岐阜県、補助金不正経理3180万円
「私的流用ない」asahi.com(2008年10月20日0時43分)
岐阜県は19日、会計検査院が調査した02~06年度の国土交通省と農林水産省の補助事業の事務費で、県が目的外に使った国の補助金の総額が約3180万円に上ることを会見で明らかにした。外部の業者にカラ発注を出して管理させる「預かり金」、カラ出張、カラ雇用といった「私的流用につながる事例はなかった」としている。
会見する冨田成輝総務部長(左)と市原一人出納事務局長
=19日午後、岐阜県庁、加藤丈朗撮影 県によると、不正経理は県土整備、都市建築、農政、林政の4部で指摘された。内訳は、物品の納入と支払いが異なる年度に行われるなどした需用費約20万円▽国庫補助事業に従事する臨時職員を採用したが、実際には別の事業に配置するなどした賃金約1170万円▽県単独事業を含む別の事業の出張に支払うなどした旅費約1990万円。
県は、会計検査院が不正分の総額を確定するのを受け、国の補助金相当額を国庫に返還する。他省庁の補助事業や県単独事業についても独自に点検する方針だ。
06年に総額17億円に上る裏金問題が発覚した同県は、4400人を超える職員を処分した。会見で冨田成輝総務部長は「裏金の原因になったカラ出張などには対策を講じており、私的流用の指摘はなかったが、国庫補助事業の会計事務について厳格な理解や認識が職員に欠けていたことは遺憾で、深くおわびしたい」と陳謝した。-------------------------------------------
■
フェロシルト問題では、東海3県で、もっともまともな対応だった岐阜県(あくまで、相対的な問題でしかないが)。■しかし、
岐阜県史問題、
御嵩町長襲撃事件、フェロシルト以外にも「山積」した産廃問題など、おさわがせな岐阜県。旧ブログでも、たびたびとりあげた(旧ブログ
「岐阜県」関連記事)。
■岐阜県は、「
岐阜県庁裏金問題」という、ウィキペディアの項目がたつほど、不正事件がスキャンダル化してきた。■今回は、隣県の
愛知県がとびぬけた額のようだが、県の予算規模などからして、岐阜県の額はちいさくない。
【かきかけ】
スポンサーサイト
岐阜県史問題、御嵩町長襲撃事件、関連図書
御嵩町教育委員会町史編さん室編『御嵩町史 通史編 現代』(2006/05 御嵩町教育委員会教育課総務係 http://www.town.mitake.gifu.jp/contents/contents.cfm?id=310&g1id=3)
ましこ・ひでのり「『岐阜県史』問題再考 ─ 産廃行政に関する「県史」等の記述の政治性―」大橋博明ほか『地域をつくる』(勁草書房 2008/04 ISBN-13: 978-4326848645 http://www.amazon.co.jp/gp/offer-listing/4326848642/ref=dp_olp_new?ie=UTF8&qid=1233505569&sr=1-1&condition=new)
千葉もネタとしてどうぞ。
某メーリングリストより
7月1日(水)18:10~19時のNHK総合地方番組で岐阜市が取り上げられ、その中の5分ほど椿洞産廃不法投棄事件が報道されます。私も拙宅でインタビュー出演していますので、ご覧頂ければ幸いです。
畑 明郎。
コメントの投稿