プロフィール

ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

前ブログ: 『タカマサのきまぐれ時評

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情報収集の効率は、マイナー路線をとれば あがるのか?

■ブログ『思いて学ばざれば』の4月の記事を転載。

S/N比
……
「S/N比」という言葉がある。もともと通信回線などで使われてた言葉で、信号全体に対するノイズの少なさという意味。世にwebページはたくさんあるけど、そのほとんどはクズみたいなもので情報量は乏しかったりして、そういう状況をS/N比が低いとか言ったりする。ノイズの海のなかから、いかに品質の高いコンテンツを探しだすかが問題になってくるわけだけど、現在もっとも有効とされてるのがGoogleやはてなが採用してるような「たくさんの人から注目されてるコンテンツほどそうでないものより重要だろう」という見込みの立てかた。注目されてるのを上から順にすくいとっていけばS/N比の高いコンテンツ群が得られると期待されるわけ。

けど、しょーじきな話、ほかの人は知らんけど自分にかぎっていうと、この方法で得られる情報ってあんまりうれしくない。はてなブックマークで人気・注目エントリーとして上がってくるのは、品質が高いというよりも、むしろ「薄い」エントリーだったりする。それもそのはず、「誰しもがみな読んでる」というのは要するに、すでに多くの人が知っている=「既知」であること、多くの人が理解している=「一般的」であることを意味してるんだから、そこに目新しくて重要な情報なんてあるはずがない。

ほんとうに目新しくて重要な情報ほど人の目にはふれにくい場所にある。そういうものは、ほとんどの人にとって理解不能であるため、注目されず、取りあげられにくい。それとは反対に、どうでもいいようなクズ情報ほど万人に理解されやすく、ゆえに注目され、取りあげられやすい傾向がある。

そのことはTV番組の品質などが話題になったときによく語られる。TVを見てるような一般大衆はたいがいバカでセンスがない、だからオレたちみたいな分かってるやつはネットにいく、みたいなこと言ってる人をよく見るけど、いやいや、せっかくネットを使えてもGoogle PageRankの高いページや、はてブのホッテントリばっかり見てるんなら、やってることは一緒なわけでミーハー街道まっしぐら!なのですから……。


……Googleやはてなブックマークを下支えしてる基本思想=「みんな見てるものが良いコンテンツ」が破綻してることを、だれも指摘してないってのが個人的には驚き。もちろんSEOスパムとかなんとかでちょこちょこ話題にはなってたと思うけど、もう対症療法じゃダメなんだ、という感じに割りきった主張がまだ出てきてない。

では、どうすればよいか。これが分からない。

とりあえず目的のリソースがweb上になければ、そしてそれにアクセスするルートがなければ、話は始まらない。その点、Googleは、PageRankこそ信用ならないとしても、リソースを見つけだして、そのありかを記録することにかけては抜群の性能があるので、これを利用してなんとかできるんじゃないか。

【あけてくれ】2005年06月18日(土)

仕事中や日記を書いているときに、ふと思いついた単語(「生贄」とか「ベッカム コックニー」とか)を検索し、その検索結果のなるべく下の方を探すようにしている。あるいは、目的を持って検索している場合にも、検索結果の下の方にある、あまり関係なさそうなところをついでに開いたりして見つけることが多い【集中しとらぬおれカネゴン】。画像ならともかく、検索結果のトップを使うことはめったにない。


カネゴンさんの場合、Googleの検索結果を下から見ていくという方法をとってる。たしかに、こうして各自が肉眼で見つけて拾いあげていくしか方法はないかも。しかしこの過程をなんとか自動化できないもんか。パストラックを使ってどうにかできないかとか思ったけど、下から順に、という方法は用意されてないみたいだった。はてなブックマークで'1 user'のエントリだけ見てみたけど、やっぱりうれしい感じの結果にはならない。

