プロフィール

ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

前ブログ: 『タカマサのきまぐれ時評

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

ブロとも申請フォーム

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

先代時津風親方が共犯だって?

■『東京新聞』の記事から。

力士急死 前時津風親方ら立件へ 愛知県警 来月中にも強制捜査
2007年12月11日 07時07分

 大相撲時津風部屋の力士、斉藤俊(たかし)さん=当時(17)、しこ名・時太山(ときたいざん)=が六月二十六日、けいこ後に死亡した事件で、死亡する直前のぶつかりげいこについて同部屋の力士が、愛知県警の調べに対し「けいこではなくいじめだった」と供述していたことが分かった。当時の時津風親方(57)=本名・山本順一=は、けいこを逸脱した制裁を黙認しており、県警は兄弟子だけでなく前親方も傷害致死容疑で立件する方針を固めた。来月中にも強制捜査に乗り出す。

 斉藤さんは、前親方を含めて八人から暴行を受けた。県警は、死亡した当日と前日の二日間に暴行を加えた兄弟子三人の立件は可能としていたが、前親方も共犯として刑事責任は免れないと判断した。
 調べでは、斉藤さんは死亡前日の六月二十五日夜、前親方にビール瓶で額を殴られたほか、兄弟子数人から殴るけるの暴行を受けた。二十六日は自ら朝げいこに参加したが、ぶつかりげいこの最後に倒れ、多発外傷による外傷性ショックで死亡した。五分程度が限界とされるぶつかりげいこが、四月に入門したばかりの斉藤さんに対して約三十分間にわたり、見学者を帰した後の“密室”で行われたことなどから、県警はけいこを逸脱していたとの見方を強め、同部屋の力士らから事情聴取してきた。

 土俵で斉藤さんの相手をしていた数人の兄弟子や前親方はこれまで、県警の任意の聴取に「あくまでぶつかりげいこで、リンチではない」と暴行を否定。しかし、同部屋の力士の一人は「普段のけいこではなく、明らかにいじめだった」と制裁目的だったとの趣旨の供述をした。

 前親方は土俵前でけいこの一部始終を見ており、県警は異常なぶつかりげいこについても前親方との間で暗黙の合意があったとみている。

 斉藤さんの死因は新潟大で行われた解剖、組織検査で「多発外傷性ショック」と判明しているが、県警は名古屋大に再鑑定を依頼。近く結果が出る見通しだ。

(東京新聞)

---------------------------------------
旧ブログで再三確認しきたことだが、まず、「実行犯」とされる3力士のだれの攻撃が致命傷となったといった特定を司法解剖とか再鑑定しても、意味がない。また、愛知県警は「前親方も共犯として刑事責任は免れない」などと、妙に慎重な見解をとっているが、通常の感覚から推定すれば、力士たちが自発的にリンチにおよぶはずがない。■前親方は、「他人の行為を利用して自己(しばしば背後者という)の犯罪を実現する正犯のことで…共犯ではないというのが通説である」、「間接正犯」にあたる。■「実行犯」とされる3力士は、「道具理論」で、充分位置づけられる。
■かりに、3力士たちが主体的に(かってに)リンチをはじめたとして、親方が「やめろ」と、一喝してもやめなかったなどといった事態がかんがえられるだろうか? あの、時代錯誤的ともいえる権威主義がいきている、社会学的密室である相撲部屋で。

■愛知県警は、こういった、くだらんことに全力をかたむけるのではなく、犬山中央病院の医師や犬山警察署、および愛知県警本部が、どうして、前親方を擁護するような「診断」「判断」をひきついでいったかという、身内周辺の権力犯罪の解明こと急務でしょ? ■なにか、もっとも本質的な病巣をさけるために、くだらん慎重さをたもっているようにしかみえない。
■ちなみに、『東京新聞』が『中日新聞』首都圏版であることはわかるとしても、なんで愛知県からとおくはなれた市場でも、こういった愛知県警周辺におもねった、タレながし記事をかきつらねるのかね?■ジャーナリストとしてプライドがあるなら、本社のあしもとでおきた、巨大な権力犯罪の病巣にメスをいれることこそ急務・責務だよね。こんな「客観報道」というなのタレながし記事をくりかえすから、マスゴミなんて、いわれるんだとおもう。


