プロフィール

ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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いかにも「学校的」なケータイ規制

■「波紋呼ぶ橋下大阪府知事の「ケータイ校内禁止令」(読売)=「ムダ」とはなにか41」の続報。■『読売』の山梨版。


“携帯 小中は9割「禁止」”
市町村に本紙調査
 学校裏サイトやメールによるいじめなど、子供の携帯電話へのかかわり方が教育現場で問題となる中、読売新聞甲府支局は、小中学校を所管する県内全28市町村教育委員会と全日制公立高校の全32校を対象に携帯アンケートを実施した。市町村の9割が小中学校への携帯持ち込みを「原則禁止」とし、回答した31高校すべてが携帯の使用制限で独自のルールを設けていた。今後の課題では、市町村の7割以上、高校の9割近くが「家庭の理解、協力」を挙げるなど、学校と家庭の連携不足も浮かび上がった。

 携帯電話を巡っては、大阪府の橋下徹知事の「ケータイ禁止令」や、政府の教育再生懇談会の提言素案が小中学校への持ち込み「原則禁止」を求めるなど、子供に「持たせない」動きが強まっている。



 県内市町村は、上野原、早川を除く26市町村が、管内の小中学校で、すでに持ち込みは「原則禁止」と回答した。持ち込みを認めている2市町は「山あいで連絡手段が不可欠」などの地域事情を挙げた。

 原則禁止の市町村の7割にあたる19市町村では「特例」での持ち込みに関するルールを決めていた。登下校の安全確保などの目的を前提に、「保護者の申し出を校長が判断。校内では担任が預かる」(南アルプス、市川三郷など)や、「有害情報への接続を制限するフィルタリング機能をつけさせる」(昭和)などだ。

 県教委調査では、県内の高2の9割以上が携帯を所持している。こうした背景から、高校では使用を制限するルールを定めている。

 富士北稜や山梨園芸など16校が「始業~終業時間まで使用禁止」など。甲府東や白根など14校は「学校敷地内は使用禁止」などと答えた。制限は「時間」と「場所」で、ほぼ2分されていた。

 ルールを破った生徒には、「携帯を一時預かり」「反省文」など31校すべてが個別に「罰則」を定めていた。違反を繰り返す生徒には、「預かりの期間を長くする」「保護者も呼んで指導」など、より厳しい罰則を科しているケースもあった。

 「携帯の情報モラル教育・指導で欠かせないこと」では、8割にあたる22市町村と7割近くの21校が「家庭内の指導やルール作り」を挙げた。「今後の課題」では21市町村、27校が「家庭の理解や協力を得ること」と回答するなど、携帯に関する家庭の意識向上を求める意見が目立った。

(2008年12月19日 読売新聞)

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■関係者のあいだで、「ケータイはモンダイ」という共通認識はあるんだろうが、前回指摘したとおり、問題の所在がしぼりこめてないような印象は、ここでも共通。「有害情報への接続を制限するフィルタリング機能をつけさせる」なんて問題と、校内での規制の是非は全然無関係。このヘンに、端的に関係者の混乱ぶりがみてとれる。
■前回ふれたとおり、「学校裏サイト」自体、校内の問題じゃなくて、学校という閉鎖空間がもたらしたイジメが、校外にふきでてしまった現象。■なので、学校関係者が「学校裏サイト」を規制しようなんてのは、自己矛盾につきる。そういったサイトでイジメがおきてしまう育苗こそ、自分たちの日々の教育実践なんだという自覚がないという意味で、ある意味悲惨だ。

■ともかく、校内での使用を禁ずるとしながら、いきかえりの家族との通話などは、しかたがない。だから、登校時にあずかる。なんて処理は、一見もっともらしいが、校内への家族からの直接の緊急連絡なんてのを否定している(それは、職員室にかけろ、ってことなんだろう)以上は、それこそ、電波妨害すればいいことだろう。■しかし、先生たちが規制したがっている理由は、おそくらちがう。自分たちの授業実践を全否定するかのように、ケータイに没入して授業を無視しつづける生徒たちの態度が、たえられないんだとおもう。
■はっきりいって、メールのやりとりや、ウェブ上のゲームなどに ハマっている生徒たちの精神状態は、全然ゆたかなものじゃないとおもう。そんなことに時間を浪費している以上、まあ ロクでもない状況にあるんだろう。■しかし、そういった状況を、学校と家庭の連携とやらで、改善できるとするのは、妄想のたぐいだ。その自覚がない点が実にイタい。
■いっちゃわるいんだが、そういったモニタリング能力のなさを、生徒たちは イヤがって、授業ほか、教員のはたらきかけから避難しているんじゃないか? かれらのケータイ依存症は、実は、オトナたちの無神経ぶりへの無自覚な抵抗なんじゃないか? 授業がツマらないのに、おしつづけるといった、次元にとどまらない、オトナたちの ダメダメぶりに対する 最大の批判こそ、こういった惨状なんじゃないかと、おもえてきた。■「携帯の情報モラル教育・指導」とやらのなかに、「みんなと一斉になにかしているときは、ケータイに逃避しない」なんて項目が事実上もりこまれているとしたら、それこそ笑止千万。それは、モラルうんぬんというより、そのばの崩壊を意味しているんだから。
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