プロフィール

ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

前ブログ: 『タカマサのきまぐれ時評

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また わいてでた 失言野郎(中山成彬国土交通相)

■自民党にかぎらず、保守政治家の相当数は、「失言」をくりかえし、しぶしぶ撤回する、という構図が展開する傾向がある。ふるいところでは、石原慎太郎東京都知事、あたらしいところでは、橋下徹大阪府知事とかね。■時期的には安倍晋三内閣あたりから急増したような印象がつよいが、今度の選挙にはでないで政界を引退するとかいって「サプライズ」とやらをまたくりだした小泉純一郎もと首相だって 迷言はかずしれなかったし、政界をウラであやつっているらしい、森喜朗もと首相や、だいぶまえに政界を引退した保守政界のもと重鎮、中曽根康弘中曽根弘文議員のオヤジさま)の失言などは、「古典」とさえいえる(ウィキペディア「森喜朗 問題発言」、「ウタリ協会が山岡議員に抗議へ 蛮族発言で(北海道新聞)」)。■だから、今回の件も、既視感というか、「またかよ」という印象がないでもない。
■しかし、ここまで、一度に広範囲の失言をやらかす人物は、そうそういないとおもうので、はりつけておく。

「成田反対ゴネ得」「日本は単一民族」
 中山国交相「誤解招く」と撤回

sankei(2008.9.26 01:29)
 中山成彬国土交通相は25日、産経新聞などのインタビューに応じ、成田空港の拡張が地元住民の反対などで進まなかった経緯について、反対派らによる「ゴネ得」と述べ、「戦後教育が悪く、公共の精神が欠けている」と批判した。外国人観光客の誘客をめぐり「日本は単一民族」とも発言したが、同日夜になって一転、「誤解を招く表現だった」として一連の発言を撤回した。
 中山国交相は成田や羽田両空港の拡張問題について、「(反対住民らは)公のため自分を犠牲にする精神がなかった。自分さえよければいいという風潮の中で、空港が拡張できなかったのは大変残念。(空港整備が進む)中国がうらやましい」と述べた。
 また、外国人観光客の誘致策に関連し「日本は随分内向きな、単一民族といいますかね、あんまり世界と(交流が)ないので内向きになりがち」と述べた。政治家の「単一民族」発言は過去にも問題化し、昭和61年の中曽根康弘首相(当時)の「日本は単一民族国家」との発言に、アイヌ民族が抗議している。
 さらに、大分県の教員汚職事件にも言及し、日本教職員組合(日教組)と絡め「大分県教委の体たらくなんて日教組(が原因)ですよ。日教組の子供なんて成績が悪くても先生になるのですよ。だから大分県の学力は低いんだよ」と話した。

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■記者たちの大半が、実は大した問題じゃない、いや正論を堂々とはいたと ホンネではおもっているだろう産経新聞のような媒体でも、さすがに失言として発言を撤回したと報じないわけにはいかなかった文脈。
■たとえば、成田空港問題の主犯は日本政府や地元政治家たちであって、反対派農民とか支援組織としての新左翼各派ではなかったからこそ、政府の謝罪にまでいたったわけだし、ずっと公式には少数民族の存在を否認しつづけた日本政府でさえ、アイヌ民族について「独自の言語、宗教や文化の独自性を有する先住民族であるとの認識」を表明するほかないところまできた。■日本政府がくりかえしてきた公共工事がみんな、まっとうな「公益」をもっていて、土地の接収なども全然問題なかっただとか、列島上に少数民族なんて全然いない単一民族国家だなんて妄言は、とちくるった右派議員だけがくちばしるだけであることが、はっきりしたわけだ。■中山成彬大臣、ホンネでは、全然まちがったこといってない、とおもったからこそ、「暴走」となったわけで、その意味では、「わたしは、右派ゴリゴリです」と表明したようなもの、ネット右翼あたりのアイドルになっているだろうが(笑)、それでも撤回しないと政治生命があやぶまれる、って計算がはたらく程度には、良識の包囲網を自覚しているわけだ。自分のホンネが、おおっぴらに通用するようなご時勢ではなく、それはオフレコでとおる、支持者のまえあたりだけで、気勢をあげるにとどめないと、「ただのひと」になりかねない要素だって自覚ね。
■肝心な点は、こういった「良識の包囲網」に対する感覚=反発があり、だからこそ ホンネをカムフラージュするのに つごうのいい論理を臆面もなく露呈しているのが「誤解招く」ってフレーズ。■久間章生議員原爆発言とか、石原慎太郎都知事が何度かくちにした「誤解」発言同様、ホンネは、「誤解する連中がわるい」「でも、誤解を誘発してしまった自分は、ヘタうった」というところ。



大分汚職「体たらくは日教組」 中山国交相発言、すぐ「撤回」
2008年9月26日 00:11
 中山成彬国土交通相(衆院宮崎1区)は25日、報道各社のインタビューで大分県教委の教員採用汚職事件に触れ「県の教育委員会の体たらくは日教組(が原因)。日教組の子供は成績が悪くても先生になる。だから大分県の学力は低い」などと発言した。日教組や大分県民を誹謗(ひぼう)中傷する内容で国会で批判を招きそうだ。国交省によると、中山氏は「誤解を招く表現で撤回する」と話しているという。

