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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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平和祈念式典 久間氏今年は出席 長崎市に意向 被爆者5団体が反発(西日本新聞)

■「東に石原あらば、西に久間あり」とまでは いえないかもしれないが(前者の失言集は、異様だからね)、それにしても、「西の横綱」も こりないというか、昨年あれだけ たたかれても 学習不能なのだった。1年以上かかっても。


平和祈念式典 久間氏今年は出席
  長崎市に意向 被爆者5団体が反発

2008年7月19日 13:52
 米国の原爆投下について「しょうがない」と発言し、昨年8月9日の「長崎原爆の日」に長崎市で開かれた平和祈念式典を欠席した久間章生元防衛相(衆院長崎2区)が、今年は式典に出席する意向を同市に伝えていることが19日分かった。久間氏は西日本新聞の取材に対し「核廃絶への思いは一緒。淡々と出席したい」と話したが、被爆者5団体は「発言を撤回しない限り出席すべきではない」と反発している。

 久間氏は昨年6月の発言で防衛相を辞任、式典も「迷惑をかける」として欠席した。今年の式典は、主催する同市からの招待状に対し、14日に出席の意向を伝えた。久間氏は19日、「発言は原爆投下を正当化したものではないことは皆さんも理解してくれているはずだ」と語った。

 被爆者5団体は15日、「反省の色も見えない上、被爆者団体を『政治的』と中傷する言動を繰り返している」として、久間氏あてに「発言を撤回しない以上、原爆犠牲者のみ霊をなぐさめる式典に出席すべきではない」とする文書を送ることを決めている。長崎県平和センター被爆連の川野浩一議長は「発言から1年たった今も、久間氏が誠意ある対応をしているとは思えない」と話している。

=2008/07/19付 西日本新聞夕刊=


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■久間氏については、旧ブログで再三とりあげた。■ハラナからすれば、久間氏の言動で、唯一まともだとおもったのは、アメリカのイラク戦争への批判的言動ぐらいだが、自民党のなかにとどまりつづけながら、対米批判をくりかえすことの限界をわきまえないなど、中途半端のきわみというもの。当然、沖縄の駐留米軍への態度など、チグハグな言動が迷走するのは、必然性をもっているのだろう。

■それにしても、政治家にして政治オンチというか、これほどガンコで(しかし、もっともな政治的信念とは、到底おもえない)、不毛な不退転野郎というのは、不可解だ。

■①「(昨年の)発言は原爆投下を正当化したものではないことは皆さんも理解してくれているはずだ」といった論理が、被爆者にうけいれられるはずがない。■「皆さん」という くくりから、事実上、被爆者団体のメンバーなどがぬけてしまっている現実に、きづかないフリをしているのなら、選挙区の支持者周辺にだけ気くばりする 保守系のタヌキおやじというべきか。
■「被爆者団体を『政治的』と中傷する言動を繰り返している」という言動は、この「皆さん」から除外して当然な、かたよった連中のはなしなんぞ、きく必要がないというホンネの露呈だろう。■しかし、自分のききたくない論理にみみをかたむけないために、かたよった連中よばわりるのは、「東横綱」石原都知事とおなじく、論理のスリかえ(東京オリンピック誘致に賛成は、17%しかなかったという、データの解釈とかね)。選挙で自分を当選させた投票は民主主義のあらわれで、自分への批判は誹謗中傷だといった、二重の論理だよね。■旧ブログ記事「久間氏にとっての「政治的な言動」」でも指摘しておいたとおり、保守派の連中は、自分のやることは、政治的に中立で、自分たちを批判することは、破壊的な反体制的行動だみたいなヘリクツを平然とやらかす。「日の丸・君が代」をおしつける行為は職務だといいはり、それへの反抗は処分して当然だみたいないい分だの、『沖縄タイムス』や『琉球新報』の論調は 反米的にかたよっていて、県民をマインドコントロールしてるだの、自民党を中心とした保守政治家は、このての発言を、はずかしげもなく、くさるほど くりかえしてきた。
■『産経新聞』の記者・読者たちが、自分たちは中道に位置していて、『朝日』などは左派、みたいなマッピングをやらかしているのと、おなじだ。
■きつい いいかただが、保守政治家の支持層というのは、「このての暴言に鈍感なひとびと」とまとめることができる。■もっと きつい いいかたを するなら、「自分たちの卑劣な言動を中庸で正当な行為だといいはる(かなりの程度、本気でおもいこんでいる)政治家のハレンチぶりを容認し、その容認・黙認行為を、まずい/はずかしい、と感じない有権者たち」というべきか。■すくなくとも社会民主主義系の政治家たちは、こういったハレンチは、やらかしていない。そういった利権から完全に排除されているがゆえに、腐敗しようにもできない、という構造もあるが。

