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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

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政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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警官による暴行致死事件

■警察・司法による権力犯罪は、冤罪だけではない。■3か月以上まえの記事だが、かきとめておく。


“知的障害者取り押さえ死、警察官1人の付審判決定”
 佐賀市の知的障害者、安永健太さん(当時25歳)が警察官5人から取り押さえられた直後に死亡した問題で、佐賀地裁(神山隆一裁判長)は、遺族の付審判請求に対し、警察官5人のうち1人について特別公務員暴行陵虐罪で審判に付す決定(2日付)をした。3日、遺族の代理人弁護士が明らかにした。

 遺族は警察官を特別公務員職権乱用等致死容疑で告訴したが、佐賀地検は不起訴としていた。付審判は起訴と同じ効果を持ち、地検の処分を覆して刑事責任が問われることになった。

 決定によると付審判が決まったのは佐賀署の男性警察官(28)。拳で安永さんの胸などを殴打した暴行が認められた、としている。特別公務員暴行陵虐致死罪を適用しなかったのは、死亡との因果関係が認められないと判断したとみられる。

 ほかの4人は「取り押さえ時の有形力の行使が職務行為の範囲を逸脱した違法なものとの嫌疑までは認められない」とした。

 遺族は4人について、「福岡高裁に抗告する」としている。

 決定によると、安永さんは2007年9月25日夕、佐賀市の国道208号で自転車を蛇行運転。パトカーの警察官2人が目撃し、止まるよう呼びかけたが、従わずに信号待ちの原付きバイクにぶつかり転倒した。2人が近づくと暴れ出し、応援で駆けつけた3人とともに歩道で取り押さえた。安永さんは直後に意識を失い、死亡した。

 安永さんの父孝行さん(47)は08年1月、警察官数人を氏名不詳のまま告訴。地検は同年3月、警察官の行為を法律で許される「保護行為」と判断。司法解剖の結果、死因は心臓性急死と判明したが、取り押さえた行為との因果関係は証明できないとして、特別公務員暴行陵虐致死罪について5人を嫌疑なしで不起訴とした。孝行さんは同年4月に付審判請求した。

 孝行さんらは2月、国家賠償法に基づき、佐賀県に損害賠償を求める訴訟を佐賀地裁に起こした。

(2009年3月3日 読売新聞)
“遺族側「狭い門開いた」、佐賀県警「残念」…付審判決定”


 警察官5人から取り押さえられた直後に急死した安永健太さん(当時25歳)の父、孝行さん(47)が申し立てた付審判請求について、うち1人を審判に付すとした佐賀地裁決定は、検察の判断を覆す形になった。

 事件発生から1年5か月。佐賀市内で記者会見した孝行さんは全員について請求が認められなかったことを悔しがったが、1人が審判に付されることについては「正義が認められた」と喜んだ。一方、県警は「残念に思う」とのコメントを出した。

 会見で孝行さんは、「これでやっと、(捜査当局と)同じ土俵に立てた」。地検が5人全員を不起訴としていたことを「検察が警察をかばった結果であり、検察も警察も同じ穴のむじな」と批判し、県警に対しては「事実を正直に話してほしい」、地検に対しては「犯罪をきちんと立件してほしい」と訴えた。孝行さんの代理人の河西龍太郎弁護士も「狭い門を切り開いて、(警察官の)責任を明らかにする道を開いた。大きな成果が得られた」と評価。ただ、認められなかった4人については「共犯にあたり、決定は不十分」とした。

 この問題を巡っては、地元の障害者支援団体の関係者が中心になって、「安永健太さんの死亡事件を考える会」を08年3月に発足させた。インターネットなどを通じた協力呼びかけで、早急に裁判を行うよう求める署名が全国から集まり、同会は10万9539人分を地裁に提出した。

 安永さんの死については、取り押さえの際に暴行があったかどうかが焦点になった。取り押さえの様子を近くの飲食店で目撃した女子高校生は、事件直後に聞き込みをした警察官に「(取り押さえた)警察官が殴っていた」と話した。

 しかし、県警は報道陣に「供述調書を取る際に女子高生はそのことを口にしなかった」と説明。地検も「角度によって殴っていると見えた可能性はある」としたが、故意の暴行はないと判断
していた。

 今回の決定について、県警は「残念に思っている」などとするコメントを出したが、審判に付される警察官の氏名や階級などは発表せず、休職もさせないとしている。

(2009年3月3日 読売新聞)




“暴行認め警官1人審判へ 「取り押さえ死」で佐賀地裁”
2009年3月3日17時7分

 佐賀市の路上で07年に複数の佐賀署員に取り押さえられた直後に死亡した知的障害者の安永健太さん(当時25)の遺族が、署員らの行為は保護の範囲を逸脱していたとして、特別公務員職権乱用等致死罪で佐賀地裁に付審判請求していた問題で、地裁は3日までに署員1人について暴行があったことを認め、特別公務員暴行陵虐罪で審判に付す決定を出した。遺族の代理人弁護士が明らかにした。