●旧ブログ「スポーツ 暴力」関連記事
●旧ブログ「検視」関連記事
スポンサーサイト

<< イジメさえなければ問題なしとみなす大相撲界の体質 | ホーム | 杉本裕明『赤い土・フェロシルト―なぜ企業犯罪は繰り返されたのか』 >>


コメント

法律の問題だと思います

法律の問題ですよ。
状況証拠を積み重ねないと、元親方逮捕まで行かないって事でしょうね。
被害者が麻薬中毒者だったみたいな事を平気で言うような元親方なので、なかなか本当の事は言わないと思いますよ。

法律は矛盾も多いですからね・・・・。
関東学院大ラグビー部の大麻事件も、栽培した2人は勿論問題ですが、吸引した他の部員は所持や譲渡での検挙が困難だそうで、実際は未成年の喫煙、飲酒以下の犯罪だそうです。
部活動の顧問が未成年部員が飲酒や喫煙を止めている話は聞いた事は無いですし、法改正で本人の懲罰は無いけど周囲にいる大人は管理責任があるので罰金を徴収される事になっているのを知っている教員はどのくらいいるんでしょうか?。
少なくとも体育会系と言われる世界では法律違反者だらけになると思われますけど。

法律違反にも、悪質なのと軽微なのとあるので、ちゃんと区別しないと

Mさま

■コメントありがとうございます。
■共同正犯なのか教唆犯なのか、間接正犯なのかなどは、状況証拠とその認定によりけりなのでしょう。■しかし、敵対組織の重要人物とか重要な証人などの射殺を事実上命じた首脳部の人物が特定できているの、それが教唆とか共犯とかですまされるのは、実行犯への責任転嫁に荷担するだけでしょう。■このへんのことは、暴力団やカルト教壇あたりの組織犯罪で、充分類型化がなさているはずです。

■大麻問題なのですが、ニコチンやアルコールよりも依存性・毒性がひくいとさえいわれている薬物で、おおさわぎするのは、単に、教育イデオロギー・スポーツイデオロギーが美化したスポーツマンシップにもとづいた、過剰な反応といった印象がぬぐえません。

警察の初動捜査ミス

怠慢な初動捜査のおかげで、検挙するのが非常に面倒くさくなったのが一番大きいんですよ。
警察は基本的に組織内での暴力に介入したがりませんからね・・・・・。
この事件での警察の動きはさほど複雑な背景は無いです。
多分、同様にうやもやにされている事例は山ほど有るでしょう。

薬物関連は国によって歴史が違うだけに何ともいえない部分がありますが、治療中の大麻常用者の大部分が覚醒剤やLSDなどの薬物にも手を出している日本の事情も有りますし、外国も複数の薬物に手を出しているケースが多いだけに厳罰化は必要だと思います。
基本的に大麻で気分が満足する常用者は殆ど居ないと言われてます。
大概は1日2箱以上の喫煙や強度のアルコール中毒などもあって、それでも満足できなければ大麻を販売しているアウトローの売人のカモになって覚醒剤などに手を出すのが今の日本です。

単なる怠慢とはおもえません

■以前「力士急死で検視怠る 愛知県警、病死と判断(朝日)」という記事(http://tactac.blog.drecom.jp/archive/2104)でとりあげたことですが、『週刊現代』が「「犬山署長は時津風部屋でちゃんこを食べる」というキャッチコピーをつけたとおり、犬山署は客観的に時津風部屋を捜査・聴取できるような関係になかったとおもわれます。■千葉大医学部のAiセンター(http://radiology.sakura.ne.jp/Ai/)であるとか、「変死の解剖、わずか9%(読売)」(http://tactac.blog.drecom.jp/archive/1732#comments)などの問題提起でもわかるとおり、司法解剖などが忌避されることで、おびただしい変死が隠蔽されてきました。■今回も、そういった意味で、ズサンというより、もともとうやむやにしたい相撲界と地元の病院・警察が、暗黙の共犯関係(権力犯罪)をかたちづくったと、みるべきだとおもいます。

