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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

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政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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「かわいがりは制裁」 検察側、経緯を詳述 力士暴行死(朝日)

前便とは、単なる大相撲つながりではない、関連記事。■「組織内のイジメとかと同質の「国技」の暴力体質」や「「道具」じゃなくて、凶器でしょ(大相撲のリンチ体質)」などと直接関連。
■まずは『朝日新聞』の記事から。


「かわいがりは制裁」 検察側、経緯を詳述 力士暴行死

2008年10月7日18時0分
 角界を揺るがした大相撲・時津風部屋の若手力士暴行死事件。名古屋地裁で7日始まった初公判には、遺族だけでなく大勢の傍聴人が詰めかけた。検察側は冒頭陳述で、兄弟子らが絶対的な存在である前親方と共謀して無抵抗の若者に暴行を加えたとして、その経緯を詳述した。

     ◇

 検察側が冒頭陳述で主張した暴行の実態は、「かわいがり」に名を借りた制裁にすぎないというものだ。

 ■07年6月25日夜の暴行

 「おまえらも教えてやれ」

 午後8時ごろ、親方(当時)の●●被告が空になったビール瓶を斉藤さんの額に打ち下ろすと、3被告らに言い放った。斉藤さんの額からは血が流れていた。
 さらに、親方は「逃げるかもしれないから、鉄砲柱に縛り付けておけ」と指示。
 意図を察した●●被告は「連れて行きます」と言って、斉藤さんを大広間から洗濯場に連れ出した。●●、●●、●●の3被告が代わるがわる顔や腹を殴り、下半身をけりつけた。
 その後、けいこ場に連れて行き、他の兄弟子と鉄砲柱に縛り付けた斉藤さんに約30分間、●●、●●の両被告が顔面に数回張り手を浴びせた。
 大広間に連れ戻された斉藤さんに親方が「おれがここまで怒ったのは初めてぐらいだ。なめとんのか。怒らしたら怖いんだ」などと怒鳴りつけたため、3被告らは再び洗濯場で殴るけるの暴行を加え、●●被告は直径約4センチの木の棒で尻などを打ち据えた。
 暴行の後、親方は●●被告に「お前ら、あんまりやっていないなあ。顔とか全然腫れてないじゃないか」と注文をつけた。




 ■26日午前の暴行

 午前11時ごろ、通常のけいこが終わり、親方は●●被告に斉藤さんとぶつかりげいこをするよう指示した。投げられて土俵に突っ伏し、起きあがれない斉藤さんを無理やり立たせ、数十発の張り手を浴びせ、土俵上を引きずり回し、脇腹をけり上げた。●●被告ら他の兄弟子も土俵に上がった。
 親方自身は木の棒を両手で持ち、斉藤さんの尻をバットスイングのように打ちつけた。斉藤さんは「うわっ」と悲鳴を上げた。親方が土俵内に木の棒を投げ込むと、これを兄弟子の1人が拾い上げて尻などを殴りつけた。●●被告は金属バットを持ち出し、尻を殴った。
 動かなくなった斉藤さんを見て、親方は土俵の外に連れ出すよう兄弟子らに指示。親方は、起きあがらない斉藤さんを座らせ、顔面にジェットノズル付きのホースで水を浴びせた。斉藤さんはそのまま、動かなくなった。
 親方は、斉藤さんの死後、愛知県警の事情聴取が始まるとビール瓶で殴ったことを兄弟子らに口止めした。

     ◇

 3被告はいずれも白いワイシャツに黒いズボン姿で入廷し、傍聴席の遺族に向かってそれぞれ一礼した。まげを落とし、丸刈りになっていた。
 裁判長に促され、大きな体の3人が被告席に並んだ。検察官が起訴状を読むと、●●被告は顔の汗をぬぐった。
 罪状認否で●●被告は「傷害致死については認めます」とか細い声で述べた。●●被告を含む3人とも起訴事実は認めつつ、「違うところがある」「一部異なるところがある」などと主張した。
 3被告が罪状認否を始めると、傍聴席の最前列に座った斉藤俊さんの父正人さん(51)は、身を乗り出すようにして3人を見つめていた。
 弁護側は冒頭陳述で、前親方が「鉄砲柱に縛り付けろ」と最初に指示した際、「異常な指示だったので、兄弟子たちは最初、誰も動かなかった」と述べた。
 6月26日にぶつかりげいこを前親方から指示された●●被告の心境についても「内心は『なぜ』と不満に思ったが、親方の指示に従うことが原則で、逆らえなかった」と説明した。この間、3被告は下を向いたままじっと聴き入っていた。
 検察側は大型モニターを使って冒頭陳述をしたが、3被告はモニターに目をやることなく聞いていた。