 中山氏は文部科学相経験者。結果の公表が議論となっている全国学力テストについても「私が学力テストを提唱したのは、日教組の強いところは学力が低いんじゃないかと思ったから。現にそうだ。だから、学力テストを実施する役目は終わった」と語った。

 道路特定財源の無駄遣いに対して「国交省より社会保険庁のほうがひどかった。社保庁も組合はひどい。仕事しないで選挙運動ばかりしている」と話し、大分県教委の事件へと話題が脱線した。

 成田空港整備に関しては「ごね得というか、戦後教育が悪かった。自分さえよければという風潮の中で、空港拡張ができなかった」と建設に反対する住民を批判。外国人観光客を増やす課題に関連し「日本はずいぶん内向きな単一民族」などと述べた。

=2008/09/26付 西日本新聞朝刊=

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■ちなみに、日教組がつよいと学力がひくい、汚職がはびこるといった発言も、完全な責任転嫁。旧ブログで、つぎのようにかいたことは、この失言についても有効だとおもう。

■それが証拠に、日教組をはじめとした教職員の組織率は急速におちこんでいるじゃないか? 授業崩壊とか、さまざまな混乱は、まさに組合組織の急激な体力低下と時期が一致しているはずで、右派のみなさんは、この冷厳な事実をよーくおもいだすように(笑)。■でもって、組合の組織率・組織力が激減しているからこそ、東京都や沖縄県みたいな、もともとは左派系組合員ががんばっていた地域でも、日の丸・君が代強制がどんどん定着してきた昨今。■石原都知事をはじめとした右派のみなさんの、「わが世の春」じゃありませんか?(笑)
  (「右派のみなさんは、思想信条の強制を当然視している」)

大分県は、日教組の組織率がたかい地域らしいが、中山議員の仮説がただしいなら、「和歌山県、愛媛県など、ほぼゼロのところ、栃木県、京都府のように、100人前後を組織するにとどまるところ」は理想的な教育環境となって、全然問題が発生しないはずだろうし、「100%近い組織率を維持している」という山梨県の教育は崩壊しているということになりそうだね。■はっきりいって、文部科学省をはじめとした政府にタテつくことなんてなくなった日教組、しかも組織率の全国平均が30%をわりこんだ組織を、いまだ敵対視している感覚なんぞは、かなり時代錯誤だし、つごうのわるいことは日教組に転嫁するって姿勢は、卑劣きわまりない。大分にかぎらず、九州各県は、全体的に かなりムラ的で、だからこそ自殺したとされる松岡利勝もと農林水産大臣のような人物も当選しつづけられたし、典型的な上京組であらせられる中山先生も宮崎1区から当選をつづけられているんでしょ?(1993年からの3年間の「浪人」時代はご愛嬌として) ■教員採用試験での不正の深刻さは、職員組合の組織率・活動量なんぞではなく、その地域のカセとおしのわるさ≒ムラ度と たかい相関関係があるとおもうぞ。

■ともあれ、東京都・大阪府などとならんで、宮崎1区の有権者は、その民度がとわれるといえるだろう。こういった先生を、3年間の浪人期間を例外として、ずっと当選させつづけているんだから。■あと、こういった人物をずっとお役人としてかかえこんでいた旧大蔵省の体質もね。こういった、現実をユガんだかたちでしかとらえない人物が、国家の予算にずっとたずさわってきたということ自体大問題で、さぞや かたよった予算配分をしてきたんじゃないかと心配になる。



●ウィキペディア「中山成彬
●ウィキペディア「日本の前途と歴史教育を考える議員の会
●ウィキペディア「南京大虐殺
●ウィキペディア「南京大虐殺論争
●『南京事件FAQ
●『南京大虐殺 論点と検証
●『南京事件-日中戦争 小さな資料集
●『クッキーと紅茶と(南京事件研究ノート)』南京事件 社会現象としての大虐殺否定派 東中野メソッド 茂木弘道氏(自由主義史観研究会/南京事件研究会メンバー)の言説
●「本の紹介- 南京事件論争史(笠原十九司/著)

南京事件論争史―日本人は史実をどう認識してきたか
南京事件論争史―日本人は史実をどう認識してきたか
●ウィキペディア「慰安婦
●旧ブログ「慰安婦」関連記事
●旧ブログ「集団自決」関連記事

●「特集:石原慎太郎とは何か!
●ウィキペディア「橋下徹 問題視された言動
●旧ブログ「久間章生」関連記事
●ウィキペディア「森喜朗 問題発言
●ウィキペディア「麻生太郎 問題となった発言
●「麻生太郎への批判」(ウィキペディア「野中広務」)
●ウィキペディア「鳩山邦夫
●Google小泉純一郎

●ウィキペディア「大分県教職員組合
●ウィキペディア「日本教職員組合
●ウィキペディア「全日本教職員連盟



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タグ : 日教組 単一民族 中山国交相

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コメント

斉藤環境相、国交相発言を批判(日経)