なにかうまいやり方で自動化できたら、それをポータルサイトとして公開したいんだけどなぁ。だれか方法を思いついたらやってくんないかな。

http://rare.info/

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■情報のS/N比ってのは、通信工学とか電子工学あたりの概念だけど、目的にかなった質のたかい情報を「信号(S)」、スパムなどをふくめて目的にかわないない「クズ情報」「エセ情報」を「雑音(N)」になぞらえるというのは、たしかに 理にかなっている。■そして、インターネット上にうずまく膨大な情報群の海のなかから、「信号(S)」を集中的にえらびだすための 装置がほしいというのも、よくわかる。
■しかし、「Googleやはてなが採用してるような「たくさんの人から注目されてるコンテンツほどそうでないものより重要だろう」という見込みの立てかた。注目されてるのを上から順にすくいとっていけばS/N比の高いコンテンツ群が得られると期待」という主流派のありかたに幻滅したからといって、「Googleの検索結果を下から見ていくという方法」みたいな ヘソまがり戦略が 合理的とは、到底おもえない。■いや、際限なく 時間があって、ヒマにあかせて情報収集できるとか、大衆が着目しないような おいしいネタをさがしだして差異化しようとか、そういった たくらみのためには、合理的かもしれないが。

■この論者は、「Googleやはてなブックマークを下支えしてる基本思想=「みんな見てるものが良いコンテンツ」が破綻してる」などと断言しているが、ホントだろうか? ■テレビの高視聴率番組とか、本のベストセラーが その質を全然保証せず、むしろ 大衆うけするだけの水準にとどまっているという経験則。自民党的な政党・候補の人気とかが、政見・倫理の質からすると反比例しているといった経験則。……こういった、「悪貨は良貨を駆逐する」式の傾向は否定できない。■しかし、Googleなど検索エンジンの序列化が 反比例しているかといえば、そうとはいえないだろう。

■以前、フェロシルト問題を旧ブログで集中的にあつかったときに、Googleの検索結果で、フェロシルト問題を過小評価するキャンペーンしようというロコツな意図をもった某サイトが異様に上位に位置し、問題だ、とかいたことがある。■いまも不自然に上位にあるが、さすがにトップにすわることはなくなった。もはや、こういった過小評価キャンペーンは、団体のいかがわしさを証明するようなものであって、その政治的意義はおわりをつげているとおもう。
■たとえば、フェロシルト - Wikipediaは現在トップにあるし、「フェロシルト問題 酸化チタンは白色顔料で車や冷蔵庫、化粧品、錠剤の ...」「三重県よろずや:フェロシルト事件」「フェロシルトの不法投棄や石原産業 - てらまち・ねっと」「Amazon.co.jp: 赤い土・フェロシルト―なぜ企業犯罪は繰り返されたのか ...」「(愛知)フェロシルト埋設地 : どうなる どうする : 企画・特集 : 中部 ...」「フェロシルト問題」などと、20位以内には、きわめて上質な情報がかたまっている。40位までひろげれば、「『赤い土・フェロシルト』を読んで-JanJan」や、「石原産業フェロシルト不法投棄」■ハズレをハズせば、いいこと。
■もちろん、ハラナが集中的に旧ブログでとりえげてきたフェロシルト関連記事は上位になく、この日記にうつってからの「タカマサのきまぐれ時評2 杉本裕明『赤い土・フェロシルト―なぜ企業 ...」が70位前後というのは、トホホだが、この記事から旧ブログの主要記事にたどりつけるので、その意味では、Googleの序列は それほど かたよっていない。旧ブログは 新規記事で更新していない「半休眠」状態だしね。■たとえば“赤い土”と検索をかければ、その記事も10位以内に浮上する。キイワードが ひとつだって、この程度の客観性はある。
■ましてや、「石原産業 フェロシルト問題 産廃 四日市事件」と検索をかければ、たった103件にしぼりこめるから、全部検討したって、たかがしている。

■要するに、「初版500~2000部程度しかすらない、ベストセラーと無縁なシブい本に、かくれた上質本がかなりある」という経験則はただしいが、「検索語をくふうしても最後の方にしかあがらないページとか、ひとつきに数十ぐらいしかアクセスがないような閑散とした不人気サイトが、意表をついて上質だ」なんて逆説は、ありえないということ。
■みもふたもないはなしだが、検索語のくふうと、イモづる式に情報をたぐりよせようという ねばりづよさこそ、初学者にも懇切丁寧な啓発ページにも、通をうならせる 超上質なサイトにも、たどりつきやすい「王道」っていえそうな気がする。
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