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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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「東京五輪招致委員会・河野一郎事務総長との対話」(猪瀬直樹)

東京オリンピック誘致関連の記事。■メールマガジン猪瀬直樹“日本国の研究”の先日の記事を転載。


2009年06月17日発行 第0551号 特別
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ■■■    日本国の研究           
 ■■■    不安との訣別/再生のカルテ
 ■■■    編集長 猪瀬直樹
********************************************************

http://www.inose.gr.jp/mailmaga/index.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 本日17日水曜日放送の報道ステーションに猪瀬直樹がゲスト出演し、直轄事業負担金問題についてするどく切り込みます。

                *  
                
 2016年夏季五輪招致を目指す東京など立候補4都市が、開催都市決定の投票権を持つ国際オリンピック委員会(IOC)委員に開催計画を直接説明する「テクニカルミーティング」が6月17日、18日にスイス・ローザンヌで開かます。

 東京からは石原慎太郎東京都知ら8名が参加する予定ですが、今週のメールマガジンはそのひとり、河野一郎・東京オリンピック・パラリンピック招致委員会事務総長と猪瀬直樹の対談をお届けします。

――――――――――――――――――――――――――――――

「東京五輪招致委員会・河野一郎事務総長との対話」

【対談】

  河野一郎(東京オリンピック・パラリンピック招致委員会事務総長)
    ×
  猪瀬直樹

         (MXTV『東京からはじめよう』09年5月2日土曜日放送)

○猪瀬直樹● 本日お招きする方は2016年開催予定の東京オリンピック・パラリンピック招致委員会事務総長、河野一郎さんです。先日IOCの使節団が東京に来ましたけれど、河野一郎さんは彼らにプレゼンテーションをした責任者です。実際はどんな方なのか。いろいろなお話を聞いてみたいと思います。

 IOCの評価委員団は立候補都市視察のため、4月14日から20日まで来日しました。
 
 実質4月16日のホテルオークラから視察がはじまったわけですが、前日の15日に評価委員会だけのミーティングをやり、16日は競技会場をバスで回ったんですね?

○河野● 16日は最初にトリトンスクエアに行き、東京ベイゾーン全体の景観を一望できる高層階から、点在する会場予定地のパノラマを視察しました。次に東京ビッグサイトに移動し、東京の姿を再現した大型の都市模型を見て、東京の全体を見た。これもかなりインパクトがあったと思います。
○猪瀬● 新聞やテレビ報道などで知られていますが、東京オリンピックは半径8キロの圏内で完結するエコなオリンピックといわれている。だからこそ評価委員をバスに乗せて、時間通りにきちんと回らないといけなかった。渋滞してたらなんだこれは? と思われてしまいますから。

○河野● 東京ビッグサイトから二手に分かれて視察しましたが、ゴールの国立霞ヶ丘競技場に到着したのはたった1分差だった。ほとんどオンタイムだったということです。

○猪瀬● 日本人は時間に正確です。つまり大会の運営も時間通りにやれる、そういう開催国であると評価委員団にアピールするには非常に効果的でしたね。でもハラハラしたでしょう。

○河野● 大阪が評価委員会を招いた時に大渋滞に巻き込まれて評価点が下がったと聞いていたので、ハラハラしましたね。

 東京オリンピックの会場はすべて8キロ圏内で、しかも97パーセントの競技会場がこの中にある。例外は射撃とサッカーの予選会場だけですね。パラリンピックも同じです。

○猪瀬● 評価委員はどういう人が来たのかな?

○河野● 総勢16名で来ました。委員長のムタワキルさんは女性で、ロス五輪の400メートルハードルの金メダリストです。いまは政治の世界に転進し、モロッコのスポーツ大臣をつとめています。IOCの女性の中で期待される人物のひとりです。16名のうちIOC委員が7名、ほかにいわゆるエキスパートと呼ばれるひとで構成されています。

○猪瀬● 16名のうち、IOC委員は7名。ということは、投票権もってい
     るのは7名だけなんです。しかしじつは残りの事務局の人が大事な
んですね。

○河野● そう。現在IOCのルールでは、評価委員に入っているひと以外は
     直接立候補都市を訪れてはいけないので、ほとんどのひとはレポー
トを見て評価するということになります。

