プロフィール

ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

前ブログ: 『タカマサのきまぐれ時評

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

ブロとも申請フォーム

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『モモ』(ミヒャエル・エンデ)に でてくる「灰色の男たち」=「ムダ」とはなにか40

■「イタリア・ローマを思わせるとある街に現れた「時間貯蓄銀行」と称する灰色の男たちによって人々から時間が盗まれ、みんなが心に余裕が無くなってしまった…」(ウィキペディア「モモ (児童文学)」)という寓話は、飛行機/高速車両+インターネット社会を風刺・予見したものではないか? ■旧ブログで、オトナむけ「童話」というべき『モモ』については、何度かふれた。にもかかわらず、「自分の小さな「箱」から脱出する方法」同様、すぐ わすれてしまいがちな 根本的問題。
■いずれにせよ、(1)「高速移動さえ かなえば、時間節約できるはず」→「移動時間が短縮すればするほど、移動の労力・疲労が軽視され、以前より過酷な日程へと社会全体が変質」という事態と、(2)「高速通信によって大量の情報が交換できるなら、意思疎通が容易になり、作業のムダがはぶけ、当然時間節約できるはず」→「ノートパソコンと携帯電話が、インターネットにつながることによって、つながりからはずれる人物を ズルしている=逃避層とみなす風潮がうまれ、睡眠時間や移動時間自体が、相互監視の対象下となった」という事態が、一般的現実として、われわれを拘束しているではないか?■「電波のとどかないところにはいる」「パソコンをネット接続から はずしている」という姿勢自体が なじられかねない、相互監視=拘束状態とは、たがいが「灰色の男たち」となり、たがいが あいての時間をうばいあうという、私的時間を享受する人物に嫉妬して、それを全部うばおうといった集団神経症状態といって、過言でなかろう。
■技術が進歩して、便利になればなるほど、いそがしくなるという逆説は、現代社会の病理なのだが、問題なのは技術ではなくて、技術依存をたかめ、たがいに神経症的な心理戦をくりかえすほかなくなった、われわれの心性だろう。そして、こういった病理は、たしかに 「技術がうまれたから、ニーズもうみだされる」という構造を基盤にしては いるが、同時に、「技術革新をSF的に夢想する、幻想的な誇大妄想=全能感への暴走」のような気がする。われわれは、技術革新のあかつきには、魔法使いになれるような錯覚をいだいているのだ。■その意味では、「中高年など、長い間情報機器がない環境で過ごしてきたため、情報機器に対する拒絶反応(コンピュータアレルギー)により情報機器を利用しない者」(ウィキペディア「情報格差」)などと、社会問題とみなすような記述は、「高齢者にみられる不適応を、医療モデル=非障害学的観点で のべているだけ」という 批判が可能だろう。■かれらは、人間として、加速しすぎたリズムに ひきずりこもうとする新技術に、生理的に拒絶反応をしめしているだけであって、それに対応できる わかい健康な層が たまたま就労層・主婦層のおおくをしめているから、「問題」視する姿勢こそ、「問題」なのではないか?
■「ファスト・フード」に抵抗する論理として「スロウ・フード」運動が 着目されはじめた。「女工哀史」の世界以上の、「はやメシ」が はたらく人間の3食になりつつある現代は、それ自体が病理そのものだ(「東京電力の所為で工場労働者が受けている虐待」)。■おなじことは、作業のペースにも あてはまるはず。

“東京電力の所為で工場労働者が受けている虐待”
……
ところで、俺が働いている工場で起きている虐待である。

東京電力は、昼休みの時間帯の電力消費を促進させる目的なのだろうか、工場などの事業所に対し、12時~13時までの電気料金の大幅値下げを行っている。その金額は不明だが、かなりのものらしい。

俺が勤めている工場でも、6月よりサマータイムと称して、昼休みの開始時間をなんと12時50分に変更。多数の労働者に犠牲を強いている。

ちなみに始業時間は8時なので、朝食は遅くとも7時には摂っている者がほとんどだ。ということは、6時間も食事を摂らずに重労働をしていることになる。
腹を空かしたままの長時間重労働。おまけに四方の壁はアスベスト剥き出し!! エアコンはほとんど効かないので、脱水症状で作業中に倒れる犠牲者が毎年4~5人!!
年間600万円を節約するのに犠牲になるのは、物言えない派遣労働者たちである。
しかも、昼休みの時間は、たったの40分!!!!
女工哀史はいまも続いているのだ。

この過酷な決定は、もちろん我々には事前に連絡されず、サマータイム開始当日の朝礼にて発表という暴挙!!

当然ながら、幹部連中は堂々と12時からの昼休みをとっている。奴らに太ったブタが多いのも記しておこう。

自動車部品労連は、この件に関し、反対するどころか、諸手を挙げて賛成協力している。


……
わたしところは始業が8:45ですが、わたしは7:30に出勤しています。昼食は忙しくて食べる時間がありません。
夜は10時には退社したいですが、なかなかそうもいきません。休憩時間、休息時間もなく働いています。
毎日がとても充実して楽しいですね。
休みの日はあるのですが労基署対策で休んでいる細工はしていますが出勤して仕事しています。
会社のためになると思うと働き甲斐があります。利益確保のため時間外なんてありません。給料はすべてコミコミです。各種手当て一切なし。それでも食べていけるだけ働かせていただけるだけありがたいですものね。
Posted by 朝星夜星 at 2007年08月24日 19:48


●「ツイアビやモモからみた現代
●「そんなにいそいで、どこにいく?」「なにやらいそぐ、われわれ」「なにやらいそぐ、われわれ 2」「集団神経症としての列車ダイヤ
●「「ムダ」とは なにか? 3」「「ムダ」とは なにか? 5
●「複製技術の産物,大衆社会再考4
●「ロボット/マクドナルド/アマゾン
●旧ブログ・カテゴリー「技術文明」
●旧ブログ「「ムダ」とはなにか」シリーズ
●ブログ内「「ムダ」とはなにか」関連記事


スポンサーサイト

テーマ : つぶやき - ジャンル : ブログ

タグ : ムダ 時間 節約

<< ダライ・ラマら、亡命チベット勢力の動向 | ホーム | 取捨選択+増補版ウィキペディア「モンサント (企業)」 >>


コメント

「モモ」はわたしも好きな作品です。
東京電力の話、ひどいですね。
株主配当を数円下げてもいいから、従業員を休憩させないといけません。

まともな企業でない東電

■まともな企業は、投資家・消費者・会社員の3者にとって有意義な事業を展開しようと努力します。そのバランスをかいた企業は、ゆがんでいるわけです。■いや、正職員・大口利用者だけの権益をまもろうとする企業も、ユガんでいるわけで、原発を無責任に稼動し、夜間電力のみならず、昼休み時間帯の料金をさげるといった、消費者への圧迫をおこなう点でも、東電は、エゲつない企業です。■地域への配電を独占する巨大企業がくりかえす野蛮というのは、どう理解したらいいのか? JR西日本みたいな競争あいてもいないのに…。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


波紋呼ぶ橋下大阪府知事の「ケータイ校内禁止令」(読売)

■画像が、なぜか とりこめないので、リンクだけ。 波紋呼ぶ 橋下大阪府知事の「ケータイ校内禁止令」 http://www.yomiuri.co.jp/zoom/20081205-OYT9I00...


 BLOG TOP 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。