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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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なかなか うまくいかない ネパール共和制

■旧ブログ記事「見放されたネパール国王(田中宇の国際ニュース解説)」など、だいぶまえにかいた記事の関連記事。

<ネパール>首相が辞任 参謀長解任で対立 連立崩壊の危機
5月4日20時56分配信 毎日新聞

 【カトマンズ、ビナヤ・グルアチャリャ】ネパールプラチャンダ首相は4日、「民主主義と平和のため辞任を決めた」と発表、ヤダブ大統領へ辞表を提出し、受理された。プラチャンダ氏は3日、最大与党「ネパール共産党毛沢東主義派」(毛派)民兵の国軍編入に反対するカタワル陸軍参謀長を解任したが、他の連立与党が反発。大統領も解任を取り消すなどプラチャンダ氏への批判が高まっていた。毛派主導の連立政権は発足から1年で崩壊の危機に直面し、毛派を除く各党は新政権樹立に向け水面下で協議を始めた。
 プラチャンダ氏の辞任に伴い、ヤダブ大統領は新首相を任命する。毛派が民兵組織の国軍編入にこだわれば、大統領は第2党のネパール会議派など他の政党から首相を任命する可能性が高い。その場合、毛派の連立政権離脱は確実だ。
 毛派は大統領による参謀長の解任撤回を受け、4日朝から緊急幹部会で対応を協議。関係者によると、一部幹部の間から「毛派は(08年4月の)総選挙前から民兵組織の国軍編入を求め、第1党になった。議会を解散し民意を問うべきだ」との意見も出たという。
 ただ、毛派側は参謀長の解任決定によって軍部から反発を買っており、プラチャンダ氏の辞任で軍との全面衝突を避けたとの見方もある。
 プラチャンダ氏は昨年5月、王制から共和制に移行した新生ネパールの初代首相に選出された。
 
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■くわしい政治情勢は、田中さんの解説記事と、ウィキペディア「ネパール共産党統一毛沢東主義派」「ネパール人民解放軍」「ネパール会議派」「プラチャンダ」「ルークマングド・カトワル」「ラムバラン・ヤーダブ」。

■「産経」の関連記事も。


ネパール首相辞任 陸軍参謀長解任めぐり
5月4日20時59分配信 産経新聞

 【ニューデリー=田北真樹子】ネパールの旧反政府武装勢力、ネパール共産党毛沢東派(毛派)出身のダハル首相は4日、首都カトマンズで国民向けのテレビ演説を行い、辞任を表明した。突然の辞任は、政府が3日に解任を決定したカタワル陸軍参謀長をめぐり、ヤダブ大統領が首相の指示を無効としたほか、連立を組む主要政党も連立離脱を表明したことなどへの抗議とみられる。首相の辞任により、2006年から続いてきた民主化プロセスは新たな危機に直面している。
 ダハル氏は「民主主義と平和を守るために行動する。ヤダブ大統領の行動はまだよちよち歩きの民主主義と平和への攻撃だ」と大統領を批判した。大統領は野党ネパール会議派出身。
 ダハル氏は3日、新兵採用や軍幹部の人事でカタワル参謀長が政府の指示に背いたとして解任を決めた。だが、連立政権を組む統一共産党などの閣僚は、政府の決定は連立政権内の合意を欠いたものだと抗議し、連立離脱を表明。連立与党は制憲議会の過半数を割った。ヤダブ大統領は3日、「解任は憲法違反だ」とし、カタワル参謀長にポストに留まるよう命令した。
 ネパールは、06年に約10年間続いた毛派と政府軍の内戦が終結。昨年4月の議会選挙では毛派が第1党となった。政権を取った毛派は、旧毛派軍と政府軍の統合を進めようとしてきたが、政府軍には敵として戦った旧毛派軍の取り込みに強い抵抗があるため、統合は進んでいない。約2万人の旧毛派軍の戦闘員は現在、国連監視下で国内各地で収容されているという。
 24日のネパール地元紙は、カタワル参謀長が主導して政府軍がクーデターを画策していたと報じた。クーデターはインドなどの支援国の説得によって阻止されたと伝えられている。
 カドマンズは、3日に続いて4日も毛派と会議派のそれぞれの支持者がデモを行っており、緊迫感が漂っている。

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■抗議表明なのか、「軍との全面衝突」回避なのか、さっぱりわからない。

■あと、「国際連合ネパール支援団」が、「2007年2月18日…毛派の武装解除のための武器・兵力の登録作業が完了と報告」したというんだが(ウィキペディア「国際連合ネパール支援団」)、かりに「約2万人の旧毛派軍の戦闘員は現在、国連監視下で国内各地で収容されている」としても、そんなに あっさりと武装解除が可能なのだろうか? ■王党派だった国軍が、左翼系の民兵を吸収するのは、実際困難だろう。しかし、国連やネパール会議派が反動的な態度に終始すれば、旧民兵たちが おとなしく 「収容」されているとは とてもおもえない。よくわからないが、共産党系の指導者が首相にえらばれたのも、単に「第一党」という投票結果だけではなく、旧民兵の武装蜂起や暴動などの潜在性があったからこそだとおもうんだよね。
■長期的には、おさまっていくんだろうが、それぞれの政治勢力が第一党をとれない支持基盤しかもてず、しかも思想的に 距離がありすぎる連合政権は、しばらく離合集散をくりかえすし、ギクシャクは、なかなかなくならないだろう。

■それにしても、旧王党派とみてよい政府軍が、国連の支持のもとに、反政府軍を武装解除する、って図式は、正統性として、問題ありすぎだね。打倒された王権をまもるために反政府軍とたたかっていた組織が、そのまま温存されるってのは、旧日本軍と自衛隊の連続性以上に、ムリがあるとおもう。

■あと、ネパール共産党を敵視し、王制を援助さえしていた、中国共産党は、なにも画策していないんだろうか? インド政府だけが、国連以外ではたらきかけているとは、とてもおもえない。
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非毛派の新首相選出=混迷ひとまず収束へ-ネパール(時事)

 【ニューデリー23日時事】ネパールのダハル首相(共産党毛沢東主義派議長)が今月、陸軍参謀長の解任をめぐる内紛で辞任し、同派主導政権が崩壊したのを受け、制憲議会(定数601)は23日の本会議で、第3勢力である統一共産党のマダブ・クマール・ネパール上級幹部(56)を新首相に選出した。
 ネパール氏以外に立候補の届け出はなく、議員投票を経ずに選出された。毛派は議事をボイコットした。
 同氏は第2勢力のネパール会議派を含め、定数の3分の2近い支持を確保。近く組閣が行われ、統一共産党主導の連立政権が誕生する見通し。
 内紛に伴う政情混迷はひとまず収束する。ただし毛派は野党に回る可能性が高く、制憲作業をはじめ内戦後の和平プロセスが波乱含みであることに変わりはない。(2009/05/23-22:35)

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