○猪瀬● そのレポートは委員以外の人が書くんですね。それからこの一行は、シカゴに行ってその足で東京に来た。そしてリオデジャネイロ、マドリード、一週間ずつまわったわけですから大変なご苦労ではありますね。

○河野● だいぶ昔は17都市をまわっていました。

○猪瀬● 候補都市を絞っていない時代があったんですね。

○河野● 最近は書類で絞っています。

○猪瀬● シカゴ、東京、リオデジャネイロ、マドリードが候補都市です。この4つに絞られた時点で東京が点数的には一番でした。さて、評価委員に対してホテルオークラで毎日プレゼンテーションをやっていましたよね。

 石原慎太郎知事、河野一郎総長がプレゼンテーションをしたが、その前に、麻生首相も話していましたね。

○河野● 麻生さんにおでましいただいたのは公式歓迎行事のところ。公式歓迎夕食会。

○猪瀬● 晩餐会やりましたね。迎賓館で。麻生さんがオリンピック選手だったということは強みですね。

○河野● これはものすごい評価されていましたね。総理大臣で、オリンピックの選手だった人はたぶん2人くらいしかいないと思います。とくに日本のような規模の国では初めてではないでしょうか。

 麻生首相は1976年のモントリオールにクレー射撃の選手としてお出になっていて、しかも、評価委員の中にモントリオール五輪に出た方がおられましたので、なかなかよかった。
 
 それから橋本聖子さんが外務副大臣をつとめている。オリンピアンが要職にあるということはそうはないので、非常に彼らは評価している。

○猪瀬● プレゼンテーションではけっこうするどい質問がとんでいましたね。

○河野● 彼らはプロフェッショナルだなと思いました。我われがはっきり書かなくてはいいのではないか、書きにくいな、というところに質問が入ってきましたから。もちろん想定していましたが、さすがによく知っているな、よく読んでいるなというかんじはありました。エキスパート軍団が添付のいろいろな財政のシートなどをよく見ている。

○猪瀬● 昔の評価委員だと、元選手が来るぐらいだったが、今回は専門家集団を入れている。

○河野● 彼らは今回だけではなく何回かやっていて経験があり、どこがポイントかをしっかりおさえている。

○猪瀬● これはより正確にやってくれた方が、我われとしては強みですね。

○河野● とくに保証をしっかり確認してくれました。大阪の時には、政府の財政保証がありませんでしたが、今回は入った。もちろん東京都も出している。その点ではいろんなことを聞いてくれてよかった。しっかり答えることもできたし。

○猪瀬● あとは、環境問題をしっかりアピールしましたよね。海の森を作って、2020年までに25パーセントのCO2を削減する。こういうことを石原知事が話した。

○河野● 最後の記者会見で、委員長が非常によいプレゼンテーションで、ビジョンコンセプトもよくわかったと言っていた。あながちリップサービスではないと思う。

○猪瀬● とくに強く印象に残った質問は。

○河野● ギャランティーの確認ですね。いろんな種類の。持っているものの確認、あとはレガシーを重んじていた。

○猪瀬● レガシーとは。

○河野● 遺産が残るのかということです。目に見える遺産と、見えない遺産があるけれど、パーマネントな公共施設は残るとわかる。しかし、仮設の施設はどうやってレガシーにするのか。オリンピックがくることで、負の遺産を残したくない、プラスの遺産をたくさん残したいんだという意図はよくわかりました。

○猪瀬● レガシーという意味では、1964年の東京オリンピックで使った施設ありますよね。代々木体育館など、古いものをかなり使いますよね。

○河野● とくにびっくりしていたのは、64年の施設をまだ日常的に使っているところ。かれらホワイトエレファントというが、オリンピックのためだけにでかいものを作って、あとは使わない施設もある。

○猪瀬● ホワイトエレファント、白い虚像はだめだよと。

○河野● たとえば国技館ですが、日本のよさは、古いものと新しいものをうまく使い分け、ミックスできることです。更に新しいものを創造していくという日本人のよい所がよくあらわれていて、彼らはよくわかったはず。それからビッグサイトのところで、ユビキタスだとかいろんなハイテクノロジーも評価された。