斉藤環境相、国交相発言を批判
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080926AT3S2601026092008.html
 斉藤鉄夫環境相は26日の閣議後の記者会見で、中山成彬国土交通相が25日に「日本は単一民族」などと発言したことについて「まったく事実を認識しないとんでもない発言だ」と批判した。「日本は単一民族ではない。国家の意思として明確になっている」などと述べた。
 成田空港の整備の遅れに関連し「ごね得」などとした発言に関しては「行政が一方的に物事を進めた結果、大きな事態になったわけで、そのことを反省することが国が事業を進めていく上での教訓。ごね得などではない」と語った。(14:46)


●ウィキペディア「斉藤鉄夫」(http://ja.wikipedia.org/wiki/斉藤鉄夫)

暴論ですな

三笠フーズ関連で失言しまくった太田誠一前農林水産相も今年の春先に「日本は極左の弁護士(福島みずほ党首のこと)が党首をしている」とうちの選挙区の講演会で言っておりました。

一つ一つ調べると成田の際に反対した住民に戦後教育を受けた世代があまり居ないはずだし、大分の教育委員会の件は大分だけの問題ではないのはうちの地元でも就職に困った公務員の子供が中学校の教員になっているケースは結構いるので(小学校はコネ使ってもなるのは結構難しい)、そこだけを取り上げて言うのは暴論ですな・・・。

暴論だという自覚のないトホホなひとびと

Mさま
■いつもありがとうございます。
■さて、福島みずほ さんの主義主張(http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=福島瑞穂&oldid=21965139#.E4.B8.BB.E5.BC.B5)ですが、すくなくとも、左派リバタリアンに分類されるハラナからすると、到底「極左」にはみえません(笑)。■この水準を「極左」よばわりすると、日本列島中、「うじゃうじゃ」と「極左」だらけになり、「定義」として自滅・破綻があきらかになるでしょう。大量に実在する「極」なんてのは、ありえません。
■一方、おなじウィキペディアの項目には、「一方、福島も2006年1月15日の自身のブログ福島みずほのどきどき日記にて自民党の一部が「極右勢力」であると主張している」(http://s03.megalodon.jp/2008-0211-1050-22/news.www.infoseek.co.jp/society/story/20080115jcast2008215574/)といった記述があります。「どうやら「お互い様」の面もありそうだ」などという論調をつくりたがっている編集者がいるようです。■しかし、自民党・民主党のタカ派とよばれる先生方の「誤解を招く」発言集をみるかぎり、「極右」のそしりをまぬがれない水準で、「極」に位置するというほかないでしょう。■要は、「右」方向によっている層は、かたよっている位置を自覚できないので、「まんなかより ちょい 左より」あたりが「極左」にみえてしまうと。■実際には、南京大虐殺否定派、従軍慰安婦否定派、など、世界中から ものわらいの 妄想系右派は、客観的に「かたよっている」のであって、「かたよっていない正論」と信じているのは、日本列島上の一部のひとびとだけだと。軍備問題などをとりあげて、「日本の常識は世界の非常識」などとすごむのが、お得意の先生方ですが、およそ歴史認識とか人権意識とか、そうった領域での「日本の常識は世界の非常識」という現実は、直視できないからこそ、ひごろの言動や政治主張が可能なんだとおもいます。
■それにつけても、これら先生方が当選をかさねる選挙区のみなさんは、なにをおかんがえなのでしょうね。そういった先生を当選させつづけて、はずかしいとは、お感じにならないのでしょうか? 実に不可解です。いわゆる地方だけではなく、東京・大阪など巨大都市圏でも共通の問題ですけど。

せっかくなので、トラックバック記事のリンクから

中山成彬文科相の教育観と文教政策を問う
http://www.kyokiren.net/_recture/nakayama

さきにすすみたい…

アイヌ民族が、「国民国家」を僭称する某想像の共同体の先住民族であることは明らかであるが、「アイヌ」という単語にかぎらず、ある種の単語について、元来は差別的な意味あいはなかったのに差別的な用法でもちいられた時期が一定程度あったために堂々とつかいにくい、という問題はあるとおもいます。で、その問題は何がややこしいのかというと、原則論としての妥当さと無難さが両立できない、ということです。つまり、原則論として「アイヌ」という単語をよい意味でつかうことは妥当でしょうが、一方でその単語を差別的な用法でつかわれてきた経験をもつアイヌ民族のひとにとっては、その単語自体をつかってほしくないと感じることでしょう。かといって、「アイヌ」という単語自体を絶対につかってはいけない、という主張は、無難な選択のために意図的に婉曲に表現するという意義はあるでしょうが、いきすぎると言葉がりになり、たとえその選択が無難ではあっても、おおくのひとに民族差別の問題を認識してもらえなくなり、改善がおくれてしまう、という危険があるでしょう。
それゆえ、差別を排除したとしても具体的にどのような単語と用法をくみあわせていくことがよりよいかは個々の場面ごとに応じて柔軟に対応するしかないのでしょうが、はやいところ政治活動がそうした微妙な問題に特化できるところまで、大前提となる差別の撤廃をはたしてほしいところです。

はずかしいと感じるかいなかよりも…

■それにつけても、これら先生方が当選をかさねる選挙区のみなさんは、なにをおかんがえなのでしょうね。そういった先生を当選させつづけて、はずかしいとは、お感じにならないのでしょうか? 実に不可解です。いわゆる地方だけではなく、東京・大阪など巨大都市圏でも共通の問題ですけど。

