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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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「泳ぐのはあなたでも、世界記録を出すのは水着です」(素粒子)

■『朝日新聞』夕刊1面すみ連載の「素粒子」。■大新聞ににつかわしくない、少々品性をうたがわせる表現も散見される風刺集数件。
■今回(昨日分)は、世界記録を連発し、先日は日本記録も連発した最新鋭水着の件。

北京五輪に出場の日本競泳選手向け英スピード社からの新CM「泳ぐのはあなたでも、世界記録を出すのは水着です」。

■もちろんジョークなんだが、実態は、わらえない現実を呈しているおもえる。

「・・・水着が泳ぐわけじゃない」
 北島、戸惑う

『朝日』2008年06月07日12時15分

 3年ぶりに自分の持つ日本記録を更新したのに、北島に派手なガッツポーズやおたけびは出なかった。「調子はよくなかった。正直びっくりしている」。L・Rを着た選手による日本新連発に少し戸惑っているようにも見えた。

 右肩を痛めて十分な練習ができていない状態。L・Rを試すのが主目的のレースになると思われた。ところが最初の25メートルですっと抜け出す。後半も力みのないストロークでリードを広げた。「トレーニングでもほとんど着たことがない」が、水の抵抗の少ない泳ぎを身上とする北島は、うまく着こなして記録をつくった。

 「水着が素晴らしいと感じるところはある。結果の通り」。L・Rの効果を否定しなかったが、「(契約している)ミズノの水着も悪くない。信じている部分は強い」。揺れる心境を吐露した。

 水着の話題ばかりが騒がれる風潮に、へきえきしている。「泳ぐのは僕だ」と英、日、中の3カ国語で書かれたTシャツを水着の上に着て決勝のプールに現れた。レース後には「水着が泳ぐわけじゃない。選手が主役でなければならない」。語気を強めて訴えた。

 それでも五輪前に記録が伸びたこと自体は、うれしくないはずはない。「とても励みになる。燃えてきた」。水着問題は別にして、五輪連覇を目指す日本のエースに弾みがついたことは確かだ。(津布楽洋一)


『水着が泳ぐわけじゃない』 北島選手
 騒動イラッ

2008年6月7日 朝刊
泳ぐのは僕だ2

男子100メートル平泳ぎ決勝にスピード社
の水着で臨む北島康介選手=6日、
東京辰巳国際水泳場で


 「泳ぐのは僕だ」。話題の英スピード社製のレーザー・レーサー(LR)を着た選手五人が日本新記録を連発した六日のジャパンオープンで、北島康介選手は、日英中の三カ国語のメッセージ入りのTシャツ姿で登場。水着の性能ばかりが話題になる水着騒動にいら立つ思いをぶつけた。 

 男子百メートル平泳ぎ決勝のスタート前。ジャージーを脱いだ北島選手のTシャツには、冒頭の日本語のほか、英語で「I AM THE SWIMMER」、中国語の「是我在遊泳」と文字があった。

 北島選手は、国内メーカーのミズノと個人契約を結ぶ。北京五輪でLRを着られるかが注目されるが、実戦では初めてLRを着てレースに臨み、自らの日本記録を約三年ぶりに更新した。レース後「水着が泳ぐわけじゃない。もっと選手の頑張りを見てほしい」と訴えた北島選手。Tシャツは所属事務所が作製、メッセージは北島選手が選んだという。


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■ウィキペディア「北島康介」の、きょう更新の記事も、

ある意味で義理堅い男

北島は個人的には「SPEEDO」水着のファンであったが、所属の東京スイミングセンターが「arena」ブランドの極東ライセンシー・デサントと親しかったことから、個人的広告活動が解禁となるまでは「arena」水着を使用していた。

