プロフィール

ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

前ブログ: 『タカマサのきまぐれ時評

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生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム3

■旧ブログ「生活保守主義としての「食の安全」意識とナショナリズム1」「」のつづき。■超日記ぶろぐ『きっこのブログ』の記事から一部転載。


文句があるなら自炊しろ!

…どんなメールが来たのかっていうと、「テラ豚丼を作る時に、お汁が手をつたって鍋の中に垂れたのが不衛生」だとか、あとから本人による「食べ残しを鍋に戻した」っていう書き込みがあったってことを指摘して、「テラ豚丼を作ったことに怒ってるんじゃなくて、それらの不衛生なことに対して怒ってる」って感じのメールだった。

それで、あたしは、「えっ?」って思っちゃった。だって、マサカ、吉野家なんかに「衛生」を求めてる人がいたなんて、思ってなかったからだ。だって、わずか「0.01グラム」食べただけでも、10年後には脳みそがスポンジ状になって狂い死ぬ「異常プリオン」が混入してる危険性があるだけじゃなく、基準値を大幅に超える発ガン性物質の「ダイオキシン」までもが検出されてるアメリカ産の狂牛肉なんかを平然とお客に提供してる吉野家に対して、今さら「不衛生」だなんて部分で文句を言う人がいるなんて、まったく想像もしてなかったからだ。危険極まりないアメリカ産の狂牛肉の輸入を再開させるために、自民党の売国奴どもとグルになって、あの手この手で根回しをやって来た吉野家なんかに対して、「手をつたったお汁が鍋に垂れたから不衛生」だなんて、あたしから見たら、「そこかよ?」って感じだよ。
それに、吉野家は、「安全が何よりも優先」とか抜かしてるクセに、アメリカ産の牛の全頭検査にはずっと反対し続けてんだよ。こんな矛盾ってある? 全頭検査に反対するってことは、自分とこの牛丼を食べたお客が狂牛病に感染しても、「そんなの関係ねえ!」ってことじゃん。こんな考えで経営してる店なんかに食べに行くのは、あたしに言わせれば「自分の健康なんかどうでもいい」「自分の命なんかどうでもいい」って人だと思ってたのに、そんな人たちが「不衛生」だなんて、もう、爆笑もんだと思う今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
……

…わずか「0.01グラム」食べただけでも脳みそがスポンジ状になって狂い死ぬ「異常プリオン」てのは、アメリカ産の牛肉に混入してる危険性が高いんだけど、その牛肉に触った手で豚肉を触れば、その豚肉を食べた人にも感染する。包丁でも、食器でも、調理器具でも、その牛肉に触れたものを口にすれば、それで感染する。

そして、「異常プリオン」てのは、数百度で熱しても、完全に乾燥させても、放射線を照射しても死なない。つまり、アメリカ産の狂牛肉を原料の1つとして使ってるインスタントラーメンの粉末スープからも、感染する恐れがあるのだ。これで分かるように、いくら「豚丼」だって言っても、アメリカ産の狂牛肉なんかを平然と使用してる店舗なんかで食事したら、いくらでも感染する恐れがあるってことだ。

だから、あたしは、アメリカ産の狂牛肉の輸入再開のために尽力して来た売国企業を糾弾して来たワケだし、「すかいらーく」の最高顧問で「ジョナサン」の会長の横川竟(きわむ)が会長をつとめる「日本フードサービス協会」こそが、ニポン国民に、危険極まりないアメリカ産の狂牛肉を蔓延させようとしてる元凶だって訴え続けて来たワケだ。そして、こんな売国奴どもの金儲けの犠牲になって、10年後に狂い死したくない人たちのために、わざわざ、アメリカ産の狂牛肉を推進してる企業が一発で検索できるシステム、「狂牛くん」をリリースしたってワケだ。

一発検索「狂牛くん」
http://simple.s5.xrea.com/jf_list.html


だけど、おんなじ牛丼チェーンでも、「すき家」のように、アメリカ産の狂牛肉の危険性を指摘して、安全な牛肉しか使用してない優良企業もある。これも、今までに何度も書いて来たことだから、ここでは簡単にしか書かないけど、輸入再開に向けて、アメリカの精肉施設などの視察のために政府が送り込んだ調査チームは、ロクに何も見ずに、最初っから用意されてた「何も問題ありませんでした」って報告書を提出しただけだった。つまり、すべては、「輸入再開ありき」で進んでたってことだ。

