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薬害C型肝炎訴訟問題が、一応のくぎりをつけたようだ。比較的くわしい『朝日』の記事から。
“薬害肝炎訴訟、日本製薬とも和解
提訴6年ひと区切り”2008年12月14日17時47分
薬害C型肝炎訴訟で、全国原告団・弁護団は14日、被告企業3社の一つ、日本製薬(東京都千代田区)との間で、和解の基本合意書を結んだ。今後、原告が損害賠償の請求権を放棄し、訴訟を終結させる方針。原告団はこれまでに国や田辺三菱製薬ら2社と和解に合意しており、提訴から6年で、一連の集団訴訟は大きな区切りを迎えた。
基本合意書は、同社が被害の発生とその拡大を防げなかった責任を認め、謝罪する内容。血液凝固第9因子製剤の投与を受け、感染が発生したことや、不適切な使用を防ぐための情報伝達について添付文書の記載が不十分だった点も明記された。今後、治療薬の開発を進めるとともに、被害実態調査などをめぐり、原告・弁護団と協議を継続する約束も盛り込まれた。
日本製薬本社内で開かれた調印式で、同社の三浦勉社長は「被害の発生と拡大を防止できず、被害者のみなさまに心より深くおわびしたい」と謝罪。その上で、「合意書で約束したことを誠実に履行していく」と述べた。
これに対し、全国原告団代表の山口美智子さんは「医療消費者の立場に立つという視点を常に忘れず、患者の命を守る薬屋の魂を取り戻されることを願っている」と話した。
同社関連の被告は36人。調印式には、北海道在住の会社員、細見悟司さん(41)も出席した。
細見さんは10歳の時に、心臓手術を受けた際、同製剤を投与されてC型肝炎に感染した。高額のインターフェロン治療は受けられず、2年前に肝がんへの進行が分かった。細見さんは「病気を治療するための薬が、逆に薬を引き起こしていること、私のように長年苦しめられている人が大勢いることを重く受け止めて欲しい」と訴えた。------------------------------------------------
■『産経』の記事も。
“「通過点に過ぎない」原告らが決意新た
薬害肝炎和解合意”2008.12.14 18:55
「通過点にすぎない」。「改めて強い憤りを感じた」。被告企業の日本製薬との基本合意を締結し、全面解決に大きな区切りを迎えた薬害肝炎訴訟。全国原告・弁護団のメンバーらからは14日、製薬企業への怒りの声が上がる一方、薬害根絶や肝炎対策実現に向け、決意を新たにする声が上がった。
「深くおわび申し上げます」。東京都内の日本製薬本社で開かれた調印式。原告ら約70人が見守る中、合意書への署名に続き、日本製薬の三浦勉社長は何度も頭を下げた。正面をしっかり見据え、言葉を選ぶように丁寧に話した。
各地の原告ら5人がそれぞれ意見陳述。10歳のときの心臓手術で使用した日本製薬の血液製剤で、C型肝炎に感染した東京原告団の細見悟司さん(41)は、「病気を治すための薬を作っている製薬会社が、逆に病気を引き起こし、患者を苦しめていることをしっかりと受けとめてほしい」と訴えると、会場からすすり泣きがもれた。
最後に全国原告団の山口美智子代表が、肝炎対策基本法制定に関する請願書に署名してもらうよう三浦社長にお願いする場面もあった。しかし、社長は即答を避けた。
調印式終了後の記者会見では、山口代表は、「今回の締結で、裁判上の闘いは終結することになります。しかし、訴訟が終わっても、薬害肝炎問題が終わったことにはならない」と強調。「(今日の締結は)薬害肝炎原告団の最終目標である薬害根絶と一般肝炎対策の実現の通過点にすぎない」と気持ちを新たにしていた。
名古屋原告団の金田和子代表は、「事件から二十数年も経っており、もっと早く打つ手はなかったのか。なぜこんなに時間がかかったのか。問題を野放しにし、被害を放置していた製薬会社に改めて強い憤りを感じた」と語気を強めた。
一方、汚染された血液製剤投与の証明ができない患者もおり、原告らが求める「全員一律救済」までの道のりは遠い。
全国弁護団代表の鈴木利広弁護士は「被告企業が加害責任を受け入れて、謝罪をするところは一通り終わったが、被害救済や再発防止にどうつながっていくのかは、これからみていかなければならない」と強調した。------------------------------------------------
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“薬害エイズ訴訟”のときにも感じたことだが、製薬会社は、ホントに反省できたのだろうか?すくなくとも、
“ミドリ十字”などは、創業時からの 企業体質からして問題がある組織だった。化学メーカーの
“石原産業”みたいに、企業体質が基本的にかえられない組織も実際にある。■それに対して、株主など投資家が全然社会的責任をとおうとしない、そういった文化も背景にあるだろう。【かきかけ】
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