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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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「漢字検定」騒動、その後【その6】

■「「漢字検定」騒動、その後」「【その2】」「【その3】」「【その4】」、および「【その5】」など、「漢字検定」関連記事の続報。


「報酬返上も勲章狙い」大久保昇容疑者の知人証言
<連載・公益ビジネス(上)>漢検、独善と慢心

 財団法人「日本漢字能力検定協会」を巡る一連の疑惑に、19日、京都地検の捜査のメスが入った。公益事業の名を借りて、受検者280万人を集める巨大ビジネスを築き上げた前理事長・大久保昇容疑者(73)と、長男で前副理事長の浩容疑者(45)。二人三脚で関連会社との違法な取引に手を染めた背景に、「独善と慢心があった」と指摘する知人らもいる。父子の成功と転落の軌跡を追う。

                 写真の拡大+
漢字能力検定協会1

O(オー)157食中毒問題を受け、「今年の漢字」
に「食」が選ばれた1996年。この頃から大久保昇
容疑者(右)が変わり始めたという(96年12月12日)


 「叙勲は先生が70年の生涯を通じ、法に触れることがなかった証しであります」。2006年10月、京都市内のホテルで開かれた昇容疑者の旭日双光章受章を祝う会。来賓の野中広務・元自民党幹事長は、いつもの甲高い声で昇容疑者を持ち上げ、乾杯の音頭を取った。

 政官財界から約500人が集まり、各テーブルは山田啓二・京都府知事、桝本頼兼・京都市長(当時)、明石康・元国連事務次長ら、そうそうたる顔ぶれ。昇容疑者は「21世紀に生きる日本人の日本語力の回復と成長、漢字文化の継承、発展に努めたい」と述べ、至福の表情を浮かべた。

 浩容疑者は結びのあいさつで、分をわきまえる大切さを説いた格言を引用した。「父と私が留意していかねばならないこと。それは足るを知る、足るを知るということです」

     ◇


 国内最大の検定を一代で築いた昇容疑者。「彼ほど身の丈以上にのし上がった人はいない」と知人は語る。

                 写真の拡大+

漢字能力検定協会2

 京都市出身の昇容疑者は大学卒業後、電機メーカーに就職。父の死を機に1970年に脱サラし、実家の新聞販売店を継ぐ一方、市郊外にビルを建て、のちの協会の母体「オーク」を創業した。学習塾や文化教室を手がけ、天然酵母パンの店もビル内に開き、営業に汗を流した。
 当時は第2次ベビーブームの子の急増期。「教育ビジネスは将来性がある」と思った昇容疑者は、オークの経営を軌道に乗せると、新たな事業に傾倒する。それが漢検だった。
 「英検があるなら漢検があってもいい」。塾に勤める元教諭らの勧めで、任意団体の日本漢字能力検定協会を設立したのが75年。だが、営業で学校を回っても「業者テストはいらん」と断られ、初回の受検者は672人にとどまった。
 最大の転機は92年。「受検者を増やすには国のお墨付きが必要」と考えた昇容疑者は、文部省(当時)に働きかけ、協会を財団法人にする認可を取り付けた。
 面会した元同省幹部は述懐する。「漢字を通じた生涯学習を最初に言ってきたのは大久保さん。発想は良いし、熱い思いを感じた」
 国のお墨付きは効果てきめんだった。その後、漢検の受検者数は飛躍的に伸び、入試や単位に導入する学校が急増。ゲームやクイズ番組も誕生し、漢字ブームが巻き起こった。95年には年末恒例の「今年の漢字」が京都・清水寺で始まった。

     ◇

 「時の人」となった昇容疑者。だが、紺綬褒章を受章した96年頃を境に、「人が変わったように、欲に目覚めた」と知人は語る。
 昇容疑者は以後、ロータリークラブや日本国際連合協会、京都経済同友会などの要職に就任、各団体へ多額の寄付を行い、漢検協からの報酬も返上した。
 父子と近かった人物は言う。「すべて名誉欲。無報酬にしたのも褒章の次に勲章が欲しかったから。足るを知るような人ではない」
 ロータリークラブでは京都、滋賀など4府県の代表を歴任し、奉仕活動に力を入れていたという。
 逮捕された19日、京都市内で開かれた地元ロータリークラブの例会。冒頭、こう報告があった。
 「大久保氏からの退会届を受理しました」

