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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

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政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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あやしい「漢字検定」

■まえまえから、いろいろあやしいとにらんでいたが、やっぱりあやしげだった、日本漢字能力検定日本漢字能力検定協会の実態があかるみにでつつある。


“「漢検、儲けすぎ」文科省検査へ” ブームで資産73億円

2009年1月23日7時22分
 漢字検定を実施している日本漢字能力検定協会(京都市)が、検定ブームで利益が過剰になり、所管する文部科学省から再三、指導を受けていることが分かった。受検料の値下げや公益的な支出に回す分が不十分で、税の優遇を受ける財団法人として不適切な疑いがあるとして、同省は近く立ち入り検査をする。

 協会は、毎年暮れ、京都の清水寺で「今年の漢字」を発表することでも全国的に知られている。

 漢字検定は、受検者が00年の158万人から、07年は272万人に急増している。文科省によると、04~07年度の4年間に毎年7億~8億円の利益が上がり、資産が約50億円から、73億5千万円になった。検定料は級ごとに異なり、小学校1年程度の10級は1500円、大学・一般程度の1級だと5千円。一方、経費は2千円前後という。

 財団法人の公益事業について、指導監督基準は、健全な運営に必要な額以上の利益を生じないように定めている。このため文科省が04年以降、3度立ち入り検査し、受検料を下げるか、公益事業に回すように指導してきた。

 協会は、1級の受検料を6千円から5千円に下げるなどしてきたが、ブームが続いてなおも利益が多すぎる疑いがあるとして、文科省は立ち入り検査を決めた。同省担当者は「悪意はないとみられるが、基準に抵触する可能性があるため」と話している。協会側は「事実を確認のうえ、今後の運営計画を立てたい。調査にはきちんと対応していく」とコメントした。(上野創)

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■「悪意はないとみられるが」だと、あまりに おひとよしな見解。というか、ロコツに業者よりな論理。




“漢字検定:2年で15億円「もうけすぎ」” 文科省、臨時検査へ

 京都市の財団法人「日本漢字能力検定協会」が昨年度までの2年間に、公益事業の日本漢字能力検定で約15億円もの利益を上げていることが分かった。理事長が代表を務める広告会社に、06~08年度、計8億円の業務委託をしていたことも判明。文部科学省は「もうけすぎだ」として、来月、臨時の検査に入り指導を強化する。

 昨年度の漢字検定は全国で約272万人が受検。同省によると、実際の費用は受検者1人当たり約2100円にすぎないのに、協会は1級の検定料を6000円とするなどして利益を上げていた。

 04年から収支の均衡を図るよう指導し、協会は07年度から1級を5000円に値下げするなどしたが、同省は「若干効果が出たに過ぎない」としている。

 漢検協会は「文科省と解釈の違いがあるかもしれないが、調査には全面的に協力し、適切に対処する」とコメントしている。【藤田文亮】

毎日新聞 2009年1月23日 東京夕刊

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■「文科省と解釈の違いがあるかもしれない」だあ? なにを ねぼけたことを いっているんだ(まあ、メディアには、こうこたえるしかないだろうが…)。

■(1) 上級ほど 経費がかかるというのは おかしい。問題作成コストなど、大差ないだろう。
■(2) 理事長の関係する広告会社が業務委託するってのも、あきらかに 公益事業をむねとする(利潤をもとめない)公益法人が民間企業をくわせていたという単純なはなし。
■(3) いずれにせよ、もうけすぎかどうかは、本質的な 問題じゃない。前項・前々項の複合体で、はじめから 公益をうたった利潤追求団体のうたがいが こいということ。エセ宗教団体や学校法人・医療法人みたいにね。したがって、理事長ほか、有力幹部のこれまでの経歴や所得・資産などを、ちゃんと査察しないと、まずいとおもうよ。税務署さん。文科省の管轄じゃないよ、これは。

■(4)それにしても、上級ほど、無用な漢字オタク測定装置でしかない この検定に むらがる大衆の知性こそ、大問題だね。

●「非営利?うさんくさい財団法人理事8億円を私的流用するも、お咎めなし。マルチ商法『株式会社オーク』の大久保昇に文部科学省が肩入れするのは、森内閣で、文部科学大臣、自民党衆議院議員 町村 孝くんが、ごり押」←ウラとりしてないけど、情報量豊富
●「日本漢字能力検定協会」←おなじく 大久保昇氏情報。
●「理事長プロフィール」←「ジャパンウェイ」という、正体不明のNPOの理事長紹介
●スパイシー「大久保昇
●広告会社「メディアボックス」関連検索結果

●ウィキペディア「今年の漢字
●ウィキペディア「実用英語技能検定
●日記内「漢字」関連記事
●旧ブログ内「漢字」関連記事

●旧ブログ「安倍首相の文化資本なんぞ、大した問題じゃないはず
●旧ブログ「「柏崎刈羽」を「かしわざきかりは」とよんだ福田首相
●「アッソー首相の文化資本なんぞ、大した問題じゃないはず

●旧ブログ内「公益法人」関連記事
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タグ : 日本漢字能力検定協会 漢検 公益法人

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コメント

常識力検定ってどうよ?