とのことですが、我利我利亡者になればはずかしさなどふきとんでしまうのでしょう。しかし、貝枝的に不思議なのは、仮に我利我利亡者になったとしても、純粋に経済的な損をしているんじゃないか?極右どもを当選させている選挙民は純粋に経済的な損得の計算も出来ないほどにおろかなのか?だとしたら政治的立場がどうとかじゃなくて経済人としてもおわっちゃっているんじゃないか?ということです。で、仮におわっちゃっているとしたら、なぜにおわっちゃっているという自覚がわかないんだ?と。

辞任しましたね

中山氏は後援会から忠告を受けたのに、言っちまいましたね。
「間違いなくこれで辞任でしょう。」と書いた途端、辞任が決まりました。
でも、こういう発言をした裏を色々考えたのですが、大分は村山富一元総理の選挙区で旧・社会党が強かった地域です。
大分は新幹線も通っていないし、高速道路も沿岸は途切れており、それによって宮崎県はあまり高速と新幹線建設の恩恵を受けられなかったと言う恨みもあるんじゃないでしょうか?。

いろいろ

貝枝さま
■たしかに、経済合理性という観点からして、右派のみなさんは「自爆」系ですよね。でも、左右両翼というのは、本質的に、メンツ・一貫性など、美学が優先で、現世的な実益は二の次なんじゃないかとおもいます。時代ごとに変遷する自民党主流派が実益重視なのと対照的に。■したがって、右派系の政治家と支持者たちが、そろって「自爆」系なのは、当然なのかもしれません。■今回も、日教組にくしで、自爆されていきました。


Mさま
■宮崎に高速道路と新幹線をひっぱるためには、大分をまず自民党一色にそめないといけない、という計算ですか? ■そんな深慮遠謀より、東国原知事のパフォーマンス政治の方が中長期的に得策だとおもうんですが。中山議員が宮崎の選挙区だったなんて、政治ずきの層しか意識しなかったわけで、地元うけしかしない策動が、功を奏するか微妙ですよね。


中山国交相:きょう辞任 「単なる偏見、当然」 日教組など、反発強く
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080928ddm041010134000c.html

 中山成彬国交相が、地元宮崎の会合などで、日本教職員組合(日教組)批判を繰り返した揚げ句、就任から5日で職を放り出す。成田空港整備で地元に「ごね得」との言葉を浴びせ、「日本は単一民族」と北海道ウタリ協会を怒らせ謝罪したにもかかわらず、日教組批判をヒートアップさせて、最後は自民党内外からの更迭論に押しつぶされた。

 あっという間の辞任劇に“身内”の国交省幹部も「自爆そのもの。あきれてものが言えない」と憤る。成田空港の整備の遅れを地元住民の「ごね得」と表現したことなどについて、「閣僚としての自覚が無く、常軌を逸した発言で、政治家としての資質も問われる」と声を荒らげた。また、別の幹部は「日本という国が待ったなしの状況で、地に足を着けてやらなければならない時期に大変残念だ。大臣になる人には公人としての居住まいを正してもらいたい」と、国会答弁を一度もしないままの退場を嘆いた。

 元千葉県成田市長で、県議や衆院議員として成田空港問題に取り組んだ千葉経済大の小川国彦特任教授(75)は「辞任は当然。そもそも、国土交通行政に精通していない人を大臣に選ぶ段階で間違っていた。『ごね得』発言は、成田空港の所管大臣としてたいへん不的確。大臣になって『これから勉強します』では遅い」と厳しく批判した。

 中山国交相は27日、地元で日教組について「『内心に立ち入らない』と言って道徳教育に反対している」などと、以前にも増して批判を展開。「日教組は解体する」「日教組はぶっ壊す」などと厳しく攻撃した。これに対し、日教組中央執行委員の岡島真砂樹・教文局長は「全く悪びれず同じ発言を繰り返した。『日教組の強いところは学力が低い』とはどういうデータの裏付けがあるのか。単なる偏見で、当然辞任すべきだ」と強調していた。

 社民大分県連合顧問の村山富市元首相も「思い込みだけで発言するなど言語道断。『成績が悪い』と決めつけられた子どもたちが傷つくのに考えが及ばぬのか」と憤った。

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 ◇中山成彬国交相の発言(要旨)
 27日開かれた自民党県連会合での中山成彬国土交通相の発言の主な内容は次の通り。

 ●日教組について

 いろいろ言いたいことがある。大臣になって一番大事な仕事は、美しい古里と、安心・安全で住むことができる国土を子や孫たちにバトンタッチすること。今の日本を子供たちにこんな状態でバトンタッチしていいか。そういう強い気持ちがある。さまざまな犯罪が起こっている。あるいは親殺しとか。それは教育に問題があった。特に日教組。何より問題なのは「内心の自由に立ち入らない」と言って、道徳教育に反対する。何とか日教組を解体しなければいかんと思っている。小泉さん流に言えば「日教組をぶっこわす」。

