プロフィール

ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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国民動員時間

年末年始とか、大学入試センター試験とか、ここ1か月ぐらいで、いろいろあった「イベント」の「国民生活」における「比重」って、なんなんだろうと、ちょっとかんがえた。■ま、ネタとして しるしておく。

■たとえば、視聴率が40%台に達したとかいって、ちょっと 話題となった、年末恒例のNHK紅白歌合戦のばあい、1億2千7百万人とすると、約5千万人が4時間半ぐらい「動員」されていたという計算になる。これを、かりに、0.4×4.5=1.8国民時間とする。■おなじように「動員」力があるとすると、初詣か。2006年初詣参拝者総計、9373万人というのは、仏教・神道の信者数の合計みたいに、あやしいが、「ノーリツが2006年12月に行ったインターネット上のアンケートでは、初詣に毎年行くと答えた年齢層の割合は70歳以上が59.1%だったのに対し、20歳代では44.4%」といった調査結果をみれば、まあ平均して半数以上の国民が参拝しているんだろう。■平均してどのぐらいの時間をかけているかわからないが、まあ3時間とすると、0.5×3=1.5国民時間といった、あんばいか?
■帰省ラッシュの実態が数値的どうなのかは、よくわからないが、2000~3000万人ぐらいは移動していそうだし、ならして4~5時間ぐらいは時間をかけているんじゃないか? だとすると、0.2×4・5=0.9国民時間といったところか?
■してみると、大学入試センター試験は50万人ぐらいが受験し、国語・外国語は50万人弱、数学・地歴・公民が30万人台、理科が20万人前後らしいので(「センター試験受験者数・平均点の推移」)、2日間の平均移動時間を4時間とみると、500万人・時間≒0.04国民時間ということで、うえの みっつとくらべると、その国民的比重は、かなり ちいさそうにみえる。■しかし、これをへないかぎり、国公立大学には進学できないわけだし、私立大学だって、やすくたくさん併願しようとすれば、これを利用するほかない。その意味では、人口層はうすいんだが、ある年齢層、経済階層にとっては、やはり国民的行事なのだとおもう。大学入試なんて、無縁だっていう層にとっては、どうでもいいことなんだけど。
■このようにみてくると、平日1日8時間ちかくコドモたちを収容し、それを年間10か月分ぐらい維持する小中高校って空間は、すごい「動員力」ということができる。小中高校は、生徒数が大体1400万人ぐらいだから、1400万人×1600時間≒175国民時間、という、気のとおくなるような動員力なのだ(もうすこし、ていねいにみていくと、1学年あたり120万人弱×1600時間×12年だが、総計はほぼ同一になる。要するに、同一学年が12年間動員されつづけるとみるか、同一年に全学年が動員されているとみるかだが、総量は一致する)。■そのうち、125国民時間は、「義務教育」なんだから、これまた すごい はなしだ。

■ちなみに、徴兵制がしかれたばあい、週6日拘束として、年間約300日×24時間×3年間×120万人(同一年齢層の人口)÷2≒100国民時間という、膨大なものになることも、わすれないようにしよう(「÷2」は、ほとんどの国家で、徴兵制から女性は除外されていて、この日本列島でも、そうなりそうだから)。

■重要なのは、年末年始やら入試やらは、季節ものだけど、学校や軍隊は、1年中の拘束であり、しかも、それを拒否することが非常に困難だということ。紅白歌合戦は みない選択が簡単だし、実際、いそがしかったり、話題をあわせる必要のない無関心層にとっては、ないも同然の年中行事だが、帰省ラッシュになると拘束度がたかまり、義務教育・徴兵となると、ほぼ拒絶不能ということ。■動員される人口層の占有率と動員時間の総量もさることながら、それと無関係でいられる拘束性の強弱は、重要。徴兵制から、障碍者・女性が除外されるとか、そういったことと比較したときの、義務教育の拘束性とかね。


■こんなふうにみたとき、たとえば、トラキチにとっての、シーズン中の動員時間は、どんなもんだろうね。甲子園球場とテレビ観戦で140試合×3時間半×トラキチ人口≒1億2700万人/α…???■拘束度、というよりは、依存症?



●旧ブログ「スポーツ中継とテレビの本質
高田里惠子学歴・階級・軍隊―高学歴兵士たちの憂鬱な日常』 (中公新書)

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