---------------------------------------------
■『中日新聞』も一部転載。



……
 【口裏合わせ】
 ●●被告は愛知県警の事情聴取が始まると●●被告ら力士を集め、ビール瓶で俊さんを殴ったことを口止めした。●●被告には金属バットで殴った回数を少なく供述するように指示。●●被告には、けいこ後のぶつかりげいこがこれまでにもあったよう供述するように言外に指示した。
 ぶつかりげいこを見ていた後援会員には、26日夜に電話をかけ「あなたはいなかったことになっていますから」などと伝え、目撃していないように口裏合わせを頼んだ。
(中日新聞)

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■公判は、もと3力士が、もと親方に責任転嫁しているのか いなか? つまりは、こらしめ/いかり などの感情がともなっていたかの判断がからんだ情状酌量による、量刑問題になるだろうけど、もと親方が主犯だったことだけは、うたえない構図だろう。■かりに、弟子たちの暴走があったにせよ、監督責任があるしね。「かってに やった」などの いいのがれは、卑劣な責任転嫁だ。弟子たちに責任転嫁が幾分あったって、そんなことは ちいさなキズにすぎない。

■旧ブログ「スポーツからみた日本社会11」でとりあげたとおり、もともと格闘技系スポーツや武道は、攻防の基本形態が「暴行」の練習、「暴行」からの護身術なのだから、練習にかこつけて セクハラをふくめた暴力が まぎれこまされがちなのだ。■まして、「教育的制裁」みたいな正当化がはたらけば、集団リンチの温床にすぐなることは、すぐわかることだ。道場のたぐいが、密室ないし「社会学的密室」になりがちな構造をかんがえれば、なかで犯罪がくりかえされていないか、真剣に検討・防止策がねられねばならないはずだった。家庭での暴力、教室でのセクハラなどが問題視されるなら、こういった武道系・格闘技系の練習空間にこそ、細心の神経がはらわねればならないと。■いってみれば、「カラダが頑丈なわかものが鍛錬しているのだから」ではなくて、「無力化された弱者が密室で暴行されつづけているかもしれない」といった警戒がとけないはずだったのだ。

■以前もかいたとおり、これは、大麻の常習といった問題とは、全然別次元の凶悪犯罪だ。社会に対する影響だのといった、偽善的な根拠でせめたてられるような薬物問題とはちがって、密室での権力犯罪なのだから。




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コメント

おかみさんも暴行指示「やっちゃいなさい」(スポニチ)

http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2008/10/11/05.html

(2008年10月11日)
おかみさんも暴行指示「やっちゃいなさい」
 大相撲の時津風部屋の序ノ口力士、時太山(ときたいざん、当時17、本名・斉藤俊=たかし=さん)が暴行を受けて死亡した事件の第4回公判が10日、名古屋地裁で開かれた。兄弟子の1人、●●●●被告(23)の被告人質問では、元親方の山本順一被告(58)=同罪で起訴=夫人で当時、部屋のおかみさんだった祐賀子さんが兄弟子らに暴行を指示していたことが明らかになった。

 藤居被告の証言では、脱走した斉藤さんを連れ戻した父・正人さん(51)が、部屋関係者に土下座しながら部屋にとどまることを懇願した昨年6月20日、斉藤さんは部屋の屋上で喫煙し、吸い殻を階段から投げ捨てていたという。日頃から近隣住民の苦情を受けていたおかみさんは「もう我慢できない。親方もやっていいと言っているから、やっちゃいなさい」と指示したという。

 この日で兄弟子3被告に対する集中審理は終了し、11月10日に結審する。山本被告に対する公判は年末にも行われる予定だが、祐賀子夫人も証人として出廷する可能性が高くなった。
[ 2008年10月11日 ]



■おにあいな夫婦といえるかもしれない。実に はた迷惑だけど。■でもって、これを例外的とみるのは、相撲協会の体質改善にはならないだろう。「教育的制裁」って合理化がつけこむ余地があれば、同質の暴走は、いつおきてもフシギじゃないんだから。程度問題ってことは、もちろんあるけどね。

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