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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

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伝統的な沖縄食が高血圧予防に有効(日経メディカル)

■「日経メディカル オンライン」の先日の記事から。


2008. 10. 10
伝統的な沖縄食が高血圧予防に有効
――チャンプルースタディ

三和護=日経メディカル別冊
関連ジャンル: 循環器 高血圧

等々力英美氏
琉球大学医学部准教授の等々力英美氏

 伝統的な沖縄食は、高血圧予防に有効であることが示された。食事介入試験であるチャンプルースタディの成果で、琉球大学医学部の等々力英美氏(写真)らが10月9日、札幌市で開催されている日本高血圧学会で発表した。心血管疾患予防のモデル食であるDASH食と同様の効果が期待できることから、アジア発のモデル食として注目を集めそうだ。


 等々力氏らは、長寿の原因の一つとして考えられる沖縄の伝統食を再評価する研究に取り組んできた。今回報告した研究では、沖縄在住の40~60歳の健康な米国人男女138人を対象に、4週間を介入期間とする交差試験を実施した。介入群には、沖縄の伝統食を現代風にアレンジしたチルド食(月曜日から木曜日用に週8食分)とゴーヤジュース約1リットル(土日用)を配送し摂取してもらった。チルド1食分に占める野菜は平均で243gだった。一方の対照群には、欧米型の食事を摂取してもらった。前期介入群、後期介入群ともに、介入前後に自記式食事歴法質問票に記入してもらい、空腹時血清と24時間尿の採取を行った。

 対象者の90%が12週間の研究を終了。介入前期の結果では、沖縄食群で、尿中ナトリウム排泄(-0.94g/日、95%信頼区間-2.1~-0.6)と体重(-0.9kg、-0.3~-0.6)が減少し、血圧も低下したI(収縮期-2.6mmHg、-4.3~-1.1、拡張期-2.1mmHg、-3.1~-1.0)。一方、同時期の対照群では、尿中ナトリウム排泄(0.04g/日、-0.5~0.5)、体重(0.1kg、-0.1~0.3)とも、さらには血圧(収縮期-0.2mmHg、-1.6~1.1、拡張期-0.3mmHg、-2.1~0.6)も変化はしなかった。これらの変化の差は、有意(p=0.001~0.02)だった。また、交差試験の介入後期においても同様の結果だった。

 等々力氏らは、沖縄野菜を豊富に取り入れた伝統的な沖縄食は、高血圧の予防に有効であることが示されたと結論。心血管疾患予防のモデル食として注目されるDASH食と同様の効果が期待できることから、「高血圧をはじめとする生活習慣病の予防や治療において、伝統的な沖縄食による食事介入は有効な戦略となる可能性がある」と考察した。

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■「沖縄料理」が健康食だなんて、妙にもちあげるのは、ヘンだってことは、何度かのべた。日本食が健康食だって、欧米でもちあげられとか、アジア地域のブランドになっているってことへの妙な優越感と同様。■前者はオリエンタリズムに鈍感すぎるし、後者は、あまりにソボクなナショナリズム。
■いつまでたっても、「日本は特別」って、「特殊論」で なっとくしてしまうという、あまりに安易な精神。こまったもんだ。ま、こういった論難も、本質主義的な「日本特殊論」の一種ではあるんだが(笑)。

■しかし、こと、今回の報告は、それなりに客観的なデータのようで、すくなくとも、統計学的に意味がある程度の発見ではあるようだ。■それにしても、「チャンプルースタディ」って、命名は安易だねぇ(笑)。■もちろん、あらたな植民地主義になりかねない危険性を一応おくなら、「沖縄に保養所を」「沖縄に老人ホームを」「沖縄野菜をたべよう」的な産業振興にはなるだろう。それ自体は、わるいことじゃない。■しかし、「ウコン」ブームみたいに、まちがった健康法もはびこったし、慎重にならないとね。およそ、「過ぎたるは及ばざるが如し」。ともかく やりすぎは、なんでも よくないんだよ。
■あと、安易に「伝統」っていうのは、危険だよ。経緯の説明なんて、だいたいちゃんとなされないんだから。■「和食」ブームでいうなら、「肉ジャガは、日本の伝統的和食のひとつ」なんていいだす連中の知識は、ほぼ全体がデタラメだとか、いくつか試金石はあるけどね。たとえば「ゴーヤジュース」だって、伝統食ではなかろう? ■伝統的な食文化を日常的に食している層なんて例外的なんだし、だからこそ、近年沖縄の男性の平均余命が急落しているんだし、この研究成果も冷静にうけとめないと暴走だ。


