■今回は、日本列島をでて、おとなり朝鮮半島。「
韓国・北朝鮮の平均寿命の推移」
■みぎはしが きれているが、図表をクリックしてもらうと、全体図が別のウィンドウでみられる【以下、同様】。

■要するに、ソウル・オリンピックあたりで形勢逆転して、そのあとは、低迷したあと浮上できない北部と、のびつづける南部とで、おおきな格差がでてきているということ。■本川氏は、「
ロシアにおいても特に社会主義体制崩壊後社会の混乱によって平均寿命の大きな低落に見舞われたが、この点は図録8985参照。」などと、おそろしいことをおっしゃる。

■これまた 順調に みぎかたあがりの OECD各国平均と、体制崩壊後低迷をつづけるロシアの男女は、印象的。■つまり、いわゆる「北朝鮮」の住民は、体制が崩壊したら、経済の混乱を「韓国」がささえきれず、南北格差がいま以上にひろがって、ますます平均寿命がさがるという、惨状がきかねないということ。これは、すごい。■韓国や中国が、「北」の体制崩壊をのぞまないこと、「太陽政策」などに固執する意味がわかる。単なる、同朋意識や人道意識だけではなくて、現実の経済リスク不安なのだ。
■でもって、したは、おなじく本川氏による「
韓国・北朝鮮の1人当たりGDPの長期推移」

■本川氏が、「
北朝鮮と韓国の1人当たりGDPの長期推移について、世界各国のGDPを超長期的に推計していることで著名なアンガス・マディソン氏のデータに基づいてグラフ化した。1人当たりGDPの単位は購買力平価で換算した実質ドル(1990 International Geary-Khamis dollars)である。
北朝鮮は韓国と違って公式にGDPを公表していないため、ここでのデータはあくまで推計である。1973〜1991年の北朝鮮の値がほとんど同じなのも毎年の根拠データの欠如をあらわしていると考えられる。」とのべているとおり、数値の信頼度はひくそうだ。■しかし、1990年代にはいってからは、歴然とした格差が南北に生じ、それが平均寿命というかたちで、否定できない生活環境の格差として露呈していることには、まちがいはない。■ちなみに、カリスマ指導者だった
キム・イルソンがなくなったのは、1994年7月で、14年まえ。つまり、経済のカジとりの失敗=失政は、現体制にとどまらず、「先代」の晩年には深刻化していたということ。■はっきりいって、ここまで失速すると、同胞からの送金・贈答ぐらいでは、全然はなしにならなかっただろう。
1950年代後半には、民族学校へ資金援助があったのに、隔世の感がある。
テーマ : 北朝鮮問題 - ジャンル : 政治・経済
タグ : 朝鮮 経済 寿命 平均 余命 格差 体制
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