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ハラナ・タカマサ

Author:ハラナ・タカマサ
     【原名高正】
誕生日:ニーチェ/フーコーと同日
職業 :サービス労働+情報生産

日本版ポリティカルコンパス
政治的左右度:-7.6 
経済的左右度:-5.19
【位置 リベラル左派】

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中国が“聖火防衛隊”をロンドンに出動、パリにも同行へ(読売)

■前便と同様、中国が、わざわざ 自国の印象をわるくするような、キャンペーンをはっている典型例。

中国が“聖火防衛隊”をロンドンに出動、
  パリにも同行へ


ロンドンで6日、抗議デモが行われる中、
市内を走る聖火ランナー(手前中央、ロイター)。
屈強な警備員が周囲を固めた

聖火防衛隊
+写真の拡大
 【ロンドン=本間圭一】ロンドンで6日始まった北京五輪の聖火リレーは同日夕(日本時間7日未明)、約80人が約50キロをつないで終了した。

 中国のチベット政策に反発する人権活動家らの妨害行為が続出したが、中国側は全国から集めた精鋭の警備員を投入し、聖火防衛に躍起となった。

 当地の中国メディアなどによると、北京五輪組織委員会は聖火ランナーを守るため、中国全土から国外担当の警備員約30人を選抜。警備員は、1日に40~50キロ走れるほど高い身体能力を持ち、24時間体制で聖火を守ることが任務という。

 青と白の帽子とトレーニングウエア姿の中国人警備員たちはロンドンでは約10人が投入され、ランナーを妨害しようとした活動家らを排除。英国人タレントのコニー・ハクさんが、沿道から飛び出した男にトーチを奪われそうになった際も、いち早く撃退した。聖火リレーの舞台は7日、パリに移るが警備員も同行する見通しだ。

 また、沿道では中国人が五輪支持のデモを展開。聖火が通った大英博物館前で、在英チベット団体のデモ隊約1000人が「中国は恥を知れ」などと怒声を上げると、中国人デモ隊約300人は負けじと、「北京五輪」と繰り返した。中部マンチェスターから駆けつけた会社員、郭爾瀚氏(30)は「英国人は反中国の偏向報道に影響されている。沿道で声を張り上げ聖火を守りたい」と語った。

 英国内の中国人は30万人前後とされる。関係者によると、西欧諸国の聖火リレーでは妨害が予想されたため、学生組織などの呼びかけで中国人がロンドンに結集。傅瑩駐英中国大使が、聖火リレーでロンドンの中華街を走った際にも、周囲に陣取り、抗議デモをほとんど寄せ付けなかった。

(2008年4月7日11時40分 読売新聞)

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■はっきりいってグロテスク。他国(それも先進地域)にいって、現地の警察でもしないような「防衛隊」おくるか? ■これをうけいれたイギリスもイギリス。■これをまた、フランスにものりこんでやるんだとさ…。絶句するばかり。

■天安門事件で、まるごしの学生とかにむかって戦車だしたのにもあきれたが、「24時間体制で聖火を守ることが任務」といった、国家のイヌ以外のなにものでもない動員は、国力の誇示ではなくて、オリンピックが いかに政治的にグロテスクかを、異様なまでにうきぼりにするデモンストレーションになっている。中国当局や「伴走者」たちは、自覚がないようだが…。

■自爆テロを大量におこなわせた日本軍もグロテスクだったが、当人たちにとっては悲壮な美学というものがあったといえば、すくいになる(「外道」であることは、軍官僚自身が自覚していたが)。■しかし、現代の「伴走者」たちに、そんな美学はまとわりついていない。単なる国家主義への没入。

●旧ブログ「特攻」関連記事
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聖火防衛隊の受け入れ拒否/長野県警、伴走2人は認める(四国新聞)

聖火防衛隊の受け入れ拒否/長野県警、伴走2人は認める
http://www.shikoku-np.co.jp/national/main/article.aspx?id=20080419000193
2008/04/19 11:37

 長野市で26日に行われる北京五輪聖火リレーで、青いジャージー姿で伴走する中国人の「聖火防衛隊」について、北京五輪組織委員会から複数回派遣の申し入れがあり、長野県警がその都度受け入れを拒否する意向を伝えていたことが19日、関係者の話で分かった。

 具体的な派遣の申し入れが判明したのは初めて。トーチの火を管理するための中国人2人の伴走は認める方針。

 関係者によると、北京組織委の担当者は16日から長野市を訪れており、ルート視察などを続けている。その過程で、リレー走者の安全確保のため7人程度の防衛隊の伴走を認めるよう、長野県警に対し要求した。