毎日新聞 2008年9月28日 東京朝刊

栃木県は40年以上も前から小・中学校には日教組組織が皆無で、中曽根教育改革のとき教育勅語復活を猛烈に推進した全日教連運動も日本一熱心なところですが、学力はかなり低いですよ。生徒が教師をナイフで刺し殺す痛ましい事件もありました。中山成彬の言うことが正しいとすると、栃木県ではそういう事件は絶対に起きないはずなんですが。

論理的整合性と学歴

なっつさま

■栃木県は、公立校としては進学校として有名な宇都宮高等学校(http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3858b.html)をかかえるなど、地域情報にうとい当方としては、学力が「かなり低い」と断言される根拠がわかりかねますし、生徒が教師をさしころした事件よりは、「栃木リンチ殺人事件」などの方がずっと事件としては深刻だとおもいます。■しかし、栃木県がとなりの茨城県などと同様保守的な地域であることは有名で、そういった土地柄において、「不可解」な現象が散発的とはいえ発生したことについて、日教組うんぬんとか、戦後教育がどうのとかいった非難をくりかえす御仁たちは、説明責任がありますね。

■しかし、Mさんが「成田の際に反対した住民に戦後教育を受けた世代があまり居ないはず」と指摘したこともふくめて、ラサール→東大法学部→大蔵省→自民党代議士→閣僚…という「本流」をあるいてきた(いや、「本流」は「ラサール」とかではなくて、「日比谷」「麻布」「教育大附属駒場」だったかも)エリートさんたちにとっては、主張に「論理的整合性」なんぞは、不要なようです。■大蔵官僚は省庁のキャリア官僚たちがねった予算案の弱点を的確につき、かつ同意させるだけの「おとしどころ」を用意する知恵者ぞろい、…といううわさは「神話」だったようで。
■東大は世界の一流校とくらべれば、一弱小大学(理科系の先生たちの論文の引用度はたかくても)というツッコミは、かなりただしいのかもしれません。■というか、以前もふれましたが、日本の官僚・政治家・経営者たちの学歴のひくさは突出しています。文科系の博士号もっているひと、皆無にちかいんですから。工学博士や医学博士はいても、文科系はMBAぐらいが関の山で、世界の常識である「知識層の最低ラインは博士号」という世界標準をわきまえない、自称エリートたちの集団なのです。

ここまで来ると、認知症を疑いたくなる

また、昨日も大阪を持ち出して爆弾発言を言ったようです。
で、色々新聞記事を読みましたけど、彼が実施した学力テストで最も成績が良かった秋田県は日教組の組織力は結構強いとの事。
成田関連の騒動は1960年代からの話なんで、戦後生まれは1946年からだからどう考えても的外れ。

これらの発言の前に、地元土建業界への税金をばら撒くべきだという趣旨の発言をしておりますけど、全てはここに繋がると思うんですよ。
現に前々回までの衆議院選挙で彼はずっと苦戦していただけに、今回は追い詰められた勘が強くてプッツンしちゃったのかなというのと、もう1つは「老化による判断能力の低下」でしょうね。
言っちゃいけない事を言ってしまう、それを否定されると頭に来て更に問題になる事をするというのは、脳の老化の典型例ですからね・・・。
そうだとしたら、選挙期間中にもっとやばい話をするんじゃないでしょうか・・・。

障碍の有無は ともかく

■中山議員(大臣は辞職しても、議席には しがみつくらしい)の世代認識のトンチンカンさは、以下の記事が秀逸かと。


http://black.ap.teacup.com/despera/339.html
2008/9/27
「戦後教育の垂れ流す害悪について」  
さて、中山成彬国土交通相のお戯言である。

成田空港の整備方針に関して、
「ごね得というか、戦後教育が悪かった。自分さえよければという風潮の中で、なかなか拡張もできなかったのは残念」

一通り怒ったあとで、ハタと考え込んだのである。
「戦後教育が悪かった。」では、三里塚空港問題で、戦後教育を受けた結果、「悪かった」というのは、一体、誰のことなのだろう?

三里塚闘争の、闘いを始めた人々の名前を検索し、生年が確認できるものを拾ってみた。
大木よね 1907年生まれ
戸村一作 1909年生まれ
若手のほうで
熱田一  1920生まれ
北原鉱治 1922生まれ

「戦後」というときのは、普通は1945年に終わった戦争を指すと思われるが、1945年にはこの中で一番若い北原鉱治も23歳。
三里塚闘争の、どこらへんにどう「戦後教育」が係わり合いがあるというのだろうか?

中山成彬の言う「戦後教育の結果、自分さえよければという風潮」の人とは、一体、どのような世代のことをさすのか?

http://www.nakayamanariaki.com/profile/index.html
中山成彬 昭和18年6月7日生

小学校に入学が昭和25年、東大卒業が昭和41年。
中山成彬こそが、「戦後教育」の第一世代だったのである。

この人、ラサール高校→東大法学部→大蔵省→代議士→大臣
という、戦後の公教育体制のなかではこれ以上はないという至上のエリートコースを歩んだ人物なのである。
これだけ脳味噌スカスカの大馬鹿野郎の、人前で喋らせたらあかんレベルの抜け作が、至上のエリートコース歩んで天下国家を担う大臣になってしまうというのは、確かに、戦後公教育体制の極めて重大な欠陥というしかないであろう。

もうひとつの「失言」を見てみよう。
「日本は単一民族」。
中曽根首相が1986年に同趣旨の発言して、大問題を引き起こしたことを、こいつは知らなかったのだろうか?
同じくプロフィールを見てみよう。

昭和61年 衆議院初当選

こいつは、自分が国会議員に初当選したときに、どういう問題が起こっているのかを知らなかったのだろうか?

