プロフィール

ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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にほんごを アルファベットで かくこと1

“Stalker No.1”氏からの提起が、もともと ローマ字表記に 直結しない 記事へのコメント欄だったため、やりとりが ズレた かたちに なったため、記事をあらためることにした。

■ただ、個別の議論は、具体的におうにしては、あまりに多岐にわたり、おおすじを みうしなう 危険性がたかいため、まず 方針がブレないとおもわれる 持論を、最初に整理しておく。■個別の議論は、加筆ないし、シリーズ2~3回程度の記事内で展開する予定。


■(1) ローマ字表記は、国内外の異言語集団への まにあわせの表記(面倒くさいが、しかたがないので、とりあえず「おつきあい」)といった、無責任な 方針ではなく、現在「非ローマ字圏」とみなされているにしても、近未来的に 国内外の言語情勢(たとえば、国内の言語的人権や、対外的な地位の激変)によって、国内の言語集団の多数が「ローマ字圏」の住民と化すとかも想定した、本格的な言語政策として、関係者は、用意をすべきである。

■(2) その際、国内の言語的人権上の情報保障問題と、国外への情報発信を、本来的に別次元に属するものといった見解は、すてて、本質的に同様であると、わりきる必要がある。■たとえば、行政当局の発信は、国内外をとわない 説明責任をともなうし、検索エンジンで世界から探索活動がよせられるときに、肝心の情報にたどりつけないのでは、はなしにならない、など。

■(3) 前項までの見解にたつならば、語源主義にたつといった、「ローカル・ルール」は、無意味な歴史主義であって、そこへの こだわりは基本的に有害無益といえるだろうし、地域性が、全国性と対立するなら、別個の表記システムとして並存させるべきである。

■(4) 記号学的・民族学的にいうなら、phonemical なシステムによるのか、phonetical なシステムによるのか、議論を整理してから正書法を議論しなければならない。■これは 前項の、地域性が 全国性と対立するケースをかんがえるとき、国内外への発信の異同をかんがえるばあいに、かかせない観点となる。■そのばあい、重要なのは、たとえば、「訓令式は phonemical なシステムで、ヘボン式は phonetical なシステム」といった、先入観で 議論を開始しないことである。

■(5) 前項までの議論をおこなう際、既存のシステムを無視することは、生産的でないが、既存の正書法のシステムを のこすことを前提に議論をすすめるべきではない。■とりわけ このことは、現在「非ローマ字圏」とみなされている地域(たとえば、公共空間での地名表示程度しか、実用化されていない空間)のばあいは、重要である。なぜなら、生活実態として、地域住民の大半は、既存のシステムに こだわる文化的必要性をかかえていないのであり、そのばあい、既存の文化資本やら、ナショナリズムという、文化的利害にひきずられた議論は、単に冷静な応酬をさまたげる障害物にすぎない。


■今回は、具体的には、(4) で指摘した、「訓令式は phonemical なシステムで、ヘボン式は phonetical なシステム」といった見解が、なぜ「先入観」なのか、それを簡単にのべるにとどめる。■たとえば、ヘボン式擁護者の一部は、「ニホンゴのタ行は、タ・ティ・トゥ・テ・ト チャ・チ・チュ・チェ・チョ ツァ・ツィ・ツ・ツェ・ツォ という、外来語音をふくめた3系統を恣意的につまみぐいしている体系である。ta ti tu te to,cha chi chu che cho,tsa tsi tsu tse tso と、精密に記述できるヘボン式は、phonetical で、普遍的な表記体系である」などと、とらえているとおもう(服部四郎御大の議論や、そのほか、ローマ字論者の具体的議論は、検討していない)。
■この議論は、(1)(2)などをかんがえたばあい、実に説得力のある論理であり、ヘボン式で表記したばあい、「ta chi tsu te to」と 「つまみぐい」を くりかえしてきた、ニホンゴ利用者の音韻意識は、実に恣意的で、こまったローカル・ルールにすぎない、ということになる。■実際、琉球列島の地域語などを記述したりすれば、50音図の体系性が、かなり ゆらぐことも事実である。
■しかし、ヨーロッパ語での口蓋化に対応する表記とおもわれる、“ch”“sh”といった つづりが、普遍的なものなのかといえば、ちがうだろう。■すくなくとも、“chi”が、イタリア語で「キ」、hランス語で「シ」に対応するなど、「チャ・チ・チュ・チェ・チョ→cha chi chu che cho」でなければいけないという 必然性はない。所詮は、異言語利用者にとって 「ローカル・ルール」である phonemical なシステムなのである。■音韻体系の本質が全然ちがう イングランド語に よりそいすぎたヘボン式が、そのままでいいのか、それ自体、真剣に検討すべき問題だし、イングランド語利用者が「誤読」してこなかったのか、それ自体も調査する必要があるだろう。


