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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム21

■「生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム20」のつづき。

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     世界の環境ホットニュース[GEN] 682号 08年06月06日
          ご意見・ご投稿 → このメールに返信

           毒餃子事件報道を検証する【第21回】        

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 毒餃子事件報道を検証する   原田 和明

第21回 長野聖火リレー

 最初の毒飲料事件は、胡錦濤の来日スケジュールの調整中に発生しました。そして、第二の事件は、標的が日本コカ・コーラ社に変わって発生しています。この頃、チベット騒乱を機に、聖火リレーがヨーロッパ各地で妨害にあうようになっていました。因果関係は不明ですが、同社は長野・聖火リレーのスポンサーを辞退しました。さらに、聖火リレーのスタート地点が予定されていた善光寺も聖火リレーへの参画を辞退すると、善光寺の放火をほのめかす落書きやネットへの中国語での書き込みが見つかっています。

 そんな中で、第三、第四の毒飲料事件が発生しました。2つの事件は明るみに出ないまま、長野市はスタート地点を善光寺付近の市有地に変更しただけで、コースの縮小も変更もしないまま聖火リレーを強行したのです。そして、中国人留学生たちは聖火を守るため、日本各地から長野に集まってきました。

 5月7日に胡錦濤国家主席を迎える福田康夫首相にとって、聖火リレーの成功は至上命題でした。長野県や長野県警には、官邸から「万全を期すように」との強い意向が伝えられていました。公安筋では、中国人留学生2千人が長野に集まるとの情報を掴んでいましたが、実際には予想を遥かに上回る4千人が集結し、沿道は巨大な中国国旗で埋め尽くされたのです。現地では、チベット人支援者や警官が中国人から暴行を受けていたという証言が多数寄せられていますが、逮捕者は日本人5人、台湾籍のチベット人1人で中国人はゼロでした。
(5.8 産経新聞)


 官邸からすると、暴動にならなくてホッとしたというところでしょうか? さて、この長野聖火リレーについて、疑問点がいくつかあります。

1)善光寺の辞退は独自の判断だったのか?
2)善光寺(辞退)と長野市(ほとんど変更なし)はなぜ両極端な対応になっ
  たのか?
3)第三、第四の毒飲料事件と長野聖火リレーは無関係だったのか?(事件の
報道がそれぞれ聖火リレーの後、胡錦濤の帰国後となったのは偶然か?)

 善光寺がスタート地点になることを辞退した経緯は、「長野市から、出発式の時間帯に一般参拝客の立ち入りを規制し、迂回路を設けるよう要請されたため、4月17日に幹部らが会議を開いて対応を協議。その結果、スタート地点返上の方針を確認。18日に長野市実行委側に意向を伝えた。」(4.19産経新聞)とのこと
です。しかし、これはヘンです。「出発式の時間帯に一般参拝客の立ち入りを規制」するなど計画段階で話が出そうなものですし、「迂回路を設ける」ことがスタート地点を返上しなければならないほど重要な問題とは思えません。日本コカ・コーラ社は17日に広告用のイベント車両をリレーの車列と一緒に走らせることを中止しました。理由は「警備強化で車両が増え、車列が長くなってPR効果が薄れた」とのことです。(4.18 産経新聞)

 善光寺はスタート地点を辞退する一方、出発式の時間帯に合わせて、「チベット騒乱犠牲者法要」を本堂で行いました。善光寺がこの法要を行うことで、宗教の立場から平和をアピールしたような形となり、マスコミも好意的に報道しました。ところが、舞台裏はまったく違ったようです。「犠牲者法要」は、辞退に合わせてメッセージを発信しなかった幹部(長老僧侶)に対して一部の僧侶が反発、別の寺の有志とでつくった「平和を願う僧侶の会」が企画したもので(4.24 朝日新聞)、そのため、法要に参加する善光寺の僧侶はわずか3人。参加者のほとんどは全国から集まった僧侶有志だったのです。