金メダルを取ったアテネ五輪の年から晴れて「SPEEDO」水着を使用していたが、そのライセンシーだったミズノが独自水着の販売に踏み切ると、ミズノとの契約を続ける道を選んだ。2008年、新たに三井物産とゴールドウィンが日本ライセンシーとなった「SPEEDO」が好記録を連発する新型水着「レーザー・レーサー」を発表し、“戦友”の中村礼子アシックスと契約)らが新型水着を試す中、北島はミズノ水着を穿き続けて各種大会に臨んでいる。ある大会後の記者会見では、「新型水着を試したいという気持ちはあるが、ミズノがそれに負けない水着を開発してくれると思う」と述べ、ミズノとの契約を優先する姿勢を表明。隣にいた中村を指して「ずるいですね」と斬って捨てた。さらに別の日、水着問題に対しては「うっとい(うざい)」と発言した。

2008年6月6日、新設の大会「ジャパン・オープン」では、100m平泳ぎで、準決勝まではミズノが1週間前に発表した改良型水着を使用したが、タイムが伸びなかった。そこで、決勝でSPEEDO社の「レーザー・レーサー」を穿いたところ、他の選手同様日本新記録を更新した。北島自身はこうした状況にレース後のインタビューで「レーザー・レーサー」の凄さを認め、ある種の困惑を隠せなかったが、「レーザー・レーサー」使用に関してはコーチから事前にミズノ側に通知されていたという。契約の関係もあり、本番でどの水着を穿くことになるかは未定の状況である。

■北島選手の義理がたさは、否定できない。■しかし、「水着が泳ぐわけじゃない」とか、「泳ぐのは僕だ」といった表現は、いただけない。
■いや、トップアスリートたちのほとんどは、つよい自負心をもっていて当然だ。その才能・努力・頭脳が開花したからこそ、その地位にあるからだ。■しかし、かれらが自覚していないか、直視をさけている重大な点がある。「どこの地域に、どういった階級・階層にうまれたか」という、スポーツ選手成長の経済的基盤という、決定的な格差問題だ。かれらは、「スピード社」はおろか、競泳用に開発競争をくりかえしてきた水着と無縁な層、整備された屋内プールと無縁な層に、かなりの潜在的才能がうもれていて、競泳業界に参入してこなかっただろうことを、考慮することがない。■だから、競泳の有力国が、ごくかぎられていることも、かんがえない。自分たちの「才能・努力・頭脳が開花した」としかかんがえないから、激烈な企業の開発競争とか、その背後にある、ナショナリズムの圧力といったものもかんがえない。
■そうでないなら、「水着が泳ぐわけじゃない」とか、「泳ぐのは僕だ」といったセリフがでてこようがないとおもうが。ちがうだろうか?
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テーマ : 水泳 - ジャンル : スポーツ

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コメント

「激烈な企業の開発競争とか、その背後にある、ナショナリズムの圧力」を誰もが受けるわけではない。 才能は、国家プロジェクトで作られるものではない。 見出されるものである。 泳ぐのは彼らだ。 期待し、応援するのはよいが、的外れな批判は如何なものか?

誤解をなさっているようですが

環蛙さま

■当方が、オリンピックに非常にひややかな態度で一貫していること、というか、「みる・みせるスポーツ」に、かなり距離をおいた人物であることは、旧ブログ以来かわっておりません。■したがって、「期待し、応援するのはよいが、的外れな批判は如何なものか?」といった非難をあびるすじあいには、全然ございませんので、あしからず。

■なお、こういった国家ないし資本にえらばれる機会をあたえられること、それをえらびとるのが才能・努力・頭脳(あと偶然ですが)であることには、いささかも異論はありません。

スポーツと経済

実際は水泳よりも他の競技の方が道具によるハンディが結構あると思います。
個人スポンサー的なアドバイサー契約を得た選手と、そうでない選手との差は歴然です。
少し前まで野球で話題になった飛ぶボールは水泳よりも大きなハンディでしたから・・・・。