○猪瀬● それから1964年の東京オリンピック、ソウルオリンピック、北京オリンピック、これらは発展途上国の高度成長の時のインフラ整備型オリンピックですよね。2016年の東京オリンピックは、全然違うものだと考えていい。8キロ圏内で、おおげさでなく自然にやれるオリンピック。ロンドンオリンピックも環境重視ですよね。

○河野● 環境重視ですが、東京と違うのは、西ロンドンをかなり再開発しようとしている。東京の場合と似ているところもあるかもしれないが、ちょっと違うと思う。

○猪瀬● 再開発のところもあるが、成熟した国家のオリンピックということは共通している。しかし、この急な不況で、ロンドンの再開発はかなり大変でしょう。

○河野● そういった意味では、石原知事がおっしゃっているように、東京は
     しっかり準備していただいている。

○猪瀬● 東京は毎年1000億円ずつ、現在3000億円を積み立てている。

○河野● 今年10月で4000億円になりますね。

○猪瀬● これで充分に足りるし、他の候補地は日本よりもお金をかけている部分ありますから、日本は大きな支出がなく、なおかつ財政保証があることは、財政的なアピールにはなっていますよね。
 そして国会決議もできたし、政府保証もある。さらに麻生首相もオリンピック選手だった。いろんな要素が重なって印象はよかったと思います。ただ、都民から「なんでまたオリンピックをやるの」という声もある。そういう声にどうやって説明していくのかということなんです。
 東京の人は、「世界の人は皆、東京の良いところを知っている」と思っている。ところが、あまり知らないから観光客は800万人くらいしか来ていない。韓国や香港よりずっと下なんです。
  東京は、ゴミも落ちてなくて、フレンチもイタリアンもあって中華もあっていろんな国の料理があって、ミシュランの星もいっぱいあって、夜も安全に歩けて、ということを皆が知っていれば観光客は来るはずなんですね。

○河野● オリンピック招致が決まったら間違いなく変わります。これから7年間、東京が主役になる。7年間何もしなくても、観光客が来る、メディアも来る。

 東京ベイゾーンの真ん中にスタジアムがあり、羽田が国際化し、成田も便利になる。こんなに良いロケーションはないし、しかも東京にはすでにホテルができている。

○猪瀬● 一時、東京の国際会議が減っていて、羽田も国際化の展望がなかった。しかしいまは国際化が決まって、2010年には羽田からヨーロッパ便がでています。フランスから羽田空港に来て、15分でもう都心に着きますから。

○河野● たとえばサッカーなど、大きな大会をそこでやっても試合が終わったらホテルにすぐ帰れます。間違いなくアジアのハブになることができます。すごく大きな切り口だと思うんです。

○猪瀬● ところが日本人は、オリンピックに対して懐疑的なところがある。

○河野● オリンピックを2016年の単年度のこととして見すぎている。

○猪瀬● そうですね。オリンピック招致は景気浮揚効果もあるし、なにより一番大事なのは、石原知事がディーゼル車を規制し、2020年までに25パーセントのCO2削減することを条例で義務化しましたが、我われがどういう方向に行くのかというビジョンの一環として東京オリンピックがあるわけですから。

○河野● 東京都は相当、戦略的に動いているから、オリンピックは2016年だけにとどまらない。あとにつながっていくはずです。

○猪瀬● ところで話は変わりますが、河野一郎さんてどういう人だっけと思っている人もいるかもしれないから、ちょっとそういう話をしたいと思います。
 河野一郎さんは、オリンピック招致委員会事務総長です。国際オリンピック委員会があって、日本のオリンピック委員会があって、その下に招致本部があって、そして招致委員会がある。河野さんの役割を説明していただけますか。
○河野● まず順番を追うと、東京都が招致をするということを決められた。そうするとJOCと東京はよく話し合って招致活動をすすめないといけない。このふたつがしっかり機能するために、招致委員会というものをつくろうということになり、私はその招致委員会の事務総長をおおせつかりました。

○猪瀬● 普段はどんなことをしているのでしょうか?