 当初の予定では、法要は、「僧侶の会」と、チベット人を 支援する 国際組織「スチューデンツ・フォー・ア・フリー・チベット(SFT)」日本支部との共催で、聖火リレーが行われる 26日午前に先立ち、同日 午前6時半ごろから善光寺本堂で犠牲者を追悼、判明している死者の名前を読み上げ、対立のない平和な世界の実現を祈り、法要後には、スタート地点や沿道で平和をアピールすることにしていました。(4.21 共同通信)これに対して今度は幹部方が反発、「出発式の時間帯に合わせ」るよう変更を迫って、「僧侶の会」とSFTの分断を画策したと考えられます。

 ところで、なぜ善光寺が辞退したのか、理由がはっきりしません。まだスタート地点とすることが前提だった4月10日頃から、「このまま予定通りに行なうにしても、チベット問題で明確な姿勢を示すべき」との意見が出始めますが、「政治的な要素が絡むから」と消極論で打ち消されて、ずるずると時間だけが流れました。ところが、その後「このまま進めたら、チベットの人はどう思うだろうか」との声が増し、辞退へと流れが変わった(4.24朝日新聞)というのです。

 4月14日には、長野市が長野オリンピックスタジアム前で予定していた「聖火リレー記念イベント」を中止すると発表(4.15産経新聞)していますが、その発表を 知らされた後でも、善光寺 事務局は「今後の情勢 次第では(辞退も)100%ないとは言えない。急転直下ということも あるかもしれない」との含みをもたせていますが、「今の段階では、予定通りスタート地点を引き受ける」としています。(4.15 スポーツ報知)さらに、16日の時点でも辞退を考えている様子はありません。様々な意見が外部から寄せられていましたが対策会議もひらかれていません。ただ応対にてんてこ舞いだっただけです。(追撃コラム)
 すると、なぜ4月17日に幹部が突然召集されたのでしょうか? その幹部会議(4.19 産経新聞)で一体何が話し合われたのでしょうか?

 朝日新聞が伝えるように、「チベットの人はどう思うだろうか」との声に善光寺の幹部が応えたのであれば、幹部が「犠牲者法要」の時間帯を変更させるという嫌がらせをする理由がありません。そもそも「犠牲者法要」自体が、善光寺の幹部は辞退する決断力もないし、メッセージも発信できないという前提で、一部の僧侶が企画したものなのです。だから、幹部は開始時間を変更させて妨害しようとしたのです。それがなぜ急転直下、辞退に向けて動き始めたのでしょうか? 善光寺の幹部を決断させる何かの力が16日から17日にかけて働いたと考えられます。その力は、中国との関係を考えると善光寺に辞退してもらいたくない政府さえ認めざるをえないほど大きな力だったと考えられます。

 町村官房長官は、「詳しい事情は私もよく分かりませんが、地元で適切にお考えをいただくしかない問題だなと思います」(18日の閣議後の記者会見で)と他人事のような談話を出しています。この白々しさはどうしたことでしょう。聖火リレーを前に、中国の崔天凱駐日大使は4月10日の夕方、長野市のホテルで、鷲沢正一・長野市長らを招いて懇親会を開き、「五輪精神に反対する主張があればあるほど、このイベントを成功させなければならない」と述べ、聖火リレーの実施に強い意欲を示していました。(4.11産経新聞)このように、中国が国の威信をかけたイベントについて、しかも、中国国家主席が来日する直前というタイミングなのに、「地元で適切にお考えをいただく」ような問題であろうはずがありません

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善光寺での法要については、ウラとりができていなかった。想像を絶するような 水面下での かけひきがあり、もちろんメディアがそれをかくしていたことも、あきらかになった。■原田さんの推理は、いつもドラマのようだ。しかし、それは「事実は小説より奇なり」という、現実の政治経済のグロテスクな実態のあらわれなのだろう。
■最前線のエリートたちは、「おまえら しもじもの連中には、正視にたえがたい現実だから、ひかえているように」といったところなのかもね(笑)。



●「長野オリンピックとの落差にとまどう市民は、なにもまなばなかったようだ
●「日中交流千数百年
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タグ : ナショナリズム 聖火リレー

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コメント

ナショナリズムつながりで

…つながりがうすいですけど。
「原田武夫国際戦略情報研究所」
http://blog.goo.ne.jp/shiome/

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