■②かんがえてみれば、「駐留米軍によって日本列島の共産化が防止されている」といった、昭和天皇ヒロヒトみたいな意識があれば、沖縄支配を合理化する「天皇メッセージ」のような意向がでてくるのはさけられないし、原爆投下の正当化も当然ふきだすと。■問題なのは、正当化論なのに、それが直視できていない点だろう。「原爆を…許せないという気持ちは今も持っている」といった発言がホンネからなら、「しょうがない(=しかたがなかった)」論自体が、絶対にさけられたわけで、くちがすべっても、でるはずがないわけだし。
■もともと、「米国の原爆投下が旧ソ連の参戦を食い止めるためだった側面があるとの指摘は、歴史的事実とは違う。旧ソ連は長崎への原爆投下と同じ日に参戦しているし、終戦後も北海道を占領して米国に拒否された。何かの思い違いがあるのでは」という批判のとおり、歴史認識自体がユガんでいるのであって、親米ポチ派でないかぎり、こういった論理で原爆投下を正当化しようがないし、する必要もない。■もちろん、昭和天皇ヒロヒトのように、アメリカによってその政治的経済的地位をまもられているという自覚があって、問題発言をあえてくちにする、ないし失言するというなら、当然かもしれないが、イラク戦争批判をみれば、そういった一貫性があるとは、到底おもえない(「共産化阻止のためには国民犠牲も当然ってか?(久間防衛相)」)。


■③昨年の発言を、「不愉快な思いさせた」程度のことだと いいはり、撤回しないということは、真意を誤解した被爆者団体こそ、わるいというのが、ホンネとしてあるからだろう。■だから、昨年の式典への参加自粛も、「迷惑をかける」からといった論理でしかなかったわけだし、ことしはでたい、などというのも、その程度の認識以上に、反省がふかまらなかった。いや、反省できなかった、というべきなのだろう。


■それにしても、招待状をだした長崎市は、「もう、みそぎはおわった」という政治的配慮からなんだろうか? 選挙区に長崎市の一部をかかえる現役国会議員だから、列席するのが当然みたいなリクツで これら式典もまわっているなら、それこそ、実に政治性がたかいよね。■「長崎市民は こぞって 被爆体験を継承しなければならない」みたいな政治性は、よろしくないんじゃないか? 歴史意識の風化は たしかに よろしくないことだが、沖縄県民全員が沖縄戦の被災者の子孫ではないように(住民の過半数であることはたしかだろうが)、被爆体験について 日常的にふりかえるようなことがない層まで、形式主義的にに儀式にかかわるのは、偽善以外のなにものでないだろう(「被爆地をダシにする連中=小泉・安倍ライン」)。
■まあ、オリンピックでさえ、政治まみれ・カネまみれなんだから、戦没者追悼の式典となれば、「しょうがない」という判断は否定しないが、久間氏のような人物に列席されて、関係者はうれしいのだろうか? その意味で、かたちだけでも招待状はだしておかないと、という政治判断をくだした長崎市関係者の政治意識こそ、とわれねばならないような気がする。