(2009年5月20日 読売新聞)

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■要するに、産業というか、もうかりそうな新規ビジネス(すきま産業)としてしか とらえずに、はじめたくせに、文部科学省の おすみつきをもらい、非営利法人であるかのように カムフラージュしただけなわけだ。■しかも、こういった権力志向の人物にありがちな、カネのつぎは名誉、という、絵にかいたような、俗物すごろくへと、まっしぐらだったと。■バブル経済崩壊あたりから、受験者が激増し、巨大ビジネスとして急成長していき、感覚マヒは ひどくなる一方だったのだろう。当然、私物化が進行した。
■「発想は良いし、熱い思いを感じた」とか、なにを とぼけたことをいっているんだろう。まるで、最初は まともだったのに 急に とちくるった、みたいな 印象のようだ。こういった、認識のあまさが、こういった一連の不祥事・不正をもたらしたという自覚・反省が完全にかけている。


Kyoto Shimbun 2009年5月20日(水)
漢検前副理事長、趣味に関連会社資金
外車レンタル、カーレース広告 

 財団法人「日本漢字能力検定協会」(京都市下京区)をめぐる背任容疑事件で、逮捕された前副理事長の大久保浩容疑者(45)がイタリア製の高級車をレンタルして乗っていたことが20日、捜査関係者への取材で分かった。京都地検特別刑事部は、架空の業務委託で協会から広告会社「メディアボックス」に移されたとされる約2億6000万円の使途先の一つとみて調べている。地検は同日、登記上、同社のあるビルなどを家宅捜索した。

 浩容疑者が代表取締役の会社がカーレース関連の広告費を支出していたことも協会関係者への取材で判明した。父親で前理事長の大久保昇容疑者(73)が株取引の資金を関連会社に支払わせていたことが既に明らかになっており、不透明な取引で協会から関連会社に流出した資金が、2人に役員報酬とは別の形でも私的に流用された疑いがある。
 協会関係者によると、浩容疑者が代表の情報処理会社「日本統計事務センター」は2008年9月期、自らが取締役だったレーシングチーム運営会社「JIMゲイナー」(左京区)など3社に広告費として計2400万円を支出していた。クルーザーのリース料として1100万円の支出もあったという。
 一方、協会は、大久保容疑者が協会名義のクレジットカードで私的に利用した分を立て替え、自らが代表取締役を務める出版会社「オーク」が協会に支払っていた。同社は大久保容疑者への貸付金として処理していた。貸付金は株取引の資金や個人的な飲食などを合わせ、昨年末で約4億8000万円に上った。
 私的流用との指摘に会見で、浩容疑者は「個々の会社には個々の考え方がある」と反論、大久保容疑者は「なかった」と主張した。
 協会関係者によると、協会は06年度から3年間で、関連4社に計約61億円の業務を委託し、メディアボックスを含む3社が大半の業務を別会社に再委託して約30億円の差益を得ていた。大久保容疑者ら親族4人が関連4社から役員報酬や株式配当などの名目で年間約3億円を得ていたという。

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■オヤジが とちくるっていけば、当然 むすこも、どうかしてくる(「「漢検レースクイーン」(『週刊ポスト』)」)。