大麻が「入門薬物」であることは否定しませんが

■大麻が「入門薬物」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B0)とよばれたきたことは、当方もおさえています。■「割れ窓理論」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%B2%E3%82%8C%E7%AA%93%E7%90%86%E8%AB%96)などと同様、「初期消火」をおこたると、どんどん事態が悪化する…。あるいは、犯罪(逸脱)予備軍の非行の動機・温床を全部とりはらうなどが現実的に不可能である以上、予備軍の実行をおしとどめる、バリアのたかさを保障して抑止するほか実効性はない…。等々の見解も全否定はしません。
■しかし、薬物としての毒性や習慣性の問題をゴマ化したままで、一緒くたに凶悪犯罪に直行とか、人間的に破滅するといったイメージをはびこらせるのは、やりかたとして卑怯でしょう。■大麻を規制するなら、アルコールやニコチンも規制しないと、一貫性がありません。

■それと、依存症予備軍の増大防止だけでなく、売人予備軍の増大防止もしないと。ワーキングプアを当然視するような、すさんだ格差社会のなかで、少数派がアウトローにながれていくことを非難するのは、偽善的でしょう。自分たち多数派が、徹底的に弱者を搾取して日常生活を、こぎれいに維持しておきながら、それにたえられない弱者が破綻・逸脱していくことをなじるというのは、それこそ卑怯です。■薬物依存にはしる必要のない社会、依存性薬物の売人にみをおとさないですむ社会を、ちゃんとつくらないと。
■「クスリにはしったら人生おしまい」とか、説教する警官の所属組織が、実はアウトローと無自覚な共存関係にあるといった図式は、あまりにエグい。■ほかの不安産業と同様、警察組織や麻薬取締官たちは、アウトローがたえなからこそ、生業としているわけですしね。
■不安産業を生業にしている中産階級のひとびとは、自分たちが社会不安をおさえる崇高な仕事をこなしているのだといった自負心はもたない方がいいとおもいます。■経済的・精神的弱者に暴力団等アウトローが寄生し収奪するのと並行するかたちで、不安産業業者は、アウトローの暗躍をおさえこんでいるのだというイメージで、メシをくっているのですから。■予算・人員がたりずに、立件されない膨大な「事件」がわすれさられるとおり(不審死・DV・ストーカー・セクハラ・選挙違反・贈収賄……)、警察は「体感治安」があたかも良好であるかのように演出することが、業務の主軸になっているようにさえみえます。■民事不介入という名分のもとに、DV・ストーカー・セクハラなどをみのがしてきた(あるいは、あつかえないできた)ことも大問題ですが、密室・社会学的密室でくりかえされる暴力が露見しても、なかったことにするのでは、職務怠慢というより、不作為という権力犯罪でしょう。悪党たちの暗躍を事実上容認しているようなものです。■でっちあげ逮捕とか、ふえもしていない少年犯罪の追及とか、ポイントかせぎのための交通違反摘発とか、そういった、くだらんところにエネルギー・予算人員をさいているのなら、正々堂々と、組織内暴力を摘発できるように財務省にかけあうべきでしょう。■あたかも、必死に仕事をしているフリをするというのが、一番悪質だとおもいます。公務員にかぎらず、むきだしの市場原理からちょっとでも安全地帯におさまっている層は、かならず、アリバイ的な業務を考案し、給料ドロボーにはしりがちですね。

前々便コメントへの重要な補足

■前々便でうっかりおとしてしまいましたが、時津風部屋での今回の集団リンチ事件では、CTスキャンなどの高級な装置を全然つかわなくても、外傷だけで一見して異常死だとわかったという点がなんといっても重要ですね。■旧ブログでもとりあげたとおり、週刊誌があまりにもむごい死体の外見をイラストで詳細に報じたぐらい、異様だったのに、リンチとみとめなかった犬山中央病院の診断と、それをうのみにして(?)問題なしとした犬山署という、二重の異様さが無視できません。■遺族がおこっているのは、時津風親方(当時)や相撲協会幹部に対してだけではないとおもいます。
■ま、そういった意味でも、今回の事例は、「怠慢な初動捜査」=単純な「ミス」とか、立件のための法律上の限界といった次元でかたるのは、まずかろうとおもいます。

学校・部活動・稽古塾・バイト先・会社
どこへ行っても体育会系は理不尽な上下関係と精神論を押し付け、先輩・教師・上司など上にはペコペコ。
下には、事あるごとに自分に都合の良い人間に仕立て上げようと、

