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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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民主化へ新たな決意 ミャンマー、学生蜂起から20年(産経)

■旧ブログ記事「日本人犠牲者がでないと重要性がわからない日本人(ミャンマー情勢)」の続報的記事。


民主化へ新たな決意 ミャンマー、
  学生蜂起から20年

8月8日8時1分配信 産経新聞


 【バンコク=菅沢崇】ミャンマーは8日、1988年の民主化学生デモから20周年を迎える。依然軍政下にある同国では、国内全域のゼネストにつながった当時の学生蜂起の記憶がいまもひそかに人々の間で語り継がれている。民主化運動の旗手、アウン・サン・スー・チーさんがなお軟禁されている中で、亡命ミャンマー人らはこの「記念日」に世界各国でデモや集会を行う予定で、民主化へのアピールを続ける。

 88年8月8日の大規模デモに参加した野党国民民主連盟(NLD)の元幹部、モー・ミャ・テゥさん(40)は、学生蜂起20年の記念日をミャンマーとの国境に近いタイの田舎町で迎えた。当時ラングーン大の2年生。「午前8時8分に友人らとビラを巻く計画だった。だが、自宅周辺が治安部隊に囲まれ、ヤンゴン中心部のスーレー・パゴタ(寺院)まで走りビラを宙に巻いた。軍が出動する緊迫した中で必死だった」と振り返る。

 その後、反体制学生運動を主導したミン・コー・ナイン氏=現在拘束中=らとともに街頭で活動し、89年に治安当局に拘束されて以来、2001年までの間、2回にわたり計10年間も収監された。

 「長い20年だ。3年前にタイに逃れたのは、理由もわからず2度と収監されたくないからだ」という。現在は息子も生まれ、ノルウェーにいる妹の支援で生活している。


 タイに亡命したNLD幹部によると、不法入国を含め、国外へ逃れた者はNLDの関係者だけで300人以上だという。7、8の両日にはニューヨークやシカゴ、パリなど各都市で、NLDや女性団体、学生組織が協力し、記念集会や反政府デモを行う。

 ニューヨークを中心に活動するミャンマー亡命政府代表のタウン・トゥン氏は「タイ知識人の変わらぬ関心や市民団体の支援が民主化を求めるミャンマー人にとって救いになっている。だが、この20年、軍政の元で民主主義の芽はつぶされ続けている」と批判する。

 軍政は今回、体制批判による混乱を警戒し、最大都市ヤンゴンなどで街頭での警備を強化し、徹底して集会などの阻止にあたっている。3日からヤンゴン入りした国連人権理事会のキンタナ特別報告者に対しては、閣僚のほか政治犯との面会も許可するという形で応じた。しかし、スー・チーさんの解放など具体的な進展はいっこうにみられない。

 消息筋は「スー・チーさんへの軟禁を解かない限り、国際社会の非難は収まらない。だが、それゆえに軍政はますますスー・チーさんを恐れ、かたくなな態度を維持している。2010年の総選挙で自前の民政移管を達成してもこのままでは何も変わらない」と指摘する。

                  ◇

【用語解説】1988年の学生蜂起

 ネ・ウィン社会主義体制に対する人権抑圧や経済の混乱に対し、88年3月以降、大学生による反政府デモが活発化。8月8日、学生側は市民にゼネストを呼びかけた。デモは約10万人規模に拡大し、軍は無差別に発砲した。9月に軍が全権を掌握するまで連日数十万人がデモに参加し、全国で1000人以上が死亡したとみられる。

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■基本的には、客観的な記事なんだとおもう。■しかし、記者・編集部の報道姿勢が善意で誠実だとしても、『産経』という媒体が報じたという政治性をまぬがれることは、むずかしい。なぜか?

■①『産経』とはじめとした保守・右派系媒体は、政治的難民や亡命者の処遇について、きわめて冷淡な姿勢を維持してきたはずである。なぜか?■『産経』とはじめとした保守・右派系媒体は、政治的難民や亡命者の処遇について、きわめて冷淡な姿勢を維持してきた法務省ほか日本政府の基本的たちばを追認する姿勢を維持してきた。■政治的には当然である。右派媒体は、自分たちがもっとタカ派的にかわってほしいとねがう点以外では、政府批判をおこなわない。タカ派とは、ラディカルな右派にみえるが、所詮は既存の体制の一翼なのであって、既得権を全否定するような勢力ではないからだ。■そして、なにより、政府批判の道具として利用しているばあいが否定できない左派系市民運動の意義を否定するためにも、政府による人権侵害のうたがい、という立論を、なるべく大衆にしらせな方が得策だからだ。■「敵の敵は、みかた」という点で、左派・リベラルの勢力をそぐためにも、既存の体制を擁護するためにも、「政治難民などほとんどいない」という、法務省の公式見解を擁護するのは、『産経』の利害にぴったりだ。

■②そして、なにより、2008年8月8日に、20周年というふしめを強調するのは、中国共産党が画策するオリンピックの成功に、みずをさすためにも、ちょうどいい。■なにしろ、ミャンマーの軍事政権をささえているのは、中国政府であり、学生や市民はそのことを批判するためのデモを展開しているという意味をおびているのは、重要だ(『産経』はふせているが、『朝日』などは、中ロ・インドなどの援助をかきこんでいる。)。■ここでも、「敵の敵はみかた」。中国共産党を批判する勢力は、なんでもありがたいのだ。中国共産党をなざしで批判しなくても、社会主義を標榜する軍事政権という位置づけさえずれば、北朝鮮・中国・ベトナムなど同質だというイメージさえ読者につたわれば、それでいいと(具体的な親密さや対立関係なんかは、どうでもいい)。


■③しかし、ミャンマー政権をささえているのは、中国共産党政権だけではない。あの『産経』がだいすきな自民党政権もささえてきたのである。■したがって、フェスティンガーの認知不協和理論からすれば、日中政府は、当然、おなかまということになるのだが、反中親日媒体『産経』としては、絶対にみとめられないよね。■だからこそ、日通両政府の援助問題も、ひたかくしにするんだろう。


■あ、もちろん、『朝日』などが、『産経』よりもふみこんで(旧・現社会主義体制)各国の援助を報じているのは、単に、リベラリズムとか人権重視といった社風だけでは、説明づけられないよね。四半世紀まえまで、親中派として、かなりバイアスのかかった報道・論評をくわえて、中国共産党を免罪してきたという「スネのキズ」を産経・読売あたりから、ネチネチ、ネタとしてつっこまれるので、その反動・反省で、中国にきびしい姿勢を強調している点も否定できないね。■あからさまに、感情的なナショナリズム・偏見にねざした反中国的言動ではなく、あくまで人権状況などとして論じる姿勢などで、その洗練度はおおきくちがうけどね。
■ギョーザ事件など、あきらかにナショナリスティックな反応をみせ、大衆の偏見をただすような方向にはむかわなかった点では、『朝日』も五十歩百歩にすぎない。中国をつごうよく搾取して、おいしいおもいをつづけようと、きめてかかっている日本人大衆。自分たちの優位性をうたがわず、露骨な差別をくりかえす日本人大衆と、その一部としての知識人たち。■それらの問題性を、中国国内混入説であくまで整合的に説明しようとする不自然さに無自覚なのか、政治的に画策しているのか、そのヘンはわからないが、ともかく、大衆的不安や偏見を積極的に是正しようという気迫はよわく、あおるがわには、平然とまわってはじない点で、一商業紙というほかないね。記者さんたちの自負はたかそうだけど。
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