北海道ウタリ協会がこの件で抗議をしている。

 ウタリ協会の加藤忠理事長は「驚きだ。同じ発言が再三再四出ており理解に苦しむ。どういう意図なのか」と不快感を示したのに対し、中山氏は「舌足らずの発言で不快な思いをさせ、おわびしたい」と謝罪した。
http://www.47news.jp/CN/200809/CN2008092601000784.html

なにがどう「舌足らず」なのかさっぱりわからないが、これもやはり戦後教育の害悪に毒された中山成彬なのでしかたがないのだろう。

こいつは更に宮崎で念を押してタワゴト吐いている。

大臣になって一番大事な仕事は、美しい古里と、安心・安全で住むことができる国土を子や孫たちにバトンタッチすること。

三里塚の農民も、美しいふるさと、安心・安全で住むことができる国土を子や孫たちにバトンタッチしたかったであろう。
それを不可能に追い込んだのは、一体誰なのか。

追記
朝になったら辞めとった。
このおっさん、大臣在任期間5日のうち、3日失言ゆうとってんな。

暴言が収まる気配は無さそうですね。

これ以上言ったら、次の衆議院選で自民党から公認を貰えないのではないでしょうかね?。

民族で言ったら、彼が育ったであろう鹿児島は隼人という民族が居た事くらい存じていると思いますが・・・・。

むしろ、大臣辞任で「みそぎ」完了では、ちょっと…

■じもとの みなさんは(特に自民党員でない層などは)、ムッとされるかもしれませんけど、これでもなお小選挙区で当選させるようでは、有権者の見識がとわれるのではないでしょうかね。■ま、これまで3年間の浪人時代以外は、代議士として選出しつづけてきたわけで、一番人気だったという過去はきえませんが。
■いや、おなじことは、東京都や大阪府など大都市圏もふくめた、日本全国の選挙区でいえるんですけどね。■こりゃ、病理ですよね。世界に冠たる安全性と ひきかえというにしては、あまりに なさけない負の側面です。


■ちなみに、出身地の小林市は薩摩藩の「外城」(トジョー http://ja.wikipedia.org/wiki/外城制)を前身としているし、ラサール高校はまさに鹿児島を代表する中央へのパイプでしょうが、「隼人」という屈辱的な歴史などは、地域ナショナリズムにとって障碍になるとばかりに、つごうよく、そんな知識ふきとんでしまったのでは?

中山前国交相の「情報自爆テロ」?(日経BPオンライン)

■『伊東 乾の「常識の源流探訪」』の記事から。
■なかなか うがった見解。あたっているかもしれない。■が、しかし、これが本当だとすると、おわらい芸人の商売人根性というか、あえてアホを演ずるという、よごれ役を買ってでているということになる。■しかし、おわらい芸人や落語家が「ホントのアホ」とはみなされていないという逆説とおなじく、すくなくとも選挙民には、「意識的にアホを演じている」と信じてもらえているという確信がなければならない。■「意図的なアホ」を選挙民が認識しているのででないと、選挙で大敗するということになるんだが、絶対に落選しない(=浮動票もふくめて、支持者の大半が芝居を理解してくれている)という自信があるんだろうか? だとしたら天才か、ホントのアホ(妄想的な自信過剰)か、どちらかということになる(だって、浮動票ぬきの基礎票だけで当選するのなんて、某政党の候補だけだろう)。■そして、これが旧大蔵官僚や保守政治家の頭脳だというなら、納税者や選挙民は、トコトン、コケにされていることになる。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20080929/171976/?P=1
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20080929/171976/?P=2
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20080929/171976/?P=3
……国土交通行政という観点からは明らかにマイナスでしょう。省内からも「なんだったんだ…」という声が上がっているようですし、結局1週間ほど、完全に役所は空転せざるを得ない。確かに行政の観点からは褒められたことは一つもありません。

 でもパワーゲームのポリティクスという観点からはどうでしょう? ちょっとうがった見方かもしれませんが、一寸先は闇の政治の世界のこと、必ずしも今回のケース、賽の目が吉と出るか凶と出るか、分からないような気がするのです。


情報自爆テロの可能性

 中山前国交相が成田空港問題に関連して「ごね得」と発言したり、「日本は単一民族」どと発言した当初、それがどの程度意図的だったか、あるいは本当に失言だったのかは、よくわかりません。所詮は選挙管理内閣、という軽口だった可能性もあるでしょう。

 しかし、与党側からすら「かばいきれない」という声が上がるにつれ、中山氏の発言は明確に意図を帯びてきます。

 27日、宮崎市で後援者から、選挙前のことだからくれぐれも失言に注意を、と言われた直後に「ガンの日教組をぶっ潰す」などと発言したのは、明らかに故意によるものと見えました。実際28日の記者会見でも「確信的にあえて申し上げた」と言い、29日にはテレビ出演して「持論」を展開し続けています。政治家が意図する時、自分のマイナスになることは決してしません。報道は市民の声として「あんな人物をどうして大臣にした?」と中山氏の不見識を責める意見を多数報道していますが、これを情報=インテリジェンスの観点から見るならば、それだけではない、もっと別の計算が途中から働いている可能性が考えられます。

