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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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新型インフルエンザ騒動の怪10=原田和明「豚インフルエンザ報道を検証する 第7回 ナンセンスなインフルエンザ対策」

「インフルエンザ」関連記事のつづき。■「新型インフルエンザ騒動の怪9=原田和明「豚インフルエンザ報道を検証する 第6回 でっちあげられた関西のパニック」の続報。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
世界の環境ホットニュース[GEN] 718号 09年06月29日
・・・・・・
        豚インフルエンザ報道を検証する(第7回)

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 第7回 ナンセンスなインフルエンザ対策         原田 和明

 日本国内における豚インフルエンザ騒動は、WHOやメキシコ保健相の不可解な行動に乗じて、厚生労働省が意図的に作り出したパニックだったのではないかとの解釈を紹介してきましたが、厚生労働省の現役検疫官からは、専門家不在の厚生労働省が、専門知識のなさをカバーするだけで四苦八苦の末、見当違いのナンセンスな対策を連発しているとの見方が提示されています。

 「厚労省には専門家がいない」と言い放ったのは、厚労省の現役検疫官で、国会でも「水際作戦は政府のパフォーマンスだ」と証言した木村盛世氏です。木村氏は「厚生労働省崩壊」を実名で出版しているくらいですから、爆弾発言は当然想定内だったようで、当初5月25日に行なわれる予定だった参考人質疑は、厚労省幹部とそれに追従した与党議員の抵抗にあって、直前に委員会の開会が約1時間遅れただけでなく、参考人質疑そのものも延期されました。

 出席を要求した民主党の鈴木寛氏は「舛添厚労相側は容認したのに厚労省が木村氏の出席を拒んだ」と指摘したうえで、「本人から(出席の)了解いただいている。厚労省の 横暴で 開会が遅れたことは極めて遺憾」と抗議しました。
(5.26朝日新聞)



 木村氏の出席は意外とあっさり3日後の5月28日の参院予算委員会で実現しました。(以下国会議事録より引用)


 ○鈴木寛(民主党) 「木村さんは空港の検疫の現場でずっと頑張って
 こられたわけでありますが、木村さん自身はこの水際対策の偏重に対
 して当初から懐疑的な見解を、警鐘を鳴らしてこられました。結果として
 は警鐘を鳴らしておられたとおりになってしまったわけであります。若手
 職員や現役の検疫官たちが、そうした疑問に思っていた水際対策が、
 かなり強行をされたという印象を私も持っているわけでありますが、そ
 の背景をどういうふうに感じておられましたか、お話をいただきたいと
 思います。」

 ○参考人(木村もりよ君) 「まず、なぜこんなに検疫偏重が起こったか
 と申し上げますと、大きく分けて三点あると考えます。

 まず第一点には、毎日毎日テレビで、主に成田空港で、N95マスクを
 着け、あるいはガウンを着けて検疫官が飛び回っている姿というのは、
 非常に国民に対してのアイキャッチと申しますか、非常にパフォーマン
 ス的な共感を呼ぶ、そういうことで利用されたのではないかというふう
 に疑っております。

 二番目に関しましては、何か今回のインフルエンザのような新しい感
 染症が入ってきた場合には、検疫法というものがございまして、水際
 でシャットアウトするという法律で検疫が動かされます。しかしながら、
 検疫というのは、そもそも一人の患者さんも入れないようにしましょう、
 国内にそういった病気を広めないようにしましょうというのが基本です
 から、そこで食い止めるというのを非常に偏り過ぎますと、国内に入っ
 てからの問題というのが必ずおろそかになると思います。

 国内に入ってまいりますと、これはまさに今稼働しております感染症法
 というものがございまして、感染症法はもちろん国の法律ではございま
 すが、主導は地方自治体になります。ですから、逆を申しますと、感染
 症法になってしまえば、国の方は通知を出して、地方自治体やりなさい
 と言うだけで終わってしまうという危険性があります。そういう国内の
 整備に非常に危機感を感じていた声が届いていたのか届いていない
 のかは分からないのですけれども、感染症法という国内お任せをある
 意味想定外とした厚労省の考え方があったのではないかと、断定は
 できませんが、思っております。

 第三に、この行動計画、今のインフルエンザ対策というものは行動計画
 に基づいて動いております。この行動計画には、私ども厚労省の中に
 おります公衆衛生あるいは医療のプロフェッショナルと言われる医系
 技官が深くかかわっております。この医系技官の中であるいは十分な
 議論がされないまま、あるいは十分な情報の見直しがされないまま、
 収集がされないままこのような検疫偏重が行われてしまったのではな
 いかと思っております。」(引用終わり)

 さぞ、爆弾発言連発かと思われましたが、質問者の鈴木寛氏が木村氏に意見を聞いたのはこの一度だけで、その後まったく質問しようとしなかったため、木村氏の発言機会は一回しか与えられませんでした。これは、厚労省の意向を受けた与党側と民主党の合意事項だったと推定されます。