○河野● しばらく前に立候補ファイルをつくりました。これは東京都の力がかなり要ります。オリンピック用語をつかったり、オリンピック目線でウエイトをおいているところの話をしてつくりあげて、これを進呈するということをやりました。
 それ以外に招致活動としては実際に立候補ファイルに基づいて色々なところでプレゼンテーションをやるんですね。それをリードしていくとか、そういうことをやっています。
  じつはオリンピックというのは五大陸にわかれているんですね。五大陸ごとにオリンピックの総会があるので、そこはIOCが行ってもいいよというところなので、いままでアメリカのアカプルコ、アジアのバリ島、オセアニアのニュージーランドに行きました。今度7月のはじめにアフリカに行きます。
  それ以外にいくつか大きなところでは、このあいだデンバーでスポーツアコードがあって、これは国際競技連盟の集まりなんですが、ここでもプレゼンテーションをしました。

○猪瀬● そういう重要なプレゼンテーションを担う役割と云うのは、オリンピックについて相当詳しくないとつとまりませんね。河野さんはドーピングの専門家でもあると聞いていますが、そもそもなぜオリンピックに関心を持ったのか教えてください。

○河野● そもそもの接点は小学校・中学校の体育の先生が1932年のロス五輪の水泳の金メダリストでした。自由形のリレーの選手。金メダルを触らせてくれ、オリンピック理念を優しい言葉で話してくれました。
 そういう刷り込みの後に、64年の東京オリンピックがあったから、オリンピックというものをある意味で身近に感じていました。そのあと医者になって、1988年のソウルオリンピックがチームドクターとして最初に行ったオリンピックです。
 
 それからもうちょっと組織的に取り組んだほうがいいだろうと思っていろいろ提案していたら、今度は医者ではなく役員の側で参加することになりました。アテネ五輪にはちゃんとアンチドーピングをやっているかという、独立監視人みたいな役割で参加しました。そんな風に色んな立場でオリンピックに行った人はあまりいないのではないか。

○猪瀬● ドーピング問題では、ソウルオリンピックで、100メートルのベン・ジョンソンが金メダルを剥奪されましたね。

○河野● かなりインパクトがありました。選手村でカール・ルイスが負けたので、地鳴りが起こりました。それくらいベン・ジョンソンの勝ち方がすばらしかった。翌々日の朝、ドーピング陽性が判明して、ベン・ジョンソンのコーチが閉会式に参加できずに選手村をとぼとぼ歩いているのを見ました。その姿はいまでもよく覚えています。

○猪瀬● あれから筋肉増強剤は後を立たず、みたいなところがあるんでしょう? 大リーグでも。東ヨーロッパ系はかなり昔からそういうことがあったみたいですが。

○河野● 時代が変わってきて違う局面になっているんですね。たとえば2000年くらいまではご法度の薬を使うということで押えられていたが、それ以降は医療費の高騰があったので薬剤にかんする規制緩和が国際的に起きました。この規制緩和の方向とドーピングを取りしまる方向は対極なんです。ドーピングで取締をうけている薬のインターネット購入が可能になった。非常に難しい時代に入りました。

○猪瀬● 検査もドーピングに対応していかなければいけないからより検査の数が増えていかざるをえないですよね。

○河野● だからポイントとなるのは、医学の領域でもないし、科学の領域でもない、法律の領域に入っていますね。したがって国がどういう法体系の中で位置付けるか。だからドーピングに対して捜査権をもっている国もありますね。

○猪瀬● 河野さんにとってはアンチドーピングという観点からオリンピックに対するひとつの視点ができて、もうひとつは、筑波大学の教授をやっていますが、筑波大学は医学部もスポーツ医学みたいなことをやっていますよね。

○河野● そう。筑波大学という切り口でいうと、筑波大学の前身は東京高等師範、この校長は嘉納治五郎さん。この方はアジア初のIOC委員なんです。ラグビーは、97年から2000年まで強化委員長をやっていました。そんなわけで、医者とは関係なく、負ければ叩かれるということも経験しました。色んな経験をして、オリンピックに対する価値観は変わりました。

○猪瀬● 選手を育てるというのは、日本人はかえる飛びをやらせるような根性主体の時代があって、競技団体も名物親父みたいなひとが必ずいるという時代がありましたね。そういう時代からそうじゃないんだということを河野さんは主張されていたんですよね。

○河野● 日本は歴史的に学校体育、学校スポーツの流れがありますから、大学の延長が競技団体になっている部分があるんですね。そこで完結しちゃってるんですよね。
 でも世界はいち競技団体でできないことをやらなければ勝てくなりました。それを提案して、JOCで強化の中長期戦略ということで2000年にプランをつくりました。そのこともあって、04年のアテネ五輪では一定程度の成績がでました。