 テレビで中山氏は、以前日教組の問題をいくら刺激的に発言しても、報じられることがなかった、として

 「いずれこういう番組に出してもらえることになるのではと思っていた。よく呼んでくれた。自分の信条を聞いてもらうために神様が導いてくれたんではないかと思う」

と話し、すでに誰も手がつけられない状態になっているようです。

 報道では「反省の色なし」といった表現ばかり目にしますが、あえて言うなら、中山前国交相は「情報の自爆テロ」を決行しているわけで、実際にメディアをジャックすることには成功したわけだし、実際その効果はてきめんに上がっている可能性があります。

 「麻生支持層」が多いとされるネットワーク上では「2チャンネル」などに圧倒的な「中山支持」の声も出ている。

 もし政治不信層の「潜在ネット右翼」数百万票を引っ張れたなら、この特攻、たいした成果になっているのかもしれません。


メディアジャックの第二幕?

 9月22日の自民党総裁選という「メディアジャック」は、後半になると多くの国民にシラけムードで受け止められていましたが、中山氏の発言は大変にホットな反応を呼び起こしました。なんであれ耳目が集まってしまった。ここで与党側に立って広告代理店的に思考するなら、これを「メディアジャックの第二幕」と位置づけて、すべての向かい風を追い風に変えるよう、次の一手を考えるのが定石です。

 逆に野党側はどうか、と見るなら民主党の鳩山由紀夫幹事長は26日午前の時点で「撤回して済むものじゃない。野党共闘の中で首相に対し罷免要求する」と強調し、社民党の福島瑞穂党首も「とんでもない人が閣僚になった。首相の任命責任も重い」と述べています。野党としては確かにここは攻めどころでしょう。でも、ここを攻めることにばかり気を取られていてよいのでしょうか? 将棋でも囲碁でも、誘う手には裏があるもの。ここで野党がヒートアップしすぎることは、与党も当然織り込み済みでしょう。

 注意しなければならないのは総選挙日程にほかなりません。

 先週までの状況では、内外の経済不安を念頭に、10月6日からの補正予算審議は不可避、と見られていたわけですが、今回の「自爆」でそうした空気がふっ飛ばされてしまった可能性があります。

 だとすれば、早めの選挙日程を目論む勢力には、大きな追い風になっている。中山発言自体は補正予算の内容と一切無関係なものです。

 それが、予算成立という本来の至上命題を放り投げて「冒頭解散」にこぎつける起爆剤として機能するなら(麻生政権としてはシナリオ外だったかもしれませんが)この自爆攻撃はかなりなインパクトを持ったことになります。
……






「そろそろ中山国交相の失言について語っておくか」(過ぎ去ろうとしない過去,2008-09-27)

http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20080927/p1

■コメントが なかなかの水準。一部空気よめない、左右両翼の トホホ発言がまぎれこむが、それを わらってながせる 読者にとっては、とても役にたつ。
■この件に関していえることは、右派はアホか卑劣漢、左派は まっとう。いや、反体制運動(姿勢)をまっとうな感覚で維持できない連中は、ゴミ(良質な保守と対極的に有害無益=反面教師というトホホな機能は除外)なことは、事実なんだが。■というか、まともな保守は、沈黙するか、自己批判するだろう。



「情報自爆テロ」説の「自爆」(笑)

次期衆院選 中山前国交相不出馬へ 宮崎1区 4日表明 問題発言の影響懸念
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/51536
2008年10月4日 00:01 カテゴリー:政治
 成田空港反対闘争や日教組をめぐる失言で国土交通相を引責辞任した中山成彬衆院議員(65)=宮崎1区=が、次期衆院選に立候補しない意向を固め、関係者に伝えたことが3日、分かった。4日に地元の宮崎市で正式表明する。

 関係者によると、中山氏は2日夜、宮崎市で開いた後援会幹部らとの会合で、自ら「今回は出馬しない。来週から始まる予算委員会で、これ以上、首相に頭を下げさせるわけにはいかない。身を引く決心をした」と説明。3日には、自身が事務総長を務める自民党町村派の幹部にも同様の意向を伝えた。麻生太郎首相は同日夜、記者団に「国会議員が出馬するかしないか決めるのは勝手。本人の決断だから、それ以上答えようがない。辞められるとはうかがっていた」と述べた。

 後継候補をめぐっては、地元関係者の間で東国原英夫宮崎県知事への期待論が浮上するなどしているが、中山氏は取材に対し「ずっと温めていた考えがある。会見ですべて話す」とだけ答えた。

 一方、東国原知事は同日、記者団に立候補の可能性を問われ「今は知事という立場で、宮崎県のために全身全霊を傾けていくつもり。非常事態となれば、県民の意見を十分聞きながら、自分の行動は決めていかないといけないと思う」と語り、含みを残した。

 中山氏は先月24日に発足した麻生内閣で国交相に就任。直後の報道各社のインタビューなどで「成田闘争はごね得」「日本は内向きな単一民族」「日本の教育のがんが日教組」などと相次いで発言、批判を浴びて28日に辞任した。