Roomazi-de Nihongo-o kaku
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タグ : ナショナリズム 日本語 ローマ字 言語政策

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コメント

返答その(1)

おへんじ、ありがとうございます。
わたしの感覚とおおきくズレておりますし、こちらもかなりの“くりごと”がでてきますが、どうぞごかんべんのほどを…。

これからつづきがあるのでしょうし、いきなりはなしの腰をおるのもなんだなとおもいます。が、さきに私見も表明しておかないと。

ただひとつ…。これまでこちらの用意した“材料”は…これからは多少はいかしてくださるのでしょうか? 初回をみるかぎりあまりなさそうなのでちょっとさびしいような…。

>(1)
いきなりズレですね。わたしはトルクメニスタン、タジキスタン、ウズベキスタン(脱ロシア化)そしてモンテネグロ(脱セルビア化)を最後に、当分ローマ字化国はでないと予想しております。こちらなりの理由づけは本格的に議論がすすんでからにしたいとおもいますが…私は中国のローマ字(化じゃないですよ)の役割に注目しております。いまもっとも興味ふかいところです。で、中国のローマ字化はなさそうだと結論づいてしまいました。それから「ローマ字圏」から「非ローマ字圏」に逆もどりしたところもありますよ。中国少数民族の「ロロ(イ)文字」「ウイグル文字」などです。

返答その(2)

>(2)
これまたズレですが…。まず訓令式とヘボン式程度の“ゆれ”なら現代の検索ソフトは容易に対応できるのではないでしょうか? 両方式の対応関係の“差”はそれほど大きいものではありません。技術的な点からかんがえればそれほど問題なのでしょうか?

>(3)
興味外ですので、これはどうでもいいです。一応合意ということにしてください。

>(4)
まず、正書法の議論というのはphonemical か、phonetical か、という議論で成立するのでしょうか? ドイツ語の新正書法について(完全に理解したわけじゃないけど)、ゆれを整理しながら(ときにはゆりもどししながら)も歴史的なシステムとの妥協も相当におこなわれているということです。現在一割程度をかかえる「フランス語系」単語の表記と発音システムは温存され、ドイツ語系単語と複雑な交差状態は続いています。英語は野放しでどんどん入ります。「外国語は、生スペルのまま」という原則が決められているため、仕方ないといえましょう。略語については使用基準すらありません。ラテンアルファベット圏でも単純にphonemical かphonetical か、とできる状態ではありませんし。

返答その(3)

>(5)
新システム(ローマ字化?)とやらがどこまで生産的なのでしょうか? ハラナ様の頭脳のなかではどういう図式がなりたっているかわかりませんが…。日本語をローマ字にきりかえることにメリットがあるのでしょうか? そこにまっているのは略語と外国語生スペルのスプロール化、地方話者の不満などからなるグロテスクな諸相でしょう。表音文字で漢語の同音異義語を整理するとかいっているローマ字論者の方々が多々おられるようですが、逆に同綴異義の略語などが再構成され、あふれるのではないでしょうか? おわかりかと思いますが…ローマ字はもともと「音文字」「音素文字」なのかもしれませんが、近年ははっきりいって「記号文字」的要素がつよまり、よわまることはありません。

>そのした
訓令式とヘボン式の歴史的論争は興味はありますが、はっきりいって大した差はないと思います。ヨーロッパ諸語をいろいろ例にとられているようですが、そのヨーロッパ諸語だって表記にいろいろ揺れや例外はあり(と、いってもドイツ語ぐらいしかしりませんが)、むしろ音韻意識がまるでちがうドイツ系とフランス系、最近は英語系(ほかに北欧系とかもありますが)の文字列がとりあえず仲良く表記にならんでいることを考えると、ヘボン式と訓令式がまざってもそんなに問題なのだろうかとまでおもってしまうのですが…。そんなことよりむしろ日本式(理論的拡張)と99式(厳密翻字)の間の差にこだわるミクロ論理 →http://xembho.s59.xrea.com/kakimono/99siki.html  なんか興味ありませんか?

補足1


Ikkyoni gutaitekini kaku iyokuga usemasita.

これからつづきがあるのでしょうし、いきなりはなしの腰をおるのもなんだなとおもいます。が、さきに私見も表明しておかないと。

ただひとつ…。これまでこちらの用意した“材料”は…これからは多少はいかしてくださるのでしょうか? 初回をみるかぎりあまりなさそうなのでちょっとさびしいような…。


■Kokowa anatano syumini otukiaisuru nikkidewa arimasen.■Anatano koodoowa, "Stalker No.1"toyuu "zigyaku-kee"no pen-neemu-ga syareni naranai zigenni haitteimasu.■Rontenga nomikomenai dokusyawa motiron, rontenga yoku nomikometa dokusyamo, "ARASI"kato,handansurunodewa?