 遺族は署員5人への付審判を請求していた。地裁は4人については「審判に付する嫌疑を認めることは困難」として請求を棄却。遺族側は近く福岡高裁に抗告する方針。

 付審判開始を決めた決定書によると、署員は07年9月25日午後6時すぎ、佐賀市南佐賀1丁目の歩道で、安永さんを保護するにあたり、胸などを数回殴ったとされる。暴行と死亡との因果関係には言及しなかった。

 遺族は08年1月、署員らを氏名不詳で特別公務員職権乱用等致死容疑で佐賀地検に告訴。死亡との因果関係が認定できないなどとして不起訴処分になり、同4月に付審判請求していた。

 遺族の代理人の河西龍太郎弁護士は「警察の責任を明らかにする道が開けた点で大きな成果」と話したが、4人への請求棄却や、残り1人の暴行と死との関係に踏み込まなかった点を問題だとした。安永さんの父孝行さん(47)も「署員全員が審判に付されないのは残念。法廷で警察の不手際を明らかにしてほしい」と語った。

 一方、佐賀県警の津田隆好警務部長は署員の行為について「警察官として必要な、適正なものであったと考えており、残念に思っています」とのコメントを出した。佐賀地検の渡口鶇(つぐみ)次席検事は「具体的コメントは差し控えたい」としている。


 警察庁などによると、付審判請求は過去20年間で全国で5千件を超えるが、裁判をする付審判決定が出されたのは安永さんの件を含めて5件だけ。最近では、山口刑務所(山口市)の受刑者が刑務官に殴られたなどとして付審判請求し、08年に山口地裁が付審判決定を出した。同年10月に同地裁は無罪判決を出し、確定している。
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■警察と検察が 少々利害にズレがあるにせよ、しばしばグルなのは、志布志事件などで、よくわかる。■そして、検察の起訴は統計上99%以上有罪というのは、有名なはなし。要は、起訴されたら最後、1000人に数人しか無罪をかちとれない。それだけ「黒星」をイヤがる検察のエリート主義といわれるが、志布志事件などで、わかるとおり、警察のいいぶんを無批判にうのみにした検察当局という構図が成立した時点で、ほぼ確実に 冤罪とか でっちあげ(犯罪事実自体の不在)などが、まかりとおることになる。

■「四日市ジャスコ誤認逮捕死亡事件」などが 典型例だが、なぜ、警官は、こうも被疑者の制圧に暴力的なんだろう(四日市ATM誤認逮捕致死事件)。


■そして、最近の佐賀県警の姿勢を象徴する記事。


安永さん取り押さえ死亡、県警が新目撃者いたと発表
 佐賀市の路上で2007年9月、知的障害者の安永健太さん(当時25歳)が警察官5人に取り押さえられた直後に死亡した問題で、県警の津田隆好・警務部長は11日、記者会見し、警察官は安永さんを殴っていないとする新たな目撃者が見つかったと発表した。

 津田警務部長によると、福岡県内の40歳代の男性で、4月下旬に県警本部に電話で連絡してきた。男性は現場から数メートルの距離の歩道橋のたもと付近で取り押さえの様子を目撃。「警察官は手足を回したりして暴れる相手(安永さん)の手を払ったり、胸や襟元をつかもうとしていた。離れた場所から見れば、殴っているように見えると思う」と話しているという


 安永さんの遺族が国家賠償法に基づき、県に損害賠償を求めている訴訟の弁論準備手続きが17日、佐賀地裁で開かれるのを前に、県警はこの目撃者のことを記載した準備書面を地裁に提出したという。県警によると、これで警察が把握している目撃者は17人になった。

 安永さんの父、孝行さん(47)は「私たちが知りたいのは、ひとりの人間が亡くなっていることを警察はどう思っているのかということ。裁判所は警察官による暴行があったと認めており、目撃者の有無は問題ではない」と話している。

(2009年6月12日 読売新聞・佐賀版)

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■ひとひとりがなくなっているのに、そんなことより、〈警察官が権力犯罪をおかしていなかった〉という印象が世間にひろまることの方が重要だと、白状している点がすごい。■日本軍が集団自決命令を はっきりとだした証拠はない、と、一所懸命立証したがる、証言をあつめたがる連中と同質。かれらにとっては、弱者が現に犠牲となったという現実は、どうでもいいんだ。組織とメンバーの名誉だけが重要。■“足利事件”という、司法もまじえた愚劣な権力犯罪も、こういった集団心理の産物だった。おそらく“飯塚事件”も。
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テーマ : これでいいのか日本 - ジャンル : 政治・経済

タグ : 真理省 1984年 安全 警察 権力犯罪

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