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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

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政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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成果主義制度の改善提案(08年版労働経済白書)

■まずは、『中国新聞』から。

成果主義制度の改善提案
 08年版労働経済白書
'08/7/22

 厚生労働省は二十二日、二○○八年版の労働経済白書を発表した。バブル経済崩壊後、企業が実施した業績・成果主義的な賃金制度の導入や非正規雇用の増加は、仕事に対する労働者の満足度を低下させ、問題が多いと分析。多くの日本企業が実施した人事政策に、白書が疑問を投げかけた形だ。

 白書は「働きがい」のある社会の実現に向け、正社員の雇用拡大や業績・成果主義の運用改善、労働条件の低下につながりかねない小売業の長時間営業の見直しなどを求めた。

 ただ、政府が労働法制の規制緩和を進めたことが、非正規雇用の代表格である派遣労働者を企業が増やすきっかけとなっており、こうした政策についての検証が求められそうだ。

 白書は「仕事のやりがい」や「休暇」「収入」など、仕事に対する人々の満足度が長期的に低下傾向にあると指摘。特に正社員として就職できず、パートや派遣など非正規雇用にとどまっている人の不満や不安が高まっているとした。

 企業が導入した業績・成果重視の賃金制度は人件費を抑える目的もあり、処遇や賃金に満足できない労働者が多く、問題があると説明。こうした制度の適用範囲を見直し、労働意欲の向上につながる部門に限定して積極活用するほか、評価基準の明確化など運用改善が必要と訴えた。

 さらに「二十四時間」といった小売業の長時間営業が生産性向上を抑え、労働条件を後退させている懸念があるとして、見直しを求めた。

 「ワーキングプア(働く貧困層)」や格差社会の問題をめぐっては、厚労省が今年の臨時国会に、日雇い派遣の原則禁止を盛り込んだ労働者派遣法の改正案提出を目指している。




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■『読売』の関連記事も。


派遣・パートの増加「仕事の満足感低下」
 …労働白書

 厚生労働省は22日、2008年版「労働経済の分析」(労働経済白書)を発表した。

 長期雇用につながる正規従業員として就職したいのに、パートや派遣などの非正規労働者として働く人を「不本意な就業者」と定義した。企業が、1990年代の景気低迷以降、人件費削減のために採用を正規から非正規にシフトして非正規が増えた結果、労働者の仕事の満足感が長期的に低下していると分析した。

 今回の白書は開始60年目で初めて「働く人の意識」を分析テーマとした。近年の労働者の意識変化が「日本型雇用慣行」の年功型賃金と長期雇用の見直しでもたらされたと見るためだ。

 仕事の満足感に関し、白書は08年の労働政策研究・研修機構の調査で、労働者側は「満足感が低下した」とした人の方が多いのに対し、企業側は「そう思わない」の割合が多かったことを例示した。労使間の認識のずれが大きいことへ懸念を示し、「労使コミュニケーションの推進など良好な労使関係を形成する努力が求められる」と提言した。

 また、企業が、年功型賃金制度に代わって導入してきた業績・成果主義的賃金制度について、白書は、「厳しい経営環境の下で人件費削減的な目的も少なくなかった」と批判した。

 同機構の調査で正規従業員の仕事への意欲が低くなった理由(複数回答)で、「賃金が低い」が最多のほぼ半数、「評価の納得性が確保されていない」が3分の1に上った点に注目。〈1〉40、50歳代の高学歴ホワイトカラーで賃金格差が拡大〈2〉特に50歳代の男性労働者で意欲が顕著に低下――を問題点に挙げ、同賃金制度は「必ずしも成功していない」と指摘した。

 制度を有効に機能させるには、まず評価基準の明確化や評価結果の説明などの運用改善、長期的には労使協力による望ましい賃金制度を構築する取り組みの必要性を強調した。

(2008年7月22日10時34分 読売新聞)

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■いわゆる「成果主義」が、おびただしい問題をかかえていること。というより、運用がまともにできないことは、経験的にもくさるほど確認され、たくさんの企業で「とりやめ」になってきたはずだ。■ウィキペディア「成果主義の問題」「成果主義で問題が発生した実例」などみてもね。
成果主義に基づいた人事評価制度は、あなたの仕事への意欲に影響を与えていますか?
このままでは成果主義で会社がつぶれる」(日経ビジネス オンライン)
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■派遣労働者やパート労働者など非正規労働者はもちろん、正規労働者の若年層までもこきつかって、自分たちだけ管理的な職務でうまいしるすおうなんて、資本家と全然かわらないね。いや、資本家の一部は、ビジネスをあらたにつくって、雇用をうみだすから、まだマシかもしれない。■もともと、現場スタッフの労働条件を実質改悪することで、自分たち「中核層」だけが いいおもいをするように画策して、士気があがるはずがなかろう。自分たちが にげきれさえすれば、あと会社組織がどうなろうと、かまわないという、あさましさ。■自分が退職したあと、過去の所属組織がかたむき、ときに消滅にしてしまっても、ものさびしさを感じるとは、おもわないんだね。過去の自分の所業をふりかえらない、してきたことにほこりみいださない、単に えられた所得や役得を自分の「実力」だと おもいこめる人物だからこそ、そういった あさましい たちまわりができるんだろう。「厚顔無恥は無敵」だなあ。どんな世界でも。

■基本的に既存の経済体制を擁護する姿勢で一貫してきた政府、財界の御用新聞とイヤミをいわれるような『日経』までも、こういった指摘をしなければならない点に、日本列島上の企業がかかえる病理がうかびあがる。



●「このままでは成果主義で会社がつぶれる」(日経ビジネス オンライン)
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●旧ブログ「成果主義」関連記事
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テーマ : 労働問題 - ジャンル : 政治・経済

タグ : 労働経済白書 成果主義 非正規労働者

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