○猪瀬● 各競技団体が分散投資していたところを集中させて、センターをつくったわけですね。そして科学的、合理的に進める体制をつくったんですね。

○河野● それをしないと勝てないですね。各国そうやっています。日本は少し出遅れたんですが、ここのところキャッチアップしていると思いますけれど。
 選手だけが戦っていた時代から、コーチが戦う時代になり、協会が戦う時代になり、国として、というか集まって戦わないと競えない時代になってきたということですね。

○猪瀬● そういう話はあまり知られていないかも知れませんね。それと情報ネットワーク。

○河野● みんな情報を抱え込みたがる傾向があります。これは日本にとってはかなしいことで、たとえばスピードスケートのトレーニングはものすごくきついんですが、とても効果的です。
 でもそれをサッカーの選手やコーチは知らない。いいところは取り入れるべきなのに情報がうまく共有されていないし、暗黙知というかマニュアルに書けないところ、職人の世界を共有することが重要。それは情報のあり方が重要で、共有できるようなネットーワークをつくりました。北区の国立スポーツ科学センターを中心に。はじめは医学と科学しかなかったんですが情報を盛り込んだ。

○猪瀬● 各競技団体がもっているものが共通言語化されるようにしたんですね。

○河野● まさにおっしゃるとおりです。そのうえでいかに競技特性をつみあげるかが大切なんです。ゼロ発信じゃとても敵わない。

○猪瀬● 知の蓄積がないとだめなんですね。招致活動の今後なんですが、報告書はいつごろ誰に渡されるんですか?

○河野● 9月はじめにIOCの評価委員に配られます。そこからいよいよどの都市に投票するのか検討がはじまります。評価委員会のレポートと各大陸総会でのプレゼンテーション、そしていわゆるロビーイングとよばれる色々な各部からのIOC委員との接点、これで決まってきます。

○猪瀬● 投票は10月2日に4都市でやるんですね。

○河野● それまでは各国を飛んで、公のところでIOC委員と会うことは妨げられていないので、たとえば世界大会や会議に行って、アピールをします。

○猪瀬● この間たまたまフランス大使館に行くことがあって、アフリカ系の大使と何人か話をしたんですが、そういう機会を設けてくれというので、今度アフリカ系の大使館の人々があつまる催しをやることになりました。

○河野● アフリカから候補地がでていないので、アフリカ票は重要なんです。

○猪瀬● 河野さんは水泳で鍛えているから大丈夫だとは思いますが、これからも体に気をつけてどうぞ頑張ってください。今日はありがとうございました。

○河野● ありがとうございました。

               *  

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「日本国の研究」事務局 info@inose.gr.jp

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■旧ブログでは「スポーツ現象」として、たくさん記事をかいてきたし、オリンピックをはじめとして、グロテスクで コミカルな現象ばかり めだつことも、指摘しておいた。■この日記でかいてきた近年のオリンピック情報など、わるい冗談としかいいようのない次元で推移してきた構図の、かなり忠実なラフスケッチだとおもう。対談がはじまるまえに、「したをなめらかに…」などと、納涼のなまビールで、のどをうろおわせたうえでの ほろよい放談ではなかろうね。■いずれにせよ、よっぱらった 論調が支配的。
■めだつのは、自己満足的で自己愛にみちた、独善的なスポーツ礼賛。近代スポーツ・現代スポーツのなんたるかを、歴史にまなぶことのない、単なる印象論のレベルで「放談」することを、「広報活動」ととらえているのなら、とんだカンちがいだろう。■オリンピック誘致に あからさまな反論は展開しないが、全然のりきになれない多数の市民たち。そういった、「サイレント・マジョリティ」への想像力の欠如がのこったままで、誘致運動を強行するのは、「暴走」でしかなかろう。

IOCの政治性はいわずもがな。嘉納治五郎の人生全体の政治性、世界化した“Judo”の「創られた伝統」の茶番など、無知であることの無自覚は、こうも独善的なよっぱらった議論の展開になるかとか、おどろかされる。■このての人物たち周辺に イベント開催の是非をしきられて、税金のムダづかいを放置しておくのは、民主主義の空洞、というか、無意味化というほかあるまい。
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タグ : ナショナリズム ハイパー独裁

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