●都合の悪い口答えを許さない
●思い通りにならないと暴力・脅迫・威嚇で押し切る
●お強い自分を見せて自惚れる「おかず」に使う
●コソコソ根回しして「むこうも俺と同じ事いってんだろうがよ」「俺の言った通りになっただろうがよ」「だから俺が正しいって事なんだよ」
●わざと失敗させ、その失敗を責める勢いを利用して、でたらめや関係のない事をこじつけたり「この失敗をどうにかして欲しいか、なら今後はこうするんだろうな?」と説得するフリした脅迫
●頑張って成功しても「調子に乗ってると殺すぞコラ」と自信をつける事を許さず、卑屈にペコペコさせようとする
●見え透いた姑息な真似を繰り返しておきながら、それがばれてないと夢見てる
●いざばれてるとなると「お前のためにやってんだよ」と自分の言う「ためになる」の価値観や、自分のした事の責任を押し付け正義面
●見え透いた姑息な真似に騙されたふりをするようになった者を見て、自分にはカリスマや信頼や素晴らしい人生観があると自惚れる

…とても書ききれない。

ほとんど全ての体育会系は、この手の自惚れた勘違いをしているのだろうか?

よくぞいってくださった!

名無しさん、よくぞいってくださった!

あと、体育会系とおぼしき政治屋のホームページを紹介します。

http://www17.plala.or.jp/tonozuka_6/bookmarks/0707.html

特に体育会系のなかでも、野球信仰は、米国の51番目の州であるくせに独立国であるとおもいこんでいる、おろかな人物が首相をつとめている某「創造の共同体」において強固にみうけられる病理だとおもいます。上記のページもその病理を象徴している様に感じます。

バカタレどもの国を率いるタワケ野郎。輝かしき栄光のこの国では、頭に何かを詰め込むんなら、どうでもいいことほど素晴らしいとされる……そう、スポーツの記録とかな。逆に批判的な思考や正しい理解なんてのは、クソだ。
(『アホでマヌケなアメリカ白人』(マイケル=ムーア・柏書房)129ページより)

精神主義(≒根性論)の風土

■欧米などでも、精神主義がないわけではなく、メンタル・トレーニングやら、イメージ・トレーニングなどは、さかんです。■でも、それは、集中力をたかめることで、100%の能力(運動能力および情報処理能力)を発揮するための科学的アプローチであって、決して、「常識をこえる」たぐいのものではありません。
■しかし、この列島では、少年マンガにかぎらず、「根性によって不可能が可能になる」「精神力によって圧倒的な物理的不利を挽回できる」式の、異様な精神主義が、しにたえていません。あの無謀な太平洋戦争にうってでてしまったような精神構造が、いまだ不滅と。
■しかも、それは、右派やスポーツ関係者だけにとどまらない点がこわい。「やれば、できる」→「やろうとすれば、やれる」→「やれないのは、きあい不足だ」式の、野蛮な思考論理は、各界にはびこっている。■そして、単なる偶然やら必然によってもたらされた「成功体験」が、擬似相関・ウソの因果関係として継承され、その際に、うえにあげたような「精神主義」と合体する。知的野蛮の完成です。■これが、組織内のポリティクスに悪用されることは、ご指摘のとおりです。上司にとって、つごうのわるい「成分」は、上司たちの、「成功体験」の あやまった解釈を「精神主義」によって、ゆがめて、おしつけるか、批判ツブシに援用されると。■とどめる力学は事実上存在しません。
■その意味で、スポーツ関係者だけではなく、それと精神構造を共有する教育関係者(「やれば、できる」「コドモは天才だ」論)は、同罪だとおもいます。めだたないだけで。■今後、これらの層の一掃こそ、教育界の正常化=清浄化の不可欠の課題だとおもいます。これは、経済ナショナリズムなどとからんで、実に深刻な課題です。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)


致命傷をあたえた人物の特定は無意味

力士急死、前親方も傷害致死容疑 前夜の暴行が主因か 2008年01月01日03時11分  大相撲・時津風部屋の序ノ口力士斉藤俊さん(当時17)=しこ名・時太山=が名古屋場所前の昨年6月...


 BLOG TOP 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。