 しかし県警は「安全は責任を持って確保する」として、申し出を拒否した。中国側は担当者が長野市入りする前にも防衛隊派遣を要求したが、日本側は拒否していたという。

 長野県警は安全確保と沿道の観客の見物しやすさとを両立するため、警備計画の検討を直前まで重ねる。

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■ま、主権国家ならあたりまえの態度。これまでみとめてきた、イギリスやフランスなどの方がどうかしている。
■いや、伴走者自体、どうかしている。■本文では、はっきりかきこんでおかなかったが、こんな態勢のグロテスクさの本質をちゃんと整理しておく意味はちいさくないはずだ。

■①「聖火リレー」の象徴的意義とは、軍事的対立という、もっともさけるべき事態を回避するための外交的努力と文化的交流の蓄積による「平和」という政治的秩序をスポーツの祭典という形式で確認しようというものだろう。■だからこそ、開催地でのゲームや式典だけではなく、式典までのアテネからの、トーチのリレーとかいった、ご苦労さんなムダをくみこんでいるはず。■だったら、それが妨害されてこまるのは、スポーツに、以上のような象徴的意義をこめている万人の市民だろう。■決して中国国民やら、中国政府の利害ではない。

■②では、今回のように「聖火リレー」自体が政治性をロコツにおびていた(実際、中国政府は地政学的な意義をロコツにこめていた)状況で、妨害工作が懸念されるなか、IOCやら諸国の教育文化省等の要人などが、「聖火リレーを死守せよ」的な合意をすぐくみたてたか? である。■たとえば、警察庁に対して「リレー要員を護衛する白バイ隊を厳重強化してほしい」だの、日本陸連に対して、「護衛用にとりかこんではしれるような長距離選手と、異常事態に即応できる短距離・中距離選手を全コースに動員してほしい」といった、要請をしようとしたかである。■するはずがない。なぜなら、「非政治的なスポーツの祭典を妨害するような あるまじき行為は例外的少数であって、頻発するようなことはありえない」というタテマエがあるからだ。■いいかえるなら、「リレーされる聖火は、非政治的なものであって、攻撃されるような対象ではないはず」という、性善説というか偽善的な共同幻想にべったりすがって開催されてきたのが、このイベントであり、それは、非政治性を偽装する政治性そのもののオリンピックという祭典の本質を象徴しているからだ。

■③つまり、今回、IOCや各国政府が懸念を表明しつつも、具体的な「防衛隊」的な動員を要請しなかったし、それを自前で用意しようともしなかったことと、おそらく空前絶後のものものしい「聖火防衛隊」なるものを組織し国外のコースに派遣した中国政府の、異様なまでの対比が、ことの本質を象徴してしまった。■中国政府だけが、こういった実力排除的な構想を実践したのは、まさに「聖火リレーをふくめたオリンピックは、常時地政学的なイベントにほかならず、それが非政治的に演出されているという逆接こそ、隠微に極度の政治性を証明していること」「それを表裏完全に理解しているからこそ、オリンピック誘致に奔走しその成功にちまなこになっている中国政府があること」「だからこそ、中国政府は、リレー・コースの各国にまで、聖火防衛隊なるグロテスクな人員を動員してもはじとしていない」「つまりは、今回の大会は、1936年のベルリン・オリンピックと同質の政治イベントであり、開催国政府の正当性を内外に誇示する装置にほかならないこと」…などなどである。

■④今回の「聖火防衛隊」なる「派兵」作業は、結局のところオリンピックがスポーツ選手や愛好家たちの祭典などではなく、各国政府でもちわわりの「私物化」イベント(世界にブランド配信するという国家戦略の、まぎれもない一部)であるという本質を露呈させた。■ほかの開催国が、もうすこし「上品」かつ「偽善的」にことをすませているからといって、中国政府をあざわらうとか、きらうのは、おかどちがいというものだ。

北京五輪の聖火リレーが世界各地で行われる理由

2004年のアテネ大会開催がオリンピック発祥の地での久々かつ21世紀初の大会でそれを記念としてオリンピック聖火リレーが世界各地で行われたが、北京大会での実施はIOC側に動機がなく中国政府の意向によるもの。ちなみに(開催国内)聖火リレーは1936年のベルリン大会が初めてである。

「聖火」という茶番

■聖火(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%96%E7%81%AB)の政治性については、ベルリン大会(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF)についての言及(http://harana.blog21.fc2.com/?q=%A5%D9%A5%EB%A5%EA%A5%F3)をふくめて、何度かいたしました(http://harana.blog21.fc2.com/?q=%C0%BB%B2%D0)。■今回の北京大会については、とうとう、「北京オリンピックの聖火リレー」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E4%BA%AC%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF%E3%81%AE%E8%81%96%E7%81%AB%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%83%BC)という項目までできてしまいました。■田中宇さんなどは、さわぎすぎだ。欧米の策動こそ問題だと指摘していますが、聖火リレーという茶番のおろかしさ、ひいては、オリンピック自体の偽善性が再認識されるいい機会になることだけは、たしかでしょう。■おなじく、カネがからむとはいえ、まだサッカーのワールドカップの方が数段マシのようにおもえます。

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