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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

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政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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ことしおきたこと1(岐阜・御嵩の産廃処分場中止)

■旧ブログで何度かかいた御嵩町の産廃処理施設建設スキャンダルの関連記事。

岐阜・御嵩の産廃処分場中止
 知事、町長、業者が合意

2007年12月27日 朝刊

 岐阜県御嵩町の産業廃棄物処分場建設計画をめぐり、古田肇知事と渡辺公夫町長、事業者の寿和工業(同県可児市)の清水道雄社長による3者会談が26日、県庁であり、8割が反対した住民投票の結果を尊重して計画地では処分場を建設しないことで事実上、合意した。建設の是非をめぐる全国初の住民投票など波紋を広げた問題は、寿和工業が町に計画を説明した1991年8月から数えると16年を経て決着する。

岐阜・御嵩町産廃2
産廃処分場建設の事実上中止について会見する古田肇知事(中)、
清水道雄・寿和工業社長(左)、渡辺公夫御嵩町長=26日午後、
岐阜県庁で(星野大輔撮影)



 古田知事は会談後の会見で「現計画地に建設することに反対ということで意見の一致を見た。実りある有意義な会談だった」と実質的な解決に至った認識を強調。1995年6月に寿和工業が出した許可申請を12年間放置していたことについては「意見の対立を続け、県と町に反省すべき点があった」と責任を認めた。


 合意に当たっては寿和工業が申請が放置されたことに対する責任の明確化を要望。会談で県と町が「遺憾の意」を表明したことで解決へ動き出した。申請が放置されて計画が実現しなかったことに伴う逸失利益の賠償について寿和工業は「こちから求めることはない」と、必ずしもこだわらない姿勢をみせた。

 会談の成果を踏まえ、3者は6項目の共同声明を発表。住民投票の結果を尊重する方向で検討することなどを盛り込んだ。計画に反対した柳川喜郎前町長の襲撃事件についても早急に真相解明を求めた。


岐阜・御嵩町産廃1
 問題の完全解決のために、古田知事は▽寿和工業が県に出した1995年の許可申請▽町が寿和工業から35億円の協力金を受け取るとした95年の協定書▽県が第三セクターで処分場を建設運営することなどを寿和工業に示した97年の調整試案-の3点で、取り下げなど手順を詰める必要があると説明した。手法や日程は事務方が折衝するとしながら知事は「これまでの作業に比べればさほど時間は要しない」と自信を見せた。

 買収がほとんど終わっている現計画地(40ヘクタール)の利用方法については今後の課題とし、会見では知事、清水社長とも「まったくの白紙」と述べるにとどまった。

 ■柳川喜郎前御嵩町長の話 「住民投票の結果を尊重する」と過去10年言い続けてきたが、やっと認知されたかと思うと感慨を覚える。500万人の水源である木曽川のほとりに、巨大な廃棄物処分場ができる時代ではないことは確かだ。 

<共同声明の骨子>
▽産廃処分場建設計画が長期にわたり解決されず現在に至ったのは、十分に意思疎通ができなかった結果だと確認する。
▽計画をめぐる争点が拡散し、さまざまな批判が増幅されたことについて、関係者の名誉と信頼が回復されるべきとの思いで一致した。
▽県と町は、10余年にわたって許可申請を放置したことに遺憾の意を表明した。
▽前御嵩町長襲撃事件の真相が早急に究明されることを求める。
▽今後、住民投票の結果を尊重する方向でさらに検討する。
▽その上で計画地の取り扱いを協議する。

----------------------------------
■産廃処分場が建設されることは、まずなかろう。その意味では、柳川喜郎前御嵩町長の心労・ヒロイックな言動は充分むくわれたといえそうだ。■しかし、「関係者の名誉と信頼が回復されるべき」というのは意味不明。当時の岐阜県当局や寿和工業などの策動を、どう総括しているのか具体的にききたいね。こんな「てうち式」じゃなくて。


●ウィキペディア「柳川喜郎
●ウィキペディア「御嵩町
●ウィキペディア「梶原拓
●ウィキペディア「古田肇
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コメント

「わだかまり解消」っていっても…

「わだかまり解消」 御嵩産廃3者会談,歩み寄りに安堵
知事「10年放置を反省」
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gifu/news/20071226-OYT8T00615.htm

 御嵩町の産業廃棄物処分場問題を巡り26日、県庁で行われた3者会談。事実上、計画の白紙撤回合意を受けて行われた記者会見では、古田肇知事が「わだかまりは解消された」と語り、渡辺公夫・御嵩町長、清水道雄・寿和工業社長の2人も、安堵(あんど)の表情を見せた。主な一問一答は次の通り。

 ――これまでのわだかまりは解消されたのか。

 古田知事「時系列的に経緯を半年間検証し、どうするかの結論に達した。わだかまりは解消された」

 ――今後はどういう方向に進むのか。

 古田知事「具体的な手続きのタイミングなどはこれから決めていく。きょうの結論は、住民投票の結果を尊重する、処分場の建設は行わない、反対である、という住民の意思を尊重することで一致した」