■旧ブログ記事「長崎原爆の日 人間は何をしているか(中国新聞)」を モジるなら、「北京オリンピックの競技がはじまる8月9日、ひとびとは なにをしているか」(Googleニュース検索「平和祈念式典 北京五輪開会式
)。

■8月前半「戦争をふりかえる2週間」という、優等生的かつ偽善的に継承され、内実は空洞化してしまっているとはいえ、この時期でさえも、「戦略爆撃という愚行」をふりかえることができない精神が、軍縮を真剣にすすめられるはずがないだろう。■「戦争は、自分たちから とおくはなれた どこかで おきているだけ」といった「生活実感」を全然反省せず、イラク戦争やアフガニスタン情勢をわすれさっている大衆は、「野蛮なサルたちのうえに、正義の鉄槌がおろされたそうだ。アーメン」といった、過去の人種主義をわらえない。■税金が、そういった加担にも援用されているという政治的現実を直視しない選挙民に、久間氏らの失言をうんぬんする資格があるだろうか?
■いろいろと、おもいいたすことは たくさんありそうだ。


●ウィキペディア「長崎市への原子爆弾投下
●「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典

●「被爆国という記憶継承
●「「しょうがない」再考 投下責任問い続けたい(中国新聞)
●「久間防衛相辞任:原爆投下「しょうがない」発言で引責(毎日)
●「おやおや これほど読売が帝国日本を毛嫌いしていたとはしらなかった
●「キューマは謝罪も撤回もしていない(なごなぐ雑記)」 
●「原爆投下への日本政府の抗議再考
●「こうの史代『夕凪の街 桜の国』2
●旧ブログ「夕凪の街 桜の国」関連記事
●旧ブログ「無意味な8月15日」関連記事

●日記内「原爆」関連記事
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タグ : 被爆 原爆 駐留米軍 共産化 久間章生 平和祈念式典 長崎

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コメント

こりない、というか、結局なにもわかっていない久間氏

原爆「しょうがない」発言の久間氏、2年ぶり式典出席
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20080809-OYS1T00395.htm

 昨年、米国の原爆投下を「しょうがない」と発言し、被爆者らから激しい反発を受けた自民党の久間章生元防衛相(衆院長崎2区)が2年ぶりに平和祈念式典に出席した。式典後、報道陣の取材に対し、久間氏は「核のない世界を目指すには、抗議ばかりでは成り立たない」などと語り、自分の発言に対する抗議の意見を批判した。これに対し、被爆者らからは「反省していない。許せない」などと怒りの声が上がった。

 久間氏は報道陣を前に、「今年は核兵器廃絶の決意を新たに出席した。米国の原爆を認めて『しょうがない』と言ったのではないが、間違った印象を与えたことはおわびする」と述べた。

 一方で、「抗議ばかりではなく、みんなを包み込むことが大切。発言を含む講演は1時間半に及んでおり、撤回することはできない。被爆者からは激励の電話や手紙などをもらっており、(抗議した)団体トップの発言が被爆者みんなの発言とは思わない」などと語った。

 長崎県被爆者手帳友の会の井原東洋一会長は「許せない。長崎にいる資格はない。やはり出席してほしくなかった」と怒りをあらわにした。

(2008年8月9日 『読売新聞』九州発)

僅差ではない開票結果

福田衣里子(120672)> 久間章生(106206)+5703+5070+1947

久間氏復活できず、民主・福田衣里子氏が当選
 長崎2区では、薬害肝炎九州原告団の元代表で民主党新人の福田衣里子氏(28)が、自民党の久間章生(ふみお)・元防衛相(68)らを破り、初当選した。

 久間氏は比例選九州ブロックでも復活できず、落選した。

 福田氏は、「命をつなぐ政治」をキャッチフレーズに、薬害肝炎に苦しんだ経験を交えて自公政権を批判。選挙戦終盤は、市民らによる勝手連の活動も活発化して、無党派層だけでなく保守層にも食い込んだ。

