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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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「デカセギ15年、家も職もなくした」(日系ブラジル人差別)

■「外国人リスク論イデオロギー」など、「日系」関連の記事。


“デカセギ15年、家も職もなくした” 円高不況に悲鳴

2008年12月13日9時55分

 先行きが見えない不況に、円の急騰が追い打ちをかけた。輸出に頼る企業、地方の外国人労働者、外国人相手の観光地……。「この先、どうなるのか」。1ドルが一時88円になった12日、将来への不安がふくらみ、暮らしや職場が揺らいだ。

 「日本の円が88円? 仕事ますます難しいね」

 日系ブラジル人2世のレナト・カズオ・オノハラさん(43)は顔をしかめた。約2万人のブラジル人が住む浜松市。円高の波が、自動車産業の街を直撃している。オノハラさんはこの日もハローワークを訪ねたが、とうとう職は見つからなかった。

 「デカセギ」で来日して15年。3年半前から人材派遣会社を通じて自動車部品工場で働いていた。しかし、10月に突然、「仕事がない。今月でクビ」と告げられた。ブラジル人の妻(34)、長男(7)と3人で暮らしていた2DKの社宅から1週間以内に退去するよう命じられた。


 退去の日、アパートの鍵と引き換えにもらえるはずだった有給休暇の買い取り分8万円はもらえなかった。手渡された離職票の退職理由欄は「余剰人員削減」の文字が二重線で消され、「自己都合」に書きかえられていた。

 オノハラさんの給料は約22万円だった。派遣会社から家賃や光熱費名目で13万円余が引かれていた。高すぎると感じたが、外国人を敬遠する大家が多く、独力で部屋は借りられなかった。社会保険や税金を払えば、毎月5万円しか残らなかった。


 別の自動車部品工場で働いていた妻も、9月に解雇されており、収入は途絶えた。お金もためていなかった。

 長男が通うブラジル人学校の授業料は月3万8千円。学校に支払いの猶予を頼んだが、認めてもらえなかった。2年生の修了式まで2週間を切った12月初め、退学させられてしまった。「何で学校に行けないの?」。長男は泣きながら言った。

 オノハラさん一家はいま、キリスト教団体の仲間で日系3世のラモス・ロベリオさん(41)が空き店舗を使って開いた「一時避難所」に身を寄せている。帰国する旅費を稼ごうと職探しを続けているが、成果はない。「日本人だって失業者が多い。ブラジル人を雇う会社はないよ」


 ハローワーク浜松は秋以降、失業した日本人とブラジル人であふれかえっている。10月の外国人求職者からの新規申込件数と相談件数は、過去最高の計635件を記録。07年10月の2倍を超えた。

■韓国人客激減 スキー場悲鳴

 「今シーズンの韓国人客は、かなり厳しい状況です」

 急激な円高ウォン安の進行に、福島県磐梯町のスキー場「アルツ磐梯」の担当者はため息をついた。韓国のケーブルテレビでホテル設備などを紹介する番組を放送し、観光客誘致に取り組んできた昨年は、スノーボードの韓国人インストラクターも雇ったが、今年は予定が無いという。

 同県の磐梯山周辺のスキー場やホテルは一昨年から共同出資で、ソウル便がある福島空港や、仙台空港を結ぶ無料シャトルバスを運行してきた。だが、今年の予約状況は昨年の半分以下という。

 福島県はゴルフやスキーで訪れる韓国人が多く、07年の韓国人宿泊者は約5万7千人で5年前の5.5倍だった。同県観光交流課は「夏場のゴルフ客に比べると、スキー客は所得が低い若者客が中心で為替の影響を受けやすい。大きな痛手だ」と嘆いた。

■「1ドル=90円」破られた張り紙

 外国人客が多い東京・六本木。6割が外国人というバーでは、米ドル払いの客向けの「1ドル90円」の張り紙が破られたことがあった。男性店長(23)は「客は良い顔はしない。やりづらいだろう」。ドルを金融機関で円に換えるには手数料がいる。円高が進むようなら、ドル払いは受けつけないようにする考えだ。

 別のレストランバーでは客の6割を占めていた外国人がめっきり減り、最近は日本人客の方が多くなった。1カ月の売り上げも約1割下がった。店長のマラ・ナラヤンさん(38)は「外国人観光客はもちろん、外貨で給料をもらうビジネスマンの来る回数が減った。『円高で給料が少なくなったんですよ』とぼやいている」と困り顔だった。