でも、「お客様に危険なものを提供することはできない」っていう姿勢を一貫して来た「すき家」は、政府が送り込んだ調査チームとは別に、自分たちで独自の調査チームを組織して、自費でアメリカまで行って、現地の各施設を視察して来た。そして、それらの施設でのあまりにもズサンな作業を目の当たりにして、「危険部位の完全除去が日本の基準から見ると明らかに不十分」「飼料規制も不十分で危険な肉骨粉が混入している可能性が大きい」っていう調査結果を出したのだ。結果、「今のままでは全頭検査をしない限り、危険すぎて消費者には提供できない」って判断を下して、「お客様の命に関わる危険性があるため、すき家ではアメリカ産牛肉は使用しません」ってコメントを発表したのだ。

あたしは、これこそが、「食」に関わる企業のマトモな姿だと思った。そして、次々に新たな感染牛が見つかってるのに、それでも平然とアメリカ産の狂牛肉を使い続けてるばかりか、全頭検査にも反対し続けてる吉野家って、いったい消費者の健康や命を何だと思ってんだろ?って思った。だから、話はクルリンパと戻るけど、こんな企業に対して、「不衛生」だなんて部分を指摘するなんて、あたしは、「はぁ?」って感じがしちゃう。
……

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■以前かいたとおり、食の安全は、自衛策をとらねばならないことは事実だし、報道がスキャンダル追求ばかりで、実態としてのリスクの素描に成功しているとはおもえない。■たとえば、赤福だったら、「くっても ハラなどこわさない」水準であるがゆえに、それは食の安全性の問題ではなくて、なまものをあつかっていますといいはってきた、超しにせのブランドの背信行為である点、背信行為を一度でもやらかすとどうなるか、あるいはそれをかくしとおしていても、内部からのリークをひきだす内外の諸要素をあまくみていると、どうなるのかといったリスク論として、とらえるべきだとかね。■ただ、この きっこ氏の議論は、正論のようにみえて、かなり ヤバい要素をかかえているとおもう。安全性への関心がたかくもてない層、そういったリスク情報をまともにあたえられていない層への侮蔑をともなった、保守主義だね。かのじょの議論には、ときどき、こういった差別主義が露呈するが、この文章も、ロコツに「かんがえてない連中は自業自得で死ね」的な論理がほのみえる。

■それと、以前もかいたとおり、「すき家」をはじめとする「ゼンショー」という組織への、権威氏主義的な姿勢はなんなのだろうね?■ワイロでももらっているのかと、うたがってしまうよ(笑)。
コンビニ弁当あたりが、ヤバそうなのは、直感的にわかるとしても、日常的なサバイバルで、そこに依存しないとやっていけないぐらい、ボロボロの層とかへも、きっこ氏は、実に冷酷な態度をしめしそうでこわい。■彼女は、市民のために権力とたたかい、不正をただしているようにみえるが、弱者の視点から議論を展開しているかというと、そうとはおもえないね。むしろ、自分の日常生活へのゆるぎない自信がむきだしになった、エリート意識さえ感じられる。■こういった文章が、それほど批判をあびず(右派などからは、非難をうけても)、超人気を維持するってのは、それこそ、この列島の市民意識のヤバさに感じられるんだが、かんがえすぎだろうか?

■ともかく、生活保守主義の一種としての「食の安全性」重視は、ちょっと警戒が必要だ。食育体育イデオロギーとともにね。



●ウィキペディア 「きっこ 吉野家と米国産牛肉・牛海綿状脳症
●ウィキペディア 「すき家 残業代未払い問題
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コメント

初めてお邪魔します。
考えすぎじゃないですよね。きっこ氏の影響力の高さ、マスコミではさわらないトピックのレア度は評価しつつも、あまりの論理の八艘飛びぶりには、ちょと待てよと言いたくなります。
それに、社民党支持といいつつ、その感覚では理解できないフシギな差別意識も強いですね(特にコリアンに対して)。また、光市事件ではネトウヨと大差ない乱暴さに開いた口がふさがりません。
話は変わりますが、ハラナさんの食育批判も貴重だと思います。またお邪魔します。

こーいちさま

■お越しいただき、ありがとうございます。
■旧ブログ(http://tactac.blog.drecom.jp/)でも、問題化したのですが、やはり きっこ氏、議論は しばしば あぶなっかしい水準にいってますよね。一般にはリベラルな反体制派としてとおっているのでしょうが、ご指摘の「光市母子殺害事件」がらみでは、「国家は なぜ死刑囚に自殺をゆるさないか」(http://tactac.blog.drecom.jp/archive/2013)で指摘したような問題があって、その影響力が心配です。■ま、ブロガー同士の相互批判をさかんにやりあうことで、自浄作用をはたらかせるほかないでしょう。

■今後ともよろしくおねがいいたします。

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