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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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「宮崎の緊急事態」???

前便つづき。■日刊スポーツの記事から。


東国原県知事「非常事態」
 衆院選出馬へ

 次期衆院選で宮崎1区からの立候補が取りざたされている東国原英夫宮崎県知事(51)が4日、「(国政を)どげんかせんといかん」と発言し、出馬に強い意欲を示した。同区からの不出馬を正式表明した中山成彬前国交相(65)の失言による辞任を「宮崎の緊急事態」と表現。前知事の官製談合事件による辞職―逮捕で、自らが県知事選に出馬した際と同じ状況と位置づけた。「非常事態を前に逃げることはない」と断言。事実上の出馬表明ととれる演説をぶった。

 東国原知事は「どげんかせんといかんのは、国政か、県政か」と問われ、迷いもなく「国政です」と断言
。さらに「国政ですよ」と語気を強めて繰り返した。都内のホテル前で報道陣に囲まれた東国原氏は熱弁を続けた。地方切り捨ての格差社会を生んだのは、現在の自民党だとし「自民党をどげんかせんといかん、ですよ」と主張した。

 これまでも、地方の活性化のために、立ち位置を国会に置くのか、地方行政に置くのかは、「効率のいい方を選択する」というのが持論だった。「宮崎をどげんかせんといかん」と、地方行政に立ち位置を置いた前回の知事選より、新たな立ち位置で、宮崎など疲弊した地方の生活を重視した政治に取り組んでいく可能性を強くにじませた。知事就任後、宮崎のPRなどで毎週のように東京に出張していたのは、中央政界の動静を肌で感じたいとの思いがあったからだった。





 東国原氏は前知事の官製談合事件による辞職、逮捕を受けた07年1月の知事選を、宮崎の「緊急事態」として出馬し、当選した。同氏はこの日、今回の宮崎1区について、中山前国交相の失言による辞任劇を、再び「緊急事態」と定義した。その上で「危機を目の前にして、逃げることはないか」と問われると「逃げることはない。おこがましいが、宮崎をしょって立っているという責任を感じている。逃げることはない」と重ねて断言した。

 批判した現在の自民党から「衆院選の救世主」としてのラブコールが浮上しており「(どげんかせんといかん)自民党から声がかかってもいいのか」との質問もあったが「別にいいんじゃないですか」と話した。ただ、中山前国交相が会見で「同じ薩摩の人間。以心伝心だ」と後継に期待する発言をしたことについては「あんまり伝わっていない」とさらり。「後継者でもないですし、意志を継ごうとも思っていない」とし、中山氏との距離感も強調してみせた。その上で「私の軸は、宮崎をどうするか、疲弊した地方をどうするか。ここだけだ」と主張した。

 本当に出馬するかどうかについては「今のところ、現時点では考えていない」とし、国政転出に含みを残す従来の姿勢は崩さなかった。一方で「県民のみなさまから、県を代表して国で汗をかいてこい、という声があるなら、ご意見をうかがって考え、話し合うべきだ。あくまで民意だ」と強調。含みを残す発言で測ってきた「民意」の盛り上がりや、政権交代した場合の状況などの最終的な見極めに入ったとみられる。

 今回、出馬となれば、09年1月で半分の丸2年となる任期半ばで、知事職を辞する形になる。「4年の任期途中だが」との質問には「(85項目中の)1項目だけを選んで県民のみなさんが私を選んだとは思っていません」とし、任期半ばでの転出も「非常事態」となれば、ありえることを強くにじませた。

 [2008年10月5日8時58分 紙面から]

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■ここまで大言壮語しておいて、出馬を断言しないのは、おかしいだろう。

本当に出馬するかどうかについては「今のところ、現時点では考えていない」とし、国政転出に含みを残す従来の姿勢は崩さなかった。一方で「県民のみなさまから、県を代表して国で汗をかいてこい、という声があるなら、ご意見をうかがって考え、話し合うべきだ。あくまで民意だ」と強調。含みを残す発言で測ってきた「民意」の盛り上がりや、政権交代した場合の状況などの最終的な見極めに入ったとみられる