 13年ぶりに地元に張り付く選挙戦を展開した久間氏は、九州新幹線の整備など大型公共工事の実績や政治経験を強調。県議、市議らによる組織選挙を展開し、公明党の推薦も受けたが、原爆投下を巡る「しょうがない」発言や自民党への逆風などで支持が広がらなかった。

(2009年8月31日01時41分 読売新聞)


『読売』(九州発)から

[政権交代・動いた民意]<中>久間氏「政治とは利益誘導」
2009衆院選
 公共事業重視 重いツケ

 「時代の流れは感じていますよ。街頭に集まってくれるのは、お年寄りばかりで……」

 落選から一夜明けた8月31日午後、長崎市の自民党県連。長崎2区の自民党前議員・久間章生(68)は報道陣に囲まれ、寂しげに語った。

 選挙中、民主党新人の福田衣里子(28)との政治手腕の差を際だたせようと、九州新幹線長崎ルート整備や地域高規格道路など地元の大型公共事業を政策の柱として訴えた。

 だが、演説に集まったのは、昔からの年配の支持者が中心。若者やサラリーマンの姿は少なかった。結果的に、そうした層が民主支持へと流れて福田に1万4000票以上の差をつけられた、と感じている。

 「政治とはそもそも利益誘導よ」

 投票4日前の26日夜。諫早市での個人演説会終了後、取材に来ていた韓国のテレビ局スタッフに「福田さんは利益誘導の体質を批判していますが」とマイクを向けられた久間は、臆面(おくめん)もなく言い切った。自民党県連幹事長の田中愛国(65)も「国会議員は国のために働くのが半分、地元のためが半分。地元の政策を訴えるのは当然」と久間の手法を肯定する。

 しかし選挙後、久間は「公共事業に直接関係する人は一部だった。それ以外の多くの人の間で『1回民主へ』という空気が強かった」と振り返った。

 小泉政権の構造改革路線による国と地方の格差拡大や、世界的な不況の影響で、地方の暮らしは疲弊している。長崎県の1人あたりの県民所得は、ここ数年215万円前後で推移し、全国平均のわずか4分の3。同県の7月の有効求人倍率は0・39倍で、7年8か月ぶりに0・3倍台へ転落した。

 これまで久間に投票してきた諫早市の自営業女性(84)は、今回の久間の訴えに一切耳を傾けなかった。「庶民は毎日の食事も節約して何とか暮らしている。なのに、自民党は公共事業にお金を使いすぎる。税金は、私たちの暮らしのために使ってほしい」との思いで、福田に1票を投じた。

     ◇

 福岡7区で10選を果たした自民党選対本部長代理の古賀誠(69)は、地元に大型公共事業を次々と持ち込む政治手法を民主党から「利益誘導型の古い政治」と批判された。

 選挙中、古賀は「社会資本整備は、将来の地域おこしの種になる」と真っ向から反論。当選を決めた30日夜も「誇りの持てる古里づくりを前進させたい」と、“地元の発展”を誓った。

 だが、自民党惨敗の結果を受け、党内ではこうした手法を疑問視する声が上がっている。ある福岡県議は「『これだけの仕事を地域に持って来た』と訴えたところで、幅広く支持は得られない。時代は変わった」と分析。「首長や一部業者だけではなく、有権者の身近にある問題に視線を注がなければ」と、来夏の参院選を見据える。(文中敬称略)

(2009年9月2日 読売新聞)

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くすぶる「しょうがない」発言

「「原爆投下の事実」そのものを憎む気持ちが有る」~本分より~ 昨年に米国の原爆投下を「しょうがない」と発言し、防衛相を辞任した久間章生衆院議員(長崎2区)が、8月9日に長崎市で開かれる平和祈念式典に出席の意向を示していることが19日、分かった。


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