■Roomazide Nihongo-o kakuto, kanarazu, ryakugono hanranninaru-toyuu, sotirano zironmo, Kanzi-hyooki-eno yoogo-ron tosika,yomezu,"Zibunno dohyooni noranainowa,tooboo"toitta ronride tukmatou, "Arasi"to,sokkuridesu.
■Motono burogu irai,3nenkanmo tatinagara,gakusyuu nooryokuga,takamattayooni mienainode, kongowa, gutaiteki rontenni okotaesuru kotowanaito,okangaekudasai.


当分のあいだロム専(よむだけ)に徹しますゆえ…(1)

ハラナ様

なぜに これほど おいかりなのか? わたくしじしん、よくわかっておりませんが、とりあえずおわびさせていただきます。ごめんなさい。

しばらく(ずっと?)のあいだ、「ロム専(ろむせん よむだけで、かきこまない)」させていただきますゆえ、なにとぞごかんべんを(汗

あの…「漢字擁護論者」とかをつかまえてバトルなさるのはハラナ様のご趣味のはず? 旧字旧かな論者の人たちなどはいつもよろこんで挑発なさるのに…ローマ字偏愛的雑学収集家のわたしではバトルの相手として不足なのでしょうか?

>■Kokowa anatano syumini otukiaisuru nikkidewa arimasen.
「(歴史・雑学)趣味」的にローマ字をながめ、知識的範囲を拡げ、そこでいろいろ(議論などの)役に立ちそうな情報があれば出していった…つもりだったのですが? 前も申しましたが、デマなどは貼らないように情報選別については努力しています。一応ニュースソースとしてはそれなりにしっかりしているところからだしているつもりなのですが…。

>■Anatano koodoowa, "Stalker No.1"toyuu "zigyaku-kee"no pen-neemu-ga syareni naranai zigenni haitteimasu.
「シャレにならない次元」って…なにか支障が??? なんなりとおっしゃってください。

>■Rontenga nomikomenai dokusyawa motiron, rontenga yoku nomikometa dokusyamo, "ARASI"kato,handansurunodewa?
あの…漢字愛好家に対しては、外部のリンクを貼って挑発されたり、やってくるとうれしそうにたたかわれるのに…ボクシングはすきだけどプロレスはきらいとか(たとえとしてくるしいかも)、そういうことなんでしょうか?

当分のあいだロム専(よむだけ)に徹しますゆえ…(2)

>■Roomazide Nihongo-o kakuto, kanarazu, ryakugono hanranninaru-toyuu, sotirano zironmo, Kanzi-hyooki-eno yoogo-ron tosika,yomezu,
しょせんわたしは保守派。漢字制限論や部分的不使用論には多少のシンパシーは感じますが…。しかし、日本語をもしローマ字化したと仮定した場合、「略語の爆発的増加」「外国語生スペル・モドキよみのとめどなき流入」などはさけられない現実になるとシミュレーションできるはずなのですが…。

>"Zibunno dohyooni noranainowa,tooboo"toitta ronride
そこまでキツイことかきましたか? ゆくゆくでかまいませんよ…。わたしの土俵にひっぱりこもうとかまではかんがえていませんよ。せっかく情報があるのだから、多少なりともいかしていただきたいというぐらいのものですよ。そんなに脅迫的にかんじられたのですかね? わたしのいいかたがわるかったのなら、なんどでもおわびしますよ。

>tukmatou, "Arasi"to,sokkuridesu.
わたしは品行方正な人間とはおもっておりませんが、なにか反則行為とかやりましたでしょうか? 「ちがう」とおもわれる情報や言説にたいし「こうではないか?」といったらなにかまずいのでしょうか? それが逆におろかしい言説や根拠のない情報だとおもわれるのなら「こういう点がちがう」と簡単に反駁できるのではないでしょうか?  
 
>■Motono burogu irai,3nenkanmo tatinagara,gakusyuu nooryokuga,takamattayooni mienainode, kongowa, gutaiteki rontenni okotaesuru kotowanaito,okangaekudasai.
わたしの学習能力を判定なさるのは勝手ですが、ローマ字に奇怪なほどとりつかれたこの何年かで、ローマ字についての雑学的知識と情報量、周辺資料は確実に増加していると実感しております。これもある種の愛です。ローマ字はわるいことばかりではありません。よいこともいろいろしりました。しかし、わるい面もしるからこそ、よい面もみえるのだというのも実感です。それからこちらの言説や情報がおろかしかったり違うとおもわれるものなら、やすやすと論破できますよね? 具体的論点におこたえいただくには、すこし頭をひやし、反論のためのデータを集める必要もあるでしょう。とりあえず、おきもちをしずめ、ゆっくりと「具体的論点」についておこたえいただけるとさいわいです。

どんなにわたしの実感とちがっても、これからはロム専でいきます。「でてこい。この点について論戦しろ」といわれればいつでもでてきます。ただし、仕事や健康状態もろもろで、すぐに対応できないこともありますので、ご容赦ください。

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