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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム22

■「生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム21」のつづき。

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     世界の環境ホットニュース[GEN] 683号 08年06月08日
          ご意見・ご投稿 → このメールに返信

           毒餃子事件報道を検証する【第22回】        

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 毒餃子事件報道を検証する   原田 和明

第22回 善光寺放火予告

 善光寺の辞退が自発的な決断ではなく、政府も認めざるをえないほど大きな圧力の結果だとしたら、長野市の「ほとんど変更しないままで強行」という決断もまた自発的にしたものではなかったのではないかとの疑問がでてきます。善光寺の辞退以降、放火予告とみられる落書きやネット上の書き込みが見つかっている上に、中国人留学生が大挙長野に集結するとの情報が公安当局にもたらされていたのです。そして、追い討ちをかけるように、第三、第四の毒飲料事件が発生しました。長野市にとって、予定通り粛々と、と構えていられる状況ではなくなっていたのです。


 善光寺の壁に放火を暗示する落書きが見つかったのは、善光寺が辞退を長野市に伝えた後の20日未明ということになっています。落書きは白いスプレーで、本堂北側と西側の回廊に沿った柱5本と扉1か所に円形が一つずつ、北側の扉に直線が1本の計7本描かれていました。円形の落書きは最大で長径約80センチ、直線は幅5センチ、長さ約1.3メートルでした。本堂はいつでも自由に出入りが可能で、20日午前5時40分、同寺事務局職員が境内を見回った際に落書きを発見。前日の19日午後11時ごろに職員が見回った際にはなかったことから、その間の犯行とみられています。(4.20 読売新聞夕刊)

 さて、善光寺が聖火リレーの出発会場を辞退したことと落書きの関連について、善光寺の若麻績信昭・寺務総長は「まだ、人物も特定されていないので、わからない」と述べるにとどめました。(4.21 産経新聞)ところで、この落書き、「メディアは 楕円形とか 書いているが、子どもが よくやるエッチな落書き」(4.21 J-cast テレビウォッチ)と見る意見もありますが、2ちゃんねるには、放火用のマーキングだ、という説もあります。線に沿ってガソリンを撒き、丸印で火を付けるというマークだというのです。

 スプレーによる落書きが放火のサインかどうかはわかりませんが、スタート地点を辞退した 善光寺に対し、ネット上で「放火予告」を思わせる 書き込みがあったことが、同じ4月20日に判明しています。(4.21 日刊スポーツ)(以下、同紙から引用)

 放火を予告するかのような書き込みがあったのは、東京など日本に住む中国
 人らが集まるコミュニティーサイト。26日の聖火リレーの応援のため、中
 国人らが一緒に、東京からバスで長野に行くツアーの告知文に対するコメン
 ト欄に18日深夜、書かれた。

 自称埼玉県在住、28歳、未婚の男が中国語で「私は火をつけて燃やしに行
 く。あなたたちは必ず、ガソリンをたくさん持っていくのを忘れるな」とい
 う趣旨の文章を書き込み、文中に「善光寺」の文字があることから、善光寺
 への「放火予告」と思われる。

 周囲へのガソリン持参も呼び掛けていることから、「集団放火テロ」をあお
 っているとも受け取れる、過激な内容だ。

 正体は不明だが、中国人らが集まるサイトのため、日本の一部掲示板やブロ
 グ、中国関連サイトなどでは「日本に住む中国人による放火予告」の可能性
 が高いと解釈され、この書き込みに対する怒りや恐怖、警戒を呼び掛ける書
 き込みが20日、殺到する騒ぎになった。警察への通報を呼び掛けたり、予告
 者の逮捕を求める声が相次いでいる。

 この「放火予告」について善光寺では20日夕「現段階では把握していない。
 確認して、対応を考えたい」と述べた。長野県警では「聖火リレーに関して
 は、ネット上を含めさまざまな情報、通報が寄せられている」と話した。

 中国では、ネット上の 掲示板に書かれた 過激なメッセージなどを通じてナ
 ショナリズムが高揚し、外国への批判を強める運動が起きることがしばしば
 あった。今月上旬にも、パリで聖火リレーが妨害されたのを受け、中国の多
 数のネットユーザーが、フランス系スーパー「カルフール」での買い物をし
 ないよう、ネット掲示板に「中国の力、ネットの力を見せつけよう」などの
 書き込みを通じて呼び掛ける運動が始まったばかりだ。

 善光寺をめぐる動きでも、いつナショナリズムが「暴発」するか分からない
 だけに、予断を許さない状況だ。(引用終わり)