協会資金の流用構図解明へ 漢検協背任
sankei 2009.5.19 23:42

 大久保昇容疑者と浩容疑者は、自身が代表を務める親族企業4社を通して、協会の資金を流用する仕組みを確立していたとされる。協会と4社の取引総額は計約250億円に達し、肥大化した「漢検ビジネス」の裏側に、2人が親族企業をトンネル会社にするなどして利益を得ていた構図が浮かんでいる。京都地検は取引の全容解明を進める。
 「メディアボックスはペーパーカンパニーだった」。19日、地検の西浦久子次席検事は、逮捕後の記者会見でそう断言した。地検は、協会が同社に委託した業務について、実際にはすべて協会から直接同社の再委託先に発注されていたとしている。地検はほかの3社と協会の取引についても「関係個所を捜索した上で検討する」と関心を示した。
 内部資料などによると、同社の設立は、漢字検定が始まった翌年の昭和51年。地元新聞の配達業務などを請け負っていたが、漢字検定が軌道に乗り始めた平成9年から、広告業務を受託するようになり、総額は約36億円にのぼるという。昇容疑者は、同社について「協会の広告業務を請け負い、漢字検定普及の礎を作った」と評価している。
  ただ、同社の実態は従業員5人中4人が大久保一族。残る1人も「オーク」が経営するパン店の職員だといい、業務実態はなかったとみられている。
 一方、昇容疑者が「漢字検定の生みの親」と評した「オーク」が設立されたのは同46年。協会に本部ビルを年1億6000万円で賃貸する一方、協会発行の書籍の制作を一手に引き受け、取引総額は4年以降で約114億円とされる。
 同社は、実際には印刷や製本などの設備を持っておらず、再委託先に業務を“丸投げ”していたとされる。にもかかわらず、純資産は19年12月期で約11億7000万円に達していた。
 このほか、浩容疑者が代表を務める情報処理会社「日本統計事務センター」についても、協会との取引に関し不透明さが指摘されており、今後の捜査の行方が注目される。




メディア社再委託先、実際は協会と直接契約 漢検協背任
Sankei 2009.5.20 14:49

 財団法人・日本漢字能力検定協会(京都市)と関連企業「メディアボックス」をめぐる不正取引事件で、同社が協会から請け負い、約20社に再委託したとしていた年間11~12種類の広報関連業務について、実際には協会が、再委託先とされた企業と直接契約書を交わしていたにもかかわらず、協会側から再委託先に対し、代金請求先を同社にするよう依頼していたことが20日、捜査関係者らへの取材でわかった。
 こうした取引について、ほかの協会職員はほとんど把握していなかったといい、京都地検は、背任容疑で逮捕された協会前理事長で同社代表の大久保昇容疑者(73)と、前副理事長で同社役員の長男、浩容疑者(45)が、同社を「トンネル会社」として介在させて利益を得る目的で構築したシステムだったとみて解明を進めている。
 問題となったのは、協会機関誌の編集・印刷や協会のPR活動、ホームページの企画・制作などに関する業務。協会関係者や内部資料によると、同社は平成18~20年度の間、これらの業務を計約5億3200万円で請け負う一方、外部の19社と1個人に計約4億7800万円で再委託したとし、約5400万円の利益を得ていた。
 しかし、実際にはこれらの業務については、すべて協会と再委託先が直接契約を交わしており、同社を通すことが不必要だったにもかかわらず、昇、浩両容疑者側から再委託先に対し、同社を介在させるよう要請していたという。
 一連の取引のシステムは、浩容疑者が考案し、昇容疑者も承認していたとみられており、協会の意思決定機関である理事会の承認は得ていなかった。
 地検は今回、再委託の形跡すらない「進行管理・年間プロモーション企画」業務(平成17年9月~21年1月で取引額約2億6000万円)について、実体のない架空取引と認定し、両容疑者を逮捕した。しかし、形式上は再委託した形となっていた11~12種類の業務についても、同社に利益を流すため、不必要に介在させた構図が浮かんでいる。

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■公私混同が、私服をこやすレベルに達するためには、さまざまな錬金術と脱法行為が必要だったと。■だから、つぎのような、せのび・ムリがあったから 破綻した、…系の まとめかたは、不誠実であるばかりでなく、犯行の本質を、みあやまらせることになる。