 それだけ、木村氏は厚労省幹部から警戒されていたということでしょうけれども、鈴木氏の迫力不足の質問がその後続き、木村氏の国会招聘も民主党のパフォーマンスだったのかとの思いも頭をよぎります。民主党側も木村氏らから意見聴取して理論武装した上で政府を追及するという選択肢もあったのでは?と。

 木村氏の 国会証言 機会は わずか1回だけでしたから、氏の主張やその理由をもう少し詳しく 聞いてみたいと思います。首都圏の 主な病院に置かれているフリーマガジンの「ロハス・メディカル(2009年7月号)」に「新型 インフルエンザ、水際封じ込めはナンセンス」という木村盛世氏のインタビュー記事が掲載されていて、木村氏の主張を読むことができます。木村氏の主張は次の通りです。

 厚労省がとった、今回の新型インフルエンザへの対応は、
 (1)検疫による水際での封じ込め、
 (2)ワクチン、
 (3)タミフルの3点セット
 だが、いずれも新型インフルエンザに対してはナンセンス。

 (1)検疫について、症状だけでは、普通の風邪や既存のインフルエンザ
 と見分けがつかない。10日間の潜伏期間もあるし、簡易キットによるス
 クリーニングが100%の精度であるはずがない。
 (2)インフルエンザワクチンは効果がそもそも不明。
 (3)タミフルについては今回のウイルスに効くかどうか分からない。

 検疫、ワクチン、タミフルという効果のないものでごまかしているのは、
 法律の問題がある。検疫法は、海外から国内へ入ってくるものを止める
 責任を厚労省に負わせているが、国内で発生してしまった後では、感
 染症法が適用され、主体が地方自治体になる。厚労省は「やれ」とだ
 け言えばいい。いちど入ってきてしまったら、後は厚労省が責任を負わ
 ないで済む。

 厚労省がこのようなナンセンスな対策しか出せないのは、専門家がい
 ないから。そもそも、WHOも封じ込めに努力せよなんて言っていない。
 それなのに封じ込めできると言っているのは、国民を欺く行為である。

 どうやったら対応できるのか という議論を避けたいから100%水際で
 止めると言っているだけではないか。

 今回はたまたま弱毒性のインフルエンザだったからいいが、この体制
 の不備を突かれてバイオテロなんかやられたら日本は崩壊する。
 (以上、木村氏の主張の骨子)

 私は、新型インフルエンザの認定作業を 地方に押し付けた「5月18日の厚労省通知」を、パニック誘発を意図したものと解釈していましたが、木村氏の証言によれば、法体系(検疫法と感染症法)に沿っただけということのようです。

 そのような法体系のままで よいのかと鈴木寛(民主党)は質問していますが、上田博三(厚生労働省 健康局長)「見直しは 時期 尚早」と答弁しています。(5.28 参院予算委員会)上田はインフルエンザ対策として、補正予算でタミフルの追加購入を表明しています(第4回、GEN714)が、木村氏の言を借りれば、これも「本質的な議論を避けるために」やっているだけということになります。
インタビューは次の言葉で締めくくられています。

 ――最後に一般の人たちに今回のインフルエンザに関して専門家の
 立場からアドバイスを。

 厚労省の対策をけなしましたけれど、じゃあ国民は何もできないのかと
 言ったら、そんなことありません。他の気道感染性のウイルス感冒の
 予防と同様に、手洗い・うがいをしっかりやる。それからウイルスに負け
 ない抵抗力を持つために、休養をちゃんと取ってバランスのよい食事を
 してストレスを溜め込まないことが大事です。(引用終わり)

 木村氏本人のウェブサイトでも、「Lohas Medical ロハス・メディカル(首都圏基幹病院に配置の医療と健康に関するフリーマガジン)からインタビュー取材を受けました。代表取締役の川口恭氏のまとめ方は何とも素晴らしく自分で読んでいても吸いこまれるような記事です。」と紹介されています。是非ご一読ください。

http://lohasmedical.jp/news/2009/05/01183722.php
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■厚生労働省の体質に批判的な現役検疫官を証人喚問によびだすという、与党がわの、一見不可解な行動のウラがよくわかった。民主党の喚問要請も「パフォーマンス」だったと。■かんがえようによっては、国会で「水際作戦は政府のパフォーマンスだ」と証言した木村盛世氏のふるまいも、「次期政府予定関係者のパフォーマンスだ」ったと。■こういった茶番につきあう、内部告発者、って、一体なんなんだろうね。ひょっとして、政界・官界のやっていることの大半は(官僚制を維持するための実務はおくとして)、こうした茶番劇を演出するための舞台装置ごしらえなんだろうか?■一体、毎日何億円つかっていたんだっけ? かれらへの給料も、かなりの額だったはずだが…。

【かきかけ】
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タグ : 真理省 1984年 安全 ハイパー独裁 インフルエンザ ヒステリー

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