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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

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政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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「間違いだらけのケータイ議論」(INTERNET Watch)

■「いかにも「学校的」なケータイ規制」の続報。■『INTERNET Watch』の先月の記事をはりつける。


“「間違いだらけのケータイ議論」千葉大の藤川准教授が指摘”

 ハイパーネットワーク社会研究所が開催したワークショップで19日、千葉大学教育学部准教授の藤川大祐氏が「ケータイ世界の子どもたち――その問題点とは」と題する講演を行い、「学校へのケータイ持ち込み禁止」や「学校裏サイトが危ない」といった議論がいずれも間違ったものであると指摘。携帯電話事業者に対しては、利用者に誤操作があっても安全が確保される「フェールセーフ」の発想で事業を展開すべきと求めた。

● 「悪いことをしたらバレる」が浸透、子どもの加害行為が陰湿化

 藤川氏は冒頭、ケータイを持ち始めた多くの子どもに当てはまる問題として、「生活習慣」への悪影響を指摘。メールの返信に生活時間の多くを費やしたり、友人と合わせなければいけないという「同調圧力」で学校外の生活を支配される子どもが少なくないとした。「メールが届いたら15分で返さなければいけないというようなルールで、食事中やお風呂にケータイを持ち込む子どもも多いと聞いている」。




 生活習慣への悪影響の背景には、「つながっていたい」や「自分のことをわかってほしい」といった、子どもならではの欲求があると藤川氏は指摘。「この欲求は当然のものだが、仲の良い友だち数人と24時間つながりたいと思う一方で、『他の人はいいや』などとコミュニケーションが偏ることがある。これはケータイだけが原因ではないが、年長者と触れ合う機会が減ることも問題だ」。

 ケータイの子どもへの悪影響としてはこのほか、「被害・加害」が挙げられるという。被害については悪意のある大人による詐欺や性犯罪などがあるほか、加害については子どもによる中傷、チェーンメール犯罪予告などがあるとした。

 子どもが被害を受けるケースについて藤川氏は、メディアリテラシー教育でかなり防げると指摘。また、子どもが加害者となるケースについては、「悪いことをしたらバレる」と教えることで軽率な加害行為を抑制できるとしたが、最近はこの認識が広まったせいか、「ネットいじめ」などの陰湿化した行為が問題になっているとした。


● 間違いだらけのケータイ議論

 続けて藤川氏は、「間違いだらけのケータイ議論」として、「学校へのケータイ持ち込み禁止が重要」「家庭がもっとしっかり、しつけをすべき」「出会い系サイトが問題」「学校裏サイトが危ない」といった議論が、いずれも焦点がずれていると説明した。

 ケータイ持ち込み禁止が重要という議論について藤川氏は、「問題は主に学校外で起こっており、持ち物検査が十分にできない状況では徹底が不可能」と反論。ケータイの禁止を掲げる一部の自治体に対しては、表現の自由や通信の自由の制約は最終手段であるとした上で、子どもが賢くケータイを使いこなせるようにサポートすることが本来の役割だとした。

 家庭でのしつけを強化すべきという点に関しては、「世間」という共通の価値観が存在しなくなった現状では、親によるしつけが難しくなったと指摘。かつては、「そんなことしたら世間に恥ずかしい」という「世間」を味方にしたしつけが可能だったとしたが、大人の価値観が多様化した中では、「親ががんばれ」と言っても難しいと現状を分析した。

 出会い系サイトが問題という議論については、プロフをはじめとする出会い系以外のサイトが出会いの場になっていると指摘。学校裏サイトが危険という議論も同様に、過去1年間で事件に進展しているのは、プロフがらみの事例であるとした。「プロフサイトは人気の高まりに反して、対策がかなり遅れている」。

藤川氏が指摘する「間違いだらけのケータイ議論」

● 携帯電話事業者は「フェールセーフ」の発想を

 ケータイによる子どもへの問題点を解決するには、事業者による抜本的な青少年対策が欠かせないとする藤川氏は、携帯電話事業者が「フェールセーフ」という発想で事業を進めるべきだと主張。利用者に誤操作があっても安全が確保される仕組みという「フェールセーフ」を実現するには、携帯電話の契約にクレジットカード並みの基準を設けるべきと訴えた。

 「他の商品では事故が起こったら、製造・販売業者の責任が厳しく問われるが、ケータイで事件が起こっても、マスメディアは携帯電話会社の責任を議論しない。ケータイは1カ月に数十万円の債務が発生しうるサービスで、そもそも未成年に無条件に利用させるべきものではない。契約は保護者名義で、子どもが使う場合にはクレジットカードの家族会員に準じたかたちで厳しい制限を設けるのは当然。ケータイ事業者は『ビジネスモデルが大変』と言われるかもしれないが、子どもからお金を取る事業にはそれなりのモラルも必要だ。」


 また、携帯電話事業者が早急に検討すべきという取り組みとして、利用者の年齢に応じて利用できる機能の範囲が自動的に変わる「標準未成年プラン」を設けることを提案。携帯電話事業者は、保護者から申し出がない限りは、このプランでの契約をさせるべきとした。「現在の料金プランはわかりにくすぎる。時間制限、Webやメールの制限を、年齢に応じてやや厳しめに設定した上で、よく理解している人には緩くすればよい。今はよくわからないという人にも制約がないが、果たしてそれでよいのか」。

利用者の年齢に応じて利用できる機能の範囲が自動的に変わる「標準未成年プラン」の概要

 携帯電話事業者への要望としてはこのほか、「顔の見える戦略PR」を求めた。具体的には、携帯電話販売店において、契約時に保護者と利用者が危険性を理解できるようにするほか、テレビCMや携帯電話公式メニューなど「利用者が目にしやすい場所」で啓発する必要があるとした。また、携帯電話向けのサービスで何らかの事件が報じられた際には、事業者のトップが会見を行い、何がわかって何がわからないかについて丁寧な説明をすべきだとした。

 最後に藤川氏は、「事業者による対策が進まなかったら」と前置きをした上で、政府や自治体が事業者の取り組みを促すための法令を制定することを提案。具体的には、未成年契約禁止、利用者登録義務化、フィルタリング義務化などの措置を事業者に求め、期限までに自主的な取り組みが進まない場合には、法律や条例で強制力を持たせるルール作りが必要だとした。


関連情報

■URL
  ワークショップの概要
  http://www.hyper.or.jp/staticpages/index.php/ws2009

■関連記事
「mixiって何ですか?」大分県の現役高校生が語るケータイ事情(2009/02/23)

( 増田 覚 )
2009/02/23 21:37

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■「受益」層第一の論理でくみたてられている省庁に、これらの監督業務を期待するのは、まちがっているだろう。■政治家・メディアが うごかないと、業者の おもいこしを あげさせる ながれには、なりそうにない。

■しかしだね。問題の所在は、なかま集団に所属していないと不安がきえない社会心理学的状況、それと、依存症的心理の一般化なのじゃないだろうか? ■規制することで、さまざまなリスクから まもられるだろうけど、それだけでは根本的な問題解消にならず、別の社会問題としてふきだしそうな予感がする。

●ウィキペディア「フェイルセーフ
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