【変転-漢検協背任】(上)崩れた成功神話 前理事長父子 独善性と強引な手法
2009.5.19 22:17
このニュースのトピックス:言語・語学
 「もうけ過ぎ」が指摘され、前正副理事長親子の「私物化」が次々と明らかになった財団法人・日本漢字能力検定協会(京都市下京区)の不透明な取引問題に、ついに司直のメスが入った。19日、背任容疑で京都地検に逮捕された大久保昇容疑者(73)と長男の浩容疑者(45)。“たたき上げ”から身を起こし、一代で漢字検定を受検者約280万人のマンモス検定に成長させた昇容疑者と、アイデアマンとして知られた浩容疑者は、高い名声と財産を得たが、独善性が指摘された強引な手法があだとなり、栄華を失った。
 「すべての学習の基礎は国語であり、その基本は漢字である」。昇容疑者が代表を務める親族企業「オーク」の一部門として、協会が設立されたのは昭和50年。もともと同社で学習塾や教育サロンなどを展開していた昇容疑者が、サロンにつどっていた元教員らから聞いたその言葉が、すべての出発点だった。
 昇容疑者の両親は、京都市右京区内で新聞販売店を営んでいた。自身は大学を卒業して進んだ大手電機メーカーを退職後、同区内にビルを建て、46年にオークを設立した。当時の近隣住民は「毎朝午前3時ごろに家を出て、家業を手伝ってから会社に行っていたようだった。働きものという印象だった」と話す。
 一方、長男の浩容疑者は、大学卒業後に入社した民間企業を1年ほどで退職し、オークに入社。CDレンタル、ゲームショップ、カラオケボックスなど、事業を広げた。元社員の男性(45)は「事業拡大に熱心だったが、息子と比べると、昇容疑者のほうが苦労を知っているというか、人間味があった」と話す。
 昇容疑者が大志を抱き、50年に行われた第1回漢字検定の志願者数はわずか672人。当時、検定の営業を担当していた元社員は「『めざせ英検』が合言葉で、東京や大阪などの学校を回ったが、全く相手にされなかった」。草創期には同社からの持ち出し資金もあり、昇容疑者について「漢検を全国に広めようと必死だった」と振り返る。
 転機は平成4年。協会が当時の文部省から財団法人に認定され、検定は同省推薦の“お墨付き”を得た。「このころを境に、倍々ゲームのように受検者が増えていった」と元社員。10年には志願者が100万人を突破。近年の「検定ブーム」が追い風となり、19年度には約270万人に。検定の急成長にともない、浩容疑者も検定事業に深くかかわるようになったという。
 しかし、検定が飛躍していくのと合わせて、親子による独善的な運営が目立ち始める。ある協会関係者は「親子に異議を唱えれば、あっという間にクビがとんだ。おかしいと思っても誰も何も言えなくなっていた」と悔やむ。
 協会が巨額の利益を得る中、2人は浩容疑者が考案し、昇容疑者も承認した巧妙なシステムのもと、私腹を肥やしていったとされる。浩容疑者は、趣味の高級外車を多数所有するとともに、レーシングチームのオーナにも就任した。
 「個人商店」と化した協会に指導監督機関の文部科学省が指導に入ったのは、今年に入ってから。昇容疑者は知人に「自分としては間違ったことをやったつもりはない。報道が過大にされている」と話したという。協会関係者は「職員ではもはや誰も親子の暴走を止められなかった。親族企業との取引など調べればすぐにわかることなのに、なぜ文部科学省は見過ごしてきたのか。文科省の責任は大きい」と話す。
 栄華を手に入れた末、逮捕に至った昇容疑者について、協会関係者はぽつりと話した。「ワンマンだからこそ、短期間でここまで検定を大きくできた側面はある。しかし、あまりにも行き過ぎだった」
     ◇

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■協会関係者といい、産経新聞の編集部といい、なにか 誤解しているか、誤解させたがっているようである。

■それにしても、この期におよんで、国外ににげだす算段までしていたとは…。

●「“漢検親子”高飛び寸前に逮捕
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20090520-496713.html
http://www.j-cast.com/tv/2009/05/20041453.html
●「逮捕とパスポート取得の関係 背任容疑の「漢検」前理事長
http://news.google.co.jp/news/story?pz=1&ned=jp&ncl=dOceX-H3Ot5dk5MXofTuhnpvIYo0M&topic=y

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テーマ : これでいいのか日本 - ジャンル : 政治・経済

タグ : 日本漢字能力検定協会

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