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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

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政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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JR福知山線脱線事故被害者アンケート(産経/朝日/読売)

JR福知山線脱線事故被害者アンケート
 悲しみ癒えない遺族浮き彫りに
(1/5ページ)
2008.4.24 17:24

 平成17年4月のJR福知山線脱線事故から今月25日で丸3年を迎えるのを前に産経新聞社は遺族を対象にアンケート調査を行い、37遺族42人から回答を得た。回答者の7割以上が事故の風化が進んでいると感じる一方で、JR西日本の安全対策が不十分と考えている遺族が6割にのぼった。また、今も県警などが行う捜査に対し、JR西幹部の立件を望む意見が7割近くにのぼった。
JR福知山線脱線事故被害者アンケート(産経)

 調査によると、事故の風化については、71・5%が「進んでいる」と回答。「進んでいない」は9・5%で、「どちらともいえない」は16・5%。「友人などから『まだ(事故を)引きずっているの』といわれ、孤立感が深まっている」などの声もあり、周囲とのギャップに悩む声が多かった。また、今も心療内科に通ったり投薬治療を受けるなど心身の不調を訴える人は3割弱おり、補償(賠償)交渉については、75・7%が終了していないと回答。いまなお現実を受け入れられない実情が明らかになった。

 JR西の安全対策では、「事故前と変わっていない」が59・5%で、「変わった」の7・1%を大きく上回った。変わっていないと理由として、「相変わらずオーバーランなどのトラブルが減っていない」などの指摘があった。


 ■「風化」


 アンケートに答えた遺族の71%が「風化していると感じる」と回答。特に、事故から2年目と3年目で周囲の反応が変わってきていると感じる声が多かった。時間を経るごとに「JR脱線事故は過去の出来事」ととらえつつある世間と、「あの日」から抜け出せない自らのズレを意識し、孤立感を強める遺族が多いことをうかがわせる。
(2/5ページ)
2008.4.24 17:24

このニュースのトピックス:列車事故

 次男を失った上田弘志さん(52)=神戸市北区=は、会社の同僚から気晴らしに釣りに行こうと誘われて断った際、「もうあれから3年もたったのに」と言われたという。事故から2年の時には「まだ2年やからなあ」という反応だっただけに、ギャップに驚いたという。上田さんは「悲しみはだんだん強くなっている。今でも心の底から笑うこともできない。私たちの気持ちは4年、5年経っても変わらないが、世間からの孤立感はどんどん強まっている。味方は家族だけだと感じている」という。

 事故が起きたJR福知山線は、多くの遺族にとって通勤・通学などで使う生活路線。肉親を失った痛みを抱えながらも使い続けているが、それだけに一般の乗客との意識の差を感じる機会も多い。

 次男を失った大角功さん(70)=兵庫県伊丹市=は毎朝、仕事に向かうために福知山線を利用している。事故現場のマンション前を通過する際にはいつも手を合わせているが、最近、他の乗客の様子が以前と変わってきたと感じる。

 「これまでは振り返って現場を見送る人も多かったが、今ではそういう姿を車内で見ることはなくなった。(事故が)忘れられていくようで悲しくなる」。

 事故の記憶が風化することで、JR西日本の安全対策がおざなりになり、再び大事故を起こすのでは、という懸念の声も多く寄せられた。

 「事故を世間が忘れれば、JR西はこれまで通り利益第一主義の経営に戻ってしまう」(長女を亡くした父親)

 「遺族担当ではない社員は、時間がたつことによって安全に対する危機意識が薄れていっているのでは」(夫を亡くした妻)

 事故関連のニュースが報道される機会が減っていることを、風化の一因とする意見も挙がった。


(3/5ページ)
2008.4.24 17:24

このニュースのトピックス:列車事故

 ある遺族は「風化しないのは私たち遺族だけで、他人が忘れていくのは当然。メディアに取り上げてもらうことで、一瞬でも事故のことを思いだしてもらえればと思い、取材に協力する」と打ち明けた。


 ■JR西は生まれ変わったのか


 肉親を失った遺族が最も関心を寄せる事柄の1つが、事故を起こしたJR西日本が、安全最優先の企業に生まれ変わったのかだ。3月に安全基本計画を策定するなど、JR西は「安全第一」の姿勢を打ち出すが、遺族の約6割が「変わっていない」と回答した。

 多くの遺族が感じているのが、「JR西は事故に正面から向き合わず、過去のものにしようとしている」という思いだ。今年1月には、大阪環状線・新今宮駅(大阪市浪速区)で特急が環状線の線路に誤進入するトラブルが発生した。一歩間違えば、大事故につながるミス。この種のトラブルは数多く、遺族の不信感をあおる結果となっている。

 妻を亡くした山本武さん(59)=兵庫県西宮市=は「脱線事故を総括、検証してこそ安全は築けるはずなのに、それをしていない。計画に書いてあることができればすばらしい企業になるだろうが、総括、検が先だ」と訴える。長男が犠牲になった斎藤堅一さん(65)=同県伊丹市=は「一歩間違えば大事故につながるミスを起こしている企業が安全になったとはいえない」と批判する。