たしかに「変」 (笑)

漢検理事長あまりに「変」な8億円ですね
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2009/01/24/07.html

 漢字検定を実施する「財団法人日本漢字能力検定協会」(本部・京都市)が、協会の理事長が代表を務める広告会社と3年間に計約8億円の取引があったことが23日、分かった。既に分かっている別の関連会社の取引と合わせると計約12億6000万円になる計算。公益法人が法人関係者に有利になる取引を結ぶことは原則禁止されており、文部科学省は来月にも調査に着手する。

 「漢検協会」から業務委託を受けていたのは、協会の大久保昇理事長(73)が代表取締役を務める広告会社「メディアボックス」(京都市)と出版会社。所管する文科省などによると、協会は広告企画や機関誌作成などをメディア社に業務委託し、06~08年度の3年間に計約8億円、出版会社にはビル賃貸費など計約4億6000万円を支払っていた。

 協会は公益法人。指導監督基準は公益事業で利益を得ることを原則禁止しているほか、法人関係者に有利な取引をしないよう定めている

 検定ブームの火付け役となった「漢検」は受検生が増え続け、協会は06年、07年度の検定事業で計約15億円の利益を得ており、同省が“もうけ過ぎ”と判断、検定料の引き下げなど是正指導をしていた。

 協会は昨年10月の調査で、大久保理事長が代表取締役の出版会社のほか、副理事長が役員の情報処理会社に年計約2億円を支払っていると報告していたが、最近までメディア社との関係を隠していた。昨年12月に外部からの情報提供で、同社とのかかわりが発覚。同省は実態解明のため来月上旬にも立ち入り検査を行う。

 協会はメディア社との取引を認め「文科省に報告しなかった理由を協会内で調査し、結果は公表する」としている。しかし、公益法人関係者がかかわる企業に利益が回っていても明確な罰則規定はなく、同省によると「口頭や書面での注意や改善命令を出すだけ」になるという。

 協会は松下電工(現パナソニック電工)を退社した大久保氏が、経営していた学習塾に通う子供たちの国語能力低下を憂い、楽しみながら漢字を学ぶ方法として“漢検”を思いつき、75年に設立。以降、33年にわたり大久保氏が理事長を務めている。毎年末、清水寺(京都市)でその年の世相を1字で表す「今年の漢字」を発表することでも知られている。08年を象徴する漢字は「変」だった。

 ▼日本漢字能力検定 財団法人日本漢字能力検定協会が実施する漢字の技能検定で1975年にスタート。年3回実施。92年から文部科学省(当時文部省)認定の資格になったことや単位認定、入学時に優遇する高校、大学が増えてきたことなどで、00年度に約68万人だった受験者は07年度には約272万人と約4倍に増え、人気の英検(約250万人)をしのぐまでに。小学1年生修了程度の10級から一般・大学生程度の1級まで12段階に分かれ、検定料は1500~5000円。1級に合格するには約6000字、10級で約80字の漢字を読み書きできないといけない。
[ 2009年01月24日 ]

こんな検定もあります…

超お久しぶりです。

http://www.roomazi.org/kentei.html
↑こんな検定もありますよ。認定証代が高い…。
この検定を受けた人の体験記がぜんぜん出てこないのが…。

最近はハラナ様がローマ字の話をあまりなさらないのでさびしいような…。

おひさしぶりです。

■ご指摘どおり、ローマ字論(http://harana.blog21.fc2.com/?q=%A5%ED%A1%BC%A5%DE%BB%FA)も、おひさしぶりという感じですね。

■「社団法人日本ローマ字会」情報
http://www.roomazi.org/top.html
http://www.roomazi.org/annai.html#SEC6
http://www.roomazi.org/docs/docs2007.html
http://www.roomazi.org/docs/kessan/2007.html
→準会員(機関雑誌等刊行物の配布のみを望む者)をふくめても100人ほどの団体ですね。■2007年度収入が260万弱で、くりこしが300万強、合計570万弱。清貧の結社というべきでしょう。■しかし、「日本語ローマ字検定」の検定料がみあたらない(笑)。
■検定試験・資格試験は、とわれる知識が非日常的ということですが、そういった意味では、エスペラントよりも、運動としての求心力がちいさいかもしれません。

前便補足


「日本エスペラント学会」
http://www.jei.or.jp/hp/publikigo/akt07.pdf
http://www.jei.or.jp/hp/publikigo/07syusiKeisan.pdf
http://www.jei.or.jp/info/ekzameno.htm

■こちらも、検定料収入が不明ですが(講演講習会等事業収入のうちしめる比率がわからない)、ローマ字よりは、マシみたいです(笑)。

■「どう発音するかではなく、カナでどうかかれているかにしたがって、下記の変換表によってローマ字に変換」するという、ある意味「現実的」というか「画期的」な方針である「「99式」日本語のローマ字表記方式」(http://www.roomazi.org/99sikisum.html)とかは、わざわざ宣教活動しなくても、ワープロのローマ字入力時に、にたものを 実践してしまっているし(笑)。■「入会案内」(http://www.roomazi.org/annai.html)よんでも、なんで 漢字かなまじり表記でなく、ローマ字なのか、説得力が全然ありませんね。■われわれ「外野」が、いろいろ擁護論をださないといけないような運動は、ちょっと展望なさそうです。おそらく 会員の高齢化がすすんでいるでしょうし。

Ohenzi arigato^ gozaimasu!

