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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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デコボコ/ペコポコ/凹凸(ネタ)

■旧ブログで 未完におわってしまった、シリーズ「笹原宏之『日本の漢字』」だが、おなじ 笹原先生の『訓読みのはなし 漢字文化圏の中の日本語』は、5月にでて ひとつき半で3刷と、好調なうれゆきのようす。■しかし、完成度は、雲泥の差。今回のも膨大な情報でうめつくされているのだが、岩波新書という、いまだのこる権威にしばられた前作とくらべると、雑然としていて、要するに日本列島上の漢字は、それ自体がマニアックな複雑怪奇ワールドであるという、印象しかあたえない。■目次みても、全然みとおしがたたないんだね。冒頭部で、概論やってもらったって、後半のマニアックな実例を みとおす 「せぼね」がみえない。■となれば、これは、辞書的につかうしかないわけで、「だったら、巻末に 数ページ、事項索引サービスつけてくれたらいいのに…」という気分がぬぐえない。
■ま、トイレ文庫や、ねるまえの ひとときとかには、いいかもしれないんだが。

■ま、それはともかく、ネタとして「でこぼこ」(pp.130-140)をちょっと。

「でこぼこ」を「」と書くと、何ともユニークな感じがするであろう。この字の形態の醸し出すイメージともあいまって、漢字ではなく記号として扱われたり、本当の文字を隠す場合の伏せ字に使われたりすることもある。…
 この二字は、「当用漢字表」<には含まれていなかったが、1981年に「常用漢字表」に採用された。「トツ」「オウ」という音読みのほか、「常用漢字表」の付表で、全部で四つの語の例が新規に採用された中に、二字をならべた熟字訓として「でこぼこ」も認められ、義務教育である中学校の国語の授業で教えられている。
 この二字について、どっちが「でこ」で、どっちが「ぼこ」なのか分からなくなった、という声をよく聞く。混同しないコツは、「ているほうが、こ」と、和語の語義と字体とを関連させて覚えておくことである。音読みした場合の「オウトツ」も、「トツ」は「出」しているほうと覚えておけばよい。
 ただ、「オウトツ」と「でこぼこ」とでは、つまり漢語と和語とでは、語構成の順序が異なる。夏目漱石の『草枕』五にある、頭は「(ぼこでこ)」だというのは、遊戯的な使い方であろうか。…

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■と、まあ こんな感じで、気楽なよみものではあっても、学術的な緊張感は欠落している。


「でこぼこ」という擬態語は、江戸時代には「でくぼく」という語形であったが、すでに「」の字が当てられていた。洒落本滑稽本などの大衆の文学で「(でくぼく)あたま」などと使われていたのである。…
……
 昨今ウェブ上では、額の「おでこ」を「お」としている例が多数見られる。漱石も『行人』に「御(おでこ)」などと用いていた。パソコンの変換辞書に登録されているのもあるのだろう。一部では、デコメールを「メール」と当て字し、さらにそれを送ることを「凸る」(デコる)とも書くようになっている。…大阪弁で「おでこ」を意味する「でこちん」を店名に使った例も大阪に見られた(表記は「突珍」)。「」については、数年前に、その名も「(ぼこ)」という飲料が発売された。今では見かけなくなってしまったが、これは、その語形からしても、ダイエットの効能を暗に訴えるものであったことは容易にうかがえる。「」を二つ重ねた「凹々」は、たとえば、「○○(社名)が凹々に叩かれている」など、ネット上などでもよく使われている。……
「凹」を動詞「へこむ」(へこます、名詞はへこみ)に用いる例は、「お腹が凹む」など雑誌のダイエット記事でおなじみである。これは古くは江戸時代の歌舞伎や、徳冨蘆花などの小説に用いられ、その後『広辞苑』にも見出し表記として掲載されるに至った。
 最近では、「お腹凹々」と書いて、「お腹(なか)ぺこぺこ」と読ませる例もウェブ上には散見される。……

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■もともと、「訓よみ」ってのは、「あて字」なわけだ。■だから、字義的に対応すると、使用者がとらえ、それが共感をえられれば、それで とおってしまうという本質がある。だから、「熟字訓」といった術語によって、なにか特別なことがおきているかのような認識は、カンちがいだとおもう。■その意味では、「二字をならべた熟字訓として「でこぼこ」も認められ…」といった経緯というか、公式見解は、実にナンセンスだとおもう。■「丼」が、「●●ドン」という「熟字訓」のなかでもちいられることが大半になったがゆえに、「どんぶり」と ほとんどよまれず、「丼ぶり」といった、表記が実際にでているようにね(ハラナは、JR東日本の新横浜駅の、たちぐいソバ屋で目撃)。
■現実として、「凸(デコ)」「凹(ボコ/ヘコ/ペコ)」という よみが流通していると。