 給料がドル払いという米国人男性(30)は最近の円高に「壊れているね」と一言。食事代を節約しているといい、真っすぐ家路についた。

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■これは、「円高のせい」では ない。単に、差別的な この列島の体質が、「円高不況」という経済情勢によって露呈しただけだ。
■米軍支配下のオキナワじゃあるまいし、外国人めあての 客商売が外国為替変動で苦境におちいろうと、あまり同情できない。■しかし、留学生や移民労働者には、こういった経済情勢が直撃する。そして、差別も ロコツに ふきだす。「退去の日、アパートの鍵と引き換えにもらえるはずだった有給休暇の買い取り分8万円はもらえなかった。手渡された離職票の退職理由欄は「余剰人員削減」の文字が二重線で消され、「自己都合」に書きかえられていた。」「オノハラさんの給料は約22万円だった。派遣会社から家賃や光熱費名目で13万円余が引かれていた。高すぎると感じたが、外国人を敬遠する大家が多く、独力で部屋は借りられなかった。」など、ヤクザ列島ニッポンの面目躍如。日系人たちは、先代の「母国」“Japão”に、失望だけでなく、あきれているだろう。「美しくない国ニッポン」。
“児童の権利に関する条約”に批准しながら、文部省が認可する学校にしか公的助成がいかない≒たかい授業料≒未就学・退学者放置を自明視する野蛮国。■宗教団体や医療ボランティアしか、ホームレスや外国人労働者に 支援のてをさしのべない、冷酷な社会。■円高不況に全部責任転嫁するような無責任な記事をかく大新聞。……


ウィキペディア「日系ブラジル人」で、「編集合戦」が ひきおこされるかもしれない。■自浄作用が ちゃんと はたらくか、それとも、外国人労働者を犯罪者予備軍をみなす野蛮人たちが、無自覚なアラシに変貌するか、みものである。

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コメント

重要記事

「派遣・非正規切りを許すな!外国人労働者の雇用を守る大集会」に行ってきました、風邪ふらふら
http://ukiuki.way-nifty.com/hr/2008/12/2008-1.html
(『多文化・多民族・多国籍社会で「人として」』)

しまった! TBがまた通らず、コメント欄に書き込もうと思いながらバタバタしているうちに、先を越されてしまった!!(笑)

記事のご紹介ありがとうございます。タカマサさんも体調ご快復されたようで、安堵しています。ほんと、この時期は風邪やらインフルエンザやらいろいろ油断がなりませんね。。。住居をなくした人たちの境遇を思うと、空恐ろしいものがあります。

ホームレス層などの最大のリスクは、カゼなどの体力消耗で肺炎などになることでした

■ことしは暖冬だとおもうのですが、沖縄などでないかぎり、さむぞらは体力を急速にうばっていくわけで、そんななかでのカゼは、致命的なケースもあるわけですね(藤井克彦・田巻松雄『偏見から共生へ―名古屋発・ホームレス問題を考える』 風媒社 2003)。■期間工・派遣労働者を景気の安全弁につかうだけで、宿泊施設からもたたきだすとは、かれらのためこんだ「内部留保」とは、なんなんのか? どこにいったのやら?■かれらに、弱者への配慮など、期待する方がまちがっているでしょう。世論による圧力以外にありません。企業倫理やら羞恥心などが、はじめから、くみこまれていないのですから(ヤクザ企業)。

非合法組織であっても

非合法組織であっても、イタリアのマフィアは弱者救済もやっている様なので(と、福祉政策を専門にしている某大学教員が発言していたので)、日本のヤクザに税金をはらってでもイタリアマフィアのもとへ研修にいかせることで、日本のヤクザがマシな非合法組織になるようカイゼンさせる、という政策を麻生太郎首相が発表…したらいいなあ。

インフルエンザについて、あたらしい記事がありました。


ウィキペディア「阪神・淡路大震災」から

……神戸に本社を構えていたスーパーマーケット大手のダイエーや、コンビニエンスストア大手のセブン-イレブン、当時ダイエー傘下だったローソンなどの小売企業は、地震発生3時間以内に救援物資や食料などを他地域からヘリ空輸するなど、非常に早い対応を行った。一部の露店などで見られた、食料品などの異常な値段高騰のストップにも一役買っている。

支援活動としては、一番乗りの救世軍、神戸に総本部を置く日本最大の暴力団組織・山口組、阪神地域で強い影響力を有する宗教団体のPL教団や創価学会といった組織・団体が、食料や飲用水の供給・トイレ・風呂・避難場所の提供などの積極的な支援を行った。……


■これらの記述は、(1)たぶんに、政府などの行政対応のおくれを強調するための悪意ある編集の可能性と、(2)ダイエー等、アピールしたかった諸組織が自己宣伝のために記述を操作している可能性があります(たとえば、神戸生協などが、全然かかれていないなどは、その間接的証拠)。■しかし、山口組などがうごいたことは、事実であり、かれらが構成員および舎弟だけの福利を追求した営利組織ではないのも事実です。■むしろ、北九州市などの「水際作戦」などに象徴される厚生労働省のの非倫理性こそ、批判されるべきでしょう。