ラグビーで言えばタックルされても滑りやすかったり、襟を無く巣などの工夫をして受けにくいユニフォームを各国の代表が着ています。

ご指摘の件は、そのとおりでしょうが…

■そういった格差の最たるものあげるとするならば、ヨット・レースであるとか、ウィンター・スポーツなどでしょう。
■問題は、肉体ひとつで、ウェアなどは大した問題でなさそうな水泳や陸上などでさえも、選手をとりまく技術水準がトップ層では劇的に作用し、その格差とは経済であり歴史的蓄積だろうという点です。

くりかえしになりますが

くりかえしになりますが、痛い思い違い(思いあがり)をしている人々が少数ではなく一定程度の層をなしているようなので再度以下の団体を紹介する意味も無くはないと存じます。

「ミネルバ7.7」
http://sports.geocities.jp/minerva77hokkaido/

みせることを意図している危険なパフォーマンスにかぎっても

私自身は一人のオタクとして『拳闘暗黒伝セスタス』の今後の展開や『少女セクト』の作者・玄鉄絢(くろがね=けん)氏の今後の作品をはじめ、楽しみにしている漫画があるので日常生活における娯楽に不足は感じていないのですが、みせるための危険なパフォーマンスとして(つまり「非国民通信」の「Hey mr. porno star!」にかいたエロゲー評論のように思想的にヤバイという意味の危険性ではなく)肉体的な危険性という意味での危険なパフォーマンスにかぎっても、あざやかさ・こっけいさをきそう手品や大道芸やスタントショーにくらべて、はやさ・たかさ・つよさをきそうスポーツは中長期的に市場を形成しにくいであろうという推測をのべておきます。というか、ぶっちゃけ本質的に人様にお見せすることを意図して肉体を酷使しているパフォーマンスではなく、何か標的をしとめるかさもなくば自分および自分のチームが相手をうちまかすことを目的としている(数値化される記録も、だれかと優劣をきそうための判断基準にすぎますまい)スポーツごときに一定程度のファンがいた(ことになっている)社会(の中の一定程度の層の共通認識)はとてつもなくヘンテコリンですね。「日本」という名を関している点がイデオロギー的であるとはいえ「日本ジャグリング協会」(http://www.juggling.jp/)から、少しでもお客様へのサービス精神の大切さを学んだらどうですかね、スポーツ選手とスポンサーとファンどもは。いや、失敬。それを学ぼうとしたとたんにアイデンティティ=クライシスをおこすかもしれないので、無理はしない方がよさげですな。

『紙の爆弾』(7月号)

の記事を紹介します。といっても題名の引用だけにとどめますが、

「代表は詐欺で訴訟中」「有名相場師とツーカー」石川遼、ジャンボ尾崎らを抱える有名スポーツマネジメント会社「マックス・インターナショナル」の跳梁跋扈を追う

という題名からしておおよその内容は分かると思います。毎号この雑誌は楽しく拝読していますが、今回はスポーツネタつながり、ということでこのブログの記事において紹介させていただきました。

リンク補足

●ウィキペディア「紙の爆弾」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%99%E3%81%AE%E7%88%86%E5%BC%BE
●ウィキペディア「鹿砦社」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B9%BF%E7%A0%A6%E7%A4%BE

拙い投稿にご返事頂き、誠にありがとうございます。 本サイトはお気に入りでしたが、今後は訪れることはないでしょう。 あなたは物事を一方的に判断しすぎる。(それが悪いとは、決して言いません。)ご自分が肉体を駆使して夢を見たことがないのでしょう・・・と、勝手に思っています。 己の身体能力の限界の先に一筋の光があっても、一時的に過ぎません。 それでもマスコミが囃したてるから天狗になる輩もいるでしょう。 だからこそ、もう一度言います。 泳ぐのは彼等です。 記録を立てても、いつか破られる定めを知っていれば、自分ができる精一杯をして挑みたいのは当たり前のことです。 結果は後からついてきます。 私は、純粋に競技に打ち込む人たちに、悔いのない選択と、力を出し切って欲しいだけです。 決して勝てとは言いません。 「Do Your Best」それだけです。