 山崎正夫社長は今月5、6日に行われた安全基本計画についての被害者説明会で、「遺族との溝が縮まった」と発言。これに対しても、「オーバーランなどの小さなミスと事故を区別している限り、JR西と遺族の間の溝は埋まることはない」(息子を亡くした母親)など、反発の声があがっている。


 ■「JRに都合の良い」?事故調報告書


 国土交通省航空・鉄道事故調査委員会(事故調)が昨年6月、事故原因についてまとめた最終報告書を「評価しない」とする回答は62%に上った。遺族が指摘するのは、懲罰的な日勤教育が事故の背景にある可能性を指摘しながらも、国交省の監督責任への踏み込みなどが甘かったことだ。


(4/5ページ)
2008.4.24 17:24

このニュースのトピックス:列車事故

 評価しないとした意見では、「最終的に運転士のスピード違反に尻すぼみした」「JR西に都合の良い報告書」との指摘のほか、新型の自動列車停止装置(ATS-P)設置を義務づけていなかった国交省の監督行政について「国交省を擁護する言葉ばかり並び中身がない」「国交省に気を使っている事故調のあり方が問題」との声が出た。

 これに対し、報告書を評価する人は14%。「あれ以上調べようがない」「ちゃんと結論を出している」などを理由に上げた。

 また、19%を占める「どちらともいえない」では、「自分にとってはあまり意味がない。死んだ人間は戻ってこない」と、癒えることのない悲しみをうかがわせる声も寄せられた。


 ■JR西幹部の罪


 JR西日本の幹部が刑事罰に「問われるべきだ」とした人は全体の67%で、「求めない」とした回答の7%のほぼ10倍。死亡した運転士だけに、乗客106人の命を奪った責任を負わせることを懸念し、「事故を起こした企業の経営者としての責任」を問う声が際だっている。

 事故前に、新型の自動列車停止装置(ATS-P)を設置しなかったJR西の責任を問う声は多い。これらは業務上過失致死傷容疑での立件に不可欠な「予見可能性」にかかわっていることから、「カーブ区間でATSをつけないと判断した人は送検すべきだ」「何らかの形で速度超過による脱線の危険を予知できたはず」などと指摘した。厳しい処罰を求める意見は多く、「送検されない場合は告発・告訴を検討したい」などの声もあった。また、遺族間では事故原因を含め、調査・捜査の情報公開を求める声は多く、「不起訴なら、県警はすべての資料を公表すべきだ」とする意見もあった。

 「どちらでもない」を含め刑事処分にこだわらないとの回答の理由は、「それよりも幹部は二度と事故が起こらない方法を考えるべきだ」「遺族には何の関係もない」などだった。


 ■カウンセリング、補償…

 事故から3年がたとうとしている今も、カウンセリングや投薬治療を「受けている」とした人は3割弱にとどまった。しかし、「受けていない」と答えた人の中にも、「以前に受けていた」という回答が複数あり、何らかの医療的措置を受けた遺族が少なくない。


(5/5ページ)
【略】


【図表リンク】
http://sankei.jp.msn.com/photos/affairs/disaster/080424/dst0804241725007-p1.htm
http://sankei.jp.msn.com/photos/affairs/disaster/080424/dst0804241725007-p2.htm
http://sankei.jp.msn.com/photos/affairs/disaster/080424/dst0804241725007-p3.htm
http://sankei.jp.msn.com/photos/affairs/disaster/080424/dst0804241725007-p4.htm
http://sankei.jp.msn.com/photos/affairs/disaster/080424/dst0804241725007-p5.htm
http://sankei.jp.msn.com/photos/affairs/disaster/080424/dst0804241725007-p6.htm
http://sankei.jp.msn.com/photos/affairs/disaster/080424/dst0804241725007-p7.htm
----------------------------------------------------
■『朝日』の調査も図表だけはりつけておく。

JR

JRasahi2

JRasahi3

JRasahi4

JRasahi5


■『読売』も

JRyomouri

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■アンケートにこたえていない家族は、補償交渉に積極的か、全然あいてにしないか、両極にわかれているのではないか? ■しかし、そういった少数派をのぞけば、JR西日本の体質がかわっていないと感じる遺族関係者の方がずっとおおいと。

■ま、当時の最高幹部のあまりくだりをふくめた言動・責任のとりかたをみれば、当然さろう。■事故調査報告もなんだかねぜ、といった印象がぬぐえないし。


●旧ブログ「福知山線」関連記事
●旧ブログ「JR脱線事故の責任の所在
●旧ブログ「脱線事故で引責辞任の井手前相談役、子会社顧問に天下り
●旧ブログ「2年たっても整理・反省ができていないらしいJR西日本(福知山脱線事故)
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『さらば財務省!』という本が出ました。

「政官財の潔さ」つながりで、『さらば財務省!-官僚すべてを敵にした男の告白』(講談社)という本が出た旨おつたえします。

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