ウィキペディア「オセルタミビル」

http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%82%AA%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%93%E3%83%AB&oldid=23565000
にもあるとおり、いわゆる「タミフル」は、24時間ぐらい発熱期間を短縮する程度で、大した薬効がないのに、大量に日本が世界中の総量の大半をかいしめてきた異様な輸入薬です。■「海外臨床試験において、発症2日以内の投与によって、発熱期間を24時間、罹病期間を26時間短縮した。服用しない場合、発熱は通常3 - 7日間続く。」←一週間弱もつづく発熱のうち、1日ぐらい短縮するだけの薬剤を大量買占めするのは、おそらく「1997年から2001年まで元アメリカ合衆国国防長官のドナルド・ラムズフェルド氏が会長を務めた」といった、なまぐさい利害のせいでしょう。■固有名詞を連呼して認可をとりつけた「医学者」たちの素性もあやしい(笑)。
■橋下府知事が自治体による備蓄に反対しているというので、すこしまともかとおもったら、理由は全然ちがっていたので、「なっとく」した次第です(「橋下・大阪府知事:「地方の財力考えて」 抗インフルエンザ薬備蓄、厚労省を批判」http://mainichi.jp/kansai/hashimoto/news/20081127ddn003010025000c.html 「タミフル備蓄「ばかげている」 橋下知事 厚労省を批判」http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/199292/)。
■製薬会社はもちろん、厚生労働省や大阪府が、貧困者こそインフルエンザなどの直撃をうける弱者だといった発想で必死に対策をたてているとは、到底おもえません。まあ、大阪市とか大阪府は、役人天国だから、橋下知事による「成敗」のうきめにあっているんだし、どっりもどっちですけど。

『DAYS JAPAN』(4月号)

20~25ページに「さまよう外国人労働者」として、日系ブラジル人労働者の解雇の問題をとりあげています。参考までにどうぞ。

以前紹介した掲示板より

しばしば紹介した掲示板(http://society6.2ch.net/test/read.cgi/giin/1209906676/l50)における最近のかきこみ(299)を以下に転載します。

★構造改革、新自由主義は、社会のもろもろの安定装置を本格的に解体していく。
その結果、貧困と社会不安が急拡大せざるを得ない。
そのため、政府・財界は、新たな社会統合装置、社会安定装置をつくらなければならなくなる。
この社会安定装置には、2つのタイプがある。
1つは、「上層社会統合」である。これは、社会の上層、いわゆる「勝ち組」を社会秩序の担い手として育成し (構造改革、新自由主義により、必然的に社会の上層は活性化するためその地盤は固くなる)、
さらに治安維持体制を強化して、中下層の抵抗を抑えるというものである。
もう1つの社会安定装置は、「新保守主義」である。
これは、国家、家族、地域、学校などへの国民の尊敬や畏怖を利用して、社会秩序を維持するものだ。
権威主義や強制だけでなく、国家などを権威ある「共同体」として描き出すことなどによって、国民の自発的な服従を引き出そうとするもので、「新しい歴史教科書をつくる会」などの登場が象徴的といえる。◇
<「自虐的」な歴史観をなくし、国民は、貧困であればあるほど他国にはない世界に誇るべき日本国家の文化と伝統、日本人の誇りを胸にして、強い国家づくりに日々邁進せよというわけだ>
1つめの「上層社会統合」について、みてみよう。
まず、税制の累進度を大きく後退させ、社会の上層・高所得層には低い負担となり、中下層には高い負担を強いる高額所得者優遇税制、不公平税制がつくられる。

貧困拡大・社会不安・社会不信を沈静化するために、社会の上層・高所得層を、社会統合の中心にすえる「上層社会統合」を実現するためには、政府は、つねに、社会の上層・高所得層への利益供与システムを日々つくりださねばならない。
その結果、様々な社会領域において、貧困と格差は放置されるどころか、逆に国家財政を用いて、貧困と格差を助長・拡大させる「貧困と格差の制度化」が進み、社会の上層・高所得層への利益供与が拡大するのである。(後略)
ttp://アメブロ.jp/kokkoippan/entry-10253969194.html

そんなに新しい話ではないのに・・・

最近の記事ではないのに、まるで今日のことのように聞こえるのが不思議。

これから、どうなっちゃうんだろう?

既視感と展望

離職票さま(http://www.adtoit.com/

●コメント、ありがとうございます。
●既視感の問題は重要ですよね。このブログでとりあげる本の大半は、10年以上まえからの事態をのべていますが、大半は、ふるくなっていません。それだけ、基本構造がかわっていないということでしょう。

●パオロ・マッツァリーノ氏は、「スーパー・ペシミズム」と知識層悲観論をわらいとばし、立岩真也さんは、高齢者をふくめた介助問題に対して、ヒトもカネも不足していないと、ちからづよくうけあったくれていますが、ホントに信じていいのやら…。

●いずれにせよ、ことは能天気では いきそうにないし、かといって、絶望をえにかいたような悲観論も、歴史認識のあやまちとして 位置づけられるでしょう。

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