結局誤解しかうまれなかったようですが…

■スポーツライターとしての乙武洋匡(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%99%E6%AD%A6%E6%B4%8B%E5%8C%A1)さんの力量はわかりません。■しかし、かりに全身がうごかなくても、ファンとして、とぎすまされたスポーツ評を展開することは不可能でないとおもいます。■もちろん、「やってみなければ、絶対わからない」領域があることも確実ですが。

■ただ、スポーツにかぎらず、どんな世界でもそうだとおもいますが、その世界にくびったけになった人物以外にとっては、その世界の内部は、どうでもいいことです。そのことを、「世界内部」のひとは、どこか、アタマの スミにおくべきです。その世界で完全に自足して引退後もすごせる保証など、大半の選手にはないのだから。■「部外者」にとっては、即物的な世評であるとか、「世界内部」のひとにとって二義的な問題にしか興味がわかないこともしばしばです。■たとえば、サッカーや柔道など、国際試合しかみない層は、サッカーや柔道などどうでもいい層だと白状しているようなものです。そして、そういったミーハーな大衆の視線をあつめないと、ブームはおきないし、集金能力もいまいちでおわります。■ベストセラーと同様、たのしむ必然性のない層までまきこまないと、ビジネスにならないのですね。

■そして、そういった、「ビジネス」の世界にあしをふみいれないかぎり、超一流の技術は提供されません。そして、そうでないかぎり、どんな才能があろうと、世界の一線ではかてないはずです。■したがって、そういった第一線のアスリートたちに、単なる純心をのぞむのは、みずからの理想の投影にすぎないとおもいます。

■無論、天才たちのきらめきは、こういった おもわくとは別個に、突如開花することでしょう。しかし、それは、競技に対する純愛というより、たまたま、そのスポーツの神さまに、愛されてしまった天才が一生に数回だけゆるされるチャンスということだとおもいます。

■スポーツ選手ではなく、おもに芸術家と学者がとりあげられていますが、仲正昌樹『お金に「正しさ」はあるのか』(ちくま新書)は、こういった、カネから自由になりようのない近代人の宿命を、しつこくあばきたてています。■この本の記述を、皮肉っぽすぎるとか、イヤらしいとかいいたがるひとこそ、カネの問題を直視しないですんでいる、あるいはサボっている自分を、なにか高尚な人物だと誤解しているんだとおもいます。(http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%22%E3%81%8A%E9%87%91%E3%81%AB%E3%80%8C%E6%AD%A3%E3%81%97%E3%81%95%E3%80%8D%E3%81%AF%E3%81%82%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B%22&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=

心交社ネタ

『オリンピック面白雑学』や『甲子園―名投手物語』という本が最新刊である、心交社(http://www.shinko-shaco.jp)という出版社は、そのなまえをふくめ、とてもすばらしい(わらい)。

ドットをつけわすれました。

すみません。ただしくは以下の住所です。

http://www.shinko-sha.co.jp/

ウィキペディア「北島康介」(最新版)

http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E5%8C%97%E5%B3%B6%E5%BA%B7%E4%BB%8B&oldid=21253995

■もはや、おなじ項目とおもえないぐらい、劇的にかわってしまっている。
■それはともかく、SPEEDO社(http://ja.wikipedia.org/wiki/SPEEDO)の水着のような異様な事態が出現した現在、もはや、モータースポーツや馬術みたいに、ヒトの身体能力をソボクにきそいあう種目でないことが立証されてしまったわけだが、こういった本質的で深刻な問題も、「2種目2連覇で、すごい」という、おいわいムードで、むしかえされることがなくなるのか? ■ドーピングとかの問題だけとりざたされるってのは、ある種異様な隠蔽行為というか、集団ヒステリーにしかみえないね。
■技術(開発)力、それをささえる経済力、といった次元で勝敗が規定される以上、それは、ヨット・レースなどの種目と大差ないということを意味する。



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