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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

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政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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最大の疑問に答え示さず 海自の中間報告(中国新聞)

■「15人と格闘訓練、死亡 海自特警隊学校の25歳三曹(共同)」の続報。


最大の疑問に答え示さず
 海自の中間報告

『中国新聞』 '08/10/22
 【解説】海上自衛隊の特殊部隊養成課程で三等海曹(25)が死亡した事件で、防衛省が二十二日に公表した海自事故調査委員会の中間報告は、なぜ異動を二日後に控えた三曹に「十五対一」の格闘をさせたのか、という最大の疑問に説得力ある答えを示さず、「集団暴行」の疑いは晴れない。

 制裁やしごきの意図はなく、仲間への伝統的な「はなむけ」の儀式で、友情や団結の表れと言いたげな中間報告の記載は不可解だ。三曹の命を奪った格闘を正当化できるはずはなく、社会も納得しないだろう。

 仮に善意に基づく「送別行事」だったとすれば、別の意味で深刻だ。隔絶された組織内で隊員らが常軌を逸した心理状態に追い込まれ、一般社会の常識とのズレが広がっていると懸念せざるを得ないからだ。

 不審船の武装解除などをする特殊部隊の養成課程で、厳しい訓練が必要なこと自体は一定の理解が得られるだろう。一方で、命がけの任務を担う精鋭部隊こそ、隊員を無意味な危険にさらさない冷静さや理性が必要なはずだ。

 だが事件では、棒立ち状態の三曹に隊員らがパンチを浴びせ、教官も止めなかったとされる。抑制が利かない高揚感がうかがわれ、部隊に求められる「精強さ」と「粗暴さ」をはき違え、命や人権を軽んじる風潮がはびこっているのではないかと疑いたくなる。

 広島地検や自衛隊の捜査機関である警務隊の捜査に先行し、当事者である教官や隊員らの言い分に基づき、三曹の死は「事故」で「教官の安全管理の問題」と強調した中間報告は、拙速で“幕引き”を狙おうとする印象が強い。

 防衛省と海自には、身内をかばうことなく事件の真相を徹底究明し、組織の病巣にメスを入れる覚悟が求められている。


■『読売』の関連記事も。

格闘訓練死亡「公務災害」認定へ、
 私的制裁の意図は否定

 海上自衛隊第1術科学校(広島県江田島市)で先月、「特別警備隊」の養成課程にいた3等海曹の男性(25)が同僚15人との格闘訓練後に死亡した問題で、防衛省・自衛隊は22日、事故は「訓練の一環だった」として「公務災害」に認定する方向で調整に入った。


 近く公表される海自事故調査委員会の中間報告や海自警務隊の捜査結果を見極めたうえで認定作業に入るが、「1対15」という無謀な格闘訓練を正規の公務と位置づけることで、今後、当事者の刑事責任の追及や真相の究明があいまいになる恐れもある。

 防衛省職員給与法などでは、自衛隊員の死亡事故を公務災害に認定する基準について、〈1〉公務遂行性〈2〉公務起因性――の二つを条件にしている。先月9日に起きた事故の場合、2日後に養成課程をやめることが決まっていた3曹の男性に対し、15人の同僚が次々に徒手格闘した行為について、通常の訓練として認めるかどうかが二つの条件を満たすポイントになる。

 海自事故調査委の内部調査では、訓練に立ち会った教官2人が、倒れ込んだ男性を熱射病と判断して適切な手当てをしなかったといった安全管理上の問題点が判明しているが、15人の同僚は嫌がらせやいじめなど私的制裁の意図は否定し、「格闘は送別行事だった」などと説明しているという。

 防衛省は、この調査結果や、事故が養成課程の訓練時間内に起きていることから、「送別行事だったとしても私的な行為ではなかった」として公務災害とする判断を固めた。同省によると、公務災害に認定されると、遺族に対しては補償としての一時金や葬祭補償、特別金が支給される。

(2008年10月22日14時34分 読売新聞)

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■みえすいたウソをつく連中だ。まあ、官僚組織の自己防衛反応としては、想定内ではあるが、あまりに芸がない。トカゲのシッポきりだ。■それにしても、「公務災害」だとさ…。リンチしておいてねぇ。連中としては「やりすぎた(しなせてしまったのは、最大の失態)」ぐらいにしかとらえていないんだろう。■日本海軍を異様に美化してきた御仁たちは、この現実をどう説明されるのか? まさか、戦後教育の「負の遺産」とか、いいださないよね。
■「社会学的密室」の典型的事例。お手本のような組織的権力犯罪だね。

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