おへんじ、ありがとうございます。
たしかに「(日本語)ローマ字」よりは「エスペラント」の方が日本以外の国でも通用する分、仲間も多い多いのは当然でしょうね。

日本語ローマ字にはもうひとつ老舗の団体があるようですが、日本ローマ字会の出した「99式」は否定しているようです。
http://www.age.ne.jp/x/nrs/
(日本のローマ字社)

こちらも会員の方々の高齢化が進んでいるようです。

こういうことを言うと、「お前の立ち位置はどうなってんだ?」といわれるかもしれませんが…日本のローマ字論者は一般へのアピールポイントを間違えたのではないか? とも思えるのです。

それは、「『日本語転写ローマ字』は世界の転写ローマ字のなかでもわりとうまくできている方で、かな文字への逆転写も比較的簡単。安心して使おう」とでもやるべきだったのではないか…と。

朝鮮語のローマ字の惨状は幾度か説明させていただきましたが、まだまだ凄いのがいくらでもあります。最近は中国のローマ字事情についてもしらべていますが、少数民族言語の個別の事情となると複雑極まりない動態のようです。

http://en.wikipedia.org/wiki/Romanization
↑世界のローマ字事情(非ローマ字圏)について、わりとまとまったイングランド語ウィキペディアです。

日本以外の非ローマ字圏の転写事情については…方式乱立・綴方混乱の言語がかなり多いようです。理由も外国の研究者が独自にたてた方式が影響力を残していたり、方式を細かくチェンジして利ざやをかせぐ(?)らしい輩があったりと問題山積のようです。

以前、セルビアが安定した転写事情を誇るとか言いましたけど、ウクライナ、ロシアなどの事情は世界じゅうのデータベースを狂わせまくっているようです。

ここは漢字検定についてでしたね…

すいません。ここって漢字検定の記事でしたね。
私は受けたことがありません。
受けようと思ったことはありますが、記憶力がわるいもので(笑)。自信がありません。

まあ、漢検フェチという存在もあるようですが、その知識と強引な使用を他人に強要しない限り、よろしいんじゃないでしょうか。それなりに楽しい世界のようですし。

日本語文章能力検定というのもありますね。

http://www.kentei.co.jp/bunken/index.html

タカマサさんの御意見やいかに?

まとめて

Stalker No.1さま

■いろいろと ご教示ありがとうございます。■以前もかいたかとおもいますが、日本のローマ字事情・動向を体系的におう気迫もない以上、各国事情となりますと、はっきりいって 「どうでもいい」状態です。ホントは、きちっと 比較検討すべきなんでしょうが。■それより、比較的転写がラクなはずの、標準日本語の正書法さえも、まともに確立できないローマ字運動や行政は、どうなっているのか、その知識社会学的な奇妙さの方が、むしろ興味をひかれます。



貝枝さま
■OECDの学力テスト(PISA)あたりと、にた方向性を感じます。■でも、「日本語文章能力」って、要は、学校文化のなかで「国語力」といわれていたものの、いいかえにすぎませんよね。■よく二流の国語学者は、「教科・入試科目の国語と国語学はちがいます」とか、りきむんですが(笑)、その一方、「国語力」の権化とされているだろう批評家・文芸評論家とやらは、専門論文以外は、あらゆる領域の文章をよみとき批評できる特権的位置にたつと事実上自負しているらしい。■前者は、国語学(本来は、言語学の特殊分野としての日本語学のはずなのに、単なる「一国文献学」として、ひらきなおっている)を特権化していることのこっけいさが、あまりに かなしいし、後者の誇大妄想的な万能感は、あわれささえ、ただよいます。■「日本語文章能力検定」の権威としてひきずりだされた役員のみなさんが、後者でないことを、いのるばかりです。
■というか、これも漢字検定とおなじく、学校文化や就職活動文化周辺でしか、はやらなそうです。たとえば東大京大生・慶大生あたりが、「就活」アイテムとして必死にとりくむとは、到底おもえない。かれら・かのじょらが、秘書検定にとりくまないように。■メディア・リテラシーだの、クリティカル・スィンキングといった、イングランド語系の新種の方が、これからの はやりになるでしょう。
■それにしても、大久保昇御大は、こちらも理事長ですか…(笑)。政治力は、かなり おありのようで(http://www.kentei.co.jp/bunken/taiken/k_yakuin.html)。人脈か おかね、どちらか一方はないかぎり、ここまで 役員をあつめられないでしょう。一部のかたしか、おまえは ぞんじあげませんが…。

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