●旧ブログ「沖縄料理」関連記事
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テーマ : 文明・文化&思想 - ジャンル : 学問・文化・芸術

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コメント

『大地にしがみつけ』(春風社)という本があります。

2002年に和訳されたのにまだよんでいないんですが、(ISBNは978-4921146504です)。要するに、「記憶の共有」がある範囲でのルーツを各人大切にせよ、という内容なんでしょうか(同書を読了したひとがいたらおしえてくだされ)。ましこ=ひでのり氏が『あたらしい自画像』(特にその223ページ以降)で指摘しているような意味での特徴をもつ現代社会において、さらに今後のネット社会の更なる拡散を想定した場合において、不特定多数のひとと共有しても得にこそなれだれにとっても損にはならない知識・技能(文化資本)があるかもしれない、というのが『大地に~』の執筆意図ではないかとおもいます。その意味では、「伝統」などすべからく「つくられた伝統」にすぎない、という主張がおおまかな傾向として妥当ではあっても、いまだ文化が完全に均一化しきってはいない部分において現代人の過半数が「伝統」であると感じるもののなかには、今後も時空をこえて伝達する価値のあるものも何割かは(すくなくとも何らかのヒントをしめしてくれているものなら何割かは)存在するように感じます。

書評+伝統泳法

http://www.asahi-net.or.jp/~CR1H-YMNK/02-8-25daichi.html
書評 大地にしがみつけ
ハワイの主権回復を訴える
『サンケイ新聞』Sun, 25 Aug 2002

関西学院大教授 山中速人

 ハワイに押し寄せる観光客を土着のポリネシア系先住民族がどのように観ているか。「観光客には来ていただきたくない。必要でもないし、うんざりしているのだ」と辛辣(しんらつ)に批判する人物の一人が、本書の著者、ハウナニ・トラスクである。ハワイ先住民族を代表する女性の知識人として、先鋭的な民族主義者として、トラスクは、アメリカによるハワイ併合を植民地主義的侵略と指弾し、フラなどの伝統文化が観光客の猥雑な嗜好に合わせて変容させられていく過程を「文化の買春」として非難し、従来の考古学者や人類学者の先住民研究を、学問を装いながら白人支配に都合のよい「未開人」像を捏造(ねつぞう)する人種差別主義だと論難する。

 奪われた土地と主権の回復を要求するトラスクの主張の政治的着地点は、強い自決権をもつ国家内国家あるいは主権国家の確立となろう。このような主張は、「アメリカのハワイ」以外知らない日本人には唐突に響くかも知れない。しかし、トラスクたちが指導するカ・ラーフイ・ハワイイは、二万人以上を組織する先住民最有力の政治団体であり、現地ではその主張を支持する者は多い。

 トラスクは、たんに政治的主権の回復だけでなく、その過程を通して先住民族自身のアイデンティティーをも併せて確立する必要があると説く。それは、「アロハ・アイナ」(大地を愛せよ)の精神にもとづき、具体的には、ハワイ語の復興と公用語化、伝統文化や伝統宗教の再興などである。そして、先住民族たちは、近年、これらの課題の達成にもめざましい成果をあげてきた。

 八〇年代以降、活発化したハワイアン・ルネッサンスと呼ばれる先住民族文化の復興運動は、トラスクらの活動に代表されるように政治的要求へと発展し、ハワイの社会経済を揺るがしかねない大きな火種となりつつある。

 ハワイといえば、能天気な「楽園」イメージしか持たない日本人も、認識の速やかな転換が迫られている。
 
(ハウナニ=ケイ・トラスク著、松原好次訳/春風社・二八〇〇円)


■社会学者、山中先生と、社会言語学者、松原先生には、コネがありやなしや(笑)。
■でも、山中先生が、ハワイ研究の第一人者であることは事実。媒体が産経だからといって、軽視すべきではありません(笑)。

■ちなみに、伝統技術ですが、武家の水練とか、漁師たちの伝統泳法が、まったくといっていいほど継承されない日本の公教育を、戦後教育批判をはげしくなさる自民党・民主党のタカ派議員先生方は、どうおかんがえなのか、是非ともうかがいたい。皮肉じゃなくて。■いや、文部科学省のお役人にきくより、生産的ですよね?(笑)

和食が幻想であることはみとめたうえで、参考までにどうぞ。

いつもはオタクネタばかりですが、今回は、和食の典型とみなされることもおおいとおぼしき「銀シャリ(しろいご飯)」についての多様な意見を紹介します。

以下のページを参照してください。

http://goyaku.seesaa.net/article/114998087.html

あ、まちがえた。ただしくは以下のページです。

http://goyaku.seesaa.net/article/114532744.html

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