■地方政治よりも国政の方が重要だといった見解をもち、任期なかばでほうりだすような人間を、信用して、宮崎県代表としてえらびだす選挙民がいるとしたら、宮崎1区というのは、ずいぶんなご身分というものだろう。宮崎市周辺の選挙民が宮崎県全体の利益を代表する候補をえらびだすというのは、あまりに重責。■というか、小選挙区からえらびだされた衆議院議員というのは、小選挙区と、それをふくみこむ都道府県と、国政と、どの水準の「代表者」なのだろう? たてまえでは、全部のはずだが、東国原知事は、宮崎1区の有権者に、「宮崎をどうするか、疲弊した地方をどうするか」といった射程についての代表として、自分をえらべと要求しているようだ。■宮崎1区の有権者は、自分たちの投票行動によって、「疲弊した地方」の典型例であるらしい宮崎市周辺をすくう政治活動が、宮崎県はおろか、日本列島の全部の地方の窮状をすくう「救世主」をえらぶことになるのだと、東国原知事にいわれているわけだ。■なにしろ「民意」と、かれはいいはっているわけだし。


■ま、こういった、地方の小選挙区選出議員全般にあてはまる矛盾というか、根本的矛盾については、おいておこう。■安保体制のシワよせを集中的におわされている沖縄県のようなケースもあるからね。
■ただ、今回の東国原氏の発言で、どうみても破綻している論理があるだろう。■「今回の宮崎1区について、中山前国交相の失言による辞任劇を、再び「緊急事態」と定義」できてしまう感性、それとその具体的根拠だね。
■今回の惨状は、ああいった失言を臆面もなく「信念」とかいいながら、くりかえした、知性・品性が欠落した国会議員が実在するという、日本国民のはじ、そういった人間を要職につかせたまま国税の配分にかかわらせつづけた旧大蔵省という官僚組織の不見識、そういった人物を養成してしまった東京大学法学部とかラサール高校といった、いわゆるエリート学校の教育力の欠如(というか、公教育の機能不全)、そしてなにより、そういった、実にはずかしい人物(だって、宮崎1区を、ヘンな意味で有名にさせたわけで、全然「広告塔」にも、「利益代表」にもなっていないし、確信犯的な自爆テロリストなんぞではなさそうだし)を、なんども地域代表として国政のばにおくりだしつづけた有権者の見識・品位・知性など、そういった人物を党員としかかえこんできた自民党の品位、という、さまざまな次元で「イタい」。■しかし、それら全部「緊急事態」でなど、なさそうだからだ。
■東大やら旧大蔵省、あるいは自民党が、そういった体質の組織・l空間であることなど、以前から周知の事実だったじゃないか? そういうところに、地域の利害を代表させて、自分たちのかわりにおくりこんできた投票者たちは、みずからの知性・品性を代表させてきたわけで、今回の失言騒動で、急に「緊急事態」におちったわけではなかろう。

■こういったトンチンカンな出馬表明を、かりに、「もっともなことだ」「かわりに国政にでていってもらって、宮崎の苦境を国政レベルでなんとかしもらおう」「なにしろ、全国区で有名な政治家だし」といった論理で合理化し、当選させる有権者がいるなら、その知性は、どうかしているだろう。■そういった人物をかついでもいいと、以前批判されたことを 「みずにながして」しまえる自民党の体質などは、周知の事実だが、「別にいいんじゃないですか」などと、ちゃっかり 組織票を「ごっつぁん」できてしまう東国原知事の品性について、なんら「しっぺがえし」をしないのなら、おひとよしというより、間接民主主義という制度に対する誤解があるというべきだろう。■「きのうの敵は、きょうのとも」ってか?
■くりかえしなるが、これで、かりに出馬をみおくったとして、こうった「こしがるオトコ」を県知事に再選するような ヘンなことを宮崎県民はしないよね。宮崎1区の有権者はともかくとして、宮崎県の有権者は、「広告塔」以外のしごとをしたとはいえない現知事の無節操ぶりに、投票行動というかたちで報復する権利をもつ。そして、それを行使しないのは、おかしいだろう。
■はっきりいって、沖縄県の知事がおなじような言動をしたとしても、???という問題はおこるわけだ。■安保体制の矛盾や失業者問題をふくめた県経済などを、県知事としてやるより、衆議院議員となった方が直接的に貢献できるなんて比較考量は、むずかしいからだ。だって、衆議院議員は、480人もいるわけで、いくら全国区での有名人だとしたって、やれることなど、かぎられているからだ。すくなくとも、任期なかばで ほうりだして、転身しなけらばいけない合理的根拠、ほかの人材が国政におくりだされることによる分業が、なぜ合理的選択でないのか、全然説明がつかないだろうから。■まして、宮崎県が沖縄県以上の苦境におちいったことがあるだろうか? あるのなら、歴史的経緯と現状をを具体的に説明してもらいたいものだ。
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