
厚労省は、「特定健康診査・特定保健指導」に対する医師らのEvidenceを持った多くの批判報道に、御用学者を使い正当化した記事に過ぎない。
厚労省の言い訳はこうだ。
『調査をしてみたら、太り気味の人が多くの医師が言うように「長命」だったけど、「医療費」の負担は太っているほど重くなるのも解ったから、メタボ対策の医療費削減の主旨は間違いじゃ無いよね』である。

だから厚労省が言いたいことは、「長生き過ぎる日本国民に、痩せさる事を義務化させると、短命になって医療費も減るでしょ」である。

あ、それに年金支給も減るか
・・・(-_-;)

【もう一言】

やっぱり、中年になったら「小太り」が素敵!

小太りの旦那さんは、長々と厚労省批判を書いてるけど余程「メタボ対策」お気に召さなかったのね・・・(-.-)妻
それと・・・・言い訳ですか(-.-)
やっぱり、痩せなさい(-.-)

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“あやしいメタボリック症候群騒動”シリーズや「「高齢者に最適なBMI値は25-30」(65歳以上の米国人)」などをかいてきたものとしては、同志をえたような気分。

■厚生労働省がおこなわねばならないキャンペーンは、むしろ「やせ過ぎ女性の比率の国際比較(社会実情データ図録)」「若い女性、終戦直後よりスリムに(朝日)」で指摘されていたような、病理現象の方のはず(以下は、以前紹介したhttp://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/2205.htmlhttp://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/2200.html)。
やせ過ぎ女性の比率の国際比較


日本人の体格の変化


■おなじサイトの「肥満比率の各国比較(http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/2220.html)」「肥満比率の国際比較(世界59カ国)http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/2222.html」などをみても、日本の男女の肥満対策が急務だなんてことは、絶対にありえない。

■それにしても、「太り気味の人が長命という今回の結果について、研究を担当した東北大の栗山進一准教授は「無理に太れば寿命が延びるというものではない」とくぎを刺す。…同じ研究で、医療費の負担は太っているほど重くなることも分かった。肥満の人が40歳以降にかかる医療費の総額は男性が平均1521万円、女性が同1860万円。どちらもやせた人の1・3倍かかっていたという。太っていると、生活習慣病などで治療が長期にわたる例が多く、高額な医療費がかかる脳卒中などを発症する頻度も高い可能性がある」といった、御用学者のコメントを無批判にタレながすメディアの不見識は、どうだろう?■「無理に太れば寿命が延びるというものではない」は疫学的にただしいだろうが、それなら むしろ「無理にやせれば寿命が延びるというものではない」とクギをさすべきであり、それを ことさらに無視して、自分たちの政治経済的な利害を優先させて、読者に集団催眠効果をきかそうとしていることは、明々白々。
■なかでも悪質なのは、「太っていると、生活習慣病などで治療が長期にわたる例が多く、高額な医療費がかかる脳卒中などを発症する頻度も高い可能性がある」などと、語尾をにごしたコメント。これは、後日、疫学的に因果関係がなかば立証されたときに、ウソいっていたと、なじられないためにはった予防線。■こういった推論をウラがえすなら、「やせていると、生活習慣病などで治療が長期にわたるまえに死ぬ例が多く、高額な医療費がかかる脳卒中などを発症する頻度もひくい可能性がある」という、ピンピンコロリのすすめということになる。■筆者がいきどおる「長生き過ぎる日本国民に、痩せさる事を義務化させると、短命になって医療費も減るでしょ」「それに年金支給も減る」という、厚生労働省の官僚たち、タバコ税死守では対立するものの財源にぎっている背後の財務省とも、おりあいがつく、ほどよい決着点なのだろう。


■ちなみに、最後の3文は、おつれあいのツッコミらしいが、愛にあふれているね(笑)。
■だが、うがったみかたをすれば、この おつれあいも「ピンピンコロリ」をおのぞみなのかもしれない(笑)。「老後に夫と同居→妻の死亡確率2倍(朝日)」という統計データもあるし。■アポロンばりの彫像のような美青年だった往時よもう一度とばかりに、ひたすらダイエット・メニューをすすめるのは、「スリムで みじかく うつくしく」という「美学」を実践してもらい、ゆたかな「おひとりさま」のための努力なのかも。ま、これも、また ひとつの「愛」のありようだとはおもう。


●「社会疫学と臨床医学」「伝統的な沖縄食が高血圧予防に有効(日経メディカル)」「走る人は若い?ランニングは老化を防ぐ、米の大学が調査(読売)【追記あり】」「愛知が小学生にメタボ診断 いじめや差別の懸念も(『産経』2008.2.13)」「学歴と健康【追記あり】

●旧ブログ「健康至上主義」関連記事
●旧ブログ「健康 イデオロギー」関連記事
●旧ブログ「喫煙、40歳男性で寿命3・5年縮める(読売)
●旧ブログ「イデオロギーとしての「おばあちゃん仮説
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