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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

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政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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田尻英三[編]『日本語教育政策ウォッチ2008』(ひつじ書房)

■先月でた “田尻英三”[編]『“日本語教育政策ウォッチ2008” ー定住化する外国人施策をめぐって』(ひつじ書房

日本語教育政策ウォッチ2008

ひつじ書房広報文(リンクをかってに補足)。

要約

2006年に関係省庁の13の課長クラスが集まって外国人労働者問題関係省庁連絡会議が作られ、「『生活者としての外国人』に関する総合的対応策」が発表された。これ以降、日本に定住化しつつある外国人に対する国家レベルでの施策が次々と発表され、大きく事態が動きだしている。しかし、関係部署が多方面にわたるため、その全貌が見えにくい状況である。本書は、それらの施策を日本語教育政策の面から捉え、今後これらの政策がどのように進んでいくかを見極めようとするもの。そのため、関係各部署の施策を精査するだけでなく、これまでの日本語教育政策の流れや国際交流基金日本経団連の動きも併せて追う。現在進行しつつある日本語教育政策の全体を見通せる唯一の本。




田尻英三さんが中心となった論集 『外国人の定住と日本語教育』増補版(ひつじ書房)については、旧ブログで紹介した。■そこでは「企業での社会保険加入率が低かったり、住宅、日本語研修、安全衛生等に関する外国人という特性を勘案しての特別な措置を、企業の責任で対応しているところが少ないので、現状では、雇用に伴うコストが日系人労働者のほうが日本人労働者より低い…『これらの費用をすべて支払った場合の日系人労働者の一人一カ月当たりの労働コストは、日本人の場合に比して高くなる』」(労働省職業安定局『外国人労働者受入れの現状と社会的費用』,労務行政研究所 1992)といった、外国人研修生やデカセギに依存した日本の労働現場の本質がしっかりかきこまれた報告書が引用されていることをかきこんでおいた。■だから、1989年の入管法改正という、日系ブラジル人などの労働者のよびよせをロコツに目的にした大転換(それは、工場労働者としての派遣を容認した法改正と匹敵する)以来、20年もたって、まともな施策が全国化しないことをみれば、異様というほかない。■その意味では、15年以上たった2006年ごろから ようやく本格化した省庁の対応ってのは、おそすぎたわけだ。
■田尻さんたちの歴史的総括と現状の分析は、日本語教育関係者のみならず、関係官庁の官僚、自治体の教育委員会や小中高校現場の教員・管理職がふまえるべき必読書になるはずだ。外国人労働者家族の集住地はもちろんだが、散在して、学校に数人しかいないような地域の方が、かえって対策がむずかしいだけにね。


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タグ : ナショナリズム 日本語教育 言語権 ニューカマー 入管法 言語教育 日系ブラジル人 社会言語学 ラテンアメリカ

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