 この頃、ネットには「善光寺 聖火リレー辞退、世界の反応」と 題した短文があちこちでコピペされていました。一例を以下に示します。

 「善光寺が発した静かな怒りは、世界の全仏教徒のみならず宗派を超えた宗
 教指導者が身を切るほどの警告となった」@CNN(アメリカ)

 「ZENKOUJIは一滴の血も流さず、一個の石(投石?)も用いずに最大級のデ
 モンストレーションを成し遂げた」@NBC(アメリカ)

 「日本の対中外交の勝利をもたらしたのは、政治家ではなく若き僧侶だった」
 @F2(フランス)


 いずれも、世界的に有名なメディアが、リレーの出発点を辞退した善光寺を賞賛している内容になっていますが、いずれもオリジナルの記事がない、ねつ造の文章だったのです。こうして、メディアの報道でも、ネットからの情報でも、日本人の中に潜む中国蔑視(または脅威とみる感情)が知らず知らずのうちに刺激されていきました。善光寺の放火予告が、日本に住む中国人の仕業の可能性が高いと解釈された背景には、このようなネット上での情報操作も影響したと思われます。一方、世界中で聖火リレーが妨害されるさまを見た中国人もまたナショナリズムを煽られていたのです。

 そこへ、中国人留学生が大挙長野にやってくるという情報が入っているのです。(5.8 産経新聞)そんな 一触即発の雰囲気の中で、長野市はなぜリレーのルート変更や規模縮小を検討しなかったのでしょうか? 当然、長野市は長野県警に相談したに違いありません。ひとたび衝突が起これば、国際問題になりかねませんから、長野県警は警察庁の指示を仰いだことでしょう。実際にリレーは26日に予定通りそのまま実行されたのですから、警察庁の指示も「変更なしで実行」だったことになります。これにも官邸の同意があったと考えるのが自然です。

 優柔不断な善光寺幹部が 自発的に辞退に向けて 動いたとは考えられませんから、官邸、警察庁は、重大な支障があったわけでもない段階で善光寺には辞退を、長野市には衝突の危険性が高まっていたにも関わらず、予定通りの実施を指示したと考えられます。なぜ、そのようなちぐはぐな対応になったのでしょうか?

 これも推測になってしまいますが、4月8日未明の対策会議の頃、第二の毒飲料事件(最初の「爽健美茶」事件)の際、何らかの脅迫が政府にあったのではないかと 思われます。そして、16日から17日にかけて、脅迫に 沿った内容の「事件」(たとえばボヤ騒ぎみたいな)ことがあって、善光寺幹部が緊急に対応を検討しなければならなくなった。その結果は官邸も了承せざるをえず、18日に辞退表明となったのではないかと思われます。

 4月21日には、長野市実行委員会が、新たなスタート地点を善光寺近くの市有地(駐車場)を選定したと発表しています。ところが、選定理由として「走者らの安全を確保したうえでルート変更を最小限に抑えられる」と語ったのは、長野市長 ではなく、長野市の職員でした。(4月21日 AFP通信)今回の発表はまだ暫定であり、最終決定ではないことを物語っているようです。

 犯人ペースに乗せられてすっかり弱気になっていた政府に、第三(第二の「爽健美茶」事件、4月23日に兵庫県姫路市で発生)、第四(ポッカの缶コーヒー事件、4月25日に都内で発生)の毒飲料事件の知らせが飛び込んできました。

 おそらく、このときの犯人の要求は、リレーコースの変更、縮小をしないこと、だったのではないかと思われます。あるいは、犯人にとって、コースの変更、縮小はどうでもよかったのかもしれません。変更されればニュースになるし、変更されなければ、リレーの沿道でチベットの旗をずらりとならべる。すると、中国人留学生は対抗心を煽られて中国の旗を並べて、打ち振ることでしょう。そこで衝突が起これば大成功。衝突にならなくても、沿道を埋め尽くす赤い中国国旗を見る日本人が、嫌悪感を抱いてくれればそれも結構というところだったかもしれません。だから、事件は23日、25日というリレー直前にセットされ、毒餃子事件のように間に合わなかったとしても、目的は達成できるという状況ではあったと考えられます。

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■日中政府のおもわくを、さかてにとって、もちろんメディアをひきずりまわしてしまった、犯人たちは、大した連中だね。まったく、迷惑なヤツらだが。
■いずれにせよ、政府やメディアの上層部の相当部分は、わかっていながら、犯人たちのうごきに呼応するかたちで、かくしごとをくりかえした。うしろぐらい点がたくさんあるからに ちがいない。
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テーマ : 憂国ニュース - ジャンル : ニュース

タグ : ナショナリズム 安全 食品 1984年 真理省 警察

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