 中山氏は当選6回。第2次小泉改造内閣で文部科学相を務めたほか、自民党有志による「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」会長も務め「自虐史観」批判を展開するなどしていた。妻の恭子氏は首相補佐官。

=2008/10/04付 西日本新聞朝刊=



■「中山前国交相の「情報自爆テロ」?」(『伊東 乾の「常識の源流探訪」『日経BPオンライン』http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20080929/171976/?P=1)の、みたては、完全にはずれたようだ。■すくなくとも、「政治家が意図する時、自分のマイナスになることは決してしません」とする、氏の持論からは、今回の事態は説明不能になる。自分が議席をうしなう、ばあいによっては政治生命をたたれ、引退においこまれるような「自爆」をもって、所属党派に殉ずるような人士が保守系政治家にいるだろうか?

厳密さと無難さ

わたしが「さきにすすみたい…」で指摘した問題は、厳密さと無難さのいずれを重視するか、という問題といいかえれば、普遍性のあるいいかたになる様な気がします。
つまり、「アイヌ」という単語にかぎらず、元来は差別的ではなくても差別につかわれてしまったせいで、その単語をきいただけで不快感を感じるひとが一方で存在する。そこで無難な選択は、そうした単語自体をつかわないことであるといえる。しかし、理論的に厳密にかんがえれば「アイヌ」という単語自体が差別語であるわけではないので、その単語に再度よい意味あいをもたせようとして、よい意味あいをこめて「アイヌ」という単語をつかうことはまちがいとはいえない。しかし、理屈ではそれがまちがいではないとわかっていても、これまで差別的な用法でつかわれてきた経緯を体験しているひとにとってはつかってほしくない単語ではあろう。ただ、その一方で、その単語の使用を禁止しようとすると、それもまた言論弾圧(ことばがり)になるし、おおくのひとに差別問題をしってもらおうとするならば、わかりやすい「アイヌ」という単語をつかった方が効率的である。
それゆえ、厳密な単語をつかうことは問題をおおくのひとにつたえる半面、その単語をきくだけで、きずにしおをぬりこまれる様ないたみを感じるひとびとに我慢を強制することになる。他方で無難な選択は、きずぐちにしおをぬられるようないたみを感じさせないですむが、説明がわかりにくくなり、おおくのひとに差別の問題を認識してもらうための時間がかかりすぎるし、さらには言論弾圧にもなりうる危険性もある、といえよう。
おのおのの場面でどの様な単語をつかうべきかという戦術・戦略はわたしにはわからないが、すくなくとも上記の「厳密さと無難さ」のいずれか一方をえらばざるをえない、という対立が不可避な場合にでくわしうる、という認識は、一定程度こころにとどめておいても無意味ではないだろうと感じる。

被差別者とかかわる局面こそ、「空気よむ」必要が

■(1)いわれた被差別者が不愉快に感じたり、迷惑におもったりしない表現の慎重な選択、(2)学術論文や啓発文書において、「ねたこをおこすな」式の、被差別集団の隠蔽をおこなわない。…■東西の巨大都市圏の知事さんたちを代表格として、まったくかけている「空気をよむ」センスの涵養ですね。

アッソー首相の暴言とその周辺

■「麻生首相私邸見学「デモ」逮捕は「だまし討ち」との映像分析」(http://alcyone.seesaa.net/article/108737493.html)で、やたらにおもたいとツッコミをいれられているが、実際、画期的な発見である「なんだ、なんだ、だまし打ちジャン。⇒「渋谷署警察官との事前打ち合わせ@ハチ公前」に公安のタコが映っちゃってるぞ(笑)」(http://yuhodo.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-e7cf.html),「この映像により、自公政権、およびアホー太郎自身がまさに若者の敵であることを満天下に知らしめた。この持つ意味は大きい。」(http://yuhodo.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-636e.html)と、関連記事「今日は秋葉原で、アホー太郎のパフォーマンスならぬアホーマンスで、赤ん坊圧死事件が起きるところだった。」(http://yuhodo.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-28.html

■これらによって、警察は 違法なやらせ逮捕を平然とやらかし(でも、録画され、ウェブ上にさらされるなんて自覚はない)、麻生首相がトコトン差別的な人物であることも露呈。■ま、いわずものがなではある本質が、また再確認されたと。

■それにしても、美学にかけるというか、ポイントがどこにあるのか、全然はっきりしないというか、どうにかしてほしいものである。■「徒然なるままに」は、ご本人のかってとはいえ、「携帯版雑談日記」で、超おもたいとは、シャレにならんでしょう。携帯ブログの政治的活用をうたっていた御仁としては、完全に自己矛盾。


●『麻生でてこい!!リアリティツアー救援会ブログ』
http://asoudetekoiq.blog8.fc2.com/

ネタとしてどうぞ

「ボーガスニュース」より。いや、あいかわらずスゲー。このての分野(近代史)は同ニュース内ではしばらくぶりだとおもいます。すくなくともまったく同一のネタについては「男の子牧場」における読者のコメント欄以来ではありますまいか。

「実はなかったメタキン(以下略)」
http://bogusne.ws/article/130351636.html

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