■おつぎは、ウィキペディアの記事から。

ポコちゃんは、不二家マスコットであるペコちゃんのボーイフレンドである。…名前の由来は古語のボコ「稚児、幼児」のボをポにしたもの…
名前の由来は仔牛を表す東北方言「ベコ」から来ている。舌なめずりをしているところから、「腹ペコ」から由来したという説は誤りである。
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■これは、「要出典」とするべきだとおもう。かりに、不二家の広報担当者あたりが公言しているにしてもだ。

 ●「ぺコちゃん、ポコちゃん(FUJIYA NISIEIFUKU STORE)

■すなおにかんがえれば、「男児=ポコっと…」「女児=ペコっと…」という性器の形状を擬態語でしめし、命名にもちいたと解釈するほかない。
■もちろん、「ボコ(凹)っと、へこ(凹)む」とはかぎらず、、「おながか ボコ(凹)っと、で(凸)る/ふくら(凸)む」なんて あて字がでる可能性もあるぐらい、「デコボコ」についての、われわれの心理は、鏡像同様、ユレがある。■『第2考古学』というアカデミックなブログが追究しようとしている「穴問題」など、そこには、そこしれぬ「ふかみ」が、まちかまえているようにもみえる。
■しかし、「へこ(凹)む」という語感と「ペコちゃん」の関連性は、あとぢえにしても、対応があまりに符合しすぎだろう。



●ウィキペディア「
●ウィキペディア「
●ウィクショナリー日本語版「
●ウィクショナリー日本語版「
●ウィクショナリー「凸凹な
●「惑星記号と雌雄記号
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漢字と発音ネタ

『週刊少年マガジン』(34号)の「さよなら絶望先生」の123ページには「ロシア語のウオトカという発音」が「中途半端な」「本格派」の事例としてあげられています。なお「中途半端な」「本格派」をさす「中格派」という造語は「漢字間違えると本格派だから」というツッコミをうけており、貝枝的にはツボでした。そのほかにも政治ネタがはいっているのはおやくそくですが、漢字と発音ネタの一例として紹介いたします。

ウィキペディア「ウォッカ」

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%83%E3%82%AB

ウォッカ(ロシア語: водка ヴォートカ;ポーランド語: wódka ヴートカ;ウクライナ語: горілка ホリールカ)は、ロシアやポーランド、ウクライナなど東欧・旧ソ連圏で製造されている蒸留酒。日本の酒税法上はスピリッツに分類される。大麦、小麦、ライ麦、ジャガイモなど穀物を原材料とし、蒸留後、白樺の炭で濾過して作る。このため、一般に無味無臭無色である。

ヴォトカ、ウォトカ、ウォツカ、ウオッカとも表記される。なお、ウォッカの読みは日本における慣用とされ、むしろ原語発音に近いヴォトカ、ウォトカないしウォツカに修正される方向にある。

成分はほとんどが水とエタノールで、癖が少ないことから、本来ウォッカを常飲していたロシア・東欧圏以外ではカクテルとして他の飲料と混ぜて飲むことが多い。一方、ロシア・東欧圏では「混ぜ物をしてウォッカを飲む」ということは邪道と目されている。スラブ諸語においては、ウォッカは「水 (вода)」から派生した名詞である。

なお、日本ではウォッカはひとつの酒類の固有名称であるように扱われているが、ロシアなどではたんに「蒸留酒」を表す一般名詞である。ロシアの少数民族で飲まれていたような蒸留酒も、ロシア語ではすべて「ウォッカ」と区分されている。
……

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■もともと、日本語のオトにないんですから、ちゃんとうつしとろうというのが、まちがっていますけど(笑)。なるべく日本語表記をいかすなら、「ヴォートゥカ」あたりでしょうか?(д=dは、どううつすのかいいのかな)

■なお「中途半端な本格派」→「中格派」って圧縮形は、もちろん「中核派」をモジっているんでしょうけど、ツッコミいれるのなら、「半格派」でしょう。「大中小」「上中下」「長中短」といった量的序列で、「中」はたしかに「半端」を意味しますけど、そういう語義を中国人にいったら、ムッとされるでしょう(笑)。

『さよなら絶望先生』9巻の

「前巻までのあらすじ」(表紙うら)においてエスペラントがネタにされていたむね、おしらせします。

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