 ――処分場の建設をしないということは、許可申請を取り下げるということか。

 古田知事「寿和工業から県への許可申請、御嵩町と寿和工業の開発にかかわる協定書、県の調整試案の3つの手続きを、住民の意思を尊重してクリアする」

 ――今後、処分場が御嵩町に作られる可能性はあるのか。

 清水社長「住民投票の結果を尊重するということだ」

 ――解決は、条件面次第ということか。

 清水社長「条件ではなく、3者が円満解決に向けて努力するということだ」

 ――県と町が遺憾の意を表明するということは、どういうことか。

 古田知事「申請を受け取って10年以上も放置したことは大いに反省している」

 ――関係者の名誉と信頼が回復されるべき、という関係者とは。

 清水社長「私どもの会社と社員です」

 ――こういう結果になった今の気持ちは。

 清水社長「皆さんが納得できるような形で話し合って決め、お互いに歩み寄った」

 ――最終合意の時期的なメドは。

 古田知事「実質的な合意はできたので、後は手続きを進めていくだけ。いつまでとはいえないが、そんなに時間はかからないのではないか」

 ――土地の今後の活用は。

 古田知事「次回の3者協議で手続きを含めた方向性について示せると思う。これまでの問題にけりをつけて、その上で決めていく」

 ――きょうのことは柳川前町長に、何と伝えるのか。

 渡辺町長「今のところは、連絡を取っていない。結果については正しく伝えさせていただく」

(2007年12月27日 読売新聞)

-----------------------------------------
■清水道雄・寿和工業社長と、もと御嵩町議会議員だった渡辺公夫御嵩町長はともかく、古田肇岐阜県知事(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E7%94%B0%E8%82%87)は、当事者じゃなかった人物。「申請を受け取って10年以上も放置したことは大いに反省している」なんていってもね。
■あと、
――関係者の名誉と信頼が回復されるべき、という関係者とは。

 清水社長「私どもの会社と社員です」

はあきれる。『御嵩町史』をみれば、どうみたって、「名誉と信頼が回復されるべき、という関係者」にいれるのは、ムリ。社員はともかく社長と会社はね。「前御嵩町長襲撃事件の真相が早急に究明されることを求める」という声明を空文化させないためには、寿和工業および清水道雄社長自身がみの潔白を立証する必要がある。■ま、旧ブログでもかいた(http://tactac.blog.drecom.jp/archive/1489)とおり、岐阜県警自体が当事者能力をもっていないから、寿和工業だけに責任転嫁するのは、まずいが。

●清水社長はトンデモ。●行政も当初のスケベ心の当てがはずれてトンデモ。●しかも放り放しでトンデモ。
●産業廃棄物と言えば、解体屋。大手は解体→収集運搬→分別・仮置→リサイクル(コンクリートからRC材という砕石の代わりの路盤材をつくるんだけど締め固めしても締まらない)or安定処分場へ運搬廃棄してるんだが、利益率がすごい!●今、介護ビジネスが地方で流行ってるが、金に物言わせて参入してるのが「解体屋」。そりゃそうさ、儲かってるんだし、税金で持ってかれんなら新規ビジネスへ投資するわね。●しかも、行政は新規参入を許可しない方針だから、安心してボレるわけ。●ところがこの業界、荒っぽい連中が多いし、ワレだけ良ければそれでイイ体質なので、入札がアレるので有名。●役所が1億と積算したのに、落札業者は制限価格ギリギリや低価格入札で「調査」食らってでも落とす。●土建屋から「バカじゃないの?」と言われても「原価はタダみたいなモノ、役所が金くれてやるってんだからモラわにゃ損、損」と平気。●まあ、役所の積算根拠がいいかげんだからこんな事がまかり通るんだけど、、。●今回も業界ネタで失礼。

業界ネタは、かみくだいていただかないと…

土建屋の営業さま

■毎度どうもです。■ただ、「三重県よろずや」さんと同様、ついていくのがタイヘンです(笑)。

■「行政は新規参入を許可しない方針だから、安心してボレる」というカラクリが、のみこめないのですが…。解体屋さんは、すでに参入ずみってことですか?
■「役所が1億と積算したのに、落札業者は制限価格ギリギリや低価格入札で「調査」食らってでも落とす。●土建屋から「バカじゃないの?」と言われても「原価はタダみたいなモノ、役所が金くれてやるってんだからモラわにゃ損、損」と平気」って箇所も、理解できず…。■「落札業者」さんと、「土建屋」さんの関係が…。

以前ほどではないが、年度末までに予算を使い切ろうとする発注の季節で、忙しく回答が遅れました。●行政は新規参入を許可しない→くみ取り、浄化槽清掃、家庭ゴミ収集運搬等と同じで在日・被差別保護を暗黙の目的として基本的に新規参入は無理な仕組みになってる●箇所も、理解できず…。→解体屋は解体~収集運搬~仮置き~最終処分場運搬までが自社で完結するのでコスト感覚がない。一応、積算の基準はアルのだが、タダみたいなモノよ~みたいな意識が何処かにあるので、入札が荒れる●関係→解体屋の後にオレラ土建屋が現場に入る事が多いので、一連の流れで関係が出来やすいのと、入札会場でしょっちゅう一緒になる。会社にもよるが当社なんかでも「鳶・解体」の許可がある場合がおおく、氏名を一緒に受ける事も多い。

「再分配」装置としての公共事業

土建屋の営業さま

■「新規参入」の件、よくわかりました。ありがとうございます。■ただ、「積算」もふくめてこれらが「利権」だというなら、スーパー・ゼネコンを頂点とした土建ピラミッド自体が「巨大利権」なわけで、「失業対策」としては同質でしょう。経済階層とか階級とかに対応して、分化しているだけで。■でもって、最近シブチンにかわった公共事業はともかくとして、以前は談合前提で競争原理が機能していなかったわけで、その意味では、「ゼネコン星雲」が積算ウンヌンの合理性をいうのは、おかしな はなしなのでは?(笑)

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