プロフィール

ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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とりしらべ過程の全面可視化が必要なわけ2=19年目の真実:検証「足利事件」/中(毎日)

■「「捜査は妥当」「残念」 足利事件で元県警幹部(下野新聞)」および「DNA型鑑定 検察完敗(朝日・時時刻刻)」「とりしらべ過程の全面可視化が必要なわけ1=19年目の真実:検証「足利事件」/上(毎日)」の続報。■「毎日」東京版の特集記事を転載。

19年目の真実:検証「足利事件」/中 険しかった再鑑定の道

 「やっていません」。起訴から1年がたった92年12月、●●(●●●)●●さん(62)は宇都宮地裁での第6回公判で、それまでの「自白」を、突然翻した。騒然となる法廷を、弁護人だった梅沢錦治弁護士(78)は複雑な思いで見つめていた。
 91年12月の逮捕直後、菅家さんの家族に依頼され、弁護を引き受けた。菅家さんと信頼関係を築こうと世間話を繰り返し、3度目の面会で切り出した。「やったのかい」。菅家さんは「うん」とうなずいた。
 殺害された女児の下着についた体液と●●さんのDNA型が一致した鑑定には疑問を持っていたが、起訴内容を認める前提で弁護活動を始めた。
 無罪主張に転じた3日後、●●さんは「女児の両親が極刑を訴えているのを聞き、怖くなって『やってない』と話した」と関与をほのめかす上申書を地裁に出す。判決直前の93年5月には梅沢弁護士に手紙を送り、再び「やっていない」と訴えた。
 二転三転する供述。梅沢弁護士は今でも、理由が分からず思い悩む。「確かに人の意見に左右されやすい部分があった。『やってないんだろ』と聞けば、『やってない』と答えたかもしれない」


    ◇

 現在の弁護団は、控訴審で組まれた。●●さんの支援者が、DNA鑑定に詳しく再審事件の弁護経験もあった佐藤博史弁護士(60)に直談判し要請した。

 弁護団は現地を歩き、調査を重ねた。自白の矛盾点が次々と浮かんだ。移動経路の見晴らしはいいのに目撃者がいない、自白のように暗闇で犯行を終え移動するのは不可能、自白を裏付ける物証はない……。無実の確信を深めた弁護団は、DNA鑑定が自白を支える唯一の証拠として、その正確性と信用性を徹底的に争った。だが、東京高裁は96年、自白と鑑定双方の信用性を認めた。

 97年、弁護団は日本大医学部の押田茂実教授に独自の再鑑定を依頼。菅家さんの毛髪を基にした結果は「遺留物と一致しない」だった。上告審で正式な再鑑定を請求したが、最高裁は通常、新たな証拠調べをしない。再審請求でも宇都宮地裁は再鑑定を行わなかった。結局、裁判所が再鑑定に踏み切るのは高裁段階の08年12月だった。

 「裁判所は矛盾を見抜くべきだった。ただ、我々がもっと早く再鑑定できることに気付いていれば、控訴審で無実が明らかになっていたはず」。佐藤弁護士は悔いる。

    ◇

 公判で揺れ動いた供述の信用性を裁判所は十分に吟味したのか。

 審理にあたった元裁判官は言う。「彼は、自分が関与していない状況を説明できなかった。現場にいたような供述をしたうえ、証拠物を見せられると、受け入れるような供述をした」。DNA鑑定については「あくまで自白の補強証拠。総合的に、ああいう判断になった」と語る。別の元裁判官は「当時の証拠を十分慎重に検討して結論を出した。やむをえない判断」と話した。

 ●●さんの「失われた17年半」。なぜ有罪への流れをせき止められなかったのか。1審を担った梅沢弁護士も、審理に携わった裁判官たちも、明確な答えを出せていない。

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■「当時の証拠を十分慎重に検討して結論を出した。やむをえない判断」とかいった論理で、「同業者」たちは おそらく飯塚事件も死刑を求刑し、判決をかいたんだろう。そして、処刑は執行され、もはや とりかえしはつかない。「やむをえない判断」とかいって、正当化できる神経は、やはり法曹教育の致命的破綻を象徴的にしめしているとしかおもえないが…。




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タグ : 